トルコ語の日常基礎フレーズが分かります。
みなさんこんにちは、syuyaです。
この記事では、トルコ語の基礎フレーズについてご紹介しています。
トルコ語は主にトルコ共和国と北キプロス・トルコ共和国で話されている言語で、話者数は全世界で約8000万人を超えるとされています。
言語系統としてはアルタイ諸語に分類されてきましたが、現在では孤立した言語群として捉えられることもあり、特にウズベク語やアゼルバイジャン語など、他のテュルク系言語と近縁関係にあります。
かつてはアラビア文字が使用されていましたが、1928年にトルコ共和国の初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクによる文字改革によって、ラテン文字を基にした独自のアルファベットが導入されました。
これにより識字率の向上や西洋化が推進され、現代のトルコ語は発音と綴りがほぼ一致する表記が特徴となっています。
文法的には日本語と同じく「主語‐目的語‐動詞(SOV)」の語順を持ち、助詞や格変化が豊富に使われるため、日本語話者には比較的学びやすい言語の一つとされています。
語彙には長い歴史の中でペルシア語、アラビア語、フランス語などの影響を受けてきた背景があり、多様で豊かな表現が見られます。
トルコ語は、詩や音楽、日常会話においても響きが美しく、文化的な奥行きを感じさせる言語であり、近年では観光やビジネス、外交分野においてもその重要性が高まりつつあります。
この記事では、そんなトルコ語の基礎フレーズをご紹介しています。
- Günaydın(ギュナイドゥン)・・・おはようございます
- Merhaba(メルハバ)・・・こんにちは
- İyi akşamlar(イイ・アクシャムラル)・・・こんばんは
- Nasılsınız?(ナスルスヌズ?)・・・お元気ですか?
- Benim adım 〜.(ベニム・アドゥム 〜)・・・私の名前は〜です。
- Ben 〜 yaşındayım.(ベン 〜 ヤシュンダユム)・・・私の年齢は~才です。
- Evet(エヴェット)・・・はい
- Hayır(ハユル)・・・いいえ
- Affedersiniz(アッフェデルスィニズ)・・・すみません
- Teşekkür ederim(テシェッキュル・エデリム)・・・ありがとう
- Hoşça kalın(ホシュチャ・カルン)/Güle güle(ギュレ・ギュレ)・・・さようなら
- トルコ語のおすすめ参考書
- まとめ
Günaydın(ギュナイドゥン)・・・おはようございます

Günaydın(ギュナイドゥン)
”Günaydın”はトルコ語で「おはようございます」を意味する挨拶の言葉です。
語源は”gün”(日、太陽)と”aydın”(明るい、明るく照らされた)という二つの単語に由来しており、直訳すると「明るい日を」や「よい一日を」になります。
一般的には朝の時間帯、つまり起床後から昼頃までの間に使われ、丁寧で親しみのある挨拶として広く用いられています。
フォーマル・カジュアル問わず使える便利な表現で、職場や家庭、街中の商店など、あらゆる場面で交わされます。
発音は「ギュナイドゥン」となり、語尾の”-dın”には軽い鼻音が含まれるのが特徴です。
トルコ語話者にとっては非常に基本的な挨拶であり、”Merhaba”や”İyi sabahlar”などと並んで、朝の第一声として自然に使われます。
Merhaba(メルハバ)・・・こんにちは

Merhaba(メルハバ)
”Merhaba”はトルコ語で「こんにちは」や「やあ」といった意味を持つ、非常に一般的で親しみやすい挨拶の言葉です。
日中のあいさつとして時間帯を問わず使うことができ、初対面の相手にも、親しい友人にも、誰に対しても使える便利な表現です。
語源はアラビア語の”marḥabā”(مرحبا)に由来し、「歓迎します」や「どうぞお入りください」といった意味合いを持っていました。
トルコ語ではすでに完全に日常語として定着しており、宗教的なニュアンスはほとんど失われています。
発音は「メルハバ」で、語尾をやや軽く発音するのが自然です。
トルコの街角や店先、学校、公共機関など、あらゆる場面で気軽に交わされるこの言葉は、会話の始まりを柔らかくし、好印象を与える第一歩にもなります。
また、電話の冒頭やフォーマルな文書などでは使われることは少なく、より直接的で対面的な交流の際に向いています。
”Merhaba”はトルコの人々の温かさや社交性を象徴する、日常生活に深く根付いた挨拶です。
İyi akşamlar(イイ・アクシャムラル)・・・こんばんは

