みなさんこんにちは、syuyaです。
日本が世界に誇る文化であるアニメ。
東京の秋葉原を中心とした”オタク・カルチャー”は、日本人のみならず世界中の人々を魅了しています。
その人気は”日本かぶれの西洋人”を表わすスラングであるweeaboo(ウィアブー)という言葉が作られるほどです。
そんな日本のオタク・カルチャーの中心にあるのが、可愛らしい少女の特性を表わす”萌え”である事は疑いようがありません。
萌えとはどのようなものか、説明が難しく人それぞれ解釈も異なるようですが、端的に言うならば、
”魅力的な少女の属性を表わすもので、主に男性の庇護欲をくすぐるような属性”
といったものであると言えます。
当初は一部のアニメファンの間でのみ使用されていたこの用語ですが、今では広く一般にも知られるようになりましたね。
この記事では、アニメ史に残る伝説的な”アニメ萌えキャラ”を16人ご紹介したいと思います。
みなさんはどの娘がお好みですか?
ラム(うる星やつら)
http://www.all-nationz.com/archives/1081950582.html
名前:ラム
年齢:17才
CV:平野文(1981年版) 上坂すみれ(2022年版)
登場作品 :うる星やつら
まずご紹介するのは高橋留美子原作の『うる星やつら』より、ヒロインであるラムです。
”元祖萌えキャラ”と言われて、先ず真っ先に思い浮かべる人も多いのがこのキャラクターではないでしょうか?
ラムは”うる星”と呼ばれる地球外惑星から、地球を侵略するべく訪れた鬼形の宇宙人です。
主人公である地球人の高校生の諸星あたるを”ダーリン”と呼び、熱烈に愛する美少女キャラでした。
口癖は、語尾につける”~だっちゃ。”で、この語尾はラムの代名詞となっています。
これは仙台の方言だそうで、作者の高橋留美子先生がヒロインに話させる可愛らしい方言を考えていた際、作家井上ひさし原作の、仙台が舞台の青春小説である”青葉繁れる”の登場人物の話し方を思い出したことから、その話し方を真似させたのだと言います。
確かに可愛らしい方言ですよね。
地球侵略をしに来たラムとその父親は、人類に対して
”人類代表を一人選び、その人物がラムを捕まえることが出来たら、地球は見逃してやる”
という無茶苦茶な挑戦を突き付けます。
そしてあろうことか、その人類代表にさえない普通の高校生であった諸星あたるが選ばれたのでした。
そして、地球の命運をかけたラムとあたるの鬼ごっこが始まります。
しかし、おにごっこの最中にあたるが発した数々の言動を、ラムは自身に対するプロポーズだと誤解します。
そして、鬼ごっこに敗北しあたるに捕まった後、あたるを自身の許婚とする事に決めたのでした。
それ以降あたるの事を”ダーリン”と呼び、所かまわず抱き着いたりキスしたりするなど熱烈な愛情表現をして、周囲に波乱を巻き起こします。
こうして地球と”うる星”のプリンセスによる、”国際”ならぬ”星際カップル”が成立したのでした。
ラムの性格は明るく素直で思った事をすぐ口にする一方、嫉妬深い性格でやきもち焼きな性格です。
何かにつけて女性の尻を追っかける浮気性のあたるに対し、度々自身の能力である電撃を食らわせて懲らしめたり冷たくあしらったりするなどするも、それでも仲睦まじいカップルとして共に生活していきます。
うる星やつらのテーマソングである”ラムのラブソング”は、そんなラムのあたるに対する感情を表現したような歌詞であり、特徴的なメロディとともに話題を呼び、人気の楽曲となりました。
ラムの代名詞とも呼べる”~だっちゃ”など可愛らしい訛りに比べ、主人公の事を他の女に嫉妬するほど一途に思ってくれる彼女に魅了されたファンも多く、間違いなく日本を代表する”元祖萌えキャラ”の一人であるといえるでしょう。
ミンキーモモ(魔法のプリンセス ミンキーモモ)
https://www.fwinc.co.jp/MINKYMOMO/
名前:ミンキーモモ
年齢:12才
CV:小山 茉美
登場作品 :魔法のプリンセス ミンキーモモ
いわゆる”元祖萌えキャラ”については多くの議論があります。
その中でもうる星やつらのラムと共に有力視されているキャラクターの一人が、1982年より放映されていた『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の主人公であるミンキーモモです。
ミンキーモモは夢の国フェナリナーサのプリンセスで、魔法が使える少女です。
いわゆる魔法少女というものですね。
人間界の子供のいない夫婦の元に降り立ち、魔法で夫婦に自身を自分たちの子供だと思わせる事で夫婦の元に居候します。
好奇心旺盛、天真爛漫な少女で、なにか困った事があっても
”なんとかなる”
と考える前向きな性格です。
何か事件が起きると魔法の力で大人に変身し、事件を解決に導くために一生懸命に奔走します。
いかにも男性に人気の出そうな、健気なキャラクターですよね。
”魔法のプリンセス ミンキーモモ”は、遡れば赤塚不二夫先生による”ひみつのアッコちゃん”や横山光輝先生による”魔法使いサリー”からの流れを汲む”魔法少女もの”の女児向けアニメです。
低年齢の女児の持つ変身願望といった潜在欲求を満たすこれらのアニメは、いつの時代にも一定の人気を持つ事になります。
そして、恐らく制作者も意図していなかったであろう、予想外のファン層をも獲得しました。
それが、成人した男性などを中心とした、所謂”大きなお友達”と呼ばれるファン層です。
彼ら一部が持つ、一種のロリータ・コンプレックス的な性的嗜好が、ミンキーモモのような純粋無垢で天真爛漫な少女に対する性愛の感情へと繋がります。
その、大人の女性が失ってしまった純粋さや純潔さ、或いは無邪気さといった低年齢の少女特有の性質が、後に”萌え”と呼ばれる属性の源泉であった事は否めないでしょう。
エルピー・プル(機動戦士ガンダムZZ)
機動戦士ガンダムZZよりエルピー・プル
企画 日本サンライズ 原作・総監督 富野由悠季
https://w.atwiki.jp/gvsz/pages/320.html
名前:エルピー・プル
年齢:10才
CV:本多知恵子 本多陽子(ガンダムジオラマフロント以降)
登場作品 :機動戦士ガンダムZZ
続いてご紹介するのは、『機動戦士ガンダムZZ』の登場人物であるエルピー・プルです。
主人公であるジュド-・アーシタを”お兄ちゃん”と呼び慕う、無邪気で天真爛漫な美少女です。
好きなものはチョコレートパフェと入浴。
彼女が度々口にする口癖は
”プルプルプルプルー!”
