【商業キャラクター】世界の商業キャラクター総収益ランキングトップ10

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この記事でわかる事

世界の商業キャラクターが稼ぎ出す収益のランキングトップ10が分かります

みなさんこんにちは、syuyaです。

世の中には多数の漫画・アニメ・実写作品が存在していますよね。

それらのコンテンツに登場するキャラクターは”商業キャラクター”と呼ばれ、数多くの関連グッズが発売されています。

その結果、”商業キャラクター”が生み出す利益は莫大な額になると言われています。

一説によると、世界初の商業用キャラクターはアメリカのシリアル食品会社であるクェーカーオーツ社が1877年に商業登録した”クェーカーおじさん(The Quaker Man)ことラリー”であると言われています。

              参照:https://www.yutaka-trd.co.jp/processedfood/quaker

なんだか優しそうなおじさんですよね。

”クェーカー”とはキリスト教プロテスタントの内の一派の名称であり、17世紀中ごろにイギリスで起こりアメリカでも盛んに信仰されていた宗派の一つです。

このクェーカーおじさんの服装は、そんなクェーカー教徒が好んで着ていた服装がモデルなのだそうです。

はたしてかわいいかどうかは置いといて、記念すべき初めての商業キャラクターがこの”クェーカーおじさん”なんですね。

さて、この記事では米企業TitleMaxがまとめたデータによる”世界で最も収益を上げている商業キャラクターランキング”に基づき、それぞれの商業用キャラクターの詳細と共に総収益ランキングトップ10をご紹介したいと思います。

*本記事に記載されている日本円の価格は2024年10月時点の為替レートによるものであり、若干の変動がある事をご承知ください。

参照元URL:https://honichi.com/news/2023/11/16/media-mix-ranking

1位:ポケットモンスター・・・921億2100万ドル(約13兆7627億8527万9000円)

             参照:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/pocketmonster/

総収益: 921億2,100万ドル(約13兆7,627億8,527万9,000円)

権利者:任天堂株式会社、株式会社ゲームフリーク、株式会社クリーチャーズの共同所有

初登場年:1996年2月27日

ジャンル:ゲームキャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第1位は『ポケットモンスター』です。

総収益は921億2,100万ドル(約13兆7,627億8,527万9,000円)です。

『ポケットモンスター』は1996年に任天堂、クリーチャーズ、ゲームフリークによって開発されたゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』で初登場したキャラクターです。

『ポケットモンスター赤・緑』は日本のみならず世界中で大ヒットする事となりました。

そして後に発売される『青』と『ピカチュウ』バージョンを含めた世界の総売り上げは4602万本となり、これは2024年現在においても世界で10番目に売り上げたゲームソフトとなっています。

そしてゲーム発売の翌年の1997年からは、メディアミックスとしてアニメ『ポケットモンスター』がスタートします。

本作はポケモンマスターを目指すマサラタウンの少年サトシと、彼のパートナーであるピカチュウによる冒険物語で、放送されるや世界中で人気を博します。

翌年の1998年には初の映画化作品である『ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』が放映され、その後も毎年新作が放映されました。

サトシとピカチュウを主人公にした物語は2023年3月24日の最終回をもって終了してしまいましたが、同年4月からは新たな主人公であるリコとロイによる新たな『ポケットモンスター』が放映を開始されています。

また本作のキャラクターを題材にしたトレーディングカードゲーム『ポケモンカードゲーム』も世界中で大流行し、一部の希少なカードはプレミアが付きマニアの間で高値で取引されています。

このように、登場から30年近く経った現在でも世代を超えて愛される『ポケットモンスター』が、世界で最も収益をあげる”商業キャラクター”なのでした。

2位:ハローキティ・・・ 800億2600万ドル(11兆9520億8316万5000円)

                        参照:https://www.sanrio.co.jp/

総収益: 800億2,600万ドル(11兆9,520億8,316万5,000円)

