皆さんこんにちは、syuyaです。
海外旅行をしている際に起きるトラブルの一つとして、急に便意を催すというものがあります。
そんな時、トイレの聞き方が分からなかったら、とんでもないことになりますよね。
そういった場面に備えて、各国言語でのトイレの尋ね方について学んでおくことは大切ではないでしょうか?
加えて、トイレの聞き方を学ぶ事により、それぞれの言語の文構造も学ぶ事が出来ます。
この記事では、各国語でのトイレの場所の聞き方を、その文構造の軽い説明と共に皆様にご紹介します。
- 英語:Where is the restroom?(ホエァ イズ ザ レストゥルーム?)
- 中国語:洗手间在哪里?(シーショウジィエン ザイ ナーリ?)
- 韓国語:화장실은 어디예요?(ファンジャンシル オディエヨ?)
- タイ語:ห้องน้ำอยู่ที่ไหน(ครับ/ค่ะ)(ホンナーム ティーナイ(クラップ/カ)?)
- ベトナム語:Nhà vệ sinh ở đâu?(ニャー ヴェー シン オウ ダウ?)
- インドネシア語:Di mana kamar kucil? (ディ マナ カマル クチル?)
- ヒンディー語:शौचालय कहां है? (シャウチャライ カハーン ヘイ?)
- アラビア語:أين الحمام؟(アイナッルハマーム?)
- スペイン語:¿En dónde está el baño? (エン ドンデ エスタ エル バニョ?)
- ドイツ語:Wo ist die Toilette? (ヴォー イスト ディー トゥイレト?)
- フランス語:Où sont les toilettes ? (ウン ソン レ トワレットゥ?)
- イタリア語:Dov’è il bagno?(ドヴェ イル ヴァニョ?)
- ロシア語:Где туалет?(グジェ トゥワリェート)
- スウェーデン語:Var är toaletten?(ヴアラ トワレットン?)
- ノルウェー語:Hvor er toalett? (ヴール アル トアレットゥ?)
- まとめ
英語:Where is the restroom?(ホエァ イズ ザ レストゥルーム?)
Where is the restroom?
(ホエァ イズ ザ レストゥルーム?)
先ずは英語です。
これは皆さんご存じの方も多いかと思います。
文構造としては、
場所を尋ねる疑問詞である”Where(ホエァ)”
”~にある””~にいる”などを表わすbe動詞である”is(イズ)”
特定の名詞を示す冠詞である”the(ザ)”
そして、トイレを示す名詞である”restroom(レストゥルーム)”
により、成り立っています。
”restroom”の部分は、他に”toilet(トイレットゥ)”や”lavatory(ラバトリー)”に置き換える事が出来ます。
中国語:洗手间在哪里?(シーショウジィエン ザイ ナーリ?)
洗手间在哪里?
(シー ショウ ジィエン ザイ ナーリ?)
続いては中国語です。
トイレを表わす名詞である”洗手间(シーショウジィエン)”
”ある””存在する”などを示す動詞である”在(ザイ)”
”どこへ””どこ”など、場所を尋ねる代詞である”哪里(ナーリ)”
から成り立っています。
韓国語:화장실은 어디예요?(ファンジャンシル オディエヨ?)
화장실은 어디예요?
(ファンジャンシル オディエヨ?)
続いては韓国語です。
”화장실은(ファンジャンシル)”は漢字で”化粧室”と書き、日本と同じくトイレの事を指します。
それに”どこ”を意味する”어디(オディ)”。
”~ですか?”を意味する”예요(イェヨ)”
がついた文構造となっています。
語順としては、完全に日本語の”トイレはどこですか?”と一致しています。
このように、地理的に近い日本と韓国は、その使用言語にも近しい特徴が多々あります。
タイ語:ห้องน้ำอยู่ที่ไหน(ครับ/ค่ะ)(ホンナーム ティーナイ(クラップ/カ)?)
ห้องน้ำอยู่ที่ไหนครับ?/ห้องน้ำอยู่ที่ไหนค่ะ?
