フランス語の基礎フレーズがわかります。
Bonjour
みなさんこんにちは、syuyaです。
みなさんはフランスについて、どれくらいの事をご存じでしょうか?
フランスは、西ヨーロッパに位置する歴史と芸術の国で、美食、ファッション、建築、哲学など、多くの分野で世界に大きな影響を与えてきました。
中でも首都パリは”花の都”として知られ、美しい街並みやエッフェル塔、ルーヴル美術館など、観光地としても世界的に人気があります。
そしてフランス語は、そのフランスで話されている公用語で、世界29か国の公用語としても使われている国際的な言語です。
フランス語は、ラテン語を起源とするロマンス語の一つで、発音・文法・語順に独特の特徴があります。
まず、発音は鼻母音(on, an, in など)が多く、語末の子音を発音しないことが一般的です(例:parlez は「パルレ」と読む)。
またリエゾンと呼ばれる音のつながりがあり、単語同士が滑らかにつながる発音が求められます。
文法面では名詞に性(男性・女性)があり、それに応じて形容詞や冠詞も変化します。
また、動詞の活用が多く、主語によって語尾が変わります(例:je suis, tu es, il est など)。
語順は基本的に主語–動詞–目的語の順(SVO)ですが、疑問文や否定文では語順や構成が変化するため、独特の表現ルールを覚える必要があります。
全体的に、見た目の綴りと発音のギャップが大きいこと、そして優美で洗練された響きを持つことが、フランス語の大きな魅力と特徴です。
フランス語の総話者数は約2億8000万人ともされ、英語、中国語、ヒンディー語、スペイン語に次いで世界で5番目に多くの話者に話される言語となっています。
発音や文法はやや複雑に感じられるかもしれませんが、語彙の多くは英語や他のヨーロッパ言語と共通している部分もあり、学習を進めるほどに美しい響きと論理的な構造に魅了される言語です。
また、フランス語は「愛の言葉」「芸術家の言語」とも称され、文学や映画、音楽などの文化に深く根ざしています。
フランス語を学ぶことで、単なる言語スキルだけでなく、フランス的な考え方や価値観にも触れることができるでしょう。
この記事では、そんなフランス語の基礎フレーズをご紹介しています。
- Bonjour.(ボンジュール)・・・こんにちは/おはようございます
- Bonsoir.(ボンソワール)・・・こんばんは
- Comment allez-vous ?(コマン タレ ヴ?)・・・お元気ですか?
- Je m’appelle ~(ジュ マペル ~)・・・私の名前は~です。
- J’ai ~ ans.(ジェ ~ アン)・・・私の年齢は~才です。
- Je suis ~.(ジュ スイ ~)・・・私の仕事は~です。
- Oui.(ウィ)・・・はい
- Non.(ノン)・・・いいえ
- Je suis désolé(e).(ジュ スイ デゾレ)・・・ごめんなさい
- Merci.(メルスィ)・・・ありがとう
- Au revoir.(オ ルヴォワール)・・・さようなら
- フランス語を学ぶ際におすすめの書籍
- まとめ
Bonjour.(ボンジュール)・・・こんにちは/おはようございます

Bonjour.(ボンジュール)
”Bonjour(ボンジュール)”は、フランス語で「こんにちは」にあたる挨拶の言葉です。
この言葉は、日中に出会った相手に対して用いる非常に一般的で丁寧な挨拶となっています。
”Bonjour”は、もともと”Bon(良い)”と”Jour(日)”という2つの単語が組み合わさった言葉で、直訳すると”良い一日を”という意味になります。
つまり、”Bonjour”と言うことで、相手に対して”良い日になりますように”という願いを込めて挨拶しています。
発音は「ボンジュール」となりますが、フランス語の特徴として、”ボン”の部分の”n”は日本語の「ン」とは異なり、鼻に抜ける音(鼻母音)になります。
このため口では「n」をはっきり発音せず、鼻に響かせるように「ボン」と発音します。
“Bonjour”は、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使える便利な表現ですが、使う時間帯には少し注意が必要です。
通常は朝から夕方までの挨拶に使われ、夕方以降は”Bonsoir(ボンソワール)”という「こんばんは」に相当する言葉を使うのが自然です。
なお、親しい友人などに対しては
”Salut(サリュ)”
というカジュアルな挨拶も使われますが、”Bonjour”は初対面の相手や目上の人に対しても安心して使える、もっとも基本的な挨拶となっています。
Bonsoir.(ボンソワール)・・・こんばんは