権利者:株式会社サンリオ

初登場年:1974年

ジャンル:グッズマスコットキャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第2位は『ハローキティ』です。

総収益は800億2,600万ドル(11兆9,520億8,316万5,000円)です。

『ハローキティ』の初出は1975年の3月で、がま口(ビニール製の小銭入れ)の『プチパース』に描かれた6種類のキャラクターの内の一つでした。

当初は『ハローキティ』という名称もなく、6種類あるキャラクターの中の1キャラクターという扱いであったにも関わらず、その愛らしい外見から瞬く間に人気となります。

その後、1975年ごろにルイス・キャロル原作の児童小説『鏡の国のアリス』に登場する子猫の名称から『キティ』という名前が名付けられ、されに後に姓として『ホワイト』が設定されて今日に至ります。

当初は日本の女児向けのキャラクターとして設計された『ハローキティ』でしたが、その愛らしい外見から女児のみならず大人をも魅了し、1990年代には『ハローキティ』グッズで持ち物を統一された生粋のファンである”キティラー”と呼ばれるファンが登場しました。

さらにはその人気は日本に留まらず世界中の女性にも広がり、ヒルトン姉妹やキャメロン・ディアス、レディー・ガガといった海外の女性有名人たちも『ハローキティ』のファンを公言しています。

※写真はキティグッズに身を包むレディー・ガガ氏

『ハローキティ』がここまでの収益を獲得している理由は、洋服やアクセサリー、文房具や家電製品といった多くの製品とライセンス契約を結んでいる事によって収益を得ている事に加え、多くの企業とコラボレーションを行っている事によりその世界的認知度を上げ続けている事によります。

また2004年8月からは大阪府にあるテーマパーク”ユニバーサル・スタジオ・ジャパン”のマスコットキャラクターの内の一人となり、テーマパーク内には『ハローキティ・デザインスタジオ』といったフラグショップが存在し、可愛らしい関連グッズが発売されています。

このようにして、『ハローキティ』は単なる商業キャラクターとしての枠組みを超え、一種の女性向けのアイコンとして世界中の女性に愛される存在となったのでした。

3位:クマのプーさん・・・750億3400万ドル(11兆2155億5708万2000円)

              参照:https://www.disney.co.jp/fc/pooh

総収益: 750億3,400万ドル(11兆2155億5708万2000円)

権利者:なし(2021年までウォルト・ディズニー社)

初登場年:1926年

ジャンル:児童文学キャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第3位は『クマのプーさん』です。

総収益は750億3,400万ドル(11兆2155億5708万2000円)です。

『クマのプーさん』の初出は1926年にイギリスの児童文学作家A.A.ミルンによって創作・出版された児童文学である『クマのプーさん』でした。

A.A.ミルの息子であったクリストファー・ロビン・ミルの持っていたテディベアから着想を得た『クマのプーさん』の愛らしいキャラクターと物語は、発表されるや瞬く間に当時の少年たちの間で話題となります。

因みに、作品の中に登場する”クリストファー・ロビン”のモデルはこの実在したA.A.ミルの息子さんがモデルとなっています。

主人公の『クマのプーさん』ことウィニー・ザ・プーは、”100エーカーの森”と呼ばれる架空の世界に住む、蜂蜜が大好きな心優しい熊のぬいぐるみです。

本作は良くも悪くもマイペースなプーと、そんな彼を慕うピグレットやラビット、ティガーやイーヨーといった他の動物のぬいぐるみ仲間たちとのほのぼのとした話が描かれている物語となっています。

その後、1960年代からはディズニー社が『クマのプーさん』のアニメーションの制作を開始します。

100エーカーの森で繰り広げられるプーとその仲間たちのほのぼのとした物語は多くのファンを獲得し、さらにぬいぐるみを始めとした関連グッズも多く発売されました。

特にアジア諸国での人気の高さと、子供のみならず大人からも好かれるキャラクターであるため、ディズニーキャラクターの中でも多くのグッズが発売される事となります。

結果、『クマのプーさん』は世界で3番目に収益をあげる商業用キャラクターとなったのでした。

4位:ミッキーマウスと仲間たち・・・705億8700万ドル(10兆5810億1360万5492円)

