任天堂より発売されている”星のカービィ”歴代シリーズの、国内販売数ランキングトップ10の作品が分かります。
みなさんこんにちは、syuyaです。
この記事では、任天堂より発売されている大人気シリーズである『星のカービィ』シリーズの、国内販売数ランキングトップ10をご紹介しています。
『星のカービィ』シリーズは、1992年にゲームボーイ用ソフトとして第1作が登場して以来、任天堂とHAL研究所によって展開されている人気アクションゲームシリーズです。
主人公は、ピンク色で丸く愛らしい姿をしたカービィ。
空を飛び敵を吸い込んで能力をコピーするという独自のアクションが特徴で、その可愛らしいビジュアルとは裏腹に、手応えあるゲームバランスや練られた世界観が多くのプレイヤーに支持されてきました。
シリーズは2Dの横スクロールアクションを基本としつつも、作品ごとにさまざまなギミックやシステムが導入され進化を続けています。
代表作には『星のカービィ 夢の泉の物語』(ファミコン)、『星のカービィ スーパーデラックス』(スーパーファミコン)、『星のカービィ 鏡の大迷宮』(ゲームボーイアドバンス)、そして近年では『星のカービィ ディスカバリー』(Nintendo Switch)などがあります。
その世界観はポップで明るい中にもしばしば不穏な雰囲気や謎めいた物語が潜んでおり、子どもだけでなく大人のファンも魅了し続けています。
コピー能力を使い分けて攻略する自由度の高さや、協力プレイ対応など、幅広い遊び方ができるのも魅力のひとつです。
長年にわたり幅広い世代に親しまれ続けている『星のカービィ』シリーズは、可愛さと奥深さを兼ね備えた、任天堂を代表する名作アクションゲーム群のひとつです。
この記事では、そんな『星のカービィ』シリーズの、国内販売数ランキングトップ10をご紹介しています。
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1位:星のカービィ ディスカバリー(Switch)・・・約184万本
タイトル | 星のカービィ ディスカバリー |
ゲームハード | Nintendo Switch |
発売日 | 2022年3月25日 |
国内販売数 | 約184万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で最も売れたタイトルは『星のカービィ ディスカバリー』です。
国内販売数は約184万本です。
『星のカービィ ディスカバリー』は2022年3月にNintendo Switch向けに発売された、シリーズ初となる本格的な3Dアクションゲームです。
これまで2D横スクロールを基本としてきた『星のカービィ』シリーズの歴史において大きな転機となる作品であり、これまでの魅力を残しつつまったく新しい形でカービィの冒険が描かれています。
舞台となるのは、「新世界」と呼ばれる謎めいた場所。
自然に覆われた廃墟や、近代的な都市跡など、これまでのポップでおとぎ話のような世界観とは異なる、文明崩壊後を思わせる独特のロケーションが多数登場します。
ある日時空の裂け目に吸い込まれたカービィは、この未知の世界で「エフィリン」と名乗る不思議な生き物と出会い、連れ去られたワドルディたちを救出するための冒険に乗り出します。
カービィの特徴である「コピー能力」は本作でも健在で、「レンジャー」「ドリル」など新たな能力も加わり、多彩なバトルスタイルが楽しめます。
さらに本作では「ほおばりヘンケイ」という新たな要素が導入され、車や三角コーン、自販機などの無機物をカービィが丸ごとほおばることで、それぞれ異なるアクションが可能になります。
こうしたユニークなギミックにより、謎解きや探索の幅が大きく広がりました。
集めた素材やコインを使ってコピー能力を「進化」させることもでき、同じ能力でも性能や攻撃方法が大きく変化するなど、やり込み要素も充実しています。
またシリーズではおなじみのボス戦も健在で、3D空間でのダイナミックな戦闘が展開され、迫力ある演出も魅力のひとつです。
メインストーリー以外にもワドルディの町を発展させたり、ミニゲームで遊んだり、チャレンジステージで腕を試したりと、豊富なコンテンツが用意されています。
2人協力プレイにも対応しており、カービィとバンダナワドルディのペアで冒険を楽しむことができるため、家族や友人とのプレイにも最適です。
『星のカービィ ディスカバリー』は、シリーズの伝統を大切にしつつ、大胆に進化を遂げた意欲作であり、長年のファンにも、初めてカービィに触れるプレイヤーにもおすすめできる傑作です。
その可愛らしさ、自由度、探索の楽しさ、そして隠された物語の深さが、多くのプレイヤーを魅了しています。
2位:星のカービィ(GB)・・・約172万本
タイトル | 星のカービィ |