Bonsoir.(ボンソワール)
”Bonsoir(ボンソワール)”は、フランス語で「こんばんは」にあたる挨拶の言葉です。
この表現は、午後遅くから夜にかけて、人と会ったときの挨拶として使われます。
たとえば、夕方に人と会ったときや、夜の食事会、映画館、レストランなど、フォーマル・カジュアルを問わず幅広い場面で使用できます。
語の成り立ちは、”Bon(良い)”と”soir(夕方・夜)”が結びついたもので、直訳すると「良い夜を」という意味になります。
つまりBonsoirと言うことで、相手に対して丁寧に「こんばんは」あるいは「よい夜をお過ごしください」と挨拶しているわけです。
発音は「ボンソワール」となりますが、「ボン」の n は「Bonjour」と同じく鼻母音となるため、口では n をはっきりとは発音しません。鼻に抜けるように「ボン」と発音します。
なお、夜に人と別れるときの「おやすみなさい」は”Bonsoir”ではなく、
”Bonne nuit(ボンヌ・ニュイ)”
が使われます。
”Bonsoir”は出会いの挨拶であり、”Bonne nuit”は別れの挨拶として使い分けるのがポイントです。
たとえば夜に誰かの家を訪れたときには”Bonsoir”と言って入り、帰るときには”Bonne nuit”と言って別れるという使い方になります。
フランス語の挨拶表現の中でも”Bonsoir”は礼儀正しく、洗練された印象を与える言葉ですので、夜間の会話の第一声としてとても重宝されます。
Comment allez-vous ?(コマン タレ ヴ?)・・・お元気ですか?

Comment allez-vous ?(コマン タレ ヴ?)
”Comment allez-vous ?(コマン・タレ・ヴ)”は、フランス語で「お元気ですか?」という丁寧な表現です。
このフレーズは、誰かと初めて会ったときや、少し距離のある相手、目上の人に対して、礼儀正しく健康や調子を尋ねるときに使います。
日本語で言えば、「ご機嫌いかがですか?」や「お変わりありませんか?」に近いニュアンスがあります。
この語の構成としては、”Comment” は「どのように」「どうやって」を意味する疑問詞で、英語の”How”に相当します。
”allez” は動詞 ”aller(行く)” の現在形二人称複数で、後に続くvousに対応に対応して変化しています。
そして、”vous” は「あなた(たち)」または「あなた(丁寧な単数形)」を意味する代名詞です。
つまり”Comment allez-vous ?”は直訳すると「あなたはどう行っていますか?」という意味になりますが、実際には「ご機嫌いかがですか?」という慣用的な挨拶表現として定着しています。
また、相手が親しい友人や家族である場合は、もっとカジュアルに
”Comment ça va ?(コマン・サ・ヴァ)”
や、さらに短縮したカジュアルな表現である
”Ça va ?(サ・ヴァ?)”
という表現がよく使われます。
これは「調子はどう?」というような軽い言い方です。
返事としては、たとえば”Très bien, merci. Et vous ?(とても元気です、ありがとう。あなたは?)”のように返すのが定番です。
このように、”Comment allez-vous ?”はフランス語において非常に基本的かつ丁寧な挨拶の一つであり、日常会話の導入としてよく使われます。
Je m’appelle ~(ジュ マペル ~)・・・私の名前は~です。

Je m’appelle ~(ジュ マペル ~)
“Je m’appelle(ジュ マペル ~)” は、フランス語で「私の名前は〜です」という意味の、非常に基本的な自己紹介表現です。
たとえば、”Je m’appelle Marie.”と言えば、「私はマリーです」という意味になります。日本語での自己紹介の「〜と申します」にあたる表現です。
このフレーズは文法的に見ると、”Je(私)”に続く”m’”が再帰代名詞の”me(自分を)”を短縮した形になっており、それに”appelle(呼ぶ)”という動詞が続いています。
直訳すれば「私は自分を〜と呼びます」という構造になっています。
つまり”Je m’appelle Ken.”は、「私は自分をケンと呼びます」、すなわち「私の名前はケンです」となるわけです。
発音は「ジュ マペル」となり、「ジュ」の部分はやわらかくのどの奥から出す音が特徴です。
また、”appelle”の部分は「アペル」と書かれていても、実際の音は「ペル」に近く、「マペル」と聞こえることが多いです。
初対面の場面では、”Bonjour, je m’appelle Ken.”のように「こんにちは」とあわせて使うと、丁寧で自然な印象になります。
ビジネスでも日常でも広く使える表現なので、フランス語を学び始める際には真っ先に覚えておきたいフレーズの一つです。
因みに、2025年に生まれたフランス人の名前は、女の子トップ5が1位と2位が同率でAmbre(アンブル)とLouise(ルイーズ)、 3位が Alba(アルバ)、 4位が Jade(ジャッド) 、5位が Alma(アルマ)となっています。
また、同様に2025年に生まれたフランス人の男の子の名前トップ5は、1位が Gabriel(ガブリエル)、 2位が Raphaël(ラファエル)、 3位が Léo(レオ)、 4位が Maël(マエル)、 5位が Louis(ルイ)となっています。
そして、フランス人に多い名字トップ5が、1位Martin(マルタン) 、2位Bernard(ベルナール) 、4位Thomas(トマ) 5位Petit(プティ) 6位Robert(ロベール)という名字が多いようです。
J’ai ~ ans.(ジェ ~ アン)・・・私の年齢は~才です。

