I love you everone.
syuyaです。
突然ですが、皆さんは外国人との恋愛には興味がありますか?
国際化が進む昨今、他の国の異性と結婚する国際カップルの割合も年々増加しています。
外国人の男女が持つ、日本人にはないエキゾチックな身体的特徴や考え方などに惹かれ、恋に落ちてしまう事もある事でしょう。
しかし、そんなときに立ちはだかるのが言語の壁です。
外国人のあの子の事が好きだけど、外国語での告白の仕方が分からない!
なんていう事もしばしば。
しかも、お国が違えば恋愛観も異なり、また国によっては宗教観も異なったりして大変な事も多々あります。
この記事ではそんな悩めるあなたの為に、各国言語での告白の言葉と、各国の国民の平均的な恋愛観をご紹介します。
- I love you(アイ ラブ ユー)
- 我爱你(ウォ アイ ニィ)
- 사랑해(サランヘ)
- Te quiero(テ キエロ)
- Ich liebe dich.(イッヒ リーベ ディッヒ)
- Je t’aime(ジュ テーム)
- Ti amo(ティ アーモ)
- Я тебя люблю(ヤ チェビャー リュブリュー)
- أحبك(ウヒッブキ/ウヒッブカ)
- รักคุณนะ(ラッククンナ)
- Anh yêu em/Em yêu anh(男性から女性/女性から男性)
- aku cinta kamu(アク チンタ カム)
- मैं तुमसे प्यार करता / करती हुँ (メイン タムセ ピヤ カルタ/カルティ フーン)
- Seni seviyorum(セニ セウィヨルム)
- Jag älskar dig
- まとめ
I love you(アイ ラブ ユー)
I love you.
先ずはおなじみ英語から。
このフレーズは最早説明不要でしょう。
”I”が”私”。
”love”が”~を愛してる。”
”you”が”あなた”で、
”あなたを愛している”という意味になります。
このフレーズはよく日本語の歌詞でも使われる為、日本人にとっては半ば自国語のように感じられるのではないでしょうか?
その他の英語の愛情表現のフレーズとしては、
I adore you.(あなたが大好きです。)
I’m in love with you.(あなたに恋しています。)
I’m crazy about you.(あなたに夢中です。)
など、様々な表現があります。
アメリカ人の恋愛観
平均的なアメリカ人は男女問わず自立心・独立心が高く、相手からの過度な束縛は嫌いなようです。
また恋愛のハードルも日本人よりも低く、男女共に多くの異性と交際して相性を見極め、その中で自分に一番合う相手と婚姻を結びます。
恋愛表現は情熱的かつオープンで、街中であっても平気でハグやキスなどの愛情表現を行います。
また、家庭を持った後も日本人のように男性が働き、女性が家事などをして家庭を支えるといった固定概念が無く、夫婦共働きで子育てなどはベビーシッターに任せるといった家庭も多いようです。
また、日本に比べ極めて離婚率も高いことで知られ、結婚した後も相性が合わなければ容赦なく離婚するのがアメリカ人です。
ですから、結婚した後もお互いを好きでいる努力を継続していく必要がありますね。
このようなアメリカ人ですが、基本的に感情豊かで明るく会話好きな国民性です。
また近所や地域との交流も積極的に行い、他の家族ともパーティを開くなどして親交を深めます。
そのためコミュニティ能力の高い人が多く、一緒にいて楽しい性格の人が多いのが特徴です。
我爱你(ウォ アイ ニィ)
我爱你
お次は中国語です。
このフレーズもとても有名なのではないでしょうか?
”我”が”わたし”
”爱”が”~を愛する”
”你”が”あなた”で、
”あなたを愛している。”となります。
文構造は英語と全く同じなんですね。
中国語はもちろんの事ながら漢字を使用する言葉である為、同じく漢字を使用する国の人間である日本人からすれば、何となく漢字から意味を察する事が出来るのが強みです。
ですが、中国で使用される文字は簡体字と呼ばれる書式である為、そこは少し勉強しなければいけません。(例 愛→爱 など)
その他、愛を伝える中国語のフレーズとしては
我喜欢你(ウォ シィフゥアン ニー)
などがあります。
中国人の恋愛観
中国人の恋愛観としては、地理的・文化的に近い事もあって、日本の恋愛観と多くの共通点があります。
しかし、儒教の思想が根強い中国では、日本よりも家族の意見が重要視される風潮があり、相手の家族が強く反対した場合、本人たちの気持ちは関係なくご破談となるケースも多いようです。
また、中国人女性は相手の男性の経済力など、将来の安定性を重視する傾向が日本女性よりも強くある為、高収入の男性がより有利と言えるでしょう。
また、男女ともに日本人よりも自己主張の度合いが強く、夫婦間であっても、意見が合わなければ大声で喧嘩する事も多々あります。
これは、過度な自己主張は不躾と見なす日本と違い、大きな声で自己主張しないと自らの言い分を聞いてもらえないというお国柄が影響している為だと言えます。
このような中国人ですが、基本的に儒教文化の影響で自分の家族の事は特に大事にする為、結婚して家庭を作ったならば、男女問わず全力で家庭を守ろうとする点が美点と言えます。
日本に訪れる中国人の数も多いため、出会う機会も多いでしょう。
彼らと知り合い親密になりたいのならば、以上の点を踏まえれば良いかもしれません。
사랑해(サランヘ)
사랑해
続いては韓国語です。
韓流ブームの影響でお茶の間で韓国ドラマなどが流れる事が多くなった為、このフレーズをご存じの方も以前に比べて増えたのではないでしょうか?