で、走ったりお風呂に入ったりしたときなど、感情が高まった時によく口にします。
いわゆる”妹系萌えキャラ”の元祖の一人とでもいうべき存在で、男性からすると守ってあげたくなるかわいらしいキャラクターです。
初対面時から主人公であるジュドー・アーシタに思いを寄せており、なにかとジュドーの気を引こうとして、彼に軽くあしらわれています。
明るく天真爛漫な彼女ですがその設定は重く、実はジュドーの所属する地球連邦の敵対勢力であるネオ・ジオンの士官であるグレミー・トトの指揮の下、人工的に作られた”強化人間”と呼ばれる人造人間だったのです。
その設定から情緒不安定でもあり、ジュドーの実の妹で彼が誰よりも大事にしているリナリィ・アーシタに嫉妬のあまり殺意を抱くなど、今で言う”ヤンデレ”の特性も持っているキャラクターです。
強化人間である彼女は並外れた戦闘能力を持つほか、NT(ニュータイプ)専用MSであるキュベレイMk-IIを操縦することが出来るなど、見た目とは裏腹にとても優秀なパイロットでもあります。
このように、普段はかわいらしい妹系キャラですが、戦っても強いという”戦闘ヒロイン”の属性も兼ね揃えています。
そんなプルですが、当初はジュドー達の敵としてグレミーに送り込ます。
しかし、前述の通りジュドーに一目ぼれして以降、ジュドーを倒すというよりも寧むしろ構って欲しいがためにジュドーに接近し、いつしか行動を共にするようになります。
ジュドー達の所属するネェル・アーガマ隊の重要な戦力として活躍しますが、プルと同じくネオ・ジオンに作られた人造人間である”プル・シリーズ”の一人であるプルツーの攻撃からジュドーを庇い、死亡してしまいます。
しかし死亡した後も思念体となってジュドーを見守り続ける事となります。
プルが死んだ回の放送後、彼女のファンであった視聴者は大いに悲しみました。
土萌ほたる(美少女戦士セーラームーンシリーズ)
https://sailormoon.fandom.com/ja/wiki/%E5%9C%9F%E8%90%A0%E3%81%BB%E3%81%9F%E3%82%8B
名前:土萌ほたる
年齢:12才
CV:皆口ゆうこ(旧シリーズ) 藤井ゆきよ(Crystal)
登場作品 :美少女戦士セーラームーンシリーズ
続いて紹介するのが、国民的アニメ『美少女戦士セーラームーン』に登場するセーラーサターンこと十萌(ともえ)ほたるです。
初登場は旧作シリーズ第三章である『美少女戦士セーラームーンS』の第111話、「聖杯の神秘な力! ムーン二段変身」です。
小中一貫校である名門校の私立無限学園の理事長の娘で、同校の初等部6年生です。
病弱でか弱い少女ですが優しい性格で、他人の傷を癒す不思議な力の持ち主で、将来の夢は看護師であるなど、とても好感の持てる薄幸の美少女として描かれています。
そんな彼女ですが、じつはセーラー戦士の中でも破壊の力を持つ”土星”のセーラーサターンの生まれ変わりだったのです。
世界が滅亡が避けられない状況になった際に世界を一度破壊し、自らの命と引き換えに新たな世界を作り出すのがセーラーサターンの役割であるなど、普段の彼女からは想像もつかない裏の顔があるのでした。
このギャップに当時の大きなお友達は熱狂し、人気投票では一位であったセーラーマーキュリーこと水野亜美に次ぐ二位を獲得します。
また、このセーラーサターンの変身前の名前である十萌ほたるという名前こそが、可愛らしい少女を表わすオタク用語の”萌え”の語源であるという説が有力です。
その説では、
このほたるの苗字である”十萌”から”萌え”という言葉が生まれた
と言われています。
当時のセーラームーンの視聴者の内、大人の男性のファンであったいわゆる”大きなお友達”と呼ばれる人々が、この”萌え”言葉を作り出したというのが有力な説です。
当初は限られた範囲で使用されていたこの”萌え”という言葉が人づてに伝わり、一般人にも知られるようになったのでした。
本当は強い力を秘めつつも、病弱で健気で優しい。
そんな彼女こそ、”萌え”の語源となった名前に恥じない伝説的な萌えキャラであるといえるでしょう。
綾波レイ(新世紀エヴァンゲリオン)
新世紀エヴァンゲリオンより綾波レイ
原作 庵野秀明
https://www.oricon.co.jp/news/2166763/full/
名前: 綾波レイ
年齢:14才
CV:林原めぐみ
登場作品:新世紀エヴァンゲリオン
続いてご紹介するのが、1995年より放映された『新世紀エヴァンゲリオン』に登場した綾波レイです。
綾波レイは、エヴァンゲリオンを操縦する14才の少年少女である”選ばれた子供達”の内の”一人目の子供(ファーストチルドレン)”で、青い髪に白い肌、そして赤い目を持ったミステリアスな美少女です。
寡黙でめったに喋らない謎めいた存在で、物語の最初の内は主人公である碇シンジにも心を開きませんでした。
しかし、使徒ラミエルを殲滅するための作戦であった”ヤシマ作戦”での共闘後、次第にシンジに心を開いていきます。
