みなさんこんにちは、syuyaです。
日本が世界に誇る文化である漫画。
その総数は正確には測る事が出来ないものの、おおよそ10,000タイトル以上の漫画が世の中に出回っているという推測があります。
とてもじゃないですが、全てを読み切る事は不可能そうですね(笑)
日本における漫画の歴史はかなり古く、その源流を辿れば平安時代から鎌倉時代に描かれた『鳥獣人物戯画』にまで辿れると言います。
日本人の漫画好きは、1000年前から変わっていなかったんですね(汗
日本の漫画はアメリカやフランス、日本以外の東アジア諸国などで高い人気を誇っており、多くのファンを獲得しています。
その為、英単語には日本の漫画の事を指す単語である”manga”という単語があるほど、日本の漫画は海外に良く認知されています。
この記事では、そんな日本の漫画の発行部数ランキングトップ10をご紹介しています。
1位:ONEPIECE・・・約5億部
原作者:尾田栄一郎
巻数:1~109巻(2024年8月時点、以下続刊)
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始日:1997年7月22日
ジャンル:少年漫画・海賊・冒険・ファンタジー・バトル
総発行部数:約5億部
海賊王ゴールド・ロジャーが残した『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』を求めて、世界中の海賊たちが”偉大なる航路(グランドライン)”と呼ばれる航路を進んでいた”大海賊時代”が舞台。
物語の主人公であり、身体がゴムのように伸びるようになる『ゴムゴムの実』を食べたゴム人間であるモンキー・D・ルフィは、『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』を求めて航路を進む一方、行く先々で仲間を増やしていきます。
ルフィの命の恩人で、憧れの大海賊である赤髪のシャンクスのような海賊になるべく、仲間との絆を深めながら敵と戦い、ルフィ率いる”麦わら海賊団”は、”偉大なる航路(グランドライン)”を進んでいく。
日本の漫画の発行部数ランキング1位は、週刊少年ジャンプにて連載中の尾田栄一郎原作の漫画『ワンピース』です。
2024年現在のシリーズ総発行部数は5億部超えとなっており、日本の漫画史上最も売れた漫画シリーズです。
それどころか、総発行部数5億部という数字は、日本の漫画史上最も多い数字であるのみならず、人類の歴史上6番目に多い発行部数であるとされています。
主人公である”麦わらのルフィ”こと、体がゴムのように伸びるゴム人間の少年モンキー・D・ルフィが、海賊王ゴールド・ロジャーの残した宝物である”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を求めて船で海を渡り、各地で仲間を集めて敵を倒していくという物語です。
1997年の連載開始からおよそ30年近く連載されている長期連載漫画であり、コミックス61巻597話までを『第一部』、その後の話を『第二部』とした二部構成の物語となっています。
本作の見所は躍動感あふれるバトルシーンや、仲間たちとの絆を描いた感動シーン、そして主人公の行動とは別に進むワンピース世界の複雑な社会情勢の変化の描写などが挙げられます。
さらには原作者の尾田栄一郎先生による物語に散りばめられた複数の伏線も見所であり、物語の最初の方に何気なく置かれた伏線が、何十話も後の話で回収されるという事も多々あります。
2024年現在長らく続いた物語も終盤に差し掛かっていると言われ、その物語の動向に世界中のファンが注目しています。
2位:ゴルゴ13・・・約3億部
原作者:さいとうたかを
巻数:全213巻
連載雑誌:ビッグコミック
連載開始日:1968年11月29日
ジャンル:ハードボイルド劇画
総発行部数:約3億部
全ての情報が謎のベールで包まれている超凄腕のスナイパーのデューク東郷(ゴルゴ13)が主人公。
高額な報酬さえ払えばどんなターゲットでも仕留める東郷の活躍が描かれたハードボイルドアクション漫画で、1話完結型の物語構成となっています。