İyi akşamlar(イイ・アクシャムラル)
”İyi akşamlar”は、トルコ語で「こんばんは」や「良い夕べを」という意味を持つ挨拶の言葉です。
直訳すると「良い(İyi)+夕方・夜(akşamlar)」となり、「良い夕方をお過ごしください」といった丁寧で心のこもったニュアンスが含まれています。
この表現は夕方以降から夜にかけての時間帯に使われ、道ですれ違う人への挨拶や仕事終わりの同僚への声かけ、買い物を終えて店を出る時など、あらゆるシチュエーションで自然に交わされます。
相手に敬意を示す丁寧な表現であるため、フォーマルな場でもカジュアルな場でも問題なく使用できます。
発音は「イイ・アクシャムラル」となり、語末の”-lar”は複数形を表すものの、意味としては「夜」という時間帯を一般的に指すための形式的な用法です。
また、別れ際にも”İyi akşamlar”を使うことができ、「さようなら、良い夜を」という意味合いを込めることができます。
トルコ語において、時間帯に応じた挨拶は非常に大切にされており、この言葉もその文化的な丁寧さをよく表しています。
Nasılsınız?(ナスルスヌズ?)・・・お元気ですか?

Nasılsınız?(ナスルスヌズ?)
”Nasılsınız?”は、トルコ語で「お元気ですか?」や「ご機嫌いかがですか?」といった意味を持つ丁寧な問いかけの表現です。
語源は”nasıl”(どのように)と、敬称を含む活用語尾”-sınız”(〜でいらっしゃいますか)に分けられ、「あなたはどのようですか?」という構造になっています。
この表現は初対面の人や目上の人、またはあまり親しくない相手に対して、丁寧な印象を与える定番の挨拶です。
状況によっては再会時の「お久しぶりですね」という気持ちを込めて使われることもあります。
フォーマルな場面ではとても一般的で、職場や公共機関、サービス業の接客などでも頻繁に聞かれます。
一方、親しい友人や家族などに対しては、よりくだけた形である”Nasılsın?”(ナスルスン?)が使われ、”-sın”という語尾がカジュアルなニュアンスを持ちます。
発音は「ナスルスヌズ?」で、リズムよく柔らかく発声されることが多く、トルコ語特有の滑らかな音のつながりが感じられます。
挨拶と同時に相手の体調や気分を気遣う言葉として、トルコ人の人懐っこさや思いやりの文化をよく表した表現です。
Benim adım 〜.(ベニム・アドゥム 〜)・・・私の名前は〜です。

Benim adım 〜.(ベニム・アドゥム 〜)
”Benim adım 〜”は、トルコ語で「私の名前は〜です」という自己紹介の基本的な表現です。
構造としては、”benim”(私の)+”adım”(私の名前)という2語から成り立っており、”ad”が「名前」、”-ım”が一人称単数(私の)を示す所有接尾辞です。
つまり、「私の名前」という意味の”Benim adım”に、名乗る名前を続けるだけで、シンプルに自己紹介が完成します。
たとえば、「私の名前はカズキです」と言いたい場合は、”Benim adım Kazuki.”(ベニム・アドゥム・カズキ)となります。
この文はフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使うことができ、トルコ語を話す相手と初めて会う際には特に便利です。
発音は「ベニム・アドゥム」で、トルコ語独特の柔らかい音が特徴です。
また、会話の流れでは、”Merhaba, benim adım 〜.”(こんにちは、私の名前は〜です)と続けると自然で丁寧な印象を与えることができます。
この表現は、トルコ語学習の最初のステップとしてよく登場するフレーズであり、覚えておくと自己紹介の場面で自信を持って話しかけることができるようになります。
Ben 〜 yaşındayım.(ベン 〜 ヤシュンダユム)・・・私の年齢は~才です。