”사랑해(サランヘ)”はそれ単体で”愛している”という意味のフレーズであり、非常に強い愛情表現の言葉として使われます。
”사랑(サラン)”が”愛”
”해(ヘ)”が”~だよ”など平叙文を記す際に使われる言葉です。
これらが合わさって사랑해(サランヘ)=”愛しているよ”となる訳ですね。
カップルの中でも年齢などの立場が近く、対等な間柄のカップルが愛を伝える際によく使われるフレーズです。
これが、目上の人や若干距離がある人に使うような、丁寧な表現となると語尾に”~요(~ヨ)”がつき、사랑해요(サランヘヨ)となります。
その他の恋愛表現としては、
나는 너를 사랑해(ナヌン ノルル サランヘ)・・・私はあなたが好きです。
などの表現があります。
韓国人の恋愛観
韓国人の恋愛観についても、日本人の恋愛観と近しいものがあります。
韓国人は男女問わず、熾烈な受験競争などに代表されるように真面目な人間が多く、それ故に恋愛や結婚相手の条件として、学歴や社会的ステータスなどが重視される傾向にあります。
また、日本や中国などの東アジア諸国の中でも、顔やスタイルなどの外見が特に重視され、その為に医療の中でも整形手術の技術が特に発展しました。
その為、女性は特に美意識が高く、またスタイルの維持のための努力を惜しみません。
ただし、真面目過ぎる性格ゆえに、自分を責めてしまう所があるようで、その為に感情のコントロールが効きづらくなることがよくあるようです。
ですが、そこをパートナーのその部分をサポートしてあげれば、日本人に劣らずの真面目な国民性である為に、堅実な家庭を築こうとしてくれるでしょう。
Te quiero(テ キエロ)
Te quiero
続いては情熱の国スペインです。
スペイン語はスペインだけでなく、南アメリカの大半の国でも使われている言語である為、その地域でも通用する表現となっています。
”Te”は”あなた”を意味する”Tu”の直接目的語であり、”あなたを”を意味します。
”quiero”は英語の”want”にあたる同士である”querer”の一人称単数形であり、”~が欲しい”という意味になります。
つまり直訳すると”あなたが欲しい”という意味となりますが、スペイン語においては慣用的に”あなたを愛している”という意味で使われています。
英語で言う所の”I want you”にあたりますね。
”情熱の国”スペインらしい情熱的な愛の言葉だと言えます。
その他の恋愛表現としては、
Te amo(愛しています)
Me gustas(好きです)
Estoy enamorado de ti.(あなたに恋しています)
などの表現があります。
スペイン人の恋愛観
スペイン人を始め、地中海沿岸のいわゆるラテン系と言われる人々は、その土地の気候のように明るく情熱的な性格をしています。
そして、それは恋愛観においても同様です。
愛情表現を行う際、日本人のように周りの目をさほど気にしない為、公共の場であっても構わずキスなどをするのが特徴です。
スペイン人は自分の両親や兄弟を殊更大事にします。
その為か恋人が出来たらその恋人を頻繁に実家に招き、自分の家族と一緒にパーティをするようです。
日本人ほどには、交際相手の両親に会う事のハードルは高くないようです。
性格的には何もかもにおおらか、悪く言えば無頓着で、服装などにもさほど気を使わない人も多いようです。
仕事よりも恋愛などのプライベートを重視するといった人が多く、短い人生を全力で楽しもうとする姿に、真逆の国民性である日本人の目には魅力的に映るのではないでしょうか。
Ich liebe dich.(イッヒ リーベ ディッヒ)
Ich liebe dich.
