ゲームの『ポケットモンスター』歴代シリーズの、世界での売り上げランキングトップ10がわかります。
みなさんこんにちは、syuyaです。
みなさんの中に、『ポケットモンスター』について知らない人はいらっしゃるでしょうか?
『ポケットモンスター』シリーズは、株式会社ポケモンとゲームフリーク、そして任天堂が手がける日本を代表するRPGシリーズであり、1996年にゲームボーイ向けに初代『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されて以来、世界中で親しまれてきました。
プレイヤーは“ポケモントレーナー”となり、さまざまな“ポケモン”を捕まえ、育て、バトルを通じて強くしていきながら、チャンピオンを目指すという冒険を繰り広げます。
“ポケモンを集める・育てる・対戦する”という三位一体のゲーム性が特徴であり、シリーズを通じて数百種類以上のポケモンが登場。
それぞれが異なる属性・技・進化形態を持ち、戦略性に富んだバトルが展開されます。
また、通信交換や対戦といったマルチプレイ要素も当初から搭載されており、“友達とつながる楽しさ”も大きな魅力のひとつです。
シリーズは世代ごとに新たな地方や物語、システムを導入して進化を重ねており、『金・銀』での“昼夜システム”や『X・Y』の“メガシンカ”、『ソード・シールド』の“ダイマックス”など、常に革新を取り入れながら世界観を広げ続けています。
現在までに本編作品は9世代まで展開されており、スピンオフやアニメ、カードゲームなどを含む“ポケモン”ブランドは世界的なメディアフランチャイズとして不動の地位を築いています。
『ポケットモンスター』シリーズは、子どもから大人まで幅広い世代に支持され続ける、時代を超えて愛されるゲーム作品です。
この記事では、そんな『ポケットモンスター』シリーズの歴代ソフトの世界売上げランキングトップ10をご紹介します。
- 1位:ポケットモンスター 赤・緑・・・2904万本
- 2位:ポケットモンスター ソード・シールド・・・2627万本
- 3位:ポケットモンスター スカーレット・バイオレット・・・2492万本
- 4位:ポケットモンスター 金・銀・・・2373万本
- 5位:ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・・・1767万本
- 6位:ポケットモンスター X・Y・・・1673万本
- 7位:ポケットモンスター サン・ムーン・・・1633万本
- 8位:ポケットモンスター ルビー・サファイア・・・1614万本
- 9位:ポケットモンスター ブラック・ホワイト・・・1564万本
- 10位:ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ・ピカチュウ・・・1507万本
- まとめ
1位:ポケットモンスター 赤・緑・・・2904万本
タイトル | ポケットモンスター 赤・緑 |
発売日 | 1996年2月27日 |
国内売上 | 822万本 |
世界売上 | 2904万本 |
世界で番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター 赤・緑』です。
世界総売り上げは2904万本となっています。
『ポケットモンスター 赤・緑』は、ゲームフリークが開発し、任天堂から1996年2月27日にゲームボーイ向けに発売されたRPGで、“ポケモン”という概念を世界に広めたシリーズの原点です。
発売当初は目立った売れ行きではなかったものの、口コミや子どもたちの間でじわじわと人気が拡大し、最終的には日本国内だけで800万本を超えるメガヒットを記録しました。
これは、ゲームボーイから発売されたゲームソフトの中で、国内で最も売り上げた記録となります。
プレイヤーは、カントー地方を舞台に“ポケモントレーナー”として冒険を繰り広げ、図鑑の完成とポケモンリーグ制覇を目指します。
ゲームの中では野生のポケモンを捕まえ、育て、戦わせるという要素が組み合わさり、これまでのRPGにはなかった“集める”“育てる”“交換する”という3つの楽しさがプレイヤーを惹きつけました。
特徴的なのは、『赤』と『緑』で出現するポケモンが一部異なっている点で、すべてのポケモンを集めるには他のバージョンを持つ友達と通信交換を行う必要があります。
この“通信ケーブルを使ったポケモンの交換”という遊び方は、ゲームという枠を超えて人と人のつながりを生む仕組みとして、当時の子どもたちにとって画期的な体験となりました。
また、戦闘では属性や技の相性、レベルの育成が勝敗を左右し、単なるキャラクター収集だけでなく戦略性の高いバトルが展開されます。
ポケモンには進化という要素もあり、育てる楽しさ、変化する楽しさが随所に盛り込まれていました。
『赤・緑』は、その後の『青』や『ピカチュウ』バージョンを経てシリーズが本格的に拡大し、やがてアニメ・カードゲーム・映画など多方面に展開されるメディアミックスの起点となりました。
『ポケットモンスター赤・緑』及びそのバージョンアップ版である『青』『ピカチュウ』バージョンを合わせた世界総売り上げは4602万本に達し、これは発売から30年近く経った2024年時点においても、世界で10番目に売り上げたゲームソフトであるという伝説的な記録を達成します。
“ポケモン”という文化が世界に浸透するきっかけを作った歴史的作品であり、ゲームボーイという限られたハード性能の中で、壮大な冒険と交流の楽しさを見事に表現した一作です。