参照:https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/mickey-mouse-shorts/5qiGTXDGnfrX

総収益: 705億8700万ドル(10兆5810億1360万5492円)

権利者:ウォルト・ディズニー社(初代ミッキーマウスは2023年に著作権切れ)

初登場年:1928年11月18日

ジャンル:アニメキャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第4位は『ミッキーマウスと仲間たち』です。

総収益は705億8700万ドル(10兆5810億1360万5492円)となっています。

『ミッキーマウスと仲間たち』はアメリカのアニメーション制作者であったウォルト・ディズニーとその同僚のアブ・アイワークスによって創出されたキャラクターです。

ミッキーマウスの初出は1928年に公開された短編アニメーションである『蒸気船ウィリー』でした。

本作は白黒映像に音声が付いたトーキーアニメーション映画であり、ミッキーマウスとその恋人ミニーマウスが初めて世に出た作品です。

高いアニメーション技術と卓越した演出により、本作は幅広い層から高評価を得ました。

本作の商業的大ヒットによって、ミッキーマウスの知名度は一気に広がり、後に数多くのシリーズ作品が作られる事となります。

その過程でドナルドダック、グーフィーといった人気キャラクターも生まれ、その関連グッズも発売され莫大な収益を得ることとなります。

このような経緯から、『ミッキーマウスと仲間たち』はディズニー社のキャラクター中でも中心的なキャラクターとなり、多くのファンを獲得するに至りました。

5位:スターウォーズ・・・656億3100万ドル(9兆8368億3991万1000円)

                 参照:https://starwars.disney.co.jp

総収益: 656億3100万ドル(9兆8368億3991万1000円)

権利者:ウォルト・ディズニー社(2012年まではルーカスフィルム社)

初登場年:1977年5月25日

ジャンル:映画キャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第5位は『スターウォーズ』です。

総収益は656億3100万ドル(9兆8368億3991万1000円)です。

『スターウォーズ』は新人の映画監督であったジョージ・ルーカスが脚本・監督を担当したオリジナルスペースオペラ作品です。

遥か昔の遠い銀河系で繰り広げられる、宇宙の秩序を守る正義の騎士である”ジェダイ”と、宇宙に混沌を招く悪の勢力である”シス”の対立を描いた物語となっています。

『スターウォーズ』が初めて世に出たのは1977年5月25日に公開されたシリーズ第一作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でした。

ジョージ・ルーカス監督の初監督作品であった本作は、周囲の予想を裏切り空前の大ヒットとなります。

そうして1980年には『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、1983年には『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』が制作され、それぞれ大ヒットを記録しました。

これらは”旧三部作”と言われ、このシリーズから後に大人気となる敵役”ダース・ベイダー”が創出されます。

その後約16年もの期間の後の1999年、新作である『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』が公開されます。

かつては若き才能あふれるジェダイの騎士であった”ダース・ベイダー”こと”アナキン・スカイウォーカー”が、シスの暗黒卿となり悪の道に堕ちる過程を描いた”新三部作”は、進化した映像技術も相まって”旧三部作”のファンのみに留まらず、新たなファンの獲得にも成功します。

その後、2002年には続編の『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』、2005年に『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』が放映され、ルーカスフィルムによる”スターウォーズ”は幕を降ろしました。

2012年にはジョージ・ルーカスは自身の映画製作スタジオであるルーカスフィルムをウォルト・ディズニー社に売却し、それに伴い『スターウォーズ』シリーズの権利も同社に移ります。