続いてはドイツ語です。
ドイツ語は英語と同じくゲルマン語派に属する言語である為、英語との共通点が多い言語であります。
”Ich”はドイツ語で”私”を意味し、英語における”I”にあたります。
”liebe”はドイツ語で”~を愛する”を意味する動詞”lieben”の一人称単数形で、英語における”love”です。
そして”dich”は、ドイツ語で親しい相手に対する人称代名詞である”du”の対格で、英語における”you”と等しい意味です。
つまり、文構造としては英語の”I love you”と全く同じ表現となっています。
その他の恋愛表現としては、
Ich mag dich.(好きです)
Ich bin in dich verliebt.(君に夢中です)
などの愛情表現があります。
ドイツ人の恋愛観
ヨーロッパ一真面目で几帳面な民族とよく言われるドイツ人。
そんな彼らの恋愛事情は、まず恋愛関係になる前から、親しくなった男女で出かけるなどデートのような行動を共にし、相性が良ければ恋人関係に発展するという順序なのだそう。
日本のように、先ず告白して付き合ってからデートに行くという順序とは正反対のようですね。
その他、多くのドイツ人の若者が結婚を重要な選択肢ととらえておらず、あくまで”結婚という選択肢もある”という風に、恋人同士が一緒にいる為の形態の一つとして捉えているようです。
また、男女ともに個人主義であり、なおかつジェンダー平等の考えが進んでおり、”男性だから仕事に行き家族を養い、女性だから家事をして家庭を守る”といった考えはそこまで持っていないようです。
”ドイツ人は仕事に対して几帳面で真面目である”という外国からの評判はおおむね合っており、時間厳守に対しても殊更厳格です。
同じく仕事に対する姿勢でよく比較される日本と決定的に違う点は、ドイツ人は就業時間が終われば仕事が残っていたとしても残業をせず帰宅するという点で、仕事とプライベートのオンオフがはっきりしています。
そして、上司よりも早く帰ったとしても特に咎められることも、また圧力をかけられることも無いのです。
これは、ドイツ人にとって職場とは仕事上の契約関係で結ばれているだけであり、就業時間が終わればもはや契約外のため関係ないという、割り切った価値観である為です。
日本人よりも個人主義の傾向が、強いドイツ人らしい考え方ですね。
しかし、個人主義が日本よりも強い一方、日本同様規律を重んじる国民性で、集団の和を乱す者は排斥される傾向にあります。
その点は日本人の感覚と近いため、ドイツ人の恋人とも価値観を共有しやすいのではないでしょうか。
Je t’aime(ジュ テーム)
Je t’aime
続いてはフランス語での恋愛表現です。
このフレーズも、日本人にとってなじみ深いものではないでしょうか?
よくお洒落な喫茶店の名前に使われていたりしますよね。
”Je”は”私”。
”t’”は”あなた”を表わす目的格の代名詞を表わす”te”の省略系。
”aime”は”愛する”を表わす動詞です。
その為、直訳で”あなたを愛しています”という事になります。
フランス語はスペイン語やイタリア語と同じ、インド・ヨーロッパ語派に分類される内のロマンス語派に属する言語である為、それらの言語との共通点が多いのが特徴です。
その他の恋愛表現のフレーズとしては、
Je suis à toi.(僕は君のモノだよ)
Je suis amoureux de toi.(僕は君に恋してる)
J’aime bien être avec toi.(あなたと一緒にいたい)
などがあります。
フランス人の恋愛観
芸術の都パリを有する国、フランス。
そんなフランス人の恋愛観とは、徹底した”女性ファースト”です。
フランス人女性は、幼少期から大切に育てられた女性が多いため、そのように扱われるのが当然であるという考えを持っています。
そんな国の男性も、女性に振り向いて貰うために徹底的に女性に尽くし、情熱的な愛の言葉を送ります。
日本人のように密かに慕うという恋愛は無く、積極的に愛の言葉を交わすような情熱的な恋愛であるようです。
また、日本人のように”正式に付き合って、デートを重ねてから男女の関係になる”といった決まりや固定概念はなく、男女ともに気に入った異性がいたなら、”恋愛関係になくとも男女の関係になる”という事も多いようです。
その後、相手とじっくり付き合って相性などを確かめる事が多いそうです。
また、ドイツ人同様、結婚をそこまで重要なイベントと捉えず、あくまで男女が一緒にいる形態の一つであるという考えの人も多いそうです。
華やかなパリの風景とは裏腹にフランス人は倹約家である事でも知られ、貯めたお金で住宅やバカンスに行くことを好みます。
このように、情熱的である一方できちんと地に足立っているのがフランス人の特徴なので、パートナーとして頼りになる人たちであると言えますね。
Ti amo(ティ アーモ)
Ti amo
続いてはイタリア語です。
イタリア語は、スペイン語やフランス語と同じロマンス語派に属する言語である為、それらと多くの共通点があります。
”Ti”は”あなた”を意味する”Tu”の目的格。
”amo”は”愛する”を意味する動詞の現在形です。
つまり、直訳で”あなたを愛してる”という意味となります。
ストレートで良いですね。
恐らく、最もイタリア人の中で使用頻度が高いフレーズなのではないでしょうか?