Ben 〜 yaşındayım.(ベン 〜 ヤシュンダユム)
”Ben 〜 yaşındayım.”は、トルコ語で「私は〜歳です」という年齢を伝えるときの基本的な表現です。構造としては、”Ben”(私)+数字(年齢)+”yaşındayım”(〜歳です)という形で成り立っています。
”Yaş”は「年齢」や「年」という意味の名詞で、”-ındayım”は「〜の中にいる」「〜である」といった存在を表す語尾で、主語に一人称単数が使われていることを示しています。
たとえば、「私は25歳です」と言いたい場合は、”Ben yirmi beş yaşındayım.”(ベン イールミ・ベシュ・ヤシュンダユム)となります。
発音の中で”yaş”の「シュ」の音が柔らかく響き、全体的に滑らかなリズムになります。
この表現は自己紹介の場面で年齢を伝える際に非常に役立ち、フォーマル・カジュアルを問わず広く使われます。
また子どもから大人まで誰でも使える普遍的な文型であり、会話に自然に組み込むことができます。
トルコ語では年齢を表すときに「〜歳である」ではなく「〜歳の中にいる」という発想が文法的に含まれており、その点が言語の感覚として興味深い特徴でもあります。
”Ben 〜 yaşındayım.”は、トルコ語学習者がまず覚えるべき基本フレーズのひとつです。
数字 | トルコ語 | 日本語 |
---|---|---|
1 | bir | ビル |
2 | iki | イキ |
3 | üç | ウチ |
4 | dört | ドルト |
5 | beş | ベシュ |
6 | altı | アルトゥ |
7 | yedi | イエディ |
8 | sekiz | セキズ |
9 | dokuz | ドクズ |
10 | on | オン |
トルコ語の数詞は非常に規則的で、11以降も基本的に「10(on)+1〜9」という形で構成されます。たとえば、11は”on bir(オン・ビル)”、12は”on iki(オン・イキ)”と続いていきます。
20以降も同様に規則性があり、20は”yirmi(イールミ)”、30は”otuz(オトゥズ)”、40は”kırk(クルク)”、50は”elli(エッリ)”、60は”altmış(アルトゥムシュ)”、70は”yetmiş(イェトゥミシュ)”、80は”seksen(セクセン)”、90は”doksan(ドクサン)”、100は”yüz(ユズ)”となります。
たとえば、25は”yirmi beş(イールミ・ベシュ)”、48は”kırk sekiz(クルク・セキズ)”のように、十の位+一の位を順に並べるだけで数詞ができるため、丸暗記が少なくて済み、非常に学びやすい特徴を持っています。
また、”bin(ビン)”が1000、”milyon(ミリヨン)”が100万と、大きな数も英語に近い感覚で構築されています。
数詞の後に名詞を続ける際は、基本的に名詞は複数形にはせず単数形を使うという文法上の特徴もあります(例:”iki elma”=「2個のりんご」、elmaは単数のまま。
このように、トルコ語の数詞は比較的規則的で、学習しやすいものであると言えるでしょう。
Evet(エヴェット)・・・はい

Evet(エヴェット)
”Evet”は、トルコ語で「はい」を意味する基本的な肯定表現です。
日本語の「はい」や英語の”Yes”と同様に、質問に対する肯定的な返答として、日常会話からフォーマルな場面まで広く使われています。
発音は「エヴェット」となり、語尾の”-t”は軽く発音されることが多く、会話の流れの中では柔らかく響くのが特徴です。
語源的にはオスマン朝時代の宮廷言語にに由来するとも言われていますが、現代トルコ語では完全に日常語として定着しており、宗教的・古語的な響きはなく、誰に対しても自然に使える言葉となっています。
会話の中では単独で使われることも多く、たとえば「行きますか?」という問いに対して、単に”Evet.”と答えれば「行きます」という意味を表すことができます。
また、強調したいときには”Evet, tabii ki.”(はい、もちろんです)や、感情を込めた”Evet, çok isterim.”(はい、とてもそうしたいです)などのように、他の語と組み合わせて使うこともできます。
相手の話に丁寧に同意する際や、好意を表す返事としても使われるこの言葉は、トルコ語の会話において最も基本的かつ重要な語のひとつです。
Hayır(ハユル)・・・いいえ