ゲームハード | ゲームボーイ |
発売日 | 1992年4月27日 |
国内販売数 | 約172万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で2番目に売れたタイトルは『星のカービィ』です。
国内販売数は約172万本です。
『星のカービィ』は1992年4月27日にゲームボーイ用ソフトとして発売された、シリーズ第1作目となるアクションゲームです。
HAL研究所が開発し任天堂が発売した本作は、当時としては珍しく「難しすぎないゲーム設計」を重視した作品であり、ゲーム初心者や低年齢層のプレイヤーにも配慮されたやさしい設計が特徴です。
主人公のカービィは敵を吸い込んで吐き出すというユニークな攻撃方法を使い、プププランドを支配した悪の国王デデデを倒すために冒険を繰り広げます。
まだこの時点では、シリーズの代名詞ともいえる「コピー能力」は実装されておらず、シンプルな操作性と素直なステージ構成が魅力となっていました。
カービィの基本的な動きである「空中浮遊」や「吸い込み」といった要素はすでに完成されており、短時間で遊べるバランスと、柔らかく温かみのある世界観で高い評価を得ました。
グラフィックはモノクロながら、キャラクターの表情やアニメーションの豊かさ、遊びやすい操作感などにより、当時の子どもたちを中心に大ヒットを記録しました。
なお本作の開発を指揮したのは、後に『スマブラ』シリーズなどを手がける桜井政博氏であり、彼のデビュー作としても知られています。
この作品の成功を受けて、以後のシリーズでは「コピー能力」や「多人数プレイ」、「能力の組み合わせ」など、より多彩な要素が追加されていきますが、すべての始まりとなる本作はシンプルながら完成度の高いアクションゲームとして、今なお多くのファンに愛され続けています。
シリーズの原点を知るうえで欠かせない、コンパクトで味わい深い作品です。
3位:星のカービィ2(GB)・・・約149万本
タイトル | 星のカービィ2 |
ゲームハード | ゲームボーイ |
発売日 | 1995年3月21日 |
国内販売数 | 約149万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で3番目に売れたタイトルは『星のカービィ2』です。
国内販売数は約149万本です。
『星のカービィ2』は、1995年3月21日にゲームボーイ用ソフトとして発売された、シリーズ第2作目となるアクションゲームです。
前作『星のカービィ』の基本システムを継承しつつ、大きく進化を遂げた意欲作であり、シリーズにとって重要な転換点となる作品です。
本作では前作にはなかった「コピー能力」が初めてゲームボーイ作品に導入され、カービィは敵を吸い込むことでさまざまな能力を使用できるようになりました。
さらに、今作最大の特徴として「アニマルフレンズ」と呼ばれる3体の仲間キャラクターが登場します。
リック(ハムスター)、カイン(マンボウ)、クー(フクロウ)の3匹は、それぞれ異なる特性を持ち、カービィと合体することでコピー能力の使い方が大きく変化します。
たとえばカインと合体すれば水中での操作性が向上し、クーなら空中移動が得意になるなど、仲間との組み合わせによる戦略性が生まれました。
物語は、平和なドリームランドの北に浮かぶ「レインボーアイランド」を舞台に、闇に染まった虹のしずくを取り戻し、黒幕であるダークマターの陰謀を打ち砕くという内容です。各ステージに隠された「レインボーしずく」をすべて集めることで、真のエンディングにたどり着くことができるなど、探索性とやり込み要素も強化されています。
グラフィックはゲームボーイの限界に挑むかのように緻密で、豊かなアニメーションと愛らしいキャラクターデザインが光っています。
音楽も評価が高く、限られた音源の中で印象的なメロディが多く生まれました。
『星のカービィ2』は、携帯機でありながらも奥深いアクション性とボリュームを備えており、シリーズの中でも根強い人気を誇る作品です。
後の『星のカービィ3』や『星のカービィ スターアライズ』などへと続く「ダークマター三部作」の幕開けとしても、物語上重要な位置づけとなっています。
シンプルさと奥深さが見事に融合した、名作と呼ぶにふさわしい一作です。
4位:星のカービィ スターアライズ(Switch)・・・約131万本
タイトル | 星のカービィ スターアライズ |
ゲームハード | Nintendo Switch |
発売日 | 2018年3月16日 |
国内販売数 | 約131万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で4番目に売れたタイトルは『星のカービィ スターアライズ』です。
国内販売数は約131万本です。