2位:ポケットモンスター ソード・シールド・・・2627万本
タイトル | ポケットモンスター ソード・シールド |
発売日 | 2019年11月15日 |
国内売上 | 564万本 |
世界売上 | 2627万本 |
世界で2番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター ソード・シールド』です。
世界総売り上げは2627万本となっています。
『ポケットモンスター ソード・シールド』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2019年11月15日にNintendo Switch向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第8世代の作品です。
舞台は産業革命期のイギリスをモチーフにした“ガラル地方”。
雄大な自然と都市、そしてスチームパンク的な世界観が融合した、これまでにない雰囲気の冒険が展開されます。
本作ではシリーズ初の“ワイルドエリア”が導入され、広大なフィールドを自由に探索できるようになりました。
天候の変化により出現ポケモンが変わるなど、プレイヤーの没入感を高める要素が随所に盛り込まれています。
最大4人で協力する“マックスレイドバトル”や、ポケモンが巨大化する“ダイマックス”といった新要素も追加され、バトルの戦略性と演出面での迫力が大きく向上しました。
また、従来のポケモンシリーズの伝統を継承しつつも、ジムリーダーとのバトルがスタジアムで行われるなど、スポーツ的な演出が施され、観戦する文化すら感じられる新たな魅力を放っています。
収録されているポケモンは当初は限られていましたが、その後『鎧の孤島』『冠の雪原』という2つの有料追加コンテンツが配信され、新たなエリアやポケモンが追加されました。
このような“本編にDLCを導入する”試みもシリーズ初であり、Switchというプラットフォームの特徴を活かした継続的な拡張が行われました。
売上は世界で2500万本を超え、Nintendo Switch向けタイトルとしても上位に入る記録を持ちます。
『ソード・シールド』は、シリーズの新たな挑戦と定番のバランスが巧みに取られた作品として、多くのユーザーに支持され続けています。
3位:ポケットモンスター スカーレット・バイオレット・・・2492万本
タイトル | ポケットモンスター スカーレット・バイオレット |
発売日 | 2022年11月18日 |
国内売上 | 819万本 |
世界売上 | 2492万本 |
世界で3番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』です。
世界総売り上げは2492万本となっています。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2022年11月18日にNintendo Switch向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第9世代の作品です。
舞台となるのは、スペインをモチーフとした広大な“パルデア地方”。
本作ではシリーズ初の“オープンワールド”が導入され、プレイヤーは物語の順序に縛られることなく、広大な世界を自由に探索しながら冒険を進めることができます。
3つの物語軸“チャンピオンロード”“レジェンドルート”“スターダストストリート”が用意されており、それぞれ異なる目標に沿って進行できる構成となっているのも大きな特徴です。
新たに登場するポケモンたちに加えて、これまでに登場したポケモンも多く登場し、“テラスタル”という新要素によってタイプや外見が変化するなど、バトル面での戦略にも新しい風が吹き込まれました。
通信機能を活かし、最大4人で同時にフィールドを冒険できる“ユニオンサークル”も実装され、マルチプレイの自由度も大幅に向上。
また、シリーズでは初めて発売日と同時に世界各国で同時展開されたこともあり、グローバルな注目を集めました。
発売からわずか3日間で全世界1000万本を超える売上を記録し、Nintendo Switch史上最速の販売ペースとなりました。
技術的な粗さが一部指摘されつつも、ポケモンシリーズの新たな地平を開いた革新的な作品として、高い評価を受けています。
4位:ポケットモンスター 金・銀・・・2373万本
タイトル | ポケットモンスター 金・銀 |
発売日 | 1999年11月21日 |
国内売上 | 730万本 |
世界売上 | 2373万本 |
世界で4番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター 金・銀』です。
世界総売り上げは2373万本となっています。
『ポケットモンスター 金・銀』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより1999年11月21日にゲームボーイカラー向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第2世代の作品です。
本作は前作『赤・緑・青・ピカチュウ』の大ヒットを受けて制作された続編であり、物語の舞台は新たに“ジョウト地方”へと移ります。
新たに100種類のポケモンが追加され、登場ポケモンは全251種に拡大。
“オス・メス”の性別概念や、“時間の概念(朝・昼・夜)”といった新システムが導入され、プレイヤーの行動やポケモンの出現に影響を与えるなど、ゲーム性が大きく広がりました。
また、ポケモンの“タマゴ”を育てる“育て屋”や、ポケモンに道具を持たせる“持ち物”の要素が登場し、戦略性や育成の深みが増しています。
『金・銀』では、冒険の後半に前作『赤・緑』の舞台である“カントー地方”へ渡ることができ、過去作のジムリーダーたちと再戦できるという驚きの展開も用意されていました。
ゲームボーイカラー対応によるカラー表示や、改良されたUI、内蔵時計によるリアルタイム連動システムなど、技術面でも当時としては革新的な内容が盛り込まれており、長期間にわたって遊べる完成度の高い作品となっています。
国内販売本数は700万本以上を記録し、ゲームボーイ史上でも屈指のメガヒットタイトルとなりました。
『ポケットモンスター 金・銀』は、ポケモンというシリーズの地盤を強固に築いた歴史的な続編であり、今なお多くのファンにとって特別な一本として語り継がれています。
5位:ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・・・1767万本
タイトル | ポケットモンスター ダイヤモンド・パール |
発売日 | 2006年9月28日 |
国内売上 | 585万本 |
世界売上 | 1767万本 |
世界で5番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』です。
世界総売り上げは1767万本となっています。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2006年9月28日にニンテンドーDS向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第4世代の作品です。
本作の舞台は“シンオウ地方”。
豊かな自然と神話的な伝承が息づくこの地で、プレイヤーは新たなポケモン図鑑の完成とチャンピオンを目指す旅に出ることになります。
『ダイヤモンド・パール』では、新たに100匹以上のポケモンが追加され、総数は493種に。
特に、“ディアルガ”と“パルキア”といった時間・空間を司る伝説のポケモンの存在が、物語に大きな重厚感をもたらしています。
また、本作から“物理・特殊”の分類が技ごとに個別化されるという大きなバトルシステムの変更が導入され、戦略性が飛躍的に向上しました。
通信面では、ニンテンドーDSのWi-Fi通信機能を活用した“グローバルトレードステーション(GTS)”により、世界中のプレイヤーとポケモンの交換が可能に。
これはシリーズ初となるオンライン要素であり、ポケモンの遊び方を大きく広げる革新となりました。
他にも“ポフィン”作りや“スーパーコンテスト”、地下通路での探検など、バトル以外にも多彩な要素が用意されており、遊びごたえのある内容となっています。
グラフィック面では、従来のドット絵に擬似3Dの表現が加わり、視覚的な進化も感じられます。
国内販売本数は約570万本、世界では1700万本を超える大ヒットを記録しました。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』は、次世代ハードでの第一作としてシリーズの進化を体現し、ポケモンというコンテンツの世界的な広がりをさらに加速させた重要な作品です。
6位:ポケットモンスター X・Y・・・1673万本
タイトル | ポケットモンスター X・Y |
発売日 | 2013年10月12日 |
国内売上 | 457万本 |
世界売上 | 1673万本 |
世界で6番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター X・Y』です。
世界総売り上げは1673万本となっています。
『ポケットモンスター X・Y』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2013年10月12日にニンテンドー3DS向けに世界同時発売された、ポケモン本編シリーズ第6世代の作品です。
本作の舞台は、フランス文化をモチーフにした“カロス地方”。
優美な街並みやファッション文化、古代の伝承が息づくこの地方で、プレイヤーは新たな冒険とともに、メガシンカの謎を追うことになります。
『X・Y』最大の特徴は、シリーズ初となるポリゴンによる3Dグラフィックの本格導入です。
ポケモンやトレーナーが立体的に描かれ、戦闘演出もダイナミックに進化しました。
また、“フェアリータイプ”の新設や、“メガシンカ”という一時的にポケモンが進化する新システムが追加され、バトルの奥深さと戦略性が大きく向上しています。
さらに、“ポケモンアミー”や“スパトレ”といった育成補助要素も導入され、これまでよりも直感的にポケモンとのふれあいや育成が楽しめるようになっています。
通信面では“PSS(プレイヤーサーチシステム)”が搭載され、世界中のプレイヤーとの対戦・交換が手軽にできるようになりました。
“ミラクル交換”など、カジュアルなオンライン機能も人気を博しました。
伝説のポケモンとしては、『X』には“ゼルネアス”、『Y』には“イベルタル”が登場します。
それぞれがカロス地方にまつわる壮大な神話と結びついており、物語に深みを与えています。
発売初週で全世界400万本以上を販売し、最終的な世界累計販売本数は約1700万本に達しました。
『ポケットモンスター X・Y』は、シリーズのグラフィックやシステムを大きく刷新した転換点であり、次世代に向けた新たな一歩を刻んだ記念碑的な作品です。
7位:ポケットモンスター サン・ムーン・・・1633万本
タイトル | ポケットモンスター サン・ムーン |
発売日 | 2016年11月18日 |
国内売上 | 394万本 |
世界売上 | 1633万本 |
世界で7番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター サン・ムーン』です。
世界総売り上げは1633万本となっています。
『ポケットモンスター サン・ムーン』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2016年11月18日にニンテンドー3DS向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第7世代の作品です。
本作の舞台は、ハワイをモチーフにした“アローラ地方”。
豊かな自然と独自の風習が息づくこの地で、プレイヤーは島巡りの試練をこなしながら、従来とは異なるスタイルの冒険を繰り広げていきます。
『サン・ムーン』の最大の特徴は、従来の“ジムリーダー”制を廃止し、“島キング・クイーン”や“ぬしポケモン”と戦う“試練”という新たな進行方式を採用している点です。
また、“リージョンフォーム”として、既存ポケモンがアローラ地方に適応した姿で登場する“アローラのすがた”が導入され、シリーズファンにとっても新鮮な驚きが提供されました。
新たなバトル要素としては、“Zワザ”という1回限りの強力な技を使用できるシステムが追加され、戦術に大きな影響を与えました。
また、ポケモンライドによって秘伝技に代わる移動手段が用意され、フィールドでの自由度も向上しています。
さらに、サブイベントや登場人物の人間ドラマも丁寧に描かれ、特に“リーリエ”や“グラジオ”といったキャラクターたちの成長が物語を大いに盛り上げました。
発売から1週間で1000万本以上を出荷するという快挙を成し遂げ、最終的な世界累計販売本数は約1670万本に達しました。
『ポケットモンスター サン・ムーン』は、シリーズ20周年の節目にふさわしい革新と挑戦を詰め込んだ作品として、多くのファンに強い印象を残しています。
8位:ポケットモンスター ルビー・サファイア・・・1614万本
タイトル | ポケットモンスター ルビー・サファイア |
発売日 | 2002年11月21日 |
国内売上 | 540万本 |
世界売上 | 1614万本 |
世界で8番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』です。
世界総売り上げは1614万本となっています。
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2002年11月21日にゲームボーイアドバンス向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第3世代の作品です。
本作の舞台は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた“ホウエン地方”。
プレイヤーは新たな冒険の旅に出て、数多くのポケモンと出会いながら、ポケモンリーグ制覇を目指していきます。
『ルビー・サファイア』では、ゲームボーイアドバンスの性能を活かした鮮やかなカラーグラフィックが採用され、ドット絵でありながらも美しい水辺や天候変化の演出など、世界観の表現が大きく進化しました。
新たに135匹のポケモンが登場し、合計で386匹が登場するなど、シリーズ最大級のボリュームとなっています。
システム面では、ポケモンの“とくせい”や“せいかく”といった要素が初めて導入され、同じ種類のポケモンでも性能に個性が出るようになりました。
これにより、育成やバトルにおける戦略性が格段に向上しています。
また、“ダブルバトル”という新たなバトル形式も登場し、2対2の戦略的な戦いが楽しめるようになりました。
さらに、本作では“秘密基地”を作ってカスタマイズしたり、仲間と通信を通じて交換し合ったりと、遊びの幅が広がる要素も多く取り入れられています。
『ルビー』では“グラードン”が、『サファイア』では“カイオーガ”が物語の中心に据えられ、それぞれの伝説のポケモンが地形や天候に大きな影響を及ぼすスケールの大きなストーリーが展開されます。
最終的な世界累計販売本数は約1600万本を記録し、第3世代の新たな幕開けとして、シリーズの基盤を大きく広げる役割を果たしました。
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』は、グラフィック・システム・世界観すべての面で大きな革新をもたらし、今なおファンにとって特別な存在となっている作品です。
9位:ポケットモンスター ブラック・ホワイト・・・1564万本
タイトル | ポケットモンスター ブラック・ホワイト |
発売日 | 2010年9月18日 |
国内売上 | 554万本 |
世界売上 | 1564万本 |
世界で9番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』です。
世界総売り上げは1564万本となっています。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2010年9月18日にニンテンドーDS向けに発売された、ポケモン本編シリーズ第5世代の作品です。