イタリア人男性が生涯で一体何回この言葉を発しているのか、興味がありますよね。
その他の表現としては、
Ti voglio bene(愛してる)
Mi manchi(あなたが恋しい)
Ti adoro(あなたを愛している)
などの表現があります。
イタリア人の恋愛観
イタリアと言えば、ヨーロッパ一、いや世界一のナンパ男であると評判のイタリア人男性で有名ですが、その評判はおおむね正しいようです。
イタリア人男性にとって、”魅力的な女性がいたなら、ナンパしなければ失礼に当たる”といった考えがあるらしく、何かにつけて女性をデートに誘います。
また、イタリア女性も自分に自信がある積極的な女性が多く、気になる男性には自らアピールしにいく積極的な性格をしています。
そして、イタリア男女問わず、デートをして男女の関係になったからといって、それで交際した事にはならないようです。
地中海の温暖で、綺麗な風景が多く残る場所で育ったイタリア人は、とにかくポジティブな人が多く、またポジティブな異性がモテます。
また、自らの親など家族を大事にし、同じ地中海沿いの国であるスペイン人同様、交際中の彼女と自分の家族でパーティを開く事も多々あるようです。
このように遊び人であるイタリア人ですが、意外な事に離婚率は日本よりも低いのです。
これはカトリック教の総本山であるバチカン市国が国内にあり、またイタリア自身もカトリックの国であるのが影響しています。
カトリックにおいて、離婚は原則として禁止されている為、イタリア人は一度結婚したらそうそう離婚をしないのです。
その為、結婚する前は散々色んな遊びをしていても、一度結婚してしまえばずっとパートナーに一途で、家庭を何より大事にするのがイタリア人の恋愛観です。
Я тебя люблю(ヤ チェビャー リュブリュー)
Я тебя люблю
続いてはロシア語での愛情表現です。
ロシア語はラテン文字での表記ではなく、別の文字体系であるキリル文字で表記される言語です。
その為、まず文字の読み方から学ぶ必要がある言語です。
”Я”が”私”という意味で、英語における”I”に相当します。
”тебя”が”あなた”を意味し、英語でいう所の”you”です。
”люблю”は”愛する”という意味の動詞”любить”の1人称現在単数形です。
このように、ロシア語においては基本的にはSOV(主語+目的語+動詞)の語順をとる場合が多く、この点は日本語と近しいと言えますね。
しかし、ロシア語は語順に関しては比較的寛容である為、必ずしもSOVの語順でなければならないという訳ではありません。
その他の表現としては、
Я очень тебя люблю(あなたをとても愛してる)
Люблю тебя всей душой(あなたを心から愛している)
などの表現があります。
ロシア人の恋愛観
ロシア人と言えば、お酒に強く大柄で怖いイメージがありますね。
大体そのイメージは合っていて、ロシア人は自国のお酒であるウォッカをこよなく愛し、基本的に無表情で不愛想に見えます。
ロシア人は欧米人や日本人のように、いわゆる”愛想笑い”のような事はしません。
これは”Смех без причины признак дурачины(意味のない笑いは愚か者の印)”というロシアの諺が示す通り、おかしくもないのに愛想笑いなどをするのは馬鹿のする事か、何か裏がある者のする事と考えられているからです。
それどころか、相手にとっては愛想笑いは挑発と取られてしまう事もある為、ロシア人は普段あまり笑わないのです。
そのような事情の為、とっつきにくい印象があるロシア人ですが、一度親密になるととても親切で気のいい人達です。
これは、閉鎖的な雪国では助け合って生きていかなければいけない為、友達は最大限助けるという考えが根付いている為です。
ロシア人男性は、見た目に反して奥手で人見知りな男性が多く、反対にロシア人女性は気が強く積極的な女性が多いといいます。
ロシア人女性は気に入った男性がいればとりあえずアタックし、合わなければ気にせず別れるという男勝りな女性が多いようです。
また、ロシアの女性は結婚してからも強い事でしられ、家庭では”強い母親”として夫を尻に敷く事も多々あるのだそうです。
أحبك(ウヒッブキ/ウヒッブカ)
أحبك
続いてはアラビア語での愛情表現です。
アラビア語は蛇のような形のアラビア文字で表記する為、アラビア語を修得したければアラビア文字について学習する必要があります。
アラビア語においては、伝える相手が女性であるか、或いは男性であるかで表現が変わり、
相手が女性である場合はأُحِبُّكِ(ウヒッブキ)
相手が男性である場合はأُحِبُّكَ(ウヒッブカ)