東郷がターゲットを仕留めるスリリングな過程の描写や、彼を取り巻く国際情勢や組織の陰謀との対立の描写などが描かれます。
日本の漫画の発行部数ランキング第2位は、ビッグコミックにて連載されていたさいとうたかを原作の漫画『ゴルゴ13』です。
2024年の総発行部数は約3億部となっています。
全巻で213巻もの巻数を誇る超大作であり、これは”単一作者による最も多い単行本の巻数”としてギネス世界記録にも認定されています。
『ゴルゴ13』は、超凄腕のスナイパーであるコードネーム”ゴルゴ13”ことデューク東郷の活躍を描いたハードボイルド青年漫画です。
本作は1話完結型で、その中には様々なエピソードがあるものの、物語の大筋は要人暗殺の依頼を受けたゴルゴ13が、一見達成困難に見える暗殺依頼をその卓越した技術と知略で成功に導いていくという物語です。
本作はフィクションでありながら、実際の世界情勢や組織を物語に絡める事により物語に真実味を持たせることに成功しており、そのような世界観で暗躍する凄腕の暗殺者であるゴルゴ13のプロフェッショナリズムがファンを魅了しています。
本作は海外人気も高く、国内外で多くのファンを獲得した結果、3億部もの発行部数を誇る事になったようです。
本作の原作者であるさいとうたかを先生は、1968年11月29日にビッグコミック史上にて連載を開始して以降、2020年の新型コロナウィルスの世界的流行による外因による休載を除き、自らが死去する2021年9月24日までの53年間の長きに渡り、何と一度の休載もなく本作を描き続けたと言います。
そんなさいとうたかを先生こそ、作中のデューク東郷ことゴルゴ13をも凌ぐプロフェッショナルと言えますね。
3位:名探偵コナン・・・約2億7000万部
原作者:青山剛昌
巻数:105巻(2024年8月時点、以下続刊)
連載雑誌:週刊少年サンデー
連載開始日:1994年1月5日
ジャンル:少年漫画、推理・ミステリー、スリラー
総発行部数:約2億7000万部
物語の主人公である高校生探偵の工藤新一は、数々の難事件を解決する名探偵として知られていました。
ある日、謎の黒ずくめの組織によって毒薬「APTX4869」を飲まされ、小学生の体に戻ってしまいます。
新一は正体を隠すため、「江戸川コナン」という名前を名乗り、幼馴染の毛利蘭の家に住み込むことにします。
蘭の父である探偵の毛利小五郎と共に、数々の事件を解決しながら、元の体に戻るため黒の組織を追い続けます。
日本の漫画の発行部数ランキング第3位は、少年サンデーに連載されている青山剛晶原作の漫画『名探偵コナン』です。
2024年現在のシリーズ累計発行部数は2億7000万部となっています。
17歳ながら天才探偵として名をはせていた高校生の工藤新一が、世界的な犯罪組織である”黒の組織”の開発した毒薬”APTX4869”を飲まされ、その優秀な頭脳を持ったまま小学生の身体に戻ってしまいます。
その後、江戸川コナンと名乗り自身の幼馴染である毛利蘭の家に居候となり、周囲で起きる事件を解決していくというとても面白い設定の探偵漫画です。
本作の魅力は毎話発生する難解な事件を、コナンが優秀な事件でトリックを暴く過程であると言えます。
また、物語の本筋である”黒の組織の謎を追い、追い詰めていく”というストーリーも数十話に一回程度差しはさまれ、そちらも見所となっています。
本作は1994年から30年続く長期連載漫画であり、本作が掲載されている『週刊少年サンデー』で最も連載期間が長いタイトルとなっています。
また、本作の劇場版映画は1997年の第一作目から毎年全国放映される人気映画シリーズであり、毎年多くのファンが劇場に訪れます。
4位:DRAGON BALL・・・約2億6000万部
原作者:鳥山明
巻数:全42巻
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始日:1984年12月4日~1995年11月25日
ジャンル:少年漫画、冒険、SF、バトル・格闘、アクション、アドベンチャー
総発行部数:約2億6000万部
