【英語】もはや文章!最も綴りが長い英単語トップ10【40文字以上の英単語】

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この記事でわかる事

数ある英単語の内、最も文字数が長い英単語トップ10がわかります。

みなさんこんにちは、syuyaです。

世界で最もメジャーな言語と言える言語である英語。

英語は世界で14億人を超える人々に話される言語であり、また2024年現在、世界で最も話されている言語となっています。

そんな英語はイギリスで形作られて以降、現在でも日々様々な英単語が作られており、その総数は17万単語程にも上ると言われています。

しかし、その大半は日常的には使用されず、日常会話においてはその内の3000~4000語程が使用されているのみであると言われています。

この記事ではそんな英単語の内で、一つの単語を表わすもので最も文字数が多い単語トップ10をご紹介しています。

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本記事でご紹介した英単語を、先生に聞いてみるのもいいでしょう。

詳細は下記のボタンをタップしてご覧ください。

1:Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis(45文字)

Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis

綴りの文字数が多い英単語第1位は”Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis”で、文字数は45文字となっています。

意味は”超微視的珪質火山塵肺疾患”であり、これは肺炎の一種である病名の英単語となっています。

”超微視的珪質火山塵肺疾患”とは、微細な珪質(シリカSiO2を豊富に含む)の火山塵を吸い込む事によって引き起こされる肺炎です。

英単語はラテン語やギリシア語由来の単語から成り立っており、

”Pneumono”はラテン語で”肺”、

”ultra”はラテン語で”超”、

”microscopic”はラテン語より作られた英単語で”微視的(肉眼では見えない程微小である事)”

”silico”はラテン語で”ケイ素”、

”volcano”はラテン語で”火山”、

”coni”はギリシア語由来の語で”塵”

”osisi”はギリシア語で”症状、-症”

と言った語から成り立っています。

実はこの語、医学の世界で使用される正式な医学用語ではなく、元々は1935年に造られた造語であったようです。

その後、年月を経るにつれて正式な英単語として認められるようになり、オックスフォード英語辞典などに正式に記載されるれっきとした英単語の一つとなりました。

2:Hippopotomonstrosesquipedaliophobia(36文字)

Hippopotomonstrosesquipedaliophobia

綴りの文字数が多い英単語第2位は”Hippopotomonstrosesquipedaliophobia”で、文字数は35文字となっています。

意味は”長い単語恐怖症”で、そのまま長い単語に恐怖を覚える人の症状の事を指します。

この単語は、

”Hippopotamus”は”カバ”

”monstro”はラテン語で”怪物”

”Sesquipedalian”は”長大な言葉”

”-phobia”は”~恐怖症”

というパーツで成り立っています。

ご覧の通り、直訳するならば”カバの怪物長大な言葉恐怖症”といった内容となっており、支離滅裂な意味となっています。

皮肉とユーモアを交えた造語であり、とにかく長い単語の羅列を意図的に並べて作った英単語であるようです。

3:Supercalifragilisticexpialidocious(34文字)

Supercalifragilisticexpialidocious

綴りの文字数が多い英単語第3位は”Supercalifragilisticexpialidocious”で、文字数は34文字となっています。

意味は”驚くべき、素晴らしい”と言った意味で、形容詞です。

この単語はいわゆるでたらめな造語で、元ネタは1964年に放映されたミュージカル映画”メリー・ポピンズ”に登場する楽曲の名前でした。

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作中のこの楽曲中では、”困難な状況ひっくり返し、人生を向上させる魔法の言葉”としてこの”Supercalifragilisticexpialidocious”という単語が使われていましたが、その意味が転じて”驚くべき、素晴らしい”という意味の形容詞になったそうです。

4:Pseudopseudohypoparathyroidism(30文字)

Pseudopseudohypoparathyroidism

綴りの文字数が多い英単語第4位は”Pseudopseudohypoparathyroidism”で、文字数は30文字となっています。

意味は”偽性偽性副甲状腺機能低下症”で、副甲状腺ホルモン(PTH)の濃度が低いにもかかわらず、血中のカルシウム濃度が高い状態となる症状の事を指します。

”pseudo-”が”偽の”

さらにもう一度”pseudo-”と続くことで、”二重に疑似的な”と言う意味

”hypo-”で”低下、~が不足している”

”Parathyroid”が”副甲状腺”

”-ism”で”~症”

というパーツで構成されています。

こちらは正式に医学の現場で使用される医学用語であり、学術論文などにも実際に登場する英単語となっています。

5:Floccinaucinihilipilification(29文字)

Floccinaucinihilipilification

綴りの文字数が多い英単語第5位は”Floccinaucinihilipilification”で、文字数は29文字となっています。

意味は”価値が低いとみなす事”と言う意味の名詞となっています。

”floccus”はラテン語で”薄片”

”naucum”はラテン語で”木の実の殻”

”nihilum”はラテン語で”何もない”

”pilus”はラテン語で”毛”