となります。
”أحب(ウヒッブ)”が”私は愛する”という意味の動詞です。
”ك(キ・・・相手が女性 / カ・・・相手が男性)”は”あなた”を意味し、英語における”you”にあたります。
つまり、”أحبك”はストレートに”あなたを愛している”という表現になる訳です。
日本人にとってはなじみの薄いアラビア語の愛情表現ですが、愛を伝えたいときには日本語と大差は無いようです。
アラブ人の恋愛観
アラビア語を話す民族は多数いますが、ここではその内でも代表的な民族であるアラブ人の恋愛観について述べます。
アラブ人と言っても、多数の国に住むアラブ人が存在し、その国ごとに恋愛観は違いますが、一般的で平均的なアラブ人の恋愛観について記します。
アラブ人を含むイスラム教徒の生活には、全てにおいてイスラム教の戒律である”シャリーア”の影響が及んでおり、それは恋愛においても例外ではありません。
近年は欧米化が進み、かつてほど自由恋愛に対する規制は少なくなってはきていますが、依然として恋愛に関しては、双方の家族の意見が重視されます。
特に、イスラム法における女性の自由恋愛への規制は、依然として多く存在します。
例えばアラブ人を含めたイスラム教徒の女性は、同じイスラム教徒の男性としか結婚してはならないと定められているため、イスラム教徒の女性と結婚する際には、原則として相手の男性もイスラム教に改宗しなければいけません。
また、シャリーアにおいて離婚や浮気をすると地獄行きであると定められている為、一度パートナーになった異性とは基本的に死ぬまで添い遂げます。
ですが、それでも離婚や浮気をするカップルは存在するようです。
アラブ人男女の共通の性格として、温厚でおもてなし好きであるという点があります。
これは、イスラム教において旅人を厚くもてなすことは、死後天国に行くためにするべき事であると定められている為です。
また、パートナーを含めた家庭を大切にする性格で知られ、家庭を守る為なら夫婦ともに命がけになります。
そして、シャリーアにおいては”豚肉を食べてはいけない”など、細かく食生活に関しての規制もあるため、イスラム教徒のパートナーを持った際には配慮が必要でしょう。
また、イスラム教徒にとっては飲酒も禁止である為、お酒を通したスキンシップなどは諦めなければいけないかもしれませんね。
と、ここまでは従来の伝統的なイスラム社会の恋愛観でしたが、近年は欧米化や男女平等化が進み、かつてほど恋愛に関する厳しさはないようです。
รักคุณนะ(ラッククンナ)
รักคุณนะ
続いては東南アジアの王国であるタイで話されるタイ語での愛情表現です。
タイ語はタイ文字という文字で表される為、タイ語を学びたければまずタイ文字を覚える事から始めるべきでしょう。
”รัก(rak)”は”愛”を表わす名詞
”คุณ(khun)”は”あなた”を表わす二人称
そして”นะ(na)”は、タイ語の文末につける決まりの言葉の一種で、日本語における”~です。”にあたります。
その他の表現としては、
ฉันต้องการคุณ(私にはあなたが必要です)
มีแต่คุณในใจ(私の心にはあなただけ)
などのフレーズがあります。
タイ人の恋愛観
続いては”微笑みの国”であるタイ人です。
タイ人は男女問わず大人しく、争いを好みません。
また人前で怒る事を恥ずべき行為であると考えており、めったなことでは怒鳴り散らしたりもしないのが特徴です。
また、タイ人女性はとても働き者で、対照的に怠け者の多いタイ人男性をよく支える女性も多いそうです。
そんなタイ人の恋愛事情としては、国教である仏教の影響もあり、西洋のように往来でのスキンシップはあまりしません。
この点は日本などと同じですね。
その為、街角など隠れた場所でいちゃつく事が多いのだと言います。
しかし、タイ人にとってのセックスのハードルは日本人に比べて低く、例え付き合っていなくとも惹かれる異性が相手ならば比較的簡単に一夜を共にすることも多いそうです。
そして、行為自体も情熱的である事で知られ、また事が済んだらドライになるなど、熱しやすく冷めやすい側面があるのだそう。
ニューハーフが多いことでも知られるタイ人ですが、その事からも分かるように”男らしく”や”女らしく”といった観念が希薄であり、なよなよした男性も男勝りな女性も多いのが特徴です。
そしてそれらすべてが認められる”おおらかな国民性”が、タイ人の国民性なのだそうです。
Anh yêu em/Em yêu anh(男性から女性/女性から男性)
Anh yêu em/Em yêu anh
続いては同じく東南アジアの国であるベトナムで話されるベトナム語での愛情表現です。