そのようにして新たにウォルト・ディズニー社による新たなシリーズが制作開始されます。

そうして、2015年には『スターウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』が放映されました。

『スターウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』は大人気シリーズの続編をディズニー社が制作したという事で、公開前から多くの注目を集めます。

結果、世界での興行収入は20億6822万3624ドルを記録し、世界での歴代映画興行収入第5位となる大ヒット映画となりました。

その後、2017年には『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』、2019年には『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』が公開され、”ディズニーによる新三部作”も幕を降ろします。

また、これら実写映画シリーズの他にもアニメーションや3Dアニメーションによるスピンオフ作品も多く作られ、それらも多くの好評を得ています。

『スター・ウォーズ』シリーズの収益は映像コンテンツの他にも、ダースベイダーやR2-D2といった人気キャラクターグッズや、作中で使われる武器であるライトセイバーといった作品関連グッズからも多くの収益を得ています。

このように、世代を超えて愛される『スター・ウォーズ』シリーズの総収益は莫大な額へと昇り、世界の『商業キャラクター』の中では5番目に稼ぎをあげるコンテンツとなったのでした。

6位:アンパンマン・・・602億8500万ドル(9兆381億6315万5490円)

                 参照:https://www.ntv.co.jp/anpanman/

総収益: 602億8500万ドル(9兆381億6315万5490円)

権利者:日本テレビ音楽株式会社、株式会社やなせスタジオ、株式会社フレーベル館、株式会社トムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網株式会社など

初登場年:1973年

ジャンル:児童向け絵本キャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第6位は『アンパンマン』です。

総収益は602億8500万ドル(9兆381億6315万5490円)です。

『アンパンマン』は日本の漫画家で絵本作家のやなせたかし氏によって造られたキャラクターです。

『アンパンマン』の初出は同氏が1969年に発表、12話の短編が収録された絵本集である『十二の真珠』の第6話が初出となっています。

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しかし、当初のアンパンマンは現在知られる顔がアンパンで出来たかわいらしいキャラクターでは無く、困っている人に自分が持っているアンパンを配る普通のおじさんとして描かれています。

左の人物が最初期のアンパンマン

   参照:『十二の真珠(ふしぎな絵本)』著 やなせたかし より

その後、1973年にアンパンで出来た顔を持ち、困っている人に自分の顔の一部を分けてあげるという現在と同じ姿となったアンパンマンが創出され、『あんぱんまん』という絵本として刊行されます。

可愛らしいキャラクターと内容でありつつも、”自己犠牲””勇気””助け合い”といった深い内容をも含蓄した本作は多くの評価を得ました。

その後、1988年10月3日からはアニメ化作品である『それいけ!アンパンマン』が日本テレビ系列でスタートし、2024年現在も放映されている大人気アニメとなっています。

アンパンマンは日本国内の子供達を中心に、韓国や台湾といったアジア諸国の子供たちの間でも人気のコンテンツとなっています。

おもちゃや人形などの関連コンテンツも子供達に愛されており、それらの収益も含めて世界で6番目に稼ぎ出す商業キャラクターとなったのでした。

7位:ディズニープリンセス・・・451億8700万ドル(6兆7740億7354万4000円)

              参照:https://www.disney.co.jp/fc/princess

総収益: 451億8700万ドル(6兆7740億7354万4000円)

権利者:ウォルト・ディズニー社

初登場年:1937年(白雪姫)

ジャンル:アニメーションキャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第7位は『ディズニープリンセス』です。

総収益は451億8,700万ドル(6兆7740億7354万4000円)です。

『ディズニープリンセス』は、ウォルト・ディズニー社が制作するアニメ映画作品の中で、主役やヒロインとして活躍した女性キャラクター達の事を指します。

ディズニー公式の発表によると、

・白雪姫 (白雪姫)

・シンデレラ (シンデレラ)

・オーロラ (眠れる森の美女)

・アリエル (リトル・マーメイド)