その後も襲来する使途を殲滅していきますが、第十六使徒であるアルミサエルとの戦闘で敵に浸食され、自爆する事で敵を道連れにしました。
その後、碇シンジの前に何事もなく現れ、喜ぶシンジに
”多分私は、三人目だから・・・”
という言葉を残し、そっけなく去って行ってしまうのでした。
謎に包まれた彼女の正体ですが、その正体は純粋な人間とはいえないものだったのです。
実は綾波レイは第二使徒であるリリスの魂を、碇シンジの母親である碇ユイの肉体のコピー人形に容れた存在だったのでした。
その為、外見はシンジの母親であるユイの少女時代に瓜二つなのです。
綾波レイは碇シンジの父親にしてNERV総司令官である碇ゲンドウが、自らが推し進める”人類補完計画”を発動させるための最後の鍵として用意した存在でした。
ゲンドウはその為綾波レイを実の息子であるシンジ以上に厚遇し、レイもゲンドウの気持ちに応えるべく奮闘します。
しかし、最終的にはゲンドウを拒絶し、息子であるシンジの気持ちに応えようとするのでした。
無口でミステリアスな綾波レイというキャラクターは、後の多くのアニメキャラクターの雛形となりました。
後述する同作品のもう一人のヒロインである惣流・アスカ・ラングレーとともに”エヴァンゲリオンの二大ヒロイン”と呼ばれ、当時のアニメファンの間でどちらが好みであるかで論争が起きたといいます。
惣流・アスカ・ラングレー(新世紀エヴァンゲリオン)
Character Promotion Reel 式波・アスカ・ラングレーより
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1317035.html
(C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/EVA製作委員会
名前:惣流・アスカ・ラングレー
年齢:14才
CV:宮村優子
登場作品:新世紀エヴァンゲリオン
続いてご紹介するのは、同じく『新世紀エヴァンゲリオン』より惣流・アスカ・ラングレーです。
ネルフドイツ支部より派遣されてきた”二番目の子供(セカンドチルドレン)であり、日本人とドイツ人のクォーターです。
街を歩けば誰もが振り返る美少女で、学校では彼女を盗撮した写真が密売されるほどの人気を持ちます。
さらには日本語とドイツ語と英語を話せるマルチリンガルかつ、主人公の碇シンジ悩んでいた学校の宿題を一瞬で解くなど頭もよく、まさしく才色兼備な少女なのです。
そんなモテて当然のはずのアスカですが、勝ち気で自尊心が強く、どこか他人を見下した感じがするため、学校の男子からは遠巻きで見られるのみで敬遠されています。
アスカの方も同年代の男子などには興味がなく、上官である葛城ミサトの元恋人の加治リョウジに思いを寄せており、度々アプローチをしているものの、加治には軽くあしらわれるのみです。
そのように勝ち気で気が強いように振舞うアスカですが、その実とても辛い過去を持っている繊細な少女です。
表向きには強気で自分勝手に振舞う彼女ですが、それは彼女の持つ過去の傷を庇う為のカモフラージュなのでした。
主人公の碇シンジには複雑な感情を持っており、基本的には他の同年代の男子に思うように馬鹿でのろまな子供だと見下しています。
しかしそれだけではなく、次第にシンジに対し”恋愛感情”のようなものを抱いていきます。
加治に抱く年上の男性に対する少女の”恋愛感情”に似た”年上の男性に対する憧れ”の感情とは異なり、シンジに抱くのは”本当の意味での恋愛感情”であるといえる感情ですが、本人にはその自覚がありません。
そのため、アスカ同様に恋愛感情に鈍感なシンジとは微妙な感情のすれ違いが起きてしまいます。
シンジは恋愛に疎いためアスカのそのような感情に気づかず、アスカの方も不器用で素直ではない為、シンジにきつく当たってしまうのです。
このように、普段は冷たくあしらったり或いはきつく当たったりしながら、それは恋愛感情の裏返しで、不器用さゆえに真逆の行動をとってしまうという性格の事を”ツンデレ”と呼びますが、この惣流・アスカ・ラングレーこそが”元祖ツンデレ”キャラであるとする意見も多くあります。
もう一人のヒロインである綾波レイと共に、後の多くのアニメヒロインの雛形となったキャラクターです。
ホシノ・ルリ(機動戦艦ナデシコ)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC-GOOD-SMILE-COMPANY-%E6%9C%88%E5%88%8A%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E7%AC%AC4%E5%8F%B7/dp/B005EQRLM0
名前:ホシノ・ルリ
年齢:11才
CV:南央美
登場作品: 機動戦艦ナデシコ
続いてご紹介するのは、『機動戦艦ナデシコ』よりホシノ・ルリです。
口癖は”バカばっか”