J’ai ~ ans.(ジェ ~ アン)
”J’ai ~ ans(ジェ ~ アン)” は、フランス語で「私は〜歳です」という意味の、年齢を言うときに使う基本的な表現です。
たとえば、”J’ai vingt ans.” と言えば、「私は20歳です」という意味になります。
この表現は、直訳すると少し異なる意味になります。
”J’ai” は動詞 ”avoir(持っている)” の活用形で、「私は持っている」という意味です。
そして ”ans” は「歳、年齢」を表す名詞です。
つまり、”J’ai vingt ans.” を直訳すれば「私は20歳を持っています」という表現になります。
フランス語では年齢を「持っている」と表現するのが自然で、日本語や英語の「〜歳です(I am ~ years old)」とは考え方が異なります。
発音は「ジェ ヴァン アン」のようになり、”ans” の語末の ”s” は通常発音されません。
数字を変えれば、さまざまな年齢に対応できます。
たとえば、”J’ai dix-huit ans.”(私は18歳です)、”J’ai trente ans.”(私は30歳です)という具合です。
会話の中では、”Tu as quel âge ?”(あなたは何歳ですか?)という問いに対して、”J’ai 25 ans.” と答えるのが自然です。
年齢を伝えるときには必ずこの ”J’ai ~ ans” を使うことになるため、初心者がまず覚えておくべきフレーズの一つです。
そして、フランス語の数詞についてです。
1から10までの数詞は、それぞれ個別の単語が割り当てられており、覚えてしまえばその後の数字も理解しやすくなります。
数 | 数詞 | 読み方 |
1 | un | アン |
2 | deux | ドゥ |
3 | trois | トロワ |
4 | quatre | キャトル |
5 | cinq | サンク |
6 | six | スィス |
7 | sept | セット |
8 | huit | ユイット |
9 | neuf | ヌフ |
10 | dix | ディス |
10以降は、基本の数字を組み合わせて作られます。
たとえば11は”onze(オンズ)”、12は”douze(ドゥーズ)”で、13~16まではそれぞれ独立した単語がありますが、17からは「10+7」のように表現されるようになります。
つまり、17は「dix-sept(ディス・セット)」、18は「dix-huit(ディズ・ユイット)」、19は「dix-neuf(ディズ・ヌフ)」です。
20は”vingt(ヴァン)”で、21は”vingt et un(ヴァン・エ・アン)”となります。
この”et(エ)”という語が入るのは「1」が入るときだけで、22は”vingt-deux(ヴァン・ドゥ)”と、連結語は使われません。
フランス語の数詞で特徴的なのは、70以降の表現です。
たとえば70は”soixante-dix(60-10)”、つまり「60+10」として表されます。
71は”soixante et onze(60と11)”、80は”quatre-vingts(4×20)”、90は”quatre-vingt-dix(4×20+10)”のように、やや複雑な数え方になります。
フランスの数詞はこのように一部が加算式や乗算式で構成されており、初学者には少し驚かれることが多いです。
なぜこのような複雑な数え方をするかというと、これはフランスで中世まで使用されていた20進法(20で繰り上がる数え方)の影響であると言われています。
100は”cent(サン)”、1000は”mille(ミル)”、1,000,000は”un million(アン・ミリオン)”と言います。
これらも、基本の数詞と組み合わせて使います。
Je suis ~.(ジュ スイ ~)・・・私の仕事は~です。