ベトナム語は元々漢字を使用していた地域で、”チュノム”と呼ばれる漢字を元にして発展させた独自の文字体系を有していましたが、現代では”チュ・クォック・グー”と呼ばれるラテン文字によるベトナム語表記が一般的です。
しかし、ベトナム語の6つある声調を表現する為、元来のラテン文字に記号を付加する事で改良をしてあるのが特徴です。
”Anh / Em”は”私”を表わす一人称で、”Anh”が男性が自分を指す際に使用し、”Em”は女性が自分を指す際に使用します。
日本語における”ぼく”と”あたし”の関係に近いですね。
”yêu”は”愛している”という意味の動詞
そして”em / anh”は”あなた”を表わす二人称で、”em”が相手が女性の際に使用する二人称で、”anh”は相手が男性の際に使用する二人称です。
ここは日本語の”あなた”とは違って、きっちり男女で使い分けるようですね。
つまり、二人称の使い分けを除いたら英語の”I love you”と全く同じ構造であるという事です。
ベトナム人の恋愛観
続いてはベトナム人の恋愛観です。
日本にも多く訪れているベトナム人ですが、彼らの恋愛観は比較的親の意見などが重視される事が多いようです。
近年は本人たちの意思のみによる自由恋愛も増えてきているようですが、伝統的なベトナムの価値観であるところの”結婚=夫婦両家の結びつき”という価値観も強いため、親の意見は無視できない傾向にあるようです。
ひと昔前の日本人のようなものでしょうか。
また、日本のように”学生恋愛”のようなものは一般的ではなく、また男女ともに結婚年齢はかなり早いのが特徴です。
これもやはり、男女の恋愛に対し未だ”自由恋愛”という意識よりも”家と家との結びつき”という意識の方が強く、早くに家庭を持ち一族を繁栄させることに重きを置いている為であると言われています。
ベトナム人の性格としては、男性が大人しく、そして女性が気の強いのが特徴だそうです。
とりわけ、ベトナム人女性はかなり気性が激しく、喧嘩になった際などは億せずストレートにものを言う事が多いようです。
またベトナム人女性は金銭面において、かなり現実的な考えをもっているのだそう。
更に男勝りで野心的であり、自らがバリバリ働いて得たお金で豪遊する事も多いのだと言います。
逆にベトナム人男性はロマンチストで、あまり自己主張の強い方ではないようです。
ベトナム人男性は自国の女性にはない”おしとやかさ”を女性に求めるようで、その意味でも日本の女性はベトナム人男性に人気だそうです。
aku cinta kamu(アク チンタ カム)
aku cinta kamu
続いてはインドネシア語での愛情表現です。
”Aku”は”私”を意味する一人称
”cinta”は”~を愛する”という意味の動詞
”kamu”は”あなた”を意味する二人称で、直訳すると”私はあなたを愛しています”という意味になります。
これも、英語の”I love you”と全く同じ文構造なんですね。
また、一人称の”Aku”は親しい間柄で使う一人称であり、もっとフォーマルな間柄では”Saya(サヤ)”を使います。
他のインドネシア語の愛情表現としては、
Aku suka.(好きです)
Aku mencintaimu(あなたを愛しています)
などの表現があります。
このようにインドネシア語は文法的には英語に近く、さらにラテン文字を使用する言語であるため、日本人にとってとても学びやすい言語であると言えます。
日本に訪れるインドネシア人も多く、もしかしたらあなたにとって理想の異性がインドネシア人だったなんていう事もあるかもしれませんね。
インドネシア人の恋愛観
東南アジアの代表的な国であるインドネシア。
その国民の大半がイスラム教徒であり、また本元である中東諸国を抜いて世界最大のイスラム人口を誇る国でもあります。
地理的に近い事もあって年間多くのインドネシア人が来日しており、日本の繁華街を歩いている大半のヒジャブ(イスラム教徒の女性が頭に巻く布)を身につけた女性はインドネシア人です。
熱帯地域であるインドネシアの人たちの性格は、男女問わずとにかく明るい人たちが多い事で知られています。
また、人前で怒る事を恥と考える文化が根付いており、めったに人前で怒りません。
インドネシア人男性は優しくシャイな人が多い一方で、インドネシア人女性はおしゃべり好きでおしゃれな女性が多いのが特徴です。
しかしイスラム教国の常として、彼らの恋愛にもイスラム法であるシャリーアが影響を及ぼしており、基本的にインドネシア女性にとって恋愛とは結婚を前提とした付き合いである事が大半です。
また婚前交渉は禁止されており、往来で男女がいちゃつくことも一般的ではありません。