・ベル (美女と野獣)

・ジャスミン (アラジン)

・ポカホンタス (ポカホンタス)

・ムーラン (ムーラン)

・ティアナ (プリンセスと魔法のキス)

・ラプンツェル (塔の上のラプンツェル)

・メリダ (メリダとおそろしの森)

・モアナ (モアナと伝説の海)

の12人が『ディズニープリンセス』として位置づけられているキャラクター達です。(カッコ内は登場作品名)

『ディズニープリンセス』作品の内で最も古いのが、中世ドイツの民話を元に制作され、1937年に上映された『白雪姫』であり、本作の主人公の白雪姫が初代『ディズニープリンセス』であると言えます。

お姫様や物語の主人公といった、少女が憧れるような理想像であるディズニープリンセスは多くの若年層の女性の支持を受けて、関連グッズも多く販売されています。

また近年では『シンデレラ』や『美女と野獣』といった作品が実写映画化されており、話題となっています。

そうして『ディズニープリンセス』は、世界の商業キャラクターの中で7番目に収益を上げる商業キャラクターとなったのでした。

8位:マリオ・・・361億4300万ドル(5兆4039億2075万3429円)

             参照:https://www.ndw.jp/mario

総収益: 361億4300万ドル(5兆4039億2075万3429円)

権利者:任天堂株式会社

初登場年:1981年7月9日(アーケードゲーム『ドンキーコング』にて)

ジャンル:ゲームキャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第8位は『マリオ』です。

総収益は361億4300万ドル(5兆4039億2075万3429円)です。

マリオは世界を代表するゲーム機器メーカーである任天堂の社員であった宮本茂氏によって創出されたキャラクターで、同社の看板キャラクターとなっています。

マリオは20代中ごろのイタリア人男性で、赤い帽子と青いオーバーオール、そして丸い鼻に豊かな口ひげが特徴のキャラクターです。

また双子の弟に、緑の帽子がトレードマークのルイージがいます。

マリオのストーリーは、事あるごとに攫われるキノコ王国の姫であるピーチ姫を救う為、得意のジャンプを活かしてステージを進み、宿敵である亀の大魔王クッパを倒しに行くというのが王道のパターンです。

キャラクターとしてのマリオの初出は、1981年にアーケードゲーム(ゲームセンターに設置される筐体型ゲーム)のゲームの一つであった『ドンキーコング』が初出です。

このように『ドンキーコング』のプレイヤーキャラクターとして登場したマリオでしたが、当初はキャラクターの名称は無く『ジャンプマン』や『救助マン』と呼ばれており、現在使用されている『マリオ』という名称が正式に決まったのは次回作である『ドンキーコングJR.』からとなっています。

その後、1985年に発売された家庭用ゲーム機『ファミリーコンピューター』専用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』の世界的なヒットにより、『マリオ』は一躍世界中で知られるキャラクターとなります。

本ブログでは、そんなマリオが登場した『ファミリーコンピューター』などの家庭用ゲーム機の歴史についても紹介しておりますので、是非ご覧ください。

その後も新たな任天堂のゲームが発売される度にマリオの新作が発表され、マリオは世代を超えて世界中で愛されるキャラクターとなりました。

そして2021年には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内に任天堂のテーマパーク”スーパー・ニンテンドー・ワールド”が開設され、多くの来場者が訪れます。

そして、2023年には日本とアメリカの関係会社の合作による、コンピューターグラフィックアニメーション『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が放映され、大ヒットを記録しました。

このようにマリオは日本を代表するゲームメーカーである任天堂の看板キャラクターとして、ゲームファンのみならず幅広い層に受け入れられているキャラクターです。

結果、商業キャラクターとしては世界で8番目に収益を上げるキャラクターとなったのでした。

9位:ジャンプコミックスキャラクター・・・341億1700万ドル(5兆1010億335万7351円)