好きな食べ物はジャンクフード全般です。
機動戦艦ナデシコのオペレーターで、頭脳明晰な美少女です。
11才という年齢に似合わない程、冷静でどこか達観した様子の少女です。
その為、お気楽なクルーが多いナデシコ内ではツッコミ役に回る事も多く、その度に口癖である”バカばっか”をひとり呟きます。
そんな彼女の正体は、”ピースランド”という国の国王夫妻の受精卵に、遺伝子操作を加えた上で産まれた試験管ベイビーです。
その後、同様の背景を持つ少年少女向けの英才教育を施された事から、同年代の平均的な少年少女よりも抜きんでた頭脳を持つようになりました。
ですが、あまりに優秀な頭脳を持つために周りの人間が愚かしく見えてしまい、その為に孤立してしまいがちとなっていました。
その為、物語の序盤では他のクルーとも少し距離をとった付き合い方をしています。
そんな彼女ですが、館長のミスマル・ユリカを筆頭に明るくバカげたノリのクルーが多いナデシコで、彼女たちに振り回されている内に、次第に彼女も感化されていきます。
そして、自分も彼女たちと同じ”バカ”の一人にすぎないと自覚してからは、少しずつ感情を見せるようになっていきます。
そして、いつしか口癖であった”バカばっか”も言わなくなり、名実ともに自らも”バカ”の一員となったのでした。
最初は周囲と打ち解けられず常に無表情で、他人との間に壁を作っていた彼女ですが、次第に周囲と打ち解けることが出来るようになり、徐々に表情も柔らかく感情豊かになっていく様子に心奪われたファンも多かったようです。
男性が本来持つ庇護欲をくすぐるキャラであったといえるでしょう。
木之本 桜(カードキャプターさくら)
カードキャプターさくらより木之本桜
原作 CLAMP アニメーション制作 マッドハウス
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/490294846X
名前:木之本桜
年齢:9才→14才(クリアカード編)
CV:丹下桜
登場作品:カードキャプターさくら
続いてご紹介するのは、『カードキャプターさくら』より主人公である木之本桜です。
私立友枝小学校に通う小学4年生で、チアリーディング部に所属する活発な女の子です。
誕生日は4月1日で、桜の季節であったために”桜”と名付けられました。
口癖は困ったときによく口にする”はにゃ~ん”
そして、何か疑問に思った時に口にする”ほえ?”です。
友達思いで素直、ひた向きで努力家の少女です。
また、不安になったり勇気が出ない時は、
”絶対だいじょうぶだよ”
と自分を奮い立たし、怖がりつつも一歩踏み出す事が出来る勇敢な少女です。
父親の書庫に合った”クロウカード”と呼ばれる魔法具の本の中で眠っていたケルベロス(あだ名ケロちゃん)との契約で、世界に散らばった”クロウカード”を収集する”カードキャプター”にさせられてしまいます。
最初は乗り気ではなかった桜でしたが、クロウカードに宿る精霊たちと友達になる事に喜びを見出し、積極的にカード収集をするようになります。
そのひたむきな性格と容貌の愛らしさなどから、多くの”大きなお友達”の支持を受けたアニメキャラクターです。
また、当時の男子小学生や男子中学生の中にも、彼女に仄かな恋心を抱いた青少年も多くいたとされ、
カードキャプターさくらの木之本桜が初恋だった・・・
との声も多くあります。
性格も良く愛くるしい王道の美少女であるため、恋心を抱いてしまうのも無理はないですね。
シャナ(灼眼のシャナ)
https://www.at-x.com/program/detail/2634
名前:シャナ
年齢:外見上は12才ほどだが実年齢は不明
CV:釘宮理恵
登場作品:灼眼のシャナ
続いてご紹介するのは、『灼眼のシャナ』よりシャナです。
後述のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと共に、声優釘宮理恵を一躍有名にしたことから、”釘宮理恵二大ヒロイン”との呼び声もあるようです。
物語の舞台は、人が感知できない異世界である”紅世(ぐぜ)”が存在し、そこから現れ人知れず人を喰らう”紅世の徒(ともがら)”が存在する世界が舞台です。
世界のバランスを壊そうとする紅世の徒を滅するべく、紅世の徒の中でも強大な力を持った”紅世の王”たちが、人間と契約を交わす事で不老長寿と強大な力を授ける事によってフレイムヘイズと呼ばれる存在を作り出します。
そうして作り出されたフレイムヘイズの一人がこのシャナです。
その為見た目は12才くらいの少女に見えますが、実年齢はもう少し上の少女です。
因みに”シャナ”という名前はもう一人の主人公である坂井悠二によって名付けられたもので、それ以前は”炎髪灼眼の討ち手”という称号を名前代わりに使用していました。
好きなものはメロンパンで、メロンパンを食べている時は普段の険しい表情が崩れ、外見相応の可愛らしい表情になります。
彼女がよく口にする口癖は、
”うるさい!うるさい!うるさい!”