Je suis ~.(ジュ スイ ~)
フランス語で自分の職業を名乗る際には、“Je suis ~.(ジュ スイ ~)” という表現を使います。
これは英語の “I am ~.” に相当する非常に基本的な言い回しで、職業を伝えるときに最もよく使われます。
たとえば、「私は教師です」と言いたい場合は “Je suis professeur.” となり、「私はエンジニアです」は “Je suis ingénieur.” となります。
冠詞(un, une)は通常省略されることが多く、職業名そのものを直接 “Je suis” に続けるのが自然な言い方です。
なお、職業名は性別によって形が変わることがあります(例:“acteur”(男優)→“actrice”(女優))。
以下のリストは、代表的な職業とそのフランス語のリストとなっています。
職業名 | 職業名(フランス語) | 読み方 |
教師 | professeur | プロフェスール |
医者 | médecin | メドゥサン |
エンジニア | ingénieur | アンジェニュール |
学生 | étudiant / étudiante | エチュディアン(男性)/エチュディアント(女性) |
会社員 | employé / employée | アンプロワイエ(男性)/アンプロワイエ(女性) |
公務員 | fonctionnaire | フォンクショネール |
自営業者 | travailleur indépendant (男性)/ travailleuse indépendante(女性) | トラヴァイユール アンデパンダン/トラヴァイユーズ アンデパンダント |
因みにフランス人に人気の職業は、日本人と同じく公務員の他、ITエンジニアなどのIT系の職業、そしてパンデミック以降は医療系の職業の人気がフランスの若者の間で高まっているようです。
Oui.(ウィ)・・・はい

Oui.(ウィ)
“Oui”(ウィ)は、フランス語で「はい」や「ええ」といった肯定の返答を表す、非常に基本的かつ頻繁に使われる語です。
英語の“Yes”に相当し、質問に同意したり、肯定的な返事をしたいときに使われます。
語尾を上げて“Oui ?”と発音すれば、「はい?」や「何でしょう?」という問い返しにもなります。
注意点として、“Oui”は常に「肯定」の意味ですが、否定疑問文に対する返答のときに混乱することがあります。
例)Tu n’aimes pas le café ?(コーヒーが好きじゃないの?)
→ Oui(好きだよ)または Non(好きじゃないよ)
その為、このような否定疑問文の受け答えとしては、フランス語では「Si」という特別な肯定語を使って、否定疑問に反論する形で肯定するのが一般的です。
例)Tu n’aimes pas le café ?(コーヒーが好きじゃないの?)
→ Si, j’aime le café.(いいえ、好きです)
Non.(ノン)・・・いいえ

Non.(ノン)
フランス語の “Non” は、日本語の「いいえ」や英語の “No” にあたる基本的な否定の語です。
相手の質問や依頼、提案に対して否定の意思を伝える際に使われます。
たとえば”Tu veux du café ?(コーヒーいる?)”と聞かれたときに、”Non, merci.(いいえ、けっこうです)”と返すことで丁寧に断ることができます。
ただし、単に “Non” だけを使うと、ぶっきらぼうに聞こえる場合もあり、トーンや表情、あるいは”Non, je ne crois pas(いいえ、そうは思いません)”のように補足を加えることで、より丁寧で自然な否定になります。
また、”Ah non !”のように感嘆的に使えば「えっ、だめ!」「まさか!」というような驚きや反対の強調にもなります。
さらに、否定の共感を示す”Moi non plus(私も違います)”のような使い方もあり、非常に応用範囲の広い単語です。
Je suis désolé(e).(ジュ スイ デゾレ)・・・ごめんなさい

Je suis désolé(e).(ジュ スイ デゾレ)
“Je suis désolé(e).” は、「ごめんなさい」や「申し訳ありません」という意味で使われる、丁寧な謝罪の表現です。
直訳すると “Je suis”(私は~です)と “désolé(e)”(申し訳なく思っている)から成り立っており、「私は申し訳なく思っています」という意味になります。
“désolé” は形容詞で、話し手が男性なら “désolé”、女性なら語尾に “e” をつけて “désolée” と表記します。
ただし、口頭では “é” の発音は変わらないため、音だけでは区別がつきません。
この表現は、単なる軽い謝罪ではなく、相手に迷惑をかけたときや失礼なことをしてしまったときなど、やや丁寧な場面に向いています。
たとえば「約束に遅れたとき」や「悪い知らせを伝えるとき」などに使われます。
また、丁寧さを強調したいときには
“Je suis vraiment désolé(e).”(本当に申し訳ありません)
とすることもあります。
謝罪の気持ちを伝えるときには、言葉だけでなく表情やトーンも重要ですが、“Je suis désolé(e).” はフランス語圏で非常に基本的かつ丁寧な表現として広く用いられています。
Merci.(メルスィ)・・・ありがとう