本作の舞台は、ニューヨークをモチーフにした“イッシュ地方”。
これまでの作品とは異なる文化圏が描かれており、ポケモンの世界観に新たな風を吹き込む独自性の高いフィールドが展開されます。
『ブラック・ホワイト』の大きな特徴の一つは、ストーリー性の強化です。
“プラズマ団”という組織を中心に、ポケモンと人間の関係性に疑問を投げかける哲学的なテーマが描かれ、ライバルや仲間たちも感情豊かに描写されるなど、シリーズ屈指のドラマティックな物語が展開されます。
また、発売当初は新たに登場するポケモン156種のみが登場し、過去作のポケモンが一切登場しない構成となっていました。
これにより、プレイヤーは完全に新しい世界を冒険する感覚を味わうことができ、新鮮さが際立ちました。
システム面でも大幅な進化が見られ、“トリプルバトル”や“ローテーションバトル”など、新たなバトル形式が導入され、戦略の幅がさらに広がりました。
また、季節が変化する“シーズン制”や、ポケモンの動きが滑らかに描かれる“ドットアニメーション強化”も、臨場感を高める要素となっています。
通信機能では“Cギア”が導入され、赤外線やWi-Fi通信を活用したリアルタイムのやりとりが強化されました。
さらに、インターネットを利用して他のプレイヤーと交流できる“ポケモングローバルリンク”など、オンライン機能の充実も大きなトピックとなりました。
伝説のポケモンとして、『ブラック』には“レシラム”、『ホワイト』には“ゼクロム”が登場。
物語の中核を担う存在として、世界観と深く結びついています。
世界累計販売本数は約1550万本に達し、ニンテンドーDS時代の最後を飾るにふさわしい、シリーズの進化と完成度の高さが光る作品です。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は、革新性と物語性を兼ね備えた意欲作として、多くのファンに強い印象を残しています。
10位:ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ・ピカチュウ・・・1507万本
タイトル | ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ・ピカチュウ |
発売日 | 2018年11月16日 |
国内売上 | 218万本 |
世界売上 | 1507万本 |
世界で10番目に売れた『ポケットモンスター』シリーズは『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ・ピカチュウ』です。
世界総売り上げは1507万本となっています。
『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は、ゲームフリークが開発し、任天堂と株式会社ポケモンより2018年11月16日にNintendo Switch向けに発売された、ポケモン本編シリーズの派生的作品です。
本作は、1998年にゲームボーイで発売された『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースに、Nintendo Switch向けにリメイクされたタイトルであり、シリーズの原点であるカントー地方を舞台に、現代のグラフィックとシステムで再構築された作品です。
最大の特徴は、スマートフォン向けアプリ『ポケモンGO』との連携を意識したゲーム設計です。野生ポケモンとの遭遇時には、従来のようなバトルを行わず、Joy-Conを振ってボールを投げることで捕獲する『GOスタイル』の方式が採用されています。
また、相棒ポケモンである“ピカチュウ”または“イーブイ”は、常にプレイヤーの肩や頭に乗って行動を共にし、撫でたり着せ替えをしたりと、より密接なコミュニケーションが可能となっています。
グラフィックは全編にわたって3D化されており、鮮やかで親しみやすいビジュアルとともに、カントー地方の風景が新たに描き出されています。
システム面では、2人同時プレイに対応しており、Joy-Conをおすそわけすることで、友達や家族と一緒に冒険やポケモンバトルを楽しむことができます。
登場するポケモンは、カントー地方の151匹を中心に、『アローラのすがた』のポケモンや、『メルタン』などの一部新ポケモンも登場。
『ポケモンGO』とのポケモンの送受信が可能で、モバイルとコンソールの垣根を越えた連携プレイが話題となりました。
売上は全世界で1500万本以上を記録し、リメイク作品ながらも高い評価と支持を集めることに成功しました。
『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・イーブイ』は、初代ポケモンの魅力を現代的に再構築し、新たなユーザー層と懐かしのファン層を橋渡しする役割を果たした、記念碑的な一本です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、歴代ポケットモンスターシリーズの売り上げランキングトップ10をご紹介しました。
気になる作品はありましたか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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