です。
この口癖はよく悠二にからかわれたりした際に口にする口癖で、声優の釘宮理恵さんの特徴的で可愛らしい声と相まって多くの男性視聴者を魅了しました。
強力な”紅世の王”である“天壌の劫火”アラストールと契約したフレイムヘイズで、戦闘時には燃え盛る炎のような深紅の炎髪灼眼に変化し、刀の宝具である贄殿遮那(にえとののしゃな)に炎を纏わせて振るいます。
”ミステス”と呼ばれる特殊な存在である悠二を狙う、強い力を持った紅世の徒から非力な彼を守る為、彼と行動を共にする事にしました。
最初はの頃は他人と距離を置いていたため、あくまで”守護するべき護衛対象”として悠二の傍にいたシャナでしたが、次第に心を打ち解けていきます。
そして、いつしか”お互いにかけがえのない存在”となっていきます。
いわゆる”ツンデレ”の代表的なキャラクターの一人で、声優の釘宮理恵を”ツンデレ声優”として定着させたキャラクターです。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(ゼロの使い魔)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E9%AD%94-%E5%8F%8C%E6%9C%88%E3%81%AE%E9%A8%8E%E5%A3%AB-%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%BA%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%9B%86-%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4758011125
名前:ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
年齢:16才
CV:釘宮理恵
登場作品:ゼロの使い魔
続いてご紹介するのは、『ゼロの使い魔』よりルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです。
シャナと共に声優である釘宮理恵を有名にしたキャラクターの一人であり、また彼女を”ツンデレ声優”として定着させたキャラクターの一人です。
ルイズは物語の舞台である異世界ハルケギニアに存在する国家であるトリステインにおいて、屈指の名門貴族であるヴァリエール公爵家の三女です。
年齢は16才。
ピンク色に近いブロンドの長髪に、鳶色の瞳を持った自他ともに認める美少女ですが、本人は華奢で小柄である事にコンプレックスを抱いています。
頭の回転が速く、勉学が良く出来るものの、気位が高く感情の制御が不得手な少女です。
そんな本人の性格とは裏腹に、魔法の能力が重要なハルケギニアにおいて、ルイズは名門であるヴァリエール公爵家の出身でありながら、魔法の才能はからっきし無いと評されていました。
その為、”ゼロのルイズ”という蔑称をつけられてしまいます。
プライドの高いルイズにとってこの蔑称は屈辱的であったものの、我慢して魔法の訓練を続けていました。
そんなルイズが、トリステイン魔法学院の入学試験で自身が使役する使い魔を召喚する際、人間である平賀才人(ひらがさいと)を召喚してしまうという前代未聞の事態を引き起こします。
しかし、一度召喚した使い魔は一生自らのしもべとして使役しなければいけないという決まりの為、ルイズは渋々才人に契約の儀式である接吻をして、正式に自らの使い魔とします。
このような残念な魔法使いという評判のルイズですが、実は伝説的な魔法である”虚無の魔法”の潜在的な使い手であり、その為に他の魔法が使えなかったと判明します。
また、彼女が召喚した才人はありとあらゆる武器を達人並みに使いこなせる”ガンダールヴ”という使い魔であったのです。
最初は才人を犬以下の下僕として扱っていたルイズですが、物語が進むにつれて次第に才人に心を惹かれていき、次第に才人の虜になっていきます。
まさしく典型的な”ツンデレ”キャラであり、声優である釘宮理恵さんの名演もあって、とても魅力的なキャラクターとなっています。
中には熱狂的なルイズファンもおり、”ルイズコピペ”はそんな彼女のファンであったネットユーザーによって書かれた(怪)文章で、その気持ち悪さから話題になった文章です。
ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
ルイズコピペ(流通版)より引用
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説12巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!シ、シエスター!!アンリエッタぁああああああ!!!タバサァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルゲニアのルイズへ届け!
とても正気とは思えない文章ですが、それほどルイズの魅力に熱狂したという事でしょう。
このような熱狂的なファンを生み出したルイズは、まさしく伝説的な萌えキャラとして相応しいキャラクターであると言えるでしょう。
高町なのは(魔法少女リリカルなのは)
https://anime.eiga.com/program/101973/
名前:高町なのは
年齢:9才→19才(StrikerS)
CV: 田村ゆかり
登場作品 :魔法少女リリカルなのは
続いてご紹介するのは、『魔法少女リリカルなのは』シリーズより高町なのはです。
年齢はアニメ第一期及び第二期である”A’s”時点で9才。
アニメ第三期である”StrikerS”時点で19才です。
ごく普通のありふれた家族である高町家の次女であり、私立聖祥大附属小学校3年生の少女。
明るく元気な性格で、成績も良いクラスの人気者でした。
そんななのはですが、とある日道端で負傷したフェレットを発見します。
不憫に思ったなのはは、フェレットを家に連れ帰り、手当てをするなど手厚く保護します。
実は、このフェレットは異世界ミッドチルダから、なのはのいる世界に渡ってきた少年ユーノ・スクライアが変身した姿だったのです。
ユーノはこの世界に散らばった魔法のアイテムである”ジュエルシード”を回収するべく、なのはのいる世界にやってきたのでした。