主人公である孫悟空が山奥で一人暮らししていた頃、ブルマという少女と出会い、7つ集めるとどんな願いでも叶うとされる「ドラゴンボール」を探す旅に出ます。
この冒険を通じて、悟空はさまざまな仲間と出会い、強敵と戦いながら成長していきます。
その後、悟空の出自が地球人ではなく、戦闘民族「サイヤ人」であることが明らかになります。
彼はさらに強力な敵と戦いながら、自分や仲間の命を懸けて地球を守るために戦います。
特に、宇宙最強の敵フリーザ、強力なアンドロイドたち、そして魔人ブウなど、次々と現れる強敵との死闘を繰り広げていきます。
日本の漫画の発行部数ランキング第4位は、少年ジャンプに連載されていた鳥山明原作の漫画『DRAGON BALL』です。
2024年の累計発行部数は2億6000万部となっています。
本作は主人公である孫悟空が、7つ集めれば願いが叶うという球である『ドラゴンボール』を集める旅に出ていた少女であるブルマと出会う所からはじまります。
その後、成長し青年となった悟空がピッコロ大魔王を倒す所までが、物語の前半部分となっています。
物語の中盤以降では、宇宙より襲来した悟空の実の兄であるラディッツにより、悟空が実は宇宙の戦闘民族である”サイヤ人”であったという衝撃の事実を伝えられます。
その後、仲間の協力を得ながらベジータ、フリーザ、セル、魔人ブウといった強敵たちを倒していくという王道少年バトル漫画です。
主人公の悟空の必殺技である”かめはめ波”は、そのポーズと共に古今問わず子供達に親しまれ真似をされています。
本作は1986年から1996年までの間、フジテレビ系列でアニメ化もされており、こちらも各話平均視聴率20%越えと莫大な支持を得ていました。
本作は日本のみならず世界中にファンがおり、また『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生や『NARUTO』の岸本斉史先生といった後の世代の漫画家に多大な影響を与えた作品となっています。
5位:NARUTO・・・約2億5000万部
原作者:岸本斉史
巻数:全72巻
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始日:1999年9月21日
ジャンル:少年漫画、アクション、バトル・格闘、忍者
総発行部数:約2億5000万部
忍者の世界を舞台に、主人公・うずまきナルトが仲間とともに成長しながら、自分の夢や運命に向き合う物語です。
ナルトは、幼い頃に両親を亡くし、村の人々から疎まれて育ちました。彼の体内には「九尾の狐」と呼ばれる恐ろしい妖怪が封印されているため、村人から恐れられ、孤独な幼少期を過ごします。しかし、ナルトは「火影(ほかげ)」(村の最高位の忍者)になるという大きな夢を持ち、決してあきらめません。
物語は、ナルトが忍者学校を卒業し、仲間たちと共に任務をこなしながら成長していく姿を描いています。ナルトは仲間との絆を深め、自らの弱さと向き合い、次第に強くなっていきます。
次々と現れる強敵を打ち倒し、またライバルで親友であるうちはサスケとの友情と対立など、王道バトル漫画としてとてもクオリティの高い作品です。
日本の漫画の発行部数ランキング第5位は、少年ジャンプに連載されていた岸本斉史原作の漫画『NARUTO』です。
2024年の累計発行部数は2億5000万部となっています。
舞台は人体に流れる”チャクラ”と呼ばれるエネルギーを使う事で、忍術を使用できる忍者と、その忍者が治める自治体である”忍者の里”が存在する世界。
世界最高の忍者である”火影”が治める里である”木の葉隠れの里”において、身体の中に”九尾の妖狐”を封じられている為に里の嫌われ者となっていた少年うずまきナルトが、里の皆に慕われる”火影”を目指す物語です。
本作はナルトのライバルで親友でもあるサスケとの決別までを描いた少年編である第一部と、成長したナルトが世界の裏に存在する黒幕を倒し、サスケとの和解までを描いた第二部から成り立っています。
忍者という題材を使いつつも、内容は主人公であるうずまきナルトの成長と仲間たちとの友情、そして夢に向かって進む姿が描かれた王道少年漫画です。