Merci.(メルスィ)
“Merci” はフランス語で「ありがとう」を意味する、最も基本的な感謝の表現です。
形式ばらず、日常会話から丁寧な場面まで幅広く使える言葉で、何かをしてもらったとき、もらったとき、助けてもらったときなどに自然に使われます。
単独で “Merci.” と言うだけでも十分に感謝を伝えることができますが、より丁寧にしたい場合には
“Merci beaucoup.”(どうもありがとうございます)
“Merci bien.”(どうもありがとう)
と表現することができます。
また、何かを断るときにも、“Non, merci.”(いいえ、結構です)のように使えば、丁寧な拒否の表現になります。
相手から “Merci.” と言われた場合の返しとしては、“De rien.”(どういたしまして)が一般的です。他にも “Je vous en prie.”(どうぞご遠慮なく)や “Avec plaisir.”(喜んで)などもあり、状況や相手との関係によって使い分けられます。
“Merci” は短くても心のこもった言葉であり、フランス語圏では非常に重視されている礼儀の一つです。日常のささいな場面でも感謝の気持ちを表すことで、より円滑なコミュニケーションが可能になります。
Au revoir.(オ ルヴォワール)・・・さようなら

Au revoir.(オ ルヴォワール)
“Au revoir.” はフランス語で「さようなら」や「また会いましょう」を意味する別れのあいさつです。
直訳すると “au” は「~で」「~に」、 “revoir” は「再び会うこと」なので、“Au revoir.” は「また会うときまで」というニュアンスになります。
この表現は、日常会話からフォーマルな場面まで幅広く使える非常に一般的な別れの言葉です。
たとえば友人との会話が終わるとき、買い物をして店を出るとき、あるいは職場の同僚とその日別れるときなど、あらゆる場面で使われます。
よりカジュアルな別れの表現には “Salut.”(バイバイ)や “À bientôt.”(またすぐに)がありますが、“Au revoir.” は基本的で丁寧な印象を持ち、年齢や関係性を問わず無難に使える表現です。
一方、長期間会わないような別れや、少し感傷的な場面では “Adieu.”(永遠の別れ)という言葉も存在しますが、これは非常に強い意味を持つため、日常ではあまり使われません。
つまり、“Au revoir.” は「また会いましょう」という前向きな別れの言葉として、フランス語の会話において最も自然で安心して使える別れのフレーズです。
フランス語を学ぶ際におすすめの書籍
ここからは、フランス語を学ぶ際のおすすめの書籍をご紹介しています。
参考書によって、レベルや学べる内容が異なりますので、ご自身の目的に合った参考書を選ぶ事をおすすめします。
フラ語入門、わかりやすいにもホドがある! [改訂新版]《CD付》
『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある![改訂新版]《CD付》』は、フランス語を初めて学ぶ人に向けて書かれた入門書で、そのわかりやすさと親しみやすさが多くの読者から評価されています。
著者の清岡智比古氏は、フランス語の専門家として明治大学で教鞭をとり、NHKの語学講座でも講師を務めた経験を持つ人物であり、その豊富な指導経験がこの本にもよく表れています。
この本の大きな特徴は、難解になりがちな文法や表現の説明を、まるで友達と会話しているかのような語り口で展開している点です。
そのため、学習者は肩の力を抜いて読み進めることができ、言語学習にありがちな「堅苦しさ」や「理屈っぽさ」に疲れてしまうことがありません。
付属のCDや音声アプリを利用すれば、発音やリスニングの練習にも役立てることができるため、独学でフランス語を始めたい人にとっては非常に心強い構成となっています。
とりわけ、発音が難しいとされるフランス語の入門段階で、音声を聞きながら学べる点は、習得への大きな助けになるでしょう。
「まずはフランス語に親しんでみたい」「独学で始めたいけれど何から手をつけていいかわからない」といった初心者にとって、楽しく、気軽に学べる入門書として非常におすすめできる一冊となっています。
これからはじめる フランス語入門 NHK出版 音声DL BOOK
『これからはじめる フランス語入門 NHK出版 音声DL BOOK』は、フランス語を全く知らない初学者にとって、非常にとっつきやすい一冊です。
文法用語や専門的な解説に頼りすぎることなく、日常でよく使う表現を軸にしながら、自然にフランス語の感覚に慣れていける構成が魅力です。
本書の特徴のひとつは、会話重視のスタイルと、場面に即したフレーズの導入です。
たとえば、あいさつ、買い物、道案内など、旅行や簡単な日常会話で即使えるフレーズを音声と一緒に学べるため、視覚と聴覚の両方でフランス語に触れられるのが強みです。