事情を聞いた心優しいなのはは、困っている様子のユーノを放っておけず、普段の生活の傍ら”ジュエルシード”の回収を手伝う事にします。
そうして、魔法デバイスである”レイジングハート”をユーノから譲り受ける事になり、晴れて魔法少女となったのでした。
時に苦戦しつつも、次々現れる強敵を倒していくなのは。
後に分かった事ですが、なのははこの世界の住人には珍しい事にとてつもない魔法の才を秘めていたのです。
そのため、”レイジングハート”を使用した最大火力の魔法”スターライトブレイカー”は、その破壊力故に敵のみならず味方、果てはアニメを見ていた視聴者にまで畏怖される事となります。
かわいらしい容姿から放たれる効果力の魔法攻撃というギャップは、当時の視聴者に大変支持され、ニコニコ動画などで盛んにMADが制作されたりしました。
当初敵として登場した魔法少女フェイト・テスタロッサとも、戦いの後に友達となり、そして最終的には唯一無二の親友となります。
第三期である”StrikerS”においては、ミッドチルダに本部を置く多数の次元を管理する武装組織時空管理局武装隊に所属し、戦技教導官として後進の魔法少女の育成に努めています。
この頃には伝説的なエースとして扱われており、後輩からは尊敬と畏怖の念を抱かれる存在となっていました。
このように、”かわいらしいながらもとんでもない効果力の攻撃を放つ化け物ヒロイン”という新しいスタイルの主人公はとても新鮮であり、多くのファンを獲得するに至ったキャラクターでした。
長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱)
https://www.amazon.co.jp/TV%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%80%8C%E6%B6%BC%E5%AE%AE%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%92%E3%81%AE%E6%86%82%E9%AC%B1%E3%80%8D-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0-Vol-2-%E9%95%B7%E9%96%80%E6%9C%89%E5%B8%8C-%E8%8C%85%E5%8E%9F%E5%AE%9F%E9%87%8C/dp/B000FFL4KK
名前:長門有希
年齢:16才(外見上)
CV:茅原実里
登場作品:涼宮ハルヒシリーズ
続いてご紹介するのは、『涼宮ハルヒの憂鬱』より長門有希です。
長門有希は、主人公であるキョンや涼宮ハルヒの通う学校である北高の文芸部に所属する唯一の部員として登場します。
”新世紀エヴァンゲリオン”の綾波レイや、”機動戦艦ナデシコ”の星野ルリの流れを汲む”無口でミステリアスな万能少女”系のキャラクターで、これらのキャラクターと同等、もしくはそれ以上の人気を得る事に成功したキャラクターでもあります。
この物語の中心人物である涼宮ハルヒは、自らが望み通りに世界を作り変える”現実改変能力”というとんでもない力を持つものの、その能力に無自覚であるという設定です。
その為、ハルヒが望めば世界がそれとなく形を変えるという、一歩間違えれば世界を滅ぼしかねない危険な少女なのでした。
そんな彼女の望みは、”宇宙人や異世界人や未来人や超能力者と友達になって、一緒に遊ぶ事”という、とんでもない願望です。
ごく普通の高校生を自負する主人公のキョンは、席が近かったからという理由でハルヒに話しかけて以降、彼女に気に入られてしまいます。
そして、強引で気まぐれな彼女に振り回される学生生活を送るハメになってしまいます。
ある日ハルヒは、自分の活動をやりやすくするために、自分の名を冠する団体であるSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)を作ろうと目論みます。
ですが学校の規定では部活や同好会を作るには、活動する為の部室と部員が最低5人必要なのでした。
つまり、ハルヒとキョンを除いてあと三人必要だったのです。
そこで、ハルヒは部員がたった一人で廃部寸前であった文芸部に目を付け、更にはそこの唯一の部員であった長門有希も自らの団に加える事で、部室と団員の両方を手に入れる事に成功します。
長門は特に嫌がるそぶりもなく、涼宮ハルヒの団に入る事を承諾しました。
その後、上級生の朝比奈みくる、転校生の古泉一樹も団員に加えたハルヒは、晴れてSOS団の結成に成功し、学校内外を問わず活動していく事となります。
ですが、こんなとんでもない能力を持つ涼宮ハルヒが選んだ団員がただの人間である訳がなく、朝比奈みくるは未来からやってきた未来人、古泉一樹は超能力者集団である”機関”の一員の超能力者だった事が判明します。
そして長門有希は、
”はるか遠くの宇宙にて、人類の知性を遥かに超えた知性を有する上位存在である、情報統合思念体が用意した対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス”
であり、平たく言うならば宇宙人なのでした。
これら三者の所属する組織は、各々が涼宮ハルヒの持つ”現実改変能力”を脅威や利用価値のあるものと見なし、それぞれの形でハルヒにアプローチしようと接近したのです。
長門有希の所属する情報統合思念体は、そんな三者の中でも特に強大な力を持ち、その一デバイスである長門有希にもその力の一端が与えられています。
例を挙げるならば、
・教室という空間を外の空間と断絶させ、外部から干渉できなくする
・ありふれたバッドの情報を操作し、女子小学生でも高校球児のボールをホームランにすることが出来るようにする
・マンションの一室の時を完全に止め、その中にいる生身の人間の時も同時に止める事で、未来のとある点まで年齢をとらせず保存しておく
・ハルヒの力によって無限に繰り返される夏休みをただ一人冷静に観測し、15,531回繰り返した夏休み(約596年)の内容を正確に暗記し、キョン達に教える
など、信じられない芸当を披露しました。
その為、キョンは何かにつけて長門有希を頼るようになり、実際に幾度もハルヒにより直接的、または間接的に引き起こされた世界の危機を未然に防ぐ事に成功しています。
