こんにちは、syuyaです。
突然ですが、皆様のお住まいになっている土地の”地名”は、どういったものでしょうか?
日本には数多くの地名があり、その中には奇妙奇天烈な地名も多数存在します。
この記事ではそんな奇妙な日本の地名を、皆様にご紹介します。
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ドコノ森
画像引用https://www.toonippo.co.jp/common/previous/photo_studio/110mountains/sanpachi/docono/index.html
青森県三戸郡田子町にあるこの森の名前は、ずばり”ドコノ森”。
だから青森県だってば。
名称の由来については、よく分かっていないそうです。
もしかしたら、どこの森か分からないから”ドコノ森”と名付けられたのかもしれません。
ここでは古の人々によるものと思われる文様が描かれた古石がよく見つかるらしく、古くからアイヌなどの民族がこの地で活動していた事が分かっています。
ですから、この不思議な地名の由来も、もしかしたらアイヌ語由来の可能性もありますね。
ヤリキレナイ川
画像引用 https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000202251/
北海道夕張郡由仁町にある一級河川、その名も”ヤリキレナイ川”。
この何ともやりきれない感じのする名前の由来は、古くからこの地に住んでいたアイヌ民族の言葉だそうです。
ただその由来については二つの説があり、
1 アイヌ語で”魚が住まない川”を表す”ヤンケ・ナイ”からという説。
2 アイヌ語で”片割れの川”を表す”イヤル・キナイ”からという説。
の二通りの説があるのだそうです。
どちらの説であっても、少しやりきれない感じがするのは私だけでしょうか?
がっかり島
がっかり島
画像引用 https://sugi-blog.hatenablog.com/entry/2021/09/03/221412
”がっかり島”は岩手県宮古市にある無人島の名前です。
名前の由来は諸説あるものの、有力な説として岩手県の宮古市周辺の方言で、海にきりたった岩場の事を”がっかり”と言う為であるというものです。
また他の説として、ここら周辺はアワビの好漁場であるのに、なぜかこの”がっかり島”周辺ではアワビが取れないからというものがあります。
実際に観た感じだと何の変哲の無い岩であるらしいので、物珍しさに訪れた観光客も”がっかり”するかもしれませんね。
十八才(じゅうはっさいおつ)
十八才にある道の駅
画像引用 https://ss.nmai.org/4dcgi/mura-tyoku/tyoku=ikiiki
随分と若々しい地名ですね。
この地名があるのは山形県西村山郡大江町という所です。
名前の由来は、この地域を流れる月布川の下流から十八番目の支流である事から、”十八沢”と呼ばれていましたが、それが訛って”十八才”になったようです。
また月布川を挟んで南側を”十八才甲”、北側を”十八才乙”と言うようです。
十八才というと、高校を卒業し大学に進学するか、或いは社会人として働きに出ているかという所でしょうか。
色々と悩みや気苦労が多い年齢であると言えます。
確かに、お疲れ様と言いたくなる年頃ではありますね。
コアラ
画像引用 https://dailyportalz.jp/kiji/140502164006
ここはオーストラリアではなく日本です。
大変可愛らしいこの名前の町があるのは、山形県酒田市です。
名前の由来は、元々の個々の地名である”古荒(こあら)”から。
ひらがなで書くと可愛らしいですが、漢字で書くと途端にワイルドな地名になりますね。
何故漢字をひらがなにしたのかは分からないらしいのですが、恐らくはイメージアップなどを期待しての改名だったのだと思われます。
日本一
画像引用 https://ankyo.net/chinmei/nihonichi/nihonichi.html
福島県郡山市湖南町にある変わった地名はズバリ”日本一”。
いやはや、恐れ入ります。
この地名の由来は、当時この辺りを治めていた二本松前藩藩主丹羽氏に、この地域で採れたお米を献上した際に、
上手い!ここのお米は日本一だ!
というお褒めの言葉を賜った為、そのまま地名になったのだそうです。
福島県産のお米は確かに美味しいので、日本一を名乗っても問題なさそうですよね。
鼻毛橋
画像引用 https://midekesain.com/photodisp.php?imgid=1392
宮城県仙台市泉区を流れる、七北田川にかけられた奇妙な名前の橋”鼻毛橋”。
その名前の由来は、アイヌ語で”川の下”を意味する言葉である”パンケ”を、漢字に転写したものなのだそうです。
このように、東北から北海道にかけては、かつてアイヌ民族の居住地であった事からアイヌ語由来の地名が数多く残されています。
しかし、アイヌ語を大和言葉に転写するにしても、もう少しまともな漢字もありそうなものですが・・・。
尻こすり坂
画像引用 http://theyokohamastandard.jp/article-3750/
神奈川県横須賀市西区を通る国道134号線にある坂の名前です。
区間としては久里浜~野比のあいだの区間にある坂です。
名前の由来は、あまりに急な坂の為、荷車を押して坂を上る際に、よく荷車の後部をこすってしまっていたことからとされています。
時は下り、現代は荷車の代わりに自動車が走る時代となった訳ですが、自動車の尻も相変わらずこすれてしまうのかは不明です。
ときめき
画像引用 https://ankyo.net/chinmei/tokimeki/tokimeki.html
最近ときめいていないなぁ。
この甘酸っぱい名前の地名があるのは、新潟県新潟市です。
名前の由来ですが、近くの信濃川にかかる信濃川橋の名称を改名する際、一般公募により”ときめき橋”に決定したことから、周辺の地名もそれに合わせて”ときめき”としたそうです。
因みに、改名前のここらの地名は”山田”だったそうです。
”山田”→”ときめき”とは、凄い変わりようですね・・・。
星の糞遺跡
画像引用 https://4travel.jp/dm_shisetsu/11309315
メルヘンなのか下品なのか、よく分からない名前の遺跡です。
この変わった名前の遺跡があるのは、静岡県榛原郡御前崎市白羽村という場所です。
この名前の由来は、この遺跡からよく採掘され、古くから石器の材料として重宝されてきた黒曜石が由来です。
黒曜石
Ji-ElleIt feels nice and warmIt feels like a __ – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15527635による
昔の人は、この黒く光る石は夜空の一部が割れて落ちてきたものと信じ、星糞(ほしくそ)と名付けたそうなのです。
夜空から降ってきたという発想までは素敵なのですが、そこから夜空の糞と名付けるセンスが、中々にユニークで面白いですね。
シャックリ川
Follow up on Upload file – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=57601304による
この妙な名前の川があるのは、三重県の名張市です。
名前の由来については諸説あるようで、
1川の形が曲がりくねっていてしゃくれているから
2曲がりくねっていてシャクトリムシのようだから
といった説があるそうです。
いずれにしろ、曲がりくねった川を形容した名称のようですね。
また、
3川のほとりに立つとしゃっくりが出てしまうから
と言った、迷信じみた由来の説もあるようです。
個人的には最後の説が面白そうで良いのですが・・・。
へそ
画像引用 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0f582c820ee9c8a387872e38726dd86fd2840174
へそとは、漢字で綣と書きます。
因みに体の一部であるおへその事は、臍または蔕と書きます。
このややこしい名前の地名があるのは滋賀県の栗東市です。
名前の由来は、織機にかける際に縒り合わせた麻糸の事を綣(へそ)と呼び、そこから名付けられたという説が有力です。
ここら滋賀県は近江の国と呼ばれ、今なお生産される伝統工芸品である近江上布で知られるように、麻織物の名産地であった事からこの名が付けられたようです。
滋賀県の伝統工芸品である近江上布
https://omi-jofu.com/
中央に琵琶湖を有し、周囲が山に囲まれている近江の国は豊かな土壌を持つ事で知られ、古くから麻の名産地として知られていました。
そのため、自然と朝の加工技術である麻織物の技術も発達し、現在では日本はおろか世界でも類を見ない程の上質な麻織物を製造しています。
麻織物とは切っても切れない縁があるからこそ、地名にも麻織物に関係した地名が付けられた訳ですね。
天使突抜(てんしつきぬけ)
画像引用 https://news.mynavi.jp/article/20140204-kyoto/
この思わず耳と目を疑う地名があるのは、何と日本が世界に誇る古都、京都府の京都市下京区です。
京都と言ったら烏丸や四条など、どことなく優美な響きの地名が多い印象ですが、そんな中何を間違えたかこの地名です。
この奇天烈な名前の由来は、天下人豊臣秀吉による京都の街の大改革によるものとされています。
この通りの近くにある五条天神宮は、平安京に都を移した50代天皇桓武天皇が、新たな都の安寧を祈願するために弘法大師に命じて建立された、大変格式高い社でした。
五条天神社
Hirojin taja – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49142189による
地元の人々からは”天子の社”などと呼ばれ親しまれていたと言います。
しかし、そんな中天下を統一し、怖いもの知らずとなった太閤豊臣秀吉は、京都の街の大改革に乗り出します。
その過程で、多くの格式あるお寺や神社が移動させられたりしたようです。
その改革の一環として、”天使の社”として京都の人々に親しまれていた五条天神宮の境内に、一本突き抜けるような道を作らせました。
これには感情を表に出さない事で知られる京都人も、内心では大激怒します。
新しく出来たあの道、鬱陶しぃわぁ。
でも、太閤はんの悪口いう訳にもいかへんし・・・
どないしよ。
そこで、秀吉が作った”天使の社”を突き抜ける忌々しい一本道を、親愛と皮肉を込めて”天使突抜”と名付けたようです。
京都人を怒らせたら怖いのは、今も昔も変わりないようですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では日本に存在する珍名な地名を12か所、厳選してご紹介しました。
皆様の周りにも、このような変わった名前の地名はありますか?
あったら是非教えて下さい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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