(ホンナーム ティーナイクラップ?/ホンナーム ティーナイカ?)
お次は東南アジアの国であるタイで使われるタイ語です。
タイ語では”トイレ”の事を” ห้องน้ำ(ホーンナーム)”と言います。
それに”どこ”を表わす”ที่ไหน(ティーナイ )”をつけます。
そしてタイ語の特徴として、話し手の性別によって、言語の語尾につける丁寧語が変わるというものがあります。
男性が話し手の場合、文末に”ครับ(クラップ)”をつけ
女性が話し手の場合、文末に”ค่ะ(カッ)”をつけるのです。
日本語で語尾に男性が”~だぜ”とつけ、女性が”~だわ”とつけるのと似たような要領と言えるでしょう。
ベトナム語:Nhà vệ sinh ở đâu?(ニャー ヴェー シン オウ ダウ?)
Nhà vệ sinh ở đâu?
(ニャー ヴェー シン オウ ダウ?)
続いては、同じく東南アジアの国であるベトナムで使われるベトナム語です。
”Nhà vệ sinh(ニャー ヴェー シン)”がベトナム語における”トイレ”を意味し、
”ở(オゥ)”は”~で”や、”~に”を表わす前置詞
”đâu?(ダウ)”は”どこ?”など、場所を尋ねる疑問詞となっています。
ベトナム語に特徴的な”ở”や”đ”などのアルファベットですが、これはベトナム語には6つの声調と12の母音がある為で、それらを表現するために新たにアルファベットが作られた事によります。
インドネシア語:Di mana kamar kucil? (ディ マナ カマル クチル?)
Di mana kamar kucil?
(ディ マナ カマル クチル?)
お次はインドネシアで使われるインドネシア語です。
”Di mana(ディ マナ)”で”どこですか?”という疑問を表し、
”kamar kecil(カマル クチル)”で”トイレ”を表わします。
このように、インドネシア語は極めてシンプルな文構造を持っていると言えます。
因みに”kamar kecil(カマル クチル)”は直訳すると”小さな部屋”という意味で、かなり上品な言い方であると言えます。
その他にトイレを表わす語として、”WC(ウェー セェー)”や”toilet(トイレット)”もよく使われます。
ヒンディー語:शौचालय कहां है? (シャウチャライ カハーン ヘイ?)
शौचालय कहां है?
(シャウチャライ カハーン ヘイ?)
インドの公用語の一つであるヒンディー語でトイレを尋ねる際は、”शौचालय कहां है?(シャウチャライ カハーン ヘイ?)”と尋ねます。
ヒンディー語で”トイレ”の事を”शौचालय(シャウチャライ)”と言い、
”どこですか?”と場所を尋ねる際は” कहां(カハーン)”と言います。
最後の”है(ヘイ)”は”~です。”と言った意味で、英語におけるbe動詞と同じ働きを持ちます。
アラビア語:أين الحمام؟(アイナッルハマーム?)
أين الحمام؟
(アイナッルハマーム?)
続いては中東で主に使われているアラビア語です。
アラビア語の特徴として、他の多くの言語と違い、右から左に読み、文字同士が繋がっているというものがあります。
アラビア語で”どこですか?”を尋ねる疑問詞である”أين(アイナ)”
”トイレ”を意味する”الحمام(アル・ハンマーム)”から成り立っています。
日本語と違い助詞などが無いため、そのまま訳すと”どこ、トイレ?”という無礼な感じの直訳になりますが、アラビア語では特に無礼とはなりません。
スペイン語:¿En dónde está el baño? (エン ドンデ エスタ エル バニョ?)
¿En dónde está el baño?
(エン ドンデ エスタ エル バニョ?)