参照:https://jump-assemble.jp.malavida.com/android

総収益: 341億1700万ドル(5兆1010億335万7351円)

権利者:集英社とそれぞれの作品の原作者

初登場年:1968年7月11日(週刊少年ジャンプ創刊日)

ジャンル:漫画キャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第9位は『ジャンプコミックスキャラクター』です。

総収益は341億1700万ドル(5兆1010億335万7351円)です。

『ジャンプコミックスキャラクター』はその名の通り、日本の出版社である集英社が発刊している『ジャンプコミックス』に登場するキャラクター達です。

『ジャンプコミックス』は少年向け漫画雑誌である『週刊少年ジャンプ』『ジャンプスクエア』『vジャンプ』、そしてウェブコミックである『少年ジャンプ+』をコミックス化したものです。

中でも『週刊少年ジャンプ』は創刊が1968年7月11日と最も古く、かつ人気の雑誌となっています。

週刊少年ジャンプ創刊号の表紙

参照:https://www.amazon.co.jp/ノーブランド品-D62SEBG7GMUC0IC-週刊少年ジャンプ創刊号-第一巻記念レプリカ/dp/B0BJ9FTLTX

その後、少年ジャンプからは数々のヒット作品が生まれ、徐々に『週刊少年サンデー』や『週刊少年マガジン』といった他の少年漫画雑誌の売り上げを凌駕するようになっていきます。

そして、1980年代からは”少年ジャンプ黄金時代”と呼ばれる時代が幕を開け、

・『ドラゴンボール』鳥山明

・『北斗の拳』武論尊(原作)原哲夫(作画)

・『シティーハンター』北条司

・『キン肉マン』ゆでたまご

・『聖闘士星矢』車田正美

・『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦

などの作品が連載され、世界的に人気を博します。

特に鳥山明先生による『ドラゴンボール』は国内で社会現象とも呼べるほどのブームを巻き起こした他、海外人気も高く特に南米地域で爆発的な人気を獲得します。

その後、1990年代には”少年ジャンプ全盛期”と呼ばれる時代が到来し、

・『SLAM DUNK』井上雄彦

・『るろうに剣心』和月伸宏

・『幽☆遊☆白書』冨樫義博

などの作品が連載され話題を呼びます。

そうして1994年に発刊された『週刊少年ジャンプ1994年3・4合併号』は発行部数653万部を記録し、日本の出版史上最高記録となりました。

そしてジャンプ全盛期の終わりごろの1997年には、尾田栄一郎先生による海賊冒険ロマンス漫画『ONE PIECE』の連載が開始されます。

『ONE PIECE』は国内外問わず多くの人に愛される作品で、また2024年現在も連載が続いている超大作となっています。

親から子供へ世代を超えて読み継がれる作品で、単行本であるジャンプコミックスの総発行部数は約5億部を突破。

これは日本の全ての漫画の中での発行部数ナンバー1の記録となっています。

その後、2000年代には鳥山明などの影響を受けた新たな人気漫画家による作品が連載を開始します。

・『NARUTO -ナルト-』岸本斉史

・『BLEACH』久保帯人

・『DEATH NOTE』大場つぐみ原作 小畑健作画

・『銀魂』空知英秋

その後、2010年代にはインターネットの発展により、『週刊少年ジャンプ』もデジタル配信を積極的に展開します。

海外向けのアプリなども公開して海外のファンの獲得を目指すなど、ワールドワイドのマーケティング戦略も加速させていきます。

作品の方も人気漫画が続々登場し、新たな世代の新規ファンの獲得に成功していきます。

・『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平

・『鬼滅の刃』吾峠呼世晴

・『呪術廻戦』芥見下々

中でも『鬼滅の刃』は、家族を鬼に惨殺されるという不幸にも負けずに鬼と立ち向かい、唯一生き残った家族でありながら鬼とされてしまった妹を助けるために奔走する主人公を始めとした、作中に登場する登場人物のひたむきさが多くの読者の共感を得て話題となります。