特に、発音に不安を感じている学習者にとって、音声のダウンロード形式は手軽で使いやすく、移動中や隙間時間の学習にも適しています。
文法の解説はあくまで補助的に扱われ、堅苦しさを排した語り口によって、「難しそう」という先入観を和らげてくれます。
読み進めるうちに「なんとなくわかってきた」という感覚を得られるよう配慮されており、勉強というより、会話の中に自然と入っていくような導入が印象的です。
総じてこの本は、フランス語に対して構えすぎず、まずは「音」と「ことばのリズム」に慣れたいという人に最適の入門書であり、自己学習でも、語学教室の副教材としても活用しやすい構成になっています。
新ゼロからスタートフランス語 文法編
『新ゼロからスタートフランス語 文法編』は、フランス語を初めて学ぶ人に向けて、文法と発音の基本をわかりやすく解説した入門書です。
名門語学学校アテネ・フランセが監修し、島崎貴則氏が著者を務めています。
本書の特徴は学習者がつまずきやすい文法項目を厳選し、40の文法公式に基づいて解説している点です。
これにより必要な知識を効率よく習得できるよう工夫されています。
また発音の学習にも重点を置いており、音声ダウンロードを活用して、実際の発音を確認しながら学習を進めることができます。
読者からは、「文法の超絶初歩的な本なので、2歳レベルの私にはとても嬉しい。表がまとまっており、例文が豊富で嬉しい」といった感想が寄せられています 。
このように、初心者にとって親しみやすい内容となっており、独学でも無理なく学習を進められる構成になっています。
総じて、『新ゼロからスタートフランス語 文法編』は、フランス語学習の第一歩として、文法と発音の基礎をしっかりと身につけたい方に適した一冊です。
世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せれば解る! (幻冬舎新書)
『世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せれば解る!』は、フランス語にまったく触れたことのない初心者に向けて書かれた入門書で、その名のとおり”簡単さ”に焦点を当てた一冊です。
文法用語や複雑な説明をできるだけ省き、”とにかく話してみよう””まずは読んでみよう”というスタンスでフランス語への心理的ハードルを下げてくれます。
特に発音や語順といった基本事項を丁寧に噛み砕いて説明しており、”なるほど、こうすればいいのか”と納得しながら読み進められる構成になっています。
例文も実生活に根ざしたものが多く、実際にフランス語圏に行ったときにすぐに使えそうな表現が自然に身につきます。
また読者を飽きさせない語り口も特徴で、まるでフランス語に詳しい友人に教えてもらっているような親しみやすさがあります。
一方で、学術的に正確な説明や細かい文法の規則を求める人にはやや物足りなく感じるかもしれませんが、「フランス語って難しそう…」というイメージを払拭してくれる、学びの最初の一歩としては最適な一冊です。
新ゼロからスタートフランス語単語BASIC1000
『新ゼロからスタートフランス語単語BASIC1000』は、フランス語を初めて学ぶ人や基礎からやり直したい人に向けて設計された単語集で、1000語の基本語彙を品詞別・テーマ別に整理し、効率的な語彙習得をサポートしています。
各見出し語にはカタカナルビが付されており、発音に不安のある学習者でも安心して取り組める構成になっています。
さらに無料の音声ダウンロードが提供されており、正しい発音を耳で確認しながら学習を進めることができます。
例文は日常生活で使えるシンプルなものが多く、本書で取り上げた単語のみで構成されているため、語彙同士の関連性を意識しながら学習できる点が特徴です。
特に動詞には「重要動詞」として詳しい解説が付され、名詞は16のテーマに分けて37項目に分類されており、形容詞は対義語を対で示すなど、初級者が効率よく語彙を身につけられる工夫が随所に凝らされています。
コンパクトなサイズで持ち運びやすく、赤シートを使った暗記確認も可能で、スキマ時間を活用した学習にも適しています。
序章では”フランス語を覚える3つのポイント”や”つづり字記号”など、単語学習に必要な基礎知識がまとめられており、巻末には基本的な文法事項も整理されているため文法の復習や確認にも役立ちます。
全体としてフランス語学習の第一歩として非常に実用的で、安心して取り組める一冊です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事を通じて、皆様がフランス語に興味を持ってくださったなら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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