Hayır(ハユル)
”Hayır”は、トルコ語で「いいえ」や「ノー」を意味する否定の返答語です。
日常会話からフォーマルな場面まで広く使われ、質問に対して否定の意思を示したいとき、または提案を拒否したいときに用いられます。
発音は「ハユル」となり、語尾の”-r”音が柔らかく聞こえるのが特徴です。
この語は、語源的にはアラビア語の”خَيْر”(khayr)に由来し、元々は「善」「良いこと」「幸福」といった肯定的な意味を持っていました。
トルコ語に入った後、その使われ方が独自に変化し、「それはよくない」「結構です」「望ましくない」といった意味で”Hayır”が否定語として定着しました。
この変化は宗教的な文脈から一般的な会話への転用によって生まれたと考えられています。
現代のトルコ語では、単に”Hayır.”と答えることで「いいえ」という意味になりますが、感情を強めたい場合や丁寧に断りたいときには、”Hayır, teşekkür ederim.”(いいえ、結構です)や”Hayır, istemiyorum.”(いいえ、いりません)のように、他の語と組み合わせて使われることも多くあります。
相手に対して敬意を持って断る場合にも自然に使えるため、会話における基本かつ重要な語彙のひとつです。
Affedersiniz(アッフェデルスィニズ)・・・すみません

Affedersiniz(アッフェデルスィニズ)
”Affedersiniz”は、トルコ語で「すみません」や「失礼します」といった意味を持つ、非常に丁寧でフォーマルな表現です。
直訳すれば「お許しください」となり、謝罪や声かけの場面でよく使われる言葉です。
発音は「アッフェデルスィニズ」で、やや長めの語ですが、トルコ語の語感に慣れると自然に口にできるようになります。
この表現は動詞”affetmek”(許す)に、敬語の意味を持つ接尾辞”-siniz”が付いた形で、直訳すると「あなたが許してくださるように」という願望の形になります。
したがって謝罪だけでなく、道を尋ねるときや誰かの注意を引くとき、あるいは人混みの中を通るときなどにも使える、幅広い用途を持つ便利な言葉です。
同じ「すみません」にもいくつか種類がありますが、”Affedersiniz”は特に丁寧さが求められる場面で好まれ、公共の場や接客、目上の人との会話などで最も適した言い方とされています。
よりカジュアルな言い方には”Pardon”(パルドン)や”Afedersin”(アフェデルスィン)などがありますが、それらに比べて”Affedersiniz”は一歩踏み込んだ丁寧さを持っています。
トルコ社会において、礼儀や人との距離感はとても大切にされるため、この言葉を適切に使えるかどうかは、良い印象を与えるうえでも重要です。
”Merhaba”(こんにちは)や”Teşekkür ederim”(ありがとう)と並んで、まず覚えておきたい基本表現の一つです。
Teşekkür ederim(テシェッキュル・エデリム)・・・ありがとう

Teşekkür ederim(テシェッキュル・エデリム)
”Teşekkür ederim”は、トルコ語で「ありがとうございます」を意味する丁寧な感謝の表現です。
発音は「テシェッキュル・エデリム」となり、初対面の相手や目上の人、フォーマルな場面などで広く使われる基本的なフレーズです。
語構成としては”teşekkür”が「感謝」、”ederim”が「私は〜します」という意味の一人称現在形の動詞で、直訳すると「私は感謝します」となります。
この表現は、日常会話の中で相手の行動や親切に対してお礼を伝える際に用いられ、非常に丁寧で好印象を与える言い回しです。
より軽い感謝を伝えたい場面では、”Teşekkürler”(ありがとう)という短縮形も使われますが、”Teşekkür ederim”はその中でも最も丁寧な部類に入り、目上の人やあまり親しくない相手に対して使うのが適しています。
また、強調したいときには”Çok teşekkür ederim”(どうもありがとうございます)のように、”çok”(とても)を加えることで、感謝の気持ちをさらに強く表現することができます。
トルコ文化では、礼儀正しい言葉遣いが非常に重視されるため、感謝をしっかり伝えるこの表現は、日常会話において欠かせないフレーズです。
旅行や日常のやり取りの中でこの言葉を使うことで、相手に対する敬意と心遣いが伝わり、円滑なコミュニケーションにもつながります。
”Merhaba”(こんにちは)や”Affedersiniz”(すみません)とともに、最初に覚えておきたいトルコ語の基本表現のひとつです。
Hoşça kalın(ホシュチャ・カルン)/Güle güle(ギュレ・ギュレ)・・・さようなら