そしてイスラム女性は同じくイスラム教徒としか結婚が出来ない為、イスラム教徒のインドネシア人女性と家庭を持つ際は、パートナーもイスラム教徒に改宗しなければいけないのです。
このように宗教上の理由から、恋愛に対し様々な制約はあるものの、基本的には明るく性格の良い人たちが多いのが特徴です。
そんな彼ら彼女らとお近づきになりたければ、イスラム法で規制されていない”友人関係”から始めてみるのも悪くないかもしれませんね。
मैं तुमसे प्यार करता / करती हुँ (メイン タムセ ピヤ カルタ/カルティ フーン)
मैं तुमसे प्यार करता / करती हुँ
続いてはインド人の公用語であるヒンドゥー語での愛情表現です。
ヒンドゥー語は通常、デーヴァナーガリー文字という文字で表されます。
”मैं”は”私”を意味する主語
”तुमसे”は前置詞で”あなたに”
”करता/करती”は”愛している”という意味ですが、”करता”は告白する方の性別が男性である場合、”करती”は告白する方の性別が女性である場合に使用されます。
アラビア語のように性別によって動詞の形が変化するわけですが、違いはアラビア語は相手の性別によって変化するのに対し、ヒンディー語は話し手の性別によって変化するという点ですね。
“हुँ“は”私は~です”というの”~です”にあたる部分で、ヒンディー語の平叙文においてよく使われます。
このように、デーヴァナーガリー文字によるヒンディー語がインドにおける公用語ではあるものの、英語を話せるインド人も多く、英語を学べば意思疎通できる場合も少なくありません。
また、インドにはデーヴァナーガリー文字の他にもベンガル文字、タミル文字を始めとした多数の文字が使用されます。
興味がある方は、それらも学んでみてはいかがでしょうか?
インド人の恋愛観
今や中国を抜き世界一の人口を誇るようになった大国、インド。
加えて新興国であるBRICKSの一国に数えられ、今後は日本を超える経済大国になるという予測もあるインドですが、そんな国の恋愛事情はどうなのでしょう。
経済成長著しいとは言えまだまだ途上国であるインドには、いまだ豊かになれない貧困層がまだまだ多く存在しています。
そんなインド人にとっては、就職・結婚というものは本人のみならず家族にとっても一大事です。
その為、多くのインド人は学生時代に恋愛などに現を抜かすべきでないと考えており、恋愛はきちんと大学に入ってからするものと考えているようです。
さらに、結婚相手もお見合い結婚が多く、更には本人たちの家族の意見が殊更重視されるようです。
勿論国際結婚にしてもこれは同じで、例えば日本人がインド人の異性と結婚しようとなった場合、同じ日本人同士よりも高い相手の親への説得のハードルがあると言います。
さらに、インド特有の問題として、ヒンドゥー教の教義に基づく身分制であるカースト制の問題があります。
近年になって、インド政府によるカースト制による差別の禁止が宣言されましたが、未だにカースト制はインド人の意識の根底に根付いた概念であるそうです。
そして、現代のカースト制は代表的な4つのカーストに加え、同じ職能であるジャーティという身分も同じである方が望ましいとされた為、理想的な異性であってもこれらが違うと諦めざるを得ないという悲しい事情があるようです。
その為、インドではカーストやジャーティ、外見などを細かく設定して検索できるお見合いサイトが流行しているそうです。
このように様々な制約こそあるものの、最終的には本人たちの本気度の問題です。
ロミオとジュリエットのように、カーストの壁を乗り越えた先には、普通の恋愛関係以上に燃え上がる事間違いなしでしょう。
Seni seviyorum(セニ セウィヨルム)
Seni seviyorum
続いてはトルコ語での愛情表現のフレーズです。
”seni”は”あなた”を指す名詞の目的格
”seviyorum”は”愛している”という意味の”sevmek”の1人称単数現在形です。
つまり、直訳するならば”あなたを愛している”となります。
トルコ語は日本語と同じ
”S(主語)+O(目的語)+V(動詞)”
の語順であり、また日本語と同じく主語は省略する事が出来ます。
このように、日本語とトルコ語は地理的にも離れた全く無関係な言語であるにも関わらず、多くの文法的類似点があります。
その他の愛情表現のフレーズとしては
Seni özlüyorum.(あなたが恋しい)
Kalbim seninle.(私の心はあなたとともにあります)
などの恋愛表現があります。
トルコは親日国である事で知られ、トルコにおいて日本人であるという事だけで歓迎される事もしばしばあります。