『星のカービィ スターアライズ』は2018年3月16日にNintendo Switch向けに発売された、シリーズ伝統の2D横スクロールアクションをベースとした作品です。
美しいHDグラフィックと多彩なシステムを融合させた本作は「仲間との協力」をテーマに掲げ、カービィの新たな冒険を描いています。
最大の特徴は敵キャラクターを「フレンズハート」で仲間にできるというシステムです。
これにより最大4人のキャラクターがパーティを組み、協力しながらステージを攻略していくことが可能となっています。
それぞれの仲間には独自の能力や特性があり、カービィのコピー能力と組み合わせることで、「フレンズ能力」と呼ばれる強力な技やギミックを発動することができます。
たとえば剣に炎をまとわせる「ファイアソード」や、氷と組み合わせた攻撃など、戦略性が広がる仕様です。
ゲームモードも豊富で、メインストーリーに加え、クリア後には高難易度のチャレンジモード「アナザーディメンションヒーローズ」や、歴代キャラクターで遊べる「星の○○○○○○」シリーズなどが解放され、やり込み要素も充実しています。
また、発売後も無料アップデートが複数回行われ、『星のカービィ』シリーズの人気キャラクターたち(バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイトなど)に加え、『星のカービィ2』『星のカービィ3』『星のカービィ64』の懐かしのキャラたちも続々とプレイアブルキャラクターとして登場しました。
物語は銀河に飛来した謎の「邪心の心」により、さまざまなキャラクターたちが暴走する中、宇宙的な脅威と対峙していく壮大な展開を見せます。
特に終盤はシリーズでも屈指のスケールと演出を誇り、長年のファンを驚かせました。
『星のカービィ スターアライズ』はシリーズの集大成ともいえる作品であり、美麗なビジュアル、多彩なコピー能力、豊富な仲間キャラ、そして奥深い物語が一体となった、遊びごたえのある1本です。
1人でも、最大4人でのマルチプレイでも楽しめるバランスが整えられており、家族や友人との協力プレイにも最適です。カービィの魅力を再発見できる、まさに“お祭り”的な作品と言えるでしょう。
5位:星のカービィ ウルトラスーパーデラックス(DS)・・・約120万本
タイトル | 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス |
ゲームハード | ニンテンドーDS |
発売日 | 2008年11月6日 |
国内販売数 | 約120万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で5番目に売れたタイトルは『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』です。
国内販売数は約120万本です。
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』は、2008年11月6日にニンテンドーDS向けに発売されたアクションゲームで、スーパーファミコンの名作『星のカービィ スーパーデラックス』(1996年)のフルリメイク作品です。
原作の多彩なモード構成や自由度の高いアクション性はそのままに、グラフィックの向上、新規モードの追加、タッチ操作を活かしたミニゲームなど、さまざまな点で強化された決定版となっています。
ゲームはオムニバス形式で構成されており、「はるかぜとともに」や「白き翼ダイナブレイド」、「洞窟大作戦」、「メタナイトの逆襲」など、異なる趣向の短編ストーリーが複数収録されています。
それぞれが単なるステージではなく、独自の演出や展開を持っており、カービィシリーズの中でもバリエーションに富んだ作品群です。
また、カービィが敵の能力をコピーして戦うというおなじみのシステムに加えて、「ヘルパー」と呼ばれる仲間キャラクターを呼び出すことができ、1人プレイでも協力感のある戦いが楽しめます。
2人同時プレイにも対応しており、カービィとヘルパーの連携プレイは戦略性と遊びやすさを両立させています。
本作最大の魅力は、原作にはなかった追加モードの数々です。
「大王の逆襲」では、デデデ大王が再びカービィに挑む姿を描き、彼の意外な一面が垣間見えるシナリオとなっています。
「メタナイトでゴーDX」では、メタナイトを操作して高難度の連続ステージに挑戦するモードが用意され、スピード感のあるプレイが楽しめます。
さらに全ボスを連続で戦う「格闘王への道」と、その強化版である「真・格闘王への道」では、シリーズの手強いボスたちとの熱いバトルが待ち受けています。
そのほか、タッチペンを使って操作するミニゲームや、コピー能力の紹介を兼ねた図鑑的なコンテンツも収録されており、遊びの幅は非常に広く、ボリュームも申し分ありません。
