【ゲーム】家庭用ゲームの歴史part7【時代の変化と新たなテレビゲームの形の模索】

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現在までに発売された家庭用ゲームの内、2017年以降に発売された第九世代家庭用ゲームハードのスペックと、そこから発売された代表的なゲームソフトについてご紹介しています。

みなさんこんにちは、syuyaです。

2007年にスマートフォンが発売された結果、人々の娯楽の対象がインターネットを利用したオンラインゲームや動画サイトへと移り、多くの人が”ゲーム離れ”をしていく結果となりました。

その結果、ゲーム開発会社は生き残りをかけるべく、新たなゲームの形の模索を始めるようになります。

その一つとして、一つのプラットフォームに依存せず、複数のプラットフォームよりソフトを発売する”マルチプラットフォーム”という形式をとって発売するソフトが増える事となりました。

そして、従来のゲーム開発会社によるゲームハードも、スマートフォンに対抗するべく様々な試行錯誤を重ね、懸命にユーザーの獲得を目指していきます。

結果、最新型の第九世代家庭用ゲームハードは、それぞれ個性豊かなゲームハードとして人気を得る事に成功します。

この記事では、そんな第九世代家庭用ゲームハードについてご紹介しています。

2017年 任天堂よりNintendo Switchが発売される

まずご紹介するのは、任天堂より発売されたNintendo Switchです。

家庭用ゲームの世代としては第九世代型ゲーム機となります。

販売価格は32,978円でした。

2007年に初代スマートフォンが登場して以降、人々の娯楽が従来の家庭用ゲームからスマートフォンで手軽に遊べるスマホゲームや、Youtubeなどの動画共有サイトへと移っていきます。

この流れに対し、任天堂は”カタチを変えてどこへでも””いつでも、どこでも、誰とでも”を標語に、”持ち出せる家庭用据置型ゲーム機”の開発に乗り切る事により生き残りをかけることとなります。

結果として出来上がったのが、任天堂の第九世代家庭用ゲーム機であるNintendo Switchでした。

Nintendo Switchは、アメリカの半導体メーカーであるNVIDIAと共通開発したタブレットディスプレイである”本体”と、”本体”に接続可能な左右二つのコントローラーである”Joy-Con”、そして本体を設置し家庭のテレビにゲーム画面を映し出すことが出来る”Nintendo Switchドック”の3パーツから成り立っています。

この3つのパーツにより、NintendoSwitchは持ち運び可能な携帯ゲーム機としても、また家のテレビに接続してプレイできる据え置き型ゲーム機としても遊べるゲームハードとなりました。

また、ソフトはNINTENDO64以来となるカートリッジ形式を採用しており、またセーブデータはソフトでもメモリーカードでもなく”Switch”本体に記録する仕組みとなっています。

結果として、後に発売される”Nintendo Switch Lite”、”Nintendo Switch(有機ELモデル)”も含めた”Nintendo Switchシリーズ”全体の売り上げは、日本で3,334万台、世界で1億3,936万台を売り上げるなど、大ヒットしました。

Nintendo Switchより発売された代表ソフト

発売されたゲームソフトについても、他のゲームソフト開発会社が複数のプラットフォームで発売するマルチプラットフォームという形式をとったのに対し、任天堂はその圧倒的なブランド力を頼りに自社ハードでのソフト発売に拘り、結果として成功を収めています。

スーパーマリオ64より続く”3D箱庭マリオゲーム”の最新作で、マリオの長年のトレードマークであった”帽子”を使った新しいアクションで話題となった”スーパーマリオオデッセイ

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大人気アドベンチャーゲーム”ゼルダの伝説シリーズ”最新作で、Wii Uより発売された”ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド”の続編である”ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

ニンテンドーゲームキューブで第一作目が発売されて以降、集団を操作して大きな物体を運んだり固い壁を壊したりといった新感覚のアクションで話題となった”ピクミンシリーズ”の最新作である”ピクミン4