王道ジャンプ漫画として日本国内の評価も高い他、海外のファンも多い作品となっています。
6位:SLAM DUNK・・・1億7000万部
原作者:井上雄彦
巻数:全31巻
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始日:1990年10月1日
ジャンル:少年漫画、スポーツ、バスケットボール
総発行部数:1億7000万部
『SLAM DUNK』は、高校バスケットボールをテーマにした青春スポーツ漫画です。主人公の桜木花道は、赤い髪が特徴の不良少年で、中学時代には50回も告白に失敗してきた過去を持っています。しかし、湘北高校に入学した彼は、同級生の美少女・赤木晴子に一目ぼれし、彼女にバスケ部へ誘われることがきっかけでバスケットボールを始めます。
最初はバスケに全く興味がなく、単に晴子に好かれたい一心で始めた花道でしたが、次第にバスケの魅力に引き込まれていきます。湘北高校バスケ部には、花道のライバルで天才プレイヤーの流川楓や、バスケに全てをかけるキャプテンの赤木剛憲など、個性豊かなメンバーが集まっており、彼らとともに花道もバスケットボールの技術と精神を磨き、成長していきます。
物語は、湘北高校バスケ部が強豪校との対戦や全国大会を目指して奮闘する姿を描きながら、友情、努力、そして成長をテーマにしています。
日本の漫画の発行部数ランキング第6位は、週刊少年ジャンプに連載されていた井上雄彦原作の漫画『SLAM DUNK』です
2024年の累計発行部数は1億7000万部となっています。
恵まれた体格と天性の運動神経を持つ不良である高校生の桜木花道が、同級生の赤木晴子の気を引くためにバスケ部に入部し、同じチームの流川楓や赤木剛憲などと共に切磋琢磨し、競合校との試合に勝っていくという王道スポーツ漫画です。
本作の魅力は原作者である井上雅彦先生による高い画力で描かれた迫力あるスポーツシーンや、部員たちの抱える葛藤を描いた青春ヒューマンドラマにあると言えます。
本作の連載期間中、日本の学生や社会人の間でバスケットボールを始める人が急増するなど、当時の社会に凄まじい影響を与えた作品でした。
日本を代表する青春スポーツ漫画であり、2022年には再び映画『THE FIRST SLAM DUNK』が制作・放映されるなど、連載開始から30年以上経った今でも色あせない不朽の名作漫画です。
7位:こちら葛飾区亀有公園前派出所・・・1億5650万部
原作者:秋本治
巻数:全201巻
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始日:1976年9月21日~2016年10月3日
ジャンル:少年漫画、ギャグ・コメディ、アクション、人情
総発行部数:1億5600万部
東京の下町、葛飾区亀有を舞台に、派出所(交番)で働く警察官・両津勘吉(通称:両さん)を中心に繰り広げられるコメディ作品です。
両さんは、破天荒で金儲けに目がない性格ですが、体力も悪知恵も抜群の超人的な警察官。日常業務をそっちのけで、毎回ユニークなアイデアや大胆な行動を取っては、トラブルを巻き起こします。彼の周りには、真面目で事あるごとに両津を叱る部長や、イケメンでエリートで世界的財閥の御曹司であり中川、才色兼備で同じくお金持ちのご令嬢の秋本麗子といった一癖も二癖もあるキャラクターたちが登場し、両さんをフォローしたり、一緒に騒動に巻き込まれたりします。
日本の漫画の発行部数ランキング第7位は、週刊少年ジャンプに連載されていた秋元治原作の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』です。
2024年の累計発行部数は1億5650万部となっています。
本作は東京都葛飾区亀有にある”亀有公園前派出所”に勤務する30代の不良警官である両津勘吉を主人公としたギャグコメディ漫画です。
金にがめつく頭も正確も良くないが、人外じみた運動神経とゴキブリ並みの生命力を備えた両津が巻き起こす数々の騒動を、面白おかしく描いた漫画となっています。
ストーリーは基本一話完結型で、様々なバリエーションの違いはあるものの、