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』は、カービィシリーズの中でも特に評価が高い1作であり、初心者からベテランプレイヤーまで幅広く楽しめる内容となっています。
原作の良さを丁寧に磨き上げたうえで、多彩な追加要素を惜しみなく盛り込んだ、シリーズの“王道かつ傑作”と呼ぶにふさわしいタイトルです。
6位:星のカービィ 参上!ドロッチェ団(DS)・・・約119万本
タイトル | 星のカービィ 参上!ドロッチェ団 |
ゲームハード | ニンテンドーDS |
発売日 | 2006年11月2日 |
国内販売数 | 約119万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で6番目に売れたタイトルは『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』です。
国内販売数は約119万本です。
『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』は2006年11月2日にニンテンドーDS向けに発売されたアクションゲームで、シリーズとしては初めて本格的にタッチ操作を取り入れた作品です。
物語やシステム面においても独自色が強く、従来の『星のカービィ』とは一線を画した仕上がりとなっています。
物語はある日カービィが見つけた「宝箱」をめぐり、神出鬼没な盗賊集団「ドロッチェ団」との攻防が展開されるというものです。
彼らは宝箱を求めてドリームランド中を荒らしており、カービィは彼らを追って多彩なエリアを冒険していくことになります。
物語後半にはシリーズおなじみの“異世界的な黒幕”も登場し、予想外の展開へと突入します。
ゲーム性の面では2D横スクロールアクションを基軸にしつつ、新たに導入された「コピー能力ストック」システムが特徴的です。
プレイヤーは敵から得たコピー能力をすぐに使うだけでなく、タッチスクリーンに一時的にストックすることができ、必要なタイミングで能力を切り替えて使用する戦略が可能です。
またコピー能力を“合成”することで、強化版の能力を作り出すことができる点も本作独自の要素です(例:ファイア+ソードで「ファイアソード」)。
さらに特定のステージでは「ドロッチェ団」とのボスバトルが展開され、ドク、ストロン、スピンといった個性的な団員たちが立ちはだかります。
後半では団長ドロッチェとの直接対決や、ダークゼロとの決戦といったドラマチックな展開がプレイヤーを待ち受けています。
グラフィックはGBA時代の延長線上にあるようなドット表現を採用しており、色鮮やかで親しみやすいデザインとなっています。
一方でボリューム面やステージ構成にはやや物足りなさを感じるプレイヤーもおり、評価は分かれる部分もありますが、システム的には革新的な試みが詰まった作品です。
『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』はシリーズの新機軸を模索した意欲作であり、タッチ操作や能力ストックといった実験的な要素は後続作品にも影響を与えることとなりました。
ドロッチェ団という印象的なライバルキャラクターの登場により、カービィの世界観がさらに広がった1本と言えるでしょう。
7位:カービィのピンボール(GB)・・・約112万本
タイトル | カービィのピンボール |
ゲームハード | ゲームボーイ |
発売日 | 1993年11月27日 |
国内販売数 | 約112万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で7番目に売れたタイトルは『カービィのピンボール』です。
国内販売数は約112万本です。
『カービィのピンボール』は1993年11月27日にゲームボーイ向けに発売されたスピンオフ作品で、『星のカービィ』シリーズとしては初めてのジャンル外タイトルとなるピンボールアクションゲームです。
カービィをボールに見立て、各ステージをピンボール台として構成された独特の世界でスコアを稼ぎながらボスを倒していくという、ユニークなゲーム内容が特徴です。
プレイヤーはカービィ自身を弾き飛ばしてプレイすることになり、ゲーム内には「ウィスピーウッズ台」「クラッコ台」「カブーラ台」の3種類のピンボールステージが用意されています。
各台は3段構成になっており、最上階でボス戦が発生します。
そこに到達するまでの過程では、敵の撃退やアイテム収集、ボーナスステージの活用など、多彩なギミックが詰まっており、アクション性と運のバランスが絶妙に設計されています。
本作の魅力は単なるピンボールにとどまらない、カービィらしい世界観と演出です。