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大人気シリーズである”ポケットモンスターシリーズ”の最新作で、本編シリーズ初のオープンワールドを採用した事で話題となった”ポケットモンスター バイオレット・スカーレット

大ヒットを記録した”Wii Fit”の流れを汲むフィットネスソフトで、環状のゲーム機器である”リングコン”と太ももにとりつける”レッグバンド”によって、本当の運動に匹敵するエクササイズをすることが出来る”リングフィット アドベンチャー 

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大人気対戦格闘ゲーム”大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ”の最新作で、スクウェアやコナミなどといった他社作品のキャラクターが参戦する事で話題を呼んだ”大乱闘スマッシュブラザーズSP

動物たちの住む村で、彼らとコミュニケーションをとりつつのんびり過ごせることで人気を博した大人気シリーズ”どうぶつの森シリーズ”の最新作で、”日本国内で最も売れたSwitch専用ソフト”となった”あつまれ どうぶつの森

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大人気レーシングゲームの最新作で、Wii Uより発売された”マリオカート8”に複数の追加要素を加えてリニューアルされた”マリオカート8デラックス

などが発売されました。

この中でも”マリオカート8 デラックス”は、世界で6904万本を売り上げるなど大ヒットを記録します。

これは、これまで発売された家庭用ゲームの中で6番目に売れたゲームであり、また”マリオシリーズ”の中では最も売れた作品となりました。

このように、従来の”据え置き型ゲームハード”と”携帯用ゲームハード”の融合を果たしたNintendo Switchは、スマートフォンとの見事な差別化を果たすことに成功し、結果として第九世代ゲームハードでは最も売れたゲームハードとなっています。

代表ゲームソフト

・スーパーマリオ オデッセイ

・マリオカート8 デラックス

・大乱闘スマッシュブラザーズSP

・ピクミン4

・あつまれどうぶつの森

・ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザワイルド 他多数

2020年 マイクロソフトよりXbox Series X|Sが発売される

https://www.xbox.com/ja-JP/consoles/compare

お次にご紹介するのは、Microsoftより発売されたXbox Series X|Sです。

家庭用ゲーム機の世代としては第九世代型ゲーム機となります。

販売価格は、Xbox Series Xが59,978 円、Xbox Series Sが32,978円でした。

大容量かつパワフルな性能を持つ代わりに、多少高価となっているXbox Series Xと、その廉価版であり金額的にはお手頃ながらも機能面で一部制限がかかっているXbox Series Sの同時発売となったハードです。

本機搭載のOS(オペレーティング・システム)は、メインのOSに加え二つの仮想OSが同時に起動し、合計3つのOSによる連係動作という他に類をみない設計となっています。

これにより、過去にMicrosoftによって発売されたXbox、Xbox 360、Xbox one、といった過去の歴代ハードのソフトをプレイできる互換性を実現し、

また今後に発売されるであろうXboxシリーズ後継機に対しても、Xbox Series X|S用ソフトを使用できるというハードに依存しないソフトの開発が可能となりました。

また、本ハードの特徴のひとつにQuick Resume機能があります。

これは複数のゲームを途中で中断し、中断した地点を記録し保存をしておき、別のゲームに切り替えて遊ぶことが出来るという機能です。

また、初代Xboxから続くオンラインサービスであるXbox Networkも利用することが出来、その中でも有料のXbox Game Passを利用すれば定額で多くのソフトをプレイする事が出来ます。

このように独自の機能を搭載したXbox Sereies X|Yは、日本で57万台、世界で2,100万台の売り上げを記録しました。

Xbox Series X|Sより発売された代表ソフト

発売されたソフトも、ゲームハードのスペックをフルに活用した超美麗なグラフィックの作品が多数発売され、それぞれ大ヒットしています。

フランスのゲーム開発会社ボルドーによって開発された、地球上の全ての地形を再現し、よりリアルな飛行機のフライトを体験できるフライトシミュレーターである”Microsoft Flight Simulator