”涼宮ハルヒの憂鬱”がテレビ放送されていた頃、日本の動画サイトである”ニコニコ動画”が登場し、巷で話題になり始めており、多くのMADがアップロードされていました。
その事も幸いして”涼宮ハルヒの憂鬱”は大人気のアニメとなり、国内外問わずファンが出来る事となりました。
名作と名高い原作小説四巻を元にした映画”涼宮ハルヒの消失”では、そんな長門有希を物語のキーパーソンとして描いており、この話以降どこか超人然として近寄り難かった長門と主人公のキョンの距離が一気に縮まるなど、シリーズの中でも特に印象的な話となっています。
また、ファンによる長門人気を受けてスピンオフ漫画である”長門有希ちゃんの消失”がヤングエースで連載されるなど、SOS団の3人のヒロインの中でも特に人気の高いキャラクターとなっています。
御坂美琴(とある魔術の禁書目録)
https://toaru-project.com/railgun_t/chara/mikoto.html
名前:御坂美琴
年齢:14才
CV :佐藤利奈
登場作品:とある魔術の禁書目録 とある科学の超電磁砲
続いてご紹介するのは、『とある魔術の禁書目録(インデックス)』及び『とある科学の超電磁砲(レールガン)』に登場するキャラクターである御坂美琴(みさかみこと)です。
物語の舞台である、東京の西部を開拓して作られた科学と超能力の街である学園都市にある、名門女子校の常盤台中学の2年生です。
竹を割ったようなさっぱりした男勝りな性格で、後輩である白井黒子を筆頭に同性から好意を寄せられる事も多い少女です。
学園都市においては、科学技術によって発現させられた超能力の優劣によって成績が決まるという仕組みになっており、超能力者のレベルはレベル0(無能力者)~レベル5(超能力者)までの6段階に分類されます。
御坂美琴はその中でも学園都市に7人しか存在しないレベル5(超能力者)で、さらにそのレベル5のなかでも第三位という、飛びぬけて優秀な超能力者です。
電磁気を操るエレクトロマスターであり、その力を用いてコインを超高速で射出する攻撃である”超電磁砲(レールガン)”は、そんな美琴の必殺技であり、また彼女の通り名ともなっています。
学園都市において最強の一角である美琴に、腕試しと称して襲い掛かる不良学生も多いのですが、それらを一撃のもとに沈めてしまうほどの実力を持っています。
しかし、ある日物語の主人公である上条当麻に、自身の雷撃がいとも簡単に防がれてしまいました。
実は上条当麻は全ての異能力を消滅させる”幻想殺し(イマジンブレイカー)”と呼ばれる右手を有しており、異能力のひとつである美琴の雷撃も悉く消滅させられたのでした。
しかし、そんな事情を知らない美琴は自身の渾身の攻撃をいとも簡単に防いだ上条を、とんでもない実力者だと勘違いしてしまいます。
そして、学園都市最強のレベル5であるという自身のプライドも打ち砕かれた美琴は、上条に執着するようになりました。
それ以降、やたらと上条に絡むようになり、その度に上条からは鬱陶しがられる事となるのでした。
いわゆる典型的な”ツンデレ”型ヒロインであり、上条に対する執着心も実は本人にも気づいていない上条に対する恋心の裏返しです。
その好きな相手に素直に好意を告げられないいじらしさに、美琴のファンは魅了されたようです。
後に彼女を主人公としたスピンオフ漫画”とある科学の超電磁砲(レールガン)”が連載され、アニメ化もされるなど、作中屈指の人気キャラとなりました。
中野梓(けいおん!)
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%8A%E3%82%93-%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0-%E4%B8%AD%E9%87%8E%E6%A2%93-%E7%AB%B9%E9%81%94%E5%BD%A9%E5%A5%88/dp/B002DRARLU
名前:中野梓
年齢:15才→18才
CV:竹達彩奈
登場作品:けいおん!
つづいてご紹介するのは、『けいおん!』および『けいおん!!』に登場するキャラクターである中野梓です。
主人公の平沢唯たちが結成した桜高軽音部に入部してきた新入部員で、唯たちの1年後輩にあたります。
また唯の妹の平沢憂とは同級生であり、もう一人の同級生である鈴木純とともにいつもつるんでいます。
バンド”放課後ティータイム”としてのポジションはリズムギターで、使用しているギターは”フェンダー・ジャパン・ムスタング”です。
自分のギターにとても愛着を持っており、ギターの名称である”ムスタング”からとった”むったん”というニックネームをつけ、後生大事に扱っています。
ネコを思わせるような見た目と雰囲気の小柄な少女で、その為唯やアニメファンからは”あずにゃん”と呼ばれ親しまれています。
きちんとしていなければ気が済まない生真面目な性格で、割といい加減な性格の多い唯たち軽音部の先輩に振り回される苦労人でもあります。
しかし、そんな先輩たちの中でも比較的しっかり者である秋山澪の事は尊敬しており、澪のいう事は素直に聞くという一面を持っています。
ギターの腕前も高く、軽音部の入部当初は先輩たちの誰よりも演奏技術が高いほどでした。
唯たちが桜高軽音部で”放課後ティータイム”の活動を初めて一年経った後、高校二年生となっていた唯たちの新入部員の勧誘の際に聞いた演奏を聞いて、感動した事により入部する事となりました。
梓自身は真剣にバンド活動をしたいと思っており、演奏の練習をしつつも何かにつけてお茶会をしたり旅行をしたりする軽音部の先輩たちと最初は衝突していました。
しかし、そんな先輩たちと過ごしている内に次第に梓自身も感化されていき、先輩たちのだらけきった様子に苦言を呈しつつも共に軽音部の活動を楽しんでいました。
唯たちが卒業した後は、親友である憂と純に加え、新しく入部した斉藤菫と奥田直と共に軽音楽部を継承。
新たなガールズバンドグループである”わかばガールズ”として活動を始めたのでした。
小柄で生真面目な後輩キャラで、作中でも先輩である唯たちにとても可愛がられている他、作品を観ていた視聴者にもファンが多かったキャラクターです。
めぐみん(この素晴らしい世界に祝福を)
https://animeanime.jp/article/2019/12/04/50155.html
名前 :めぐみん
年齢:14才
CV:高橋李依
登場作品:この素晴らしい世界に祝福を!