Hoşça kalın(ホシュチャ・カルン)/Güle güle(ギュレ・ギュレ)
”Hoşça kalın”と”Güle güle”は、どちらもトルコ語における「さようなら」を意味する別れの挨拶ですが、それぞれの使い方やニュアンスに違いがあります。
”Hoşça kalın”は、直訳すると「良くお過ごしください」という意味で、去る側が残る相手に向かって使う表現です。
”Hoşça”は「心地よく、快く」、”kalın”は「とどまる」という動詞”kalmak”の二人称複数・敬称の命令形であり、「あなた(たち)が快くとどまりますように」という願いが込められています。
発音は「ホシュチャ・カルン」となり、丁寧な語調が含まれているため、フォーマルな場面や初対面の人との別れ際に適しています。
親しい相手に対しては、よりくだけた形で”Hoşça kal”(ホシュチャ・カル)と単数形で使うこともできます。
一方、”Güle güle”は、出発する相手に対して残る側が言う別れの挨拶です。
文字通りには「笑いながら去ってね」「楽しく行ってね」というニュアンスがあり、相手の旅立ちや外出が気持ちの良いものになるよう願う気持ちが込められています。
発音は「ギュレ・ギュレ」となり、響きもやわらかく、友人や家族など親しい相手との日常会話で多用されますが、丁寧な場面でも使うことができます。
トルコ語の別れの挨拶は、このように場面や立場によって自然に使い分けるのが一般的で、たとえば自分がその場を離れるときは”Hoşça kalın”、相手が出て行くときは”Güle güle”というように、挨拶の視点が変わるのが特徴です。
この点は英語の”Goodbye”のように一方通行な表現とは異なり、トルコ語独自の対人関係の丁寧さや思いやりの文化をよく表しています。
トルコ語のおすすめ参考書
ここからは、トルコ語を学ぶ際のおすすめの書籍をご紹介しています。
参考書によって、レベルや学べる内容が異なりますので、ご自身の目的に合った参考書を選ぶ事をおすすめします。
ニューエクスプレスプラス トルコ語《CD付》
『ニューエクスプレスプラス トルコ語《CD付》』は、白水社から出版されているトルコ語の入門書で、初めて学ぶ人に配慮された構成が特徴です。
見開き4ページで1課というスタイルになっており、会話文・文法解説・練習問題・語彙リストがひとまとまりになっているため、学習者は無理なく自然に知識を積み上げていくことができます。
文法項目も系統的に整理されており、トルコ語独特の語順や接尾辞の仕組みにも段階的に触れられるよう工夫されています。
本書には音声CDが付属しており、リスニングや発音練習にも活用できます。
また、スマートフォンなどで音声アプリを使用すれば、場所を選ばずに学習できる点も現代の学習環境にマッチしています。
発音と綴りがほぼ一致するトルコ語の特徴を活かし、ローマ字での表記と丁寧な発音指示が加えられているため、初心者でも発音に迷うことなく読み進めることができます。
レビューでは、旅行前の学習や独学での基礎固めに最適という声が多く、実際にトルコ語教室に通う前の予備学習としても好評です。
内容がやや速く感じられるという意見もあるものの、過去に他の言語を学んだことがある人であれば、独学でも十分についていける程度の難易度とされています。
トルコ語という言語に初めて触れる人にとって、本書は文法と実用表現をバランスよく学べる信頼性の高い教材であり、入門者が手に取る最初の一冊として十分な完成度を持っています。
トルコ (絵を見て話せるタビトモ会話)
『トルコ(絵を見て話せるタビトモ会話 トルコ語+日本語+英語)』は、JTBパブリッシングから2009年に発売された旅行者向け会話集で、可愛らしいイラストとともにページをめくるだけで気軽にトルコ語に親しめる点が魅力です。
各場面ごとの絵と、トルコ語、日本語、英語の3か国語併記により、旅行先で「見て話す」スタイルでコミュニケーションを楽しめるよう工夫されています。
レビューでは、“イラストが可愛いとたまたま手に取った本”や“友達との卒業旅行で皆で回し読みした”という声があり、現地の人との会話のきっかけとしても好評です。