”両津が流行りのお金儲けをたくらみ、一時は大成功するも調子に乗って破滅してしまう”
というのが王道のストーリーです。
その他、個性豊かなゲストキャラクターの話や連載当時に流行しているものについての時事ネタ、思わずほろりとくる人情モノのストーリーなど、多様なストーリーがあります。
1976年9月21日から2016年10月3日までの40年間にも及ぶ超長期連載作品であり、『週刊少年ジャンプ』の漫画では最も掲載期間が長かった作品です。
そして、連載中に発売された全200巻に加えて追加エピソードの掲載された201巻を含めた”全201巻”という数字は、2021年に上記の『ゴルゴ13』に抜かれるまで”最も発行巻数の多い同一漫画タイトル”としてギネス記録にもなっていました。
本作の国民的人気を受けて、舞台となった東京都葛飾区亀有周辺では本作の登場人物の像が多数設置されるなどしています。
8位:鬼滅の刃・・・1億5000万部
原作者:吾峠 呼世晴
巻数:全23巻
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載開始日:2016年2月15日
ジャンル:少年漫画、ダークファンタジー、鬼退治
総発行部数:1億5000万部
大正時代の日本を舞台に、鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎が、鬼を討つために立ち上がる物語です。
炭治郎は、家族を鬼に襲われ、生き残った妹・禰豆子も鬼にされてしまいます。
炭治郎は、妹を人間に戻す方法を探しながら、鬼を倒すために「鬼殺隊(きさつたい)」に入隊し、厳しい修行と戦いの日々を送ります。
鬼たちは人間を襲い、力を増していきますが、炭治郎は同時期に鬼殺隊に入隊した我妻善逸、嘴平伊之助、そして鬼殺隊の実力者集団である7人の”柱”といった仲間たちと共に、鬼の首領・鬼舞辻無惨を倒すことを目標に、戦い続けます。
日本の漫画の発行部数ランキング第8位は、週刊少年ジャンプに連載されていた吾峠呼世晴原作の漫画『鬼滅の刃』です。
2024年の累計発行部数は1億5000万部となっています。
鬼が存在する架空の大正時代の日本が舞台の物語で、主人公は鬼に家族を惨殺された少年竈門炭次郎です。
炭治郎は一家惨殺という過酷な運命にも負けずに、唯一生き残った者の鬼とされてしまった妹の禰豆子を人間に戻すべく手がかりを探し、また全ての鬼の親玉である鬼舞辻無惨を探し出して討伐するべく奮闘します。
また、本作の映画化作品である『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は記録的大ヒットを達成。
長らく日本の映画興行収入一位であったスタジオジブリ制作の『千と千尋の神隠し』を抜き、歴代映画興行収入一位の作品となりました。
鬼滅の刃の見所は鬼の首領である鬼舞辻無惨を中心とした、”人として懸命に生きて死ぬ事を放棄し、永遠に生きるという誘惑に囚われ鬼という人外の怪物となった者達”と、柱や鬼殺隊員を中心とした”どんな困難に立たされても、人として最後まで一生懸命生きる人間”の対立模様にあります。
主人公の竈門炭次郎を始めとした登場人物たちの、過去に起こった悲劇や現在の困難にも負けず、懸命に生きていこうとする姿に胸をうたれた読者も多い作品です。
9位:進撃の巨人・・・1億4000万部
原作者:諫山 創
巻数:全34巻
連載雑誌:別冊少年マガジン
連載開始日:2009年9月9日
ジャンル:少年漫画、ダークファンタジー、セカイ系
総発行部数:1億4000万部
物語の舞台は、高い壁で囲まれた世界。人類は、巨人から身を守るためにこの壁の中で暮らしています。主人公のエレン・イェーガーは、幼い頃に巨人によって母親を殺され、それ以来「巨人を全滅させたい」と強く願い、幼馴染のミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトと共に兵士になることを決意します。
物語が進むにつれて、巨人の正体や世界の秘密が少しずつ明らかになり、人類と巨人の戦いは壮絶な展開を迎えます。仲間との友情、裏切り、絶望、希望などが複雑に絡み合いながら、物語は進行し、エレンを中心に大きな運命が動いていきます。