つづいてご紹介するのは、『この素晴らしい世界に祝福を!(通称このすば)』の登場キャラクターのめぐみんです。
”この素晴らしい世界に祝福を!”は、2012年頃より始まった異世界転生ブーム(別名なろう系ブーム)のアニメ化作品の先駆けとも言える作品です。
異世界転生ブームとは、一連の作品の共通の物語のパターンである異世界転生モノのブームの事です。
”異世界転生モノ”とは”現実世界で引きこもりやニートといった社会的な弱者であった主人公が、交通事故などで死亡してしまった後、転生した先の異世界で大活躍する物語の形”の事を指します。
このすばの場合、物語の序盤で現実世界の引きこもりの高校生佐藤和真が、女子高生をトラックから助けようとした際に、実際は轢かれていないのに轢かれたと勘違いしてショック死してしまいます。
その後、死後の世界で女神アクアにその死にざまを大いに笑われてしまいました。
これに腹を立てた和真は、異世界に持っていく特典として、優れた武器でも能力でもなくアクアを指名し、嫌がるアクアを道連れに異世界に転生したのでした。
こうして異世界に転生した和真とアクアは、魔王討伐の為に冒険パーティを結成する事にし、メンバーを募集します。
その募集を見て集まったのが、美人で上位の役職であるクルセイダーであるにも関わらず超ドMな女性ダクネスと、このめぐみんだったのでした。
めぐみんはいわゆる”厨二病”の少女であり、普段からつけている眼帯は”ただ格好良いから”つけていたりなど、何かにつけて変に恰好をつけようとして空回りしています。
めぐみんは和真が送られた異世界において、魔法の才能に優れる一族である紅魔族の少女です。
紅魔族は魔法に優れた一族である反面、”代々子供に普通の人から見たら変な名前を付ける”という変わった風習があり、”めぐみん”という一風変わった名前もその一環として名付けられました。
しかし、本人は変わった名前だとは微塵も思っていないようです。
魔法の才能があり、魔力量も申し分なく、優秀な魔法使いが多い一族である紅魔族の中でも優秀な部類の魔法使いで、普通に魔法を駆使して戦えば強いはずの少女です。
しかし、本人は魔法の中でも最大火力である反面、膨大な魔力を消費する爆裂魔法”エクスプロージョン”に魅せられており、他の魔法を絶対に使用しようとはしません。
その為、味方をも巻き込みかねない爆発を一発起こした後は、魔力切れを起こしてしまいまともに歩けなくなるという、とんでもなくはた迷惑な魔法使いとなっています。
レム(Re:ゼロから始める異世界生活)
https://times.abema.tv/articles/-/8618319
名前: レム
年齢:17才
CV:水瀬いのり
登場作品:Re:ゼロから始める異世界生活
最後にご紹介するのは、『Re:ゼロから始める異世界生活(通称リゼロ)』に登場するキャラクターであるレムです。
Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)は、上記のこの素晴らしい世界に祝福を!(このすば)と同様に、異世界に転生した主人公が異世界で活躍する異世界転生モノとして人気を博しました。
しかし、このすばが終始明るいノリのギャグコメディであったのに対し、リゼロは登場人物の死などが描かれるなどシリアスな場面が多い作品となっています。
主人公で高校生のナツキ・スバルは、学校に行けない不登校の子供でした。
そんなスバルがコンビニでの買い物の帰り、突然異世界に呼び出されてしまいます。
その後転生した異世界にてスバルは命を落としてしまいます。
苦痛の中息絶えたスバルでしたが、死ぬ少し前の時間の異世界で目が覚めます。
死んだはずの自分が何故か生きている事に疑問を感じるスバル。
後に判明した事ですが、スバルはこの世界において命を落とした場合、記憶を保持したまま死ぬ前のとある地点まで巻き戻る能力、通称”死に戻り”の能力を持っていたのです。
今回ご紹介するレムは、そんなスバルがお世話になる事になるロズワール・L・メイザースの下で、双子の姉であるラムとともに仕える鬼族の少女です。
いい加減で使用人としての仕事をほとんどしない姉のラムに対し、妹のレムはしっかりものの働き者で、姉の代わりに大半の雑務をこなす献身的な少女です。
見た目はお淑やかで普段の話し方も大人しい印象の美少女ですが、鬼族の名に恥じぬ怪力無双で、ひとたび戦いになると棘のついた巨大な鉄球であるモーニングスターを振り回し敵を粉砕します。
過去のとある出来事から姉のラムに負い目を感じており、そのせいもあって極端に自己評価が低い性格をしています。
当初は姉のラム同様、エミリアに連れられいきなりロズワール邸に居候する事となった人間のスバルを、見下しつつ警戒している様子でした。
しかし、物語の途中でスバルに窮地を救われ、さらに姉への負い目の感情を解きほぐされた後は、一転してスバルに好意を寄せるようになります。
それまでの態度とは一転、周囲から見たら”病的”とまで評されるほどのスバルへの愛情を抱きます。
元々献身的な彼女ですが、愛情を抱いたスバルに対してはとことん尽くす姿勢を崩さず、積極的にスバルにアプローチしていきます。
そんな彼女の存在がスバルの中でも大きくなっていき、次第に相思相愛に近い関係へとなっていくのでした。
レムの魅力はその可愛らしいキャラクターデザインに加え、”物語開始当初はツンツンしているけれど、仲が良くなったらとことんデレる”といういわゆる”ツンデレ”要素と、”病的なまでに主人公を愛し、その愛情を裏切ったら後が怖い”といういわゆる”ヤンデレ”要素の両方の側面を持っています。
この”ツンデレ”と”ヤンデレ”はそれぞれ一世を風靡したアニメの女の子の”萌え要素”でしたが、その両方を兼ね揃えたレムが人気となるのも当然といえるでしょう。
また、一度恋心を抱いたスバルにとことん献身的に尽くす様子は、多くの男性視聴者を虜にし、主人公のスバルに嫉妬心を抱かせるに至ったのでした。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本の美少女アニメの歴史は長く、ここでご紹介したのはその内のほんの一部のキャラクターに過ぎません。
そして、今後も更に数多くの魅力的な”萌え”キャラクターが生まれ、日本のアニメ史に名前を残していく事でしょう。
みなさんもお気に入りの美少女キャラがいたら、是非教えてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント