みなさんこんにちは、syuyaです。
世界には様々な国があり、2024年現在において世界には196か国の国が存在しています。
そして、当然の事ながらそれぞれの国において、”国民性”とも呼べるステレオタイプ的なその国の人々の価値観・性格などが存在しています。
”アメリカ人は一番が好き”
”イタリア人は女好き”
”イギリス人は皮肉屋”
などといったように、それぞれの国の国民性を揶
この記事では、そんな外国人の中でも、アメリカ人・イギリス人・フランス人・ドイツ人・イタリア人・韓国人・中国人の国民性についてご紹介しています。
*あくまで一般的な国民性であり、全ての人に当てはまる訳ではありません。
また、本記事は偏見・差別を助長するものではありませんのでご了承ください。
アメリカ人:No1が大好きで愛国心が強く、明るく社交的な性格
先ずはアメリカ人の性格についてです。
アメリカ人の性格は基本的に社交的で、初めて会った人に対しても積極的に世間話をします。
一般的に裏表の少ない性格で、かつ自分の考えに自信を持っている人が多く、自分の意見はストレートに表現する性格と言えます。
また自分の国に対する愛国心も強く、同時に自立心も高い国民性です。
これは、アメリカ人はアメリカ独立戦争を通して国民自らが自由を勝ち取った歴史的経緯があり、
”自由や権利は自ら勝ち取るもの”
と言う価値観がアメリカ人の中にある事が影響しています。
また一概にアメリカ人と言っても、広い国土を持つ国であるので地域によってそこに住む人の性格なども異なり、一般的に
アメリカ東部:
アメリカ一の経済都市であるニューヨークを有していおり、世界中から人が集まる為人種的、宗教的に多様性がある。
また最初期にアメリカに入植したピューリタンが拠点を構えていた北東部の州は伝統的で保守的、古くからの名家が住んでいるなど、アメリカ全土で最もフォーマルな地域。
アメリカ中西部:
広大な牧草地帯を有しており、日本の田舎の人々のような牧歌的な性格。
家族や地域とのつながりを大切にし、親しみやすくフレンドリーであるが、政治的・宗教的には保守的思想の人が多く、新たな価値観には抵抗がある。
アメリカ西部:
フォーマルな気質のアメリカ東部の人々とは対照的に、カジュアルで気楽な性格の人々が多い。
またカウボーイが活躍したアメリカ西部開拓時代の中心地であり、その事もあってか独立心が強く起業精神も高い。
西部の州であるカリフォルニア州のシリコンバレーには、数多くの起業家が集まり、Appleを始めとした数多くの世界的企業がここで起業された。
アメリカ南部:
農業中心の経済であり、中西部同様に田舎のような風土。
しかし、隣国であるメキシコとの国境も近く、違法移民などによる治安の悪化も深刻化しており、その為か政治的に保守的な人々が多い。
またアメリカ南部の英語は”fu〇k”など、あまり品のないワードを多用する事で知られ、他の英語話者が聞くとガラの悪い英語を使用しているように聞こえる。
といったように、それぞれの地域で性格が異なるのがアメリカ人の特徴です。
ですが、基本的に自らの考えをはっきりと主張し、また競争心が強い点においては共通している模様です。
イギリス人:控えめな性格で礼儀正しく、皮肉が大好きな性格
続いてはイギリス人の性格です。
日本同様に歴史と伝統のある島国で、同じく王室を抱える君主制国家であるイギリスは、その国民性においても日本人同様に控えめで保守的な性格の国民性であると言えます。
またストレートな物言いはあまりせず、本人に言いにくい事や他者への批判は”irony(皮肉)”を使う事で、遠回しに伝えるという文化があります。
その事から、よく”イギリス人は皮肉を多用する意地悪な人たちだ”というようなステレオタイプがありますが、決してそのような事はありません。
イギリス人が皮肉を多用する理由として、根底には他人と円滑にコミュニケーションをとりたいという願望があり、場合によっては言い争いになってしまうストレートな表現は避けたがるという意図があるようです。
反対にイギリス人はとても礼儀正しく、基本的なあいさつなどはきっちりするなど、とてもマナーを重視する国民性です。
その為、無礼な人間やマナーがなってない人間などは軽蔑の対象であり、そのような人間に対して皮肉表現で間接的に侮辱する事が多いようです。
また、世界の人々が使う掲示板などでも度々話題となっているのが、”イギリス料理はおいしくない”という話題です。
当然”フィッシュアンドチップス”などを始めとした絶品イギリス料理は数多くあるものの、概ね観光客からはイギリス料理は不評であることは確かなようです。
この理由は、イギリスが主導した産業革命の際に、人々が料理の味よりも手軽に食べられる料理を欲した事から、それまで培われてきた料理のノウハウの衰退が起きたという説が有力のようです。
下記のリンクに、その経緯について東京大学の小野塚知二教授の考察が掲載されています。
https://www.emp.u-tokyo.ac.jp/onozukat/britishcuisine.pdf
このように、イギリス人は仲良くなるまでには時間がかかるものの、一度仲良くなれば他者への尊敬と礼儀を忘れない性格の人が多いため、長期的にお互いにストレスの無い、良い関係の友人となることが出来るでしょう。
フランス人:文化的な物に関心が深く、情熱的でロマンチストな性格
続いてはフランス人の性格です。
フランス人の性格は情熱的でロマンチストな性格の人が多く、また社交的でありユーモアを好む国民性です
また”芸術の都”とも呼ばれるパリを有するだけあって、文化的・芸術的な物ごとへの関心が高い傾向にあります。
また、パリでは世界最大のファッションショーである”パリ・コレクション”が年に2回開催される事もあり、ファッションへの関心も高く、お洒落な人も多いのが特徴です。
さらに”世界三大料理”として知られるフランス料理の本場である事から、食に対するこだわりは大変強くあります。
またフランス人の特徴としては”制約・規制をとても嫌う”と言うものがあります。
これは絶対王政を敷いていたブルボン王朝を、フランス革命によって市民自らが倒して自由を勝ち取ったという歴史的経緯が関係しており、例え国の命令であっても間違っていると思うのならば従わず、盛んにデモ活動を行い抗議します。
この辺りは、国が決めた事には基本的に黙って従う日本人とは正反対と言えますね。
フランス人は自国の文化や食ベもの、言語などに誇りを持っている人が多く、彼らと付き合う際にはそんな彼らの誇りを尊重しつつ交流するのが良いでしょう。
ドイツ人:規律を重んじ、真面目で実直な性格
続いてはドイツ人の性格です。
ドイツ人の性格は一般に言われているように規律を重んじ、仕事には真面目に取り組む国民性であると言えます。
また対人関係にしても比較的控えめで、初対面の相手にはあまり自己主張はせず相手の様子を伺い、また親しくなっても最低限の礼儀をわきまえるべきと言う考えの人が多いようです。
ここら辺の特徴は、我々日本人と性格的な類似点があるかもしれません。
しかし、ドイツ人は日本人よりも個人主義の傾向が強く、日本人ほど他者との協調性を重視はしません。
また同様に、仕事の為にプライベートを犠牲にしたりすることはなく、公私をはっきりと分けている人が多数のようです。
その為、日本人と同じく仕事に対し真面目にとりくみつつも、日本人のようにサービス残業などと言った風習はあまり存在せず、雇用契約に基づいた勤務時間が過ぎたなら即仕事を終え、また会社もそれを容認します。
ドイツ人は世界の中でも環境問題に対する関心が高く、ペットボトル飲料を購入した際には追加の料金が取られ、それを所定の回収ボックスに捨てれば一部の料金が返ってくるなど、国を挙げてのエコ対策に取り組んでいます。
ドイツ人は最初の内は控えめであり、仲良くなるには時間がかかるかもしれませんが、日本人と同じくまじめで実直な性格の人が多いため、仲良くなれたら付き合いやすい人たちと言えます。
イタリア人:明るくポジティブで、恋愛が大好きな性格
続いてはイタリア人の性格です。
イタリア人の性格は、一般的に明るく社交的です。
また自分の両親や兄弟など、家族を大事にする国民性であり、一族みんなで同じ家に住んでいたりと言った事も多いようです。
そして有名なのが、イタリア人男性の女性好きの性格です。
”女性を口説かないのは、その女性に対し失礼にあたる”
といったメンタルの男性が多く、日本の女性がイタリアに旅行に行った際にはほぼ確実にナンパをされるようです。
しかしそんなイタリア人ですが、意外な事に生涯に渡る離婚率は日本人のそれよりも低く、若く未婚の内は遊ぶだけ遊ぶけど、一度結婚したら生涯そのパートナーと添い遂げようとする人が多いです。
また時間にはかなりルーズであり、時間に遅れた方も悪びれる様子はあまりなく、また待たされた方もそこまで時間に遅れたことに目くじらをたてないなど、時間を守る事に対しかなり寛容な精神を持っている人が多いといいます。
このように、何もかもに少しルーズな点に目をつむれば、明るくポジティブで社交的な人々である為、一緒に行動していて楽しい人たちであるといえるでしょう。
ロシア人:寡黙でストレートな言動を好み、親しくなると親切な性格
続いてはロシア人の性格です。
一般的に寡黙で無表情で、日本人のように愛想笑いのようなことはしません。
これは、ロシアのことわざの
”Смех без причины – признак дурачины(理由なき笑顔はバカの証)”
ということわざの表す通り、ロシアにおいては理由も無いのに笑顔を見せる行為は、その人物が愚か者か、もしくは何か悪だくみをしている証であるという考えがある為です。
また、ロシアの人々は男女問わず酒に強く、尚且つ酒が大好きな人が多いのも特徴の一つです。
自国が発祥の蒸留酒である”ウォッカ(водка)”をこよなく愛し、きついお酒であるにも関わらずクイクイと飲み干します。
その為ロシア国内のアルコール依存症患者の人数は深刻な数値であり、社会問題となっています。
また初対面の人間に対する警戒心が強く、仲良くなるには長い時間をかける必要があります。
このようなロシア人ですが、一度仲良くなると無骨ながらも親切な人々で、困った事があったら助け合うなど、義理人情に篤い人々です。
その為、長く交際していっても気疲れしないで済む人々であると言えます。
韓国人:まじめで勤勉な性格で、自分の感情をはっきり表現する性格
続いては韓国人の性格です。
日本の隣にある国である韓国ですが、その国民性は日本人とは正反対の部分も多々あるようです。
まず年功序列について。
韓国は中国から伝来した儒教の教えが日本より深く根付いている為、年齢・地位の高低による上下関係がとても厳しい国です。
その為、韓国の若者は自分より年長者には率先して席を譲りますし、それが当たり前の社会となっています。
また、自分の意見はストレートに言わなければ伝わらないという事で、日本人のように遠回しの表現はめったに使われません。
韓国においては自己主張しないという事は、相手の意見に賛同しているとみなされる為、意見が対立した際にはお互いストレートに意見をぶつけ合います。
そして韓国の人々は他者との競争意識が強く、学歴・容姿・年収など様々な分野で他人と比較し、自分を少しでも良くしようと勉強や美容、仕事の分野でひたすら一生懸命に努力をします。
これらは韓国の人々の勤勉さの原動力となる一方、努力が実らなかった際の悲嘆もまた大きくなってしまい、結果として自らの命を絶ってしまうなど、韓国社会の抱える問題となっています。
ですが、比較的日本人との価値観の近い人々であるので、韓国人と仲良くなるのは容易であると言えます。
中国人:家族や血縁者を大切にし、自己主張をしっかりする性格
続いては中国人の性格です。
中国人は韓国人同様、自己主張ははっきりする国民性であり、日本のように”察する文化”というものもあまりなく、他者と意見が対立した際には大声で議論を戦わせます。
また中国人は利益追求主義の人が多く、お金儲けの話に敏感です。
その為、彼らが中国国内外を問わずイリーガルなお金儲けをしてしまう事により、後々問題となってしまうケースも多々あるようです。
そして中国人が大切にする概念としては”面子(Miànzi)”の概念があります。
これは日本語の”面子(メンツ)”とは、似てはいるもののより重大な概念であり、日本語でより近い語としては”あの人の顔を立てる”の”顔”でしょう。
例えば、中国のとある地方の有力者に事前に挨拶をすることなくその地方で商売を始めた場合、その有力者は”自分の面子が潰された”と感じ、結果として有力者の協力を得られずその地方での商売が出来なくなるという事があるようです。
そんな中国人ですが、感情をストレートに表現する裏表のない人が多く、お互いに本音で付き合う事の出来る国民性であると言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
記事の冒頭でも述べた通り、本記事でご紹介した国民性はあくまでステレオタイプ的な一般認識であり、当然の事ながら全ての個人に当てはまるものではありません。
ですが、これらのおおよその国民性を知っておくことで、その国の人々と仲良くなることが容易になる事は間違いないでしょう。
この記事を参考に、それぞれの国の人々と交流していただけたら幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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