2019年からはufotable制作によるアニメがスタート。

そして2020年に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は興行収入404億3000万円という空前絶後の大ヒット映画となり、これまでスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』が保持していた日本の歴代映画興行収入第一位の記録を塗り替える快挙となりました。

これら、週刊少年ジャンプの人気作品はグッズ化され莫大な収益を生み出します。

2004年3月には東京ドームシティにこれらのグッズを専門的に取り扱う『ジャンプショップ1号店』が開店。

その後チェーン展開され、多くの売り上げを記録するに至ります。

このように、年代を越えて次々と人気作品が生み出される週刊少年ジャンプのキャラクターが、世界で9番目に秀英気を生み出す『商業キャラクター』となってのでした。

10位:ハリーポッター・・・308億7100万ドル(4兆6156億7765万7613円)

           参照:https://warnerbros.co.jp/franchise/wizardingworld

総収益: 308億7100万ドル(4兆6156億7765万7613円)

権利者:J.K.ローリング(著作権)、ワーナー・ブラザーズ(映画および関連グッズの商標権)

初登場年:1997年6月26日(原作第一巻のイギリスにおける出版日)

ジャンル:小説キャラクター

世界の商業キャラクター総収益ランキング第10位は『ハリーポッター』です。

総収益は308億7100万ドル(4兆6156億7765万7613円)です。

『ハリーポッター』は魔法が存在する舞台での、非魔法使いの家で育った少年であるハリーポッターを主人公とした物語で、イギリスの児童小説作家であるJ.K.ローリングによって1997年6月26日に執筆された同名の小説が原作の物語です。

第一作目であった『ハリー・ポッターと賢者の石』が発売されると、全くの無名の作者の作品であったにも関わらず、同作は多くの読者の好評を得て世界中で大ヒットします。

『ハリー・ポッターと賢者の石』のミリオンヒットを受けて、同作のシリーズ化が始まります。

シリーズの物語は主人公であるハリーとロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーといった仲間たちと、悪の魔法使いであるヴォルデモートとの対立を主軸として描かれます。

途中で大切な仲間を失いつつも、最終的にはハリーはヴォルデモートを打ち倒し、魔法の世界に平和をもたらすことに成功します。

シリーズで全7作が発売され、同シリーズの世界での合計発行部数は約6億部となりました。

これは、世界で今まで発行された書籍の内で4番目に発行された部数の多い書籍シリーズとなるなど、まさに歴史に残る記録を打ち立てた作品となります。

また、同作の大ヒットを受けて映画配給会社ワーナー・ブラザーズによる映画『ハリー・ポッターと賢者の石』が2001年に公開され、大ヒットを記録します。

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』は世界中で公開され、瞬く間に大ヒットします。

世界での興行収入は10億ドル(約1530億円)を超え、日本国内だけでも203億円の興行収入を記録するなど、社会現象となりました。

2014年7月15日には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にハリー・ポッターの世界観を模したテーマパーク”ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター”が開園し、話題となりました。

そして、2016年には『ハリー・ポッター』シリーズの世界のスピンオフ作品である、原作の70年前の世界の出来事を描く『ファンタスティック・ビースト』シリーズが公開され、こちらも話題となりました。

原作第一作目のイギリスでの発売から2027年で30周年を迎える『ハリー・ポッター』シリーズですが、その人気は留まる事を知らず、世代を超えて愛される物語として世界中の人々に愛されています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事では、世界の商業キャラクターの総収益ランキングトップ10をご紹介しました。

1位のポケットモンスターを始め、ランキングトップ10の内5つが日本のキャラクターであるなど、日本のキャラクターコンテンツの市場規模の大きさが伺えますね。

今後も次々と新たな商業キャラクターが生み出され、世界中の人々に愛されていくものと思われます。

この記事は以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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