各台にはシリーズおなじみのキャラクターたちが多数登場し、ピンボールでありながらも、ミニゲームやギミックが随所に挿入されており、常にプレイヤーを飽きさせない工夫が凝らされています。
さらに台を攻略してボスを倒すごとに最終ボス「キングデデデ」との決戦に近づいていくという、明確な目標が設定されている点も、当時のピンボールゲームとしては斬新でした。
グラフィックはゲームボーイながら非常に表情豊かで、カービィの柔らかな動きや愛らしい表情がドット絵で丁寧に表現されています。
またBGMも軽快で親しみやすく、シリーズの雰囲気を損なうことなく、遊びやすい一作となっています。
『カービィのピンボール』は、カービィの可愛らしさとピンボールの緊張感を見事に融合させた、シリーズ初期の挑戦的スピンオフです。
アクションの得意不得意にかかわらず、誰でも手軽に楽しめる作品として、今なおファンの記憶に残る一作となっています。
8位:星のカービィ スーパーデラックス(SFC)・・・約110万本
タイトル | 星のカービィ スーパーデラックス |
ゲームハード | スーパーファミコン |
発売日 | 1996年3月21日 |
国内販売数 | 約110万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で8番目に売れたタイトルは『星のカービィ スーパーデラックス』です。
国内販売数は約110万本です。
『星のカービィ スーパーデラックス』は1996年3月21日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、シリーズ屈指の人気を誇る2D横スクロールアクションゲームです。
「ひとつで6つのゲームが入っている!」というキャッチコピーの通り、複数のモードをオムニバス形式で収録し、ボリューム・遊びごたえ・バリエーションすべてにおいて高く評価された作品です。
本作は、従来のようなステージクリア型の単一構成ではなく、「はるかぜとともに」「白き翼ダイナブレイド」「洞窟大作戦」「メタナイトの逆襲」「銀河に願いを」など、各シナリオが独立したゲームのように展開され、それぞれ異なる目的やシステムを持っています。
さらにすべてのメインモードをクリアすると、ボスとの連戦に挑む「格闘王への道」も解放され、腕試しの場としてファンに親しまれました。
ゲームシステム面ではカービィのコピー能力がより多彩になり、能力ごとに複数の技やコンボが使えるようになっています。
例えば「ソード」なら斬り上げや突き刺し、「ファイター」なら連続パンチや必殺技のような操作が可能で、アクション性が格段に向上しました。
また、新要素としてコピー能力から分離した“ヘルパー”を呼び出して、プレイヤー2が操作できる仕組みが追加され、2人協力プレイが可能となった点も大きな魅力です。
各シナリオにはシリーズの枠を超えた演出や展開が盛り込まれており、特に「メタナイトの逆襲」では重厚なBGMとともに戦艦ハルバードでの脱出劇が描かれ、「銀河に願いを」では宇宙を舞台に壮大な戦いが繰り広げられるなど、作品ごとに雰囲気がガラリと変わります。
そのバラエティの豊かさと完成度の高さから、本作は「アクションゲームの集大成」とも称されました。
『星のカービィ スーパーデラックス』はその後も根強い人気を誇り、2008年にはニンテンドーDSでフルリメイク版『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』が発売されています。
カービィシリーズの中でも最も完成度が高く、多くのファンにとって「思い出の一本」となっている作品のひとつです。
アクションゲームとしての純粋な楽しさと多彩なゲームモードの詰まった宝箱のような内容が、今なお語り継がれる名作です。
9位:星のカービィ64(N64)・・・約107万本
タイトル | 星のカービィ64 |
ゲームハード | ニンテンドー64 |
発売日 | 2000年3月24日 |
国内販売数 | 約107万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で9番目に売れたタイトルは『星のカービィ64』です。
国内販売数は約107万本です。
『星のカービィ64』は2000年3月24日にニンテンドー64用ソフトとして発売された、シリーズ初の3Dグラフィック採用タイトルです。
見た目は3Dながらも、ゲームプレイは2D横スクロールをベースにしたいわゆる“2.5D”アクションであり、シリーズの伝統的な操作感を維持しつつ新たな表現とアイデアを取り入れた意欲作です。
物語は遠い宇宙にある「リップルスター」という星が、闇の存在「ダークマター」に侵略される場面から始まります。