”-fication”は名詞化させる接尾辞

というパーツで成り立っています。

これらのパーツの意味が全て”小さなものや薄いもの、微々たるもの”である事から、”価値が低いとみなす事”という意味になります。

元々は18世紀のイギリスの文学者たちによって作り出された造語であり、半ば言葉遊び的に作られた単語です。

その後、正式に英単語として正式に認められるようになり、煩雑な言葉を好む人々に愛用されましたが、現代では日常的にはほとんど使われず、”世の中に長く複雑な英単語”として豆知識として紹介されることがあるのみとなっています。

6:Antidisestablishmentarianism(28文字)

Antidisestablishmentarianism

綴りの文字数が多い英単語同率第6位は”Antidisestablishmentarianism”で、文字数は28文字です。

意味は”反国教会制廃止主義”といった意味を持つ名詞です。

”Anti-”は”反~”

”dis-”は”分離”

”Establishment”はここでの意味は”国教会”

”-arian”は”~という主義を持つ人”

”-ism”は”~主義、~思想”

というパーツから成り立っています。

この語が作られたのは19世紀のイギリスで、当時盛んに議論になっていた、キリスト教の一派でイギリスの国教であるイギリス国教会の”国教”という立場を廃止するべきという主張に対し、反対の立場をとる主義・主張の事をいいます。

つまり、イギリス国教会を”国教”として維持するべきという立場の事です。

2024年現在においてもイギリス国教会はイギリスの国教であり、”Antidisestablishmentarianism”が勝利したという事になります。

7:Honorificabilitudinitatibus(27文字)

Honorificabilitudinitatibus

綴りの文字数が多い英単語第7位は”Honorificabilitudinitatibus”で、文字数は27文字です。

意味は”名誉を与える事が出来る状態”といった意味となります。

個の英単語の初出は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの戯曲”恋の骨折り損”の中に登場し、元ネタは同様の意味のラテン語である”honorificabilitudinitas”から作られた単語です。

同様に、ウィリアム・シェイクスピアの作中で使用された単語の中で、最も長い綴りを持つ英単語です。

日常の英会話では当然使われることはなく、英語の知識を問うクイズ番組やパズルに登場するのみの単語となっています。

8:Thyroparathyroidectomized(25文字)

Thyroparathyroidectomized

綴りの文字数が多い英単語第8位は”Thyroparathyroidectomized”で、文字数は25文字です。

意味は”甲状腺と副甲状腺の摘出手術を受けた”というような意味となります。

”Thyro”は”thyroid gland(甲状腺)”に関する部分

”parathyroid”は”parathyroid glands(副甲状腺)”に関する部分

”-ectomized”は”外科的手術を受けた”

といった意味の語から成り立っています。

単語の構造からも分かる通り、何らかの理由で甲状腺と副甲状腺の両方を外科的手術で取り除いた状態の事を指し、実際の医療現場や学術論文などで使用される単語となっています。

9:Dichlorodifluoromethane(23文字)

Dichlorodifluoromethane

綴りの文字数が多い英単語第9位は”Dichlorodifluoromethane”で、文字数は23文字です。

意味は有機化合物の一種である”ジクロロジフルオロメタン”を指す単語です。

”Di”は”2つの”を意味する部分

”Chloro-”は塩素原子(Cl=chlorine)を意味する部分

”Di”は”2つの”を意味する部分

”Fluoro-”はフッ素(F = fluorine)を意味する部分

”Methane”は”メタン(CH4)”を指す語となっています。

ジクロロジフルオロメタンは冷媒や発泡剤として知られ、20世紀中ごろまでは冷蔵庫やエアコンなどの冷媒としての用途や、発泡スチロールの製造過程で使用されていましたが、オゾン層を破壊する物質である事が判明したため、次第に使用されなくなっていきました。

10:Incomprehensibilities(21文字)

Incomprehensibilities

綴りの文字数が多い英単語第10位は”Incomprehensibilities”で、文字数は21文字になります。

意味は”理解不能な事柄”といった意味の名詞です。

”In-”は”否定・反対”を示す接頭辞

”comprehend”は”理解する”

”-ibility”は”~出来る能力”

”-ies”は複数形を作る語尾

という単語の構造で出来ています。

今回ご紹介している単語の中でも、最も日常会話的な意味の英単語ではありますが、その単語の長さや複雑さなどからネイティブの間でもほとんど使用される事の無い英単語となっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事では、最も綴りの長い英単語トップ10をご紹介しました。

これらの大半は日常的には使われない英単語でありますが、これらの英単語の存在を知ることにより、英語への興味を育むことに繋がる事でしょう。

また、これらの英単語の一つ一つのパーツの意味や、その成り立ちについて知ることにより、その他の日常英単語についても理解しやすくなります。

この記事を読んで、英語や英単語への興味を持っていただけたなら幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

syuya

自称”世界最弱の男”
何もかもを諦めていた男が、一念発起しブログを開始。
日々くじけそうになりつつも、読書から学んだ事や考え方などを日本中の人々と共有するべく、日々ブログを続けています。
よろしくお願いいたします。

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