続いてはスペイン語。
”~に”、”~で”を表わす前置詞である”En”。
”どこで”を尋ねる疑問詞である”dónde”。
”~です。”を表わすbe動詞である”estar”の活用形のひとつである”está”。
英語における”The”である冠詞の”el”
そして、トイレを表わす名詞の”baño”
から成り立っています。
スペイン語は”あいうえお”などの母音や、言葉の発音の仕方が日本語とほぼ同じと言われており、日本人が学びやすい言語と言われています。
ドイツ語:Wo ist die Toilette? (ヴォー イスト ディー トゥイレト?)
Wo ist die Toilette?
(ヴォー イスト ディー トゥイレト?)
お次は、EUの中心的な国家であり、日本との縁も深いドイツです。
ドイツ語で”どこ”を表わす疑問詞である”Wo”
英語の”is”にあたるbe動詞である、”sein”の三人称単数系である”ist”
英語の”the”にあたる定冠詞である、”der”の女性系である”die”
そしてトイレを表わす名詞である”Toilette”です。
ドイツ語を始め、多くのヨーロッパ言語の名詞には”性別”が存在し、その”性別”によって定冠詞や冠詞が変化します。
今回の場合、”Toilette”は女性名詞である為、その前に来る定冠詞は”der”の女性系である”die”です。
ドイツ語は英語と同じ、インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語族西ゲルマン語群に所属している為、英語との共通点がかなりあります。
今回のトイレの場所を尋ねる文でも、英語の”Where is the toilet?”との共通点を見出すことが出来ると思います。
フランス語:Où sont les toilettes ? (ウン ソン レ トワレットゥ?)
Où sont les toilettes ?
(ウン ソン レ トワレットゥ?)
お次は同じくEUの中心国の一つであるフランス。
フランス語で”どこ”を表わす疑問詞である”Où”
フランス語におけるbe動詞である”être”の三人称複数形である”sont”
複数形の名詞につく冠詞である”les”
そしてトイレを表わす名詞である”toilettes”から成り立っています。
フランス語において、トイレは普通複数形で表す決まりとなっているので”les toilletes”と複数形で表します。
イタリア語:Dov’è il bagno?(ドヴェ イル ヴァニョ?)
Dov’è il bagno?
(ドヴェ イル ヴァニョ?)
続いてはイタリアで話されるイタリア語です。
”Dov’è”はイタリア語で”どこ”を表わす疑問詞である”Dove”と、イタリア語におけるbe動詞にあたる”essere”の結合語であり、”どこにある?”を意味しています。
そしてイタリア語における”The”である定冠詞である”il”。
そしてイタリア語で”トイレ”を表わす名詞である”bagno”から成り立っています。
ロシア語:Где туалет?(グジェ トゥワリェート)
Где туалет?
(グジェ トゥワリェート)
続いてはロシア語です。
ロシア語は、西洋のアルファベットとは別種のアルファベットであるキリル文字を使って言葉を表記します。
ロシア語で”どこ”を表わす疑問詞である”Где”
そしてトイレを表わす名詞である”туалет”と、非常にシンプルな文構造で出来ています。
スウェーデン語:Var är toaletten?(ヴアラ トワレットン?)
Var är toaletten?
(ヴアラ トワレットン?)
続いては北欧のスカンディナビア半島の国スウェーデンで使われているスウェーデン語です。
スウェーデン語で”どこ”を表わす疑問詞である”Var”
英語におけるbe動詞に該当する”är”
そしてトイレを意味する名詞である”toaletten”から成り立っています。
ノルウェー語:Hvor er toalett? (ヴール アル トアレットゥ?)
Hvor er toalett?
( ヴール アル トアレットゥ?)
最後はスウェーデンの北方の最北の地ノルウェー。
ノルウェー語で”どこ”を表わす疑問詞である”Hvor”
英語におけるbe動詞にあたる”er”
トイレを表わす名詞である”toalett”
から成り立っています。
地理的にも文化的にも近しい関係にあるスウェーデン語とは、多くの点で似通った点があると言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、代表的な15か国語でのトイレの尋ね方をご紹介しました。
この記事によってトイレの聞き方を覚えるだけに留まらず、その国の言語にも興味を持っていただけたら良いなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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