また、トルコ語は偶然にも文法的に日本語と共通点が多い言語でもある為、トルコ語を日常会話レベルまで勉強し、トルコ人と仲良くなることも十分に可能だと思われます。
トルコ人の恋愛観
続いては地中海のアナトリア半島に位置するイスラム教国であるトルコ。
親日家のトルコ人も多く、日本にもたくさんのトルコ人が旅行や移住する為に訪れています。
そんなトルコ人の恋愛観は、男女ともに情熱的でストレートな愛情表現を好むようです。
性格はおおらかで明るいですが、おおざっぱで細かい所を気にしない人が多いようです。
また話好きで、仲間と集まってパーティーをすることが多いそうです。
地理的に西欧に近く、またEUの加盟国である事から分かるように、イスラム教国の中でもかなりヨーロッパに近い考え方を持ち、イスラム教徒の守るべき戒律も他のイスラム教国に比べてかなり緩いです。
例えば他のイスラム教国では義務である”女性のヒジャブ(頭を隠す布)の着用”は義務ではありませんし、同様に他のイスラム教国ではタブーであるお酒を飲むこともできます。
ただし、豚肉はたのイスラム教国同様食べる事ができません。
このように戒律が緩いトルコですが、それでも礼拝などは熱心に行いますし、トルコ人女性は”恋愛をする=結婚を前提”と考える人が多く、婚前交渉などはあまり一般的ではありません。
また未だ男性優位な恋愛観や夫婦間があり、女性は男性を支えるべきという価値観はまだ強く残っています。
しかし、それでも他のイスラム教国と比べたらヨーロッパ的なオープンさがある国の為、日本人としても付き合いやすいのではないでしょうか。
Jag älskar dig
Jag älskar dig
最後にご紹介するのはスウェーデン語での愛情表現のフレーズです。
”Jag”は”私”を意味する主語で、英語における”I”にあたります。
”älskar”は”~を愛している”という意味の動詞で、英語における”love”
“dig”は”あなた”を表わす名詞で、英語における”you”です。
つまり、英語の”I love you”と全く同じ文構造ですね。
スウェーデン語はヨーロッパ語族ゲルマン語派の北ゲルマン語群に属する言語で、同じ語派の西ゲルマン語群に属する英語やドイツ語とは共通点も多くあります。
その他の愛情表現のフレーズとしては、
Jag saknar dig(あなたが恋しい)
Du är mitt allt(あなたは私の全てです)
などの表現が挙げられます。
スウェーデン人の恋愛観
最後にご紹介するのは、北欧の大国スウェーデンです。
これは世界に限らず日本でも、北国の人間によくある特徴であると思いますが、あまり口数は多くなく、また初対面の人間に容易に心を開きません。
ですが、あまり話さないだけで自分の意見はしっかり持っている為、間違っていると思ったならばきちんと自己主張をして、自らの意見を言います。
日本人に比べて個人主義が強く、男性はおろか女性であってもグループを作ったりして群れたりはせず、必要とあれば話したり、お互いに協力をするといった傾向があります。
恋愛観については、これはドイツなど他のヨーロッパ諸国同様に、仲良くなった男女が一緒にいて気が付けば同棲して夫婦になっているという事が多いそうです。
その為日本のように、正式にプロポーズしてから彼氏彼女となると言った”告白文化”のようなものは無いと言われています。
また、これも他のヨーロッパ諸国同様に、結婚をそこまで重要視しておらず、男女が一緒にいる為の一つの形態であると考えているスウェーデン人が多いようです。
恋愛表現についてはストレートで他人の目を気にしない為、盛り上がったなら所かまわずいちゃいちゃします。
結婚した後のスウェーデン人は、特に結婚前と変わることなく、男性であっても家事をし、女性であっても仕事に行くといった夫婦が多いそうです。
日本のように”男だから仕事に行く”や、”女だから家事をして子育てをする”といった先入観はなく、平等に役割を分担して家庭を営むそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お国が違えば言葉も恋愛表現の仕方も違うもの。
その国の言葉での恋愛フレーズや、その国の国民の恋愛観などを予め学んでおくことは、彼らや彼女たちに近づく為の大きな武器になることでしょう。
この記事を読むことで、少しでも海外の女性に興味を持って、勇敢にアプローチしていただけたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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