アメリカのゲーム開発会社であるXbox Game Studiosにより開発された、リアルなグラフィックによるより現実に近いレーシングゲームである”Forza Motorsport

マイクロソフトより開発された、Xboxシリーズの看板タイトルである大人気FPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲーム”Haloシリーズ”の6作目にして最新作である”Halo Infinite

日本マイクロソフト 【Xbox Series X】Halo Infinite [HM7-00009 XBOX ヘイローインフィニット]

などが発売され、大ヒットしました。

全体的にXboxのメジャーユーザー層である北米人向けのソフトが多く、また高いグラフィック描写能力を用いたよりリアルに近いシミュレーターゲームが多いのが特徴です。

代表ゲームソフト

Microsoft Flight Simulator

Forza Motorsport

Halo Infinite

・マインクラフト

・ストリートファイター6 他多数

2020年 ソニーよりPlayStation5が発売される

最後にご紹介するのは、SONYより発売されたPlayStation5です。

家庭用ゲームの世代としては、第九世代型ゲームとなります。

販売価格は60,478円でした。

従来のPlayStationシリーズの正統進化とも言える本ハードは、グラフィックの向上、従来のHDDに代わって搭載されたSSDによる読み込み速度の大幅短縮などにより、よりリアルでストレスの少ないゲーム体験を実現しています。

特にロードの速さはユーザーに好評であり、高画質の映像にも拘らずほぼノータイムでデータを読み込み表示する事が可能となっています。

更にQuick Resume機能も搭載しており、ゲームを一度中断し別のゲームで遊ぶ事や、中断した場所からそのまま再開する事も可能です。

コントローラーについては、従来のデュアルショックコントローラーに代わって採用されたデュアルセンスコントローラーが採用されました。

これによりプレイヤーの操作がゲームに正確に反映されるようになり、より臨場感のあるゲームプレイが可能となっています。

結果2023年末時点で、日本では546万台、世界では5,000万台を売り上げるなど、大人気ゲームハードである”PlayStationシリーズ”として申し分のない売上げを記録しています。

PlayStation5より発売された代表ソフト

発売されているゲームソフトも、サードパーティを中心に数々の人気タイトルが発売されています。

大人気RPGシリーズである”ファイナルファンタジーシリーズ”最新作で、同シリーズのナンバリングタイトル16作目となる”FINAL FANTASY XVI

アメリカのゲーム開発会社であるSIEサンタモニカスタジオによって開発されている、神々の世界を舞台にしたアクションアドベンチャーシリーズである”ゴッド・オブ・ウォーシリーズ”最新作である”ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

アメリカのゲーム開発会社であるノーティ・ドッグによって開発された、PlayStation3で発売された人気作のフルリメイク版で、ゾンビで溢れた世界の中で、世界を救うカギを握る少女を守りつつ生き残るサバイバルホラーゲームである”The Last of Us Part I

SEGAより発売されている大人気シリーズ”龍が如くシリーズ”の最新作で、前作の”7”より桐生一馬に代わり新たな主人公となった春日一番の物語を描いた”龍が如く8

などが発売されています。

サードパーティーから好かれるゲームハードシリーズである”PlayStationシリーズ”の最新機種という事で、国内外問わずPlayStation5から自社ソフトを発売したいというゲーム会社は多くあります。

また、NetFlixやDisney+などの人気のあるサブスクリプションサービスとの統合も進められており、家庭用ゲーム機という枠組みを超えた”総合エンターテイメント機”を目指しているのがPlayStation5の特徴となっています。

代表ゲームソフト

FINAL FANTASY XVI

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

The Last of Us Part I

龍が如く8

・ラチェット&クランク パラレル・トラブル

・バイオハザード ヴィレッジ   など他多数

まとめ

いかがだったでしょうか?

時代がうつろい、人々の娯楽の対象が日々変化する中、家庭用ゲームも新たな形を求めて日々進化しているのが分かりますね。

続く第十世代据え置き型ゲームハードは、一体どのような形のゲームハードとなるのでしょうか。

楽しみですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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