そこから脱出した妖精リボンがカービィの住むポップスターへと辿り着き、砕け散った“クリスタル”を集めるため、カービィたちは協力して冒険に出ることになります。
リボンをはじめ、アドレーヌ、ワドルディ、デデデ大王などが仲間として登場し、シリーズらしい温かみのある雰囲気を支えています。
本作最大の特徴は、「コピー能力のミックスシステム」です。
カービィが2つの異なるコピー能力を合成することで、全く新しい能力に変化するというシステムが導入されており、たとえば「ボム+カッター」で爆弾ブーメランを作り出したり、「スパーク+アイス」で冷たい電撃を放つなど、さまざまな組み合わせを試す楽しさがあります。
組み合わせは全35種類以上に及び、自由度と遊びの幅が大きく広がりました。
ゲームはステージ制で進行し、各エリアには複数の“クリスタルのかけら”が隠されており、それらをすべて集めることで真のエンディングへと到達できます。
探索要素や隠しルートも豊富で、やり込み要素も充実しています。
ボス戦では当時としては珍しい多彩な演出やアングルが使われており、戦略的かつ印象深い戦いが楽しめます。
グラフィックは柔らかく温かみのあるポリゴン調で、N64の性能を活かした滑らかなアニメーションが魅力です。
BGMも高く評価されており、幻想的でどこか切なさを感じさせる旋律が作品の独特な雰囲気をより深く印象づけています。
『星のカービィ64』はシリーズの中でも特に「ダークマター三部作(2、3、64)」の締めくくりとして、やや陰影のある物語と演出が光る作品です。
コピー能力の新たな試みや多彩な仲間たちとの共闘、そして隠された真実に迫るエンディングなど、単なるアクションにとどまらない深みのある一作として、今なお根強いファンに支持され続けています。
10位:星のカービィ 夢の泉の物語(FC)・・・約100万本
タイトル | 星のカービィ 夢の泉の物語 |
ゲームハード | ファミリーコンピューター |
発売日 | 1993年3月23日 |
国内販売数 | 約100万本 |
『星のカービィ』シリーズの内、国内で10番目に売れたタイトルは『星のカービィ 夢の泉の物語』です。
国内販売数は約100万本です。
『星のカービィ 夢の泉の物語』は1993年3月23日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された、シリーズ第2作目にあたるアクションゲームです。
前作『星のカービィ』(ゲームボーイ)では未搭載だった「コピー能力」が初めて実装された作品であり、シリーズの基礎を築いた重要な一作です。
舞台は、夢をもたらす「夢の泉」が存在するプププランド。
ある日突然住民たちの夢が見られなくなってしまい、その原因がデデデ大王によって「スターロッド」が破壊されたことにあると知ったカービィは、奪われた7つのパーツを取り戻すために旅に出ます。
しかし物語は単純な勧善懲悪では終わらず、終盤には黒幕ナイトメアの存在が明かされるなど、シリーズの中でもドラマ性のある展開が特徴です。
本作で新たに導入されたコピー能力は、カービィが敵を吸い込むことでその能力を得て戦うシステムで、「ソード」「ビーム」「ファイア」など、バリエーション豊かな技が揃っています。
これにより戦い方に幅が生まれ、以降のシリーズでも定番要素として定着することになります。
また空中浮遊やスライディングといったアクションも追加され、操作性は大きく進化しました。
全7ステージはワールドマップ形式で構成されており、ステージごとの探索要素や隠しルートも存在します。
さらにミニゲームやスコアアタック、ボスラッシュなどの要素もあり、単なるアクションにとどまらない多彩な遊び方が可能です。
ファミコン後期の作品らしく、グラフィックや音楽の完成度も非常に高く、特にエンディングシーンやBGM「グリーングリーンズ」などは、シリーズ屈指の名場面・名曲として今なお語り継がれています。
『星のカービィ 夢の泉の物語』は可愛らしい世界観に加え、アクション性・演出・物語性のすべてを兼ね備えた完成度の高い一作です。
その影響力は大きく、後に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおいても、本作のステージやBGMが再登場するなど、シリーズの中でも特に象徴的な存在として位置付けられています。
カービィの魅力が本格的に花開いた、まさに“転機”となる傑作です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、『星のカービィ』シリーズの歴代売上げ販売数ランキングトップ10の作品をご紹介しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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