本書は特に、ガイドブック的要素を併せ持ちながらも、語学書というよりは旅行を楽しむ道具として位置付けられており、初めてトルコを訪れる旅行者にとっては気軽で親しみやすい装丁と内容です。
会話集としての実用性がありながら、ページを開くだけで英語話者にも日本語話者にも目に優しい作りになっている点が、多くの読者から支持されています。
一方で文法学習や深い語彙習得などを期待する学習者には、やや本格的な学習書に比べて学びの深度が浅いと感じられるかもしれません。
しかし「絵を見て話せる」という本シリーズのコンセプトが存分に生かされており、「簡単で、楽しく、おもしろい」を実感できる旅行会話本としては十分な完成度を持っています。
旅行前の予習や会話のトリガー作りとしては、軽く持ち歩けて実用性もある頼れる一冊と言えるでしょう。
モジュールで身につくトルコ語
『モジュールで身につくトルコ語』は、東京外国語大学による「TUFS言語モジュール」を活用した、実践的で体系的なトルコ語入門テキストです。
全12章にわたって旅行やビジネス、SNSやメールなど日常からビジネスまで多彩な場面をスキット形式で学び、4つ進め方のステップ(会話を聴く→語彙・文法確認→発音練習→実践表現→練習問題)に沿って無理なく習得を進められます。
本書の魅力としては、語学習得を支える音声サポートが充実している点も見逃せません。
書籍に対応する音声は東京外国語大学の公式サイトからダウンロード可能で、全課ごとの音声がステップごとに分かれていて学習しやすく、発音練習や聴解強化に役立ちます。
さらに、各スキットに関連する「トルコの歴史や文化」についてのコラムが9本収録されており、言語だけでなく文化的理解も同時に深められる構成になっています。
また、巻末には「文法のキーポイント」も配されており、より深く理解を進めたい学習者にとっても心強い内容です。
価格もお手頃で、A5判・120ページ・税込約1,760円というリーズナブルな設定でありながら、音声・文化・文法の三位一体で学べる完成度の高い教材です。
全体として、『モジュールで身につくトルコ語』は、初学者から基礎文法を学んだ中級者まで幅広い層に向け、ステップバイステップで無理なく実践的な会話力を育成できる良書といえるでしょう。
トルコ語のしくみ《新版》
『トルコ語のしくみ《新版》』は、言語の「しくみ」を直感的に感じ取りながら学べる画期的なシリーズの一冊で、文法用語や表に頼らず、読者自身の発見を促す構成が魅力です。
電子書籍は固定レイアウトで制作されており、タブレット端末など大きめの画面での閲覧に適しています。
また音声データを無料でダウンロードでき、読みながら発音やリズムを確認できるのも嬉しいポイントです。
ページ数は約146ページながら、文字・発音・文・語・数・人と時間・「てにをは」など言語の基本的構造 (“しくみ”) をシンプルかつ丁寧に解説しており、語学入門書としての構成のしやすさが光りますす。
読者レビューを見ると、「トルコ語を勉強する前の導入としてたいへん効果的で、学習を始めようという気になる」といった声があり、入門書の上手なスタートとして高く評価されています。
一方で、「中途半端な知識を持っていると、かえって難しく感じるかもしれない」との感想もあり、学習者の立ち位置によっては理解の難易度に差が出るようです。
『トルコ語のしくみ《新版》』は、トルコ語学習のファーストステップとして、文法に馴染む前の“しくみ”への興味を育ててくれる良書です。
読み物としても楽しく進められる構成で、語学の幅を意識しながら、お気軽にトルコ語に触れたい人に特におすすめできます。
その他のトルコ語の参考書を探すには、下記のボタンをタップしてください。(Amazonの販売ページへジャンプします)
まとめ
iかがだったでしょうか。
この記事では、トルコ語の基礎フレーズをご紹介しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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