日本の漫画の発行部数ランキング第9位は、別冊少年マガジンに連載されていた諌山創原作の漫画『進撃の巨人』です。
2024年の累計発行部数は1億4000万部となっています。
”ウォール・マリア””ウォール・ローゼ””ウォール・シーナ”という三重の壁に囲まれた世界で過ごす人類。
三重の壁の外には人間を喰らう”巨人”が闊歩し、壁の外に行く事は外の様子を偵察する勇敢な兵士の部隊である”調査兵団”を除き禁忌とされていました。
この物語はそんな壁の中にいる少年エレン・イェーガーが主人公です。
母親を目の前で殺されたエレンが巨人たちへの復讐を誓い、調査兵団に入団。
その後巨人に喰われ死の淵に立たされたエレンが、自らが巨人となって巨人達を駆逐していくという物語です。
本作の特徴は重厚な世界観設定と何重にも張り巡らされた伏線、そして大どんでん返しとも言える先の見えない展開であると言えます。
特に本作の序盤の行き場のない閉塞感からの、世界の”とある真実”が判明してからの物語の大転換は、当時の読者を圧倒しました。
2013年からはアニメ化もされ、主題歌であった『紅蓮の弓矢』はオリコン週間ランキングやビルボードなどにランクインするなど、社会現象を巻き起こしました。
10位:美味しんぼ・・・1億3500万部
原作者:雁屋 哲(原作)、花咲アキラ(作画)
巻数:1~111巻(2024年8月時点、以下続巻)
連載雑誌:ビッグコミックスピリッツ
連載開始日:1983年5月16日
ジャンル:グルメ漫画、青年漫画
総発行部数:1億3500万部
新聞社の文化部に所属する山岡士郎と、同僚の栗田ゆう子。彼らが「究極のメニュー」を作り上げるため、さまざまな料理や食材について取材し、体験を重ねていきます。
山岡士郎は料理の知識が豊富で、繊細な味覚の持ち主ですが、少し皮肉屋で斜に構えた性格。一方で、料理界の権威である父親、海原雄山との確執も物語の大きな軸になっています。二人は食に対する考え方の違いからたびたび対立し、料理を通じて競い合う場面が多く描かれています。
日本の漫画の発行部数ランキング第10位は、ビッグコミックスピリッツに連載されている雁屋哲原作、花咲アキラ作画による漫画『美味しんぼ』です。
2024年の累計発行部数は1億3500万部となっています。
日本の漫画における一大ジャンルである”グルメ漫画”の金字塔で、その代表的な作品の一つです。
本作の見所は原作者の雁屋哲原による世界の料理の精密なレビューと、それらを描写する花咲アキラの緻密な作画であると言えます。
これらが合わさり、読者は実際にその料理を食べていなくとも、その料理の味を感じてしまう錯覚に陥ってしまいます。
また、主人公である山岡史郎の父親で料理界の権威である海原雄山との親子対立も見所の一つであり、”究極のメニュー”を目指す史郎に対して”至高のメニュー”を目指す雄山のグルメ対決が繰り広げられます。
本作は現在休載中であり、2024年時点では全部で111巻が発売されています。
最終回の構想はすでに出来上がっているらしく、今後そのエピソードが描かれるのが楽しみな作品と言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では日本の漫画の歴代興行収入トップ10をご紹介しました。
どれもバラエティ豊かな作品で、それぞれが一級品の作品たちですね。
ランキングを振り返ってみると、トップ10の内6作品が『週刊少年ジャンプ』作品であるようで、やはりジャンプマンガの影響力は凄まじいものがあります。
このランキングは2024年のものですが、今後も魅力的な作品が登場しランキングは変動する可能性もあり、また是非そのようになってほしいものです。
この中にみなさんのお気に入りの作品はありましたか?
この記事は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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