【スペイン語】スペイン語の基礎フレーズ15選【最初に学ぶべき基礎スペイン語フレーズ集】

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この記事でわかる事

スペイン語の基礎中の基礎フレーズである15フレーズがわかります。

¡Hola! ¡Jo soy syuya!

皆さんはスペイン語と聞いたら、まず何を思い浮かべるでしょうか?

え?スペイン語なら、スペインで話されている言葉なんじゃないの?

もちろん正解ですが、それだけではありません。

実はスペイン語はスペインでのみ話されているのではなく、中南米の多くの国で公用語となっているワールドワイドな言語なのです。

スペイン語の話者の分布図 濃い青の部分が公用語として話されている地域

− Allice Hunter, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons

その話者数は何と5億人を超えています。

そして、世界で母国語とされる言語としては、

中国語に続き世界で二番目に多く母国語とされています。(スペイン語の母語和者数、約4億8000万人)

なんと、母語としては英語よりも多くの人に使用されている言語なんです。(英語の母語和者数は約3億8000万人)

なぜこうなったかというと、15世紀半ばからヨーロッパで始まった大航海時代が影響しています。

領地の獲得や商業圏の拡大を狙ったヨーロッパ諸国が、こぞってアジア、アフリカ、そして新たに発見された南北アメリカ大陸に向かって、大西洋や太平洋を横断する大航海をしていました。

その中でも中心的な役割を果たしていたのがポルトガル、そしてスペイン語の国であるスペインでした。

”征服者(コンキスタドール)”と呼ばれた彼らは、中南米に栄えていた先住民族の帝国であるインカ帝国やアステカ帝国を滅ぼし植民地化します。

そして、植民地では母国であるスペイン語の教育が現地の人間にされたため、中南米で話される言語が先住民の言葉からスペイン語へと変わっていきました。

その結果として、今日までスペイン語が中南米で広く使われるようになったという訳です。

この記事では、そんなスペイン語の基礎フレーズを15個ピックアップして、皆様にご紹介します。

やあ、元気?・・・¡Hola! (オラ!)

¡Hola! (オラ!)

スペイン語では挨拶をする際には ”¡Hola!(オラ)” と言います。

日本語で”オラ!”と言うとガラの悪いチンピラのようですが、スペイン語においては”やぁ”といったニュアンスの普通のあいさつです。

ただしカジュアルな表現である為、初対面の相手や目上の人間には次の”BuenosBuenas)~”を使用しましょう。

そして、スペイン語の際立った特色として ”¡” という逆感嘆符が上げられます。

これは世界で唯一スペイン語のみに使われる記号であり、感嘆符 ”!” を文末に使う文の文頭には必ず ”¡” をつけなければいけないのです。

挨拶・・・Buenos(Buenas) ~.(ブエノス (ブエナス) ~ )

Buenos (Buenas )~.(ブエノス (ブエナス) ~)

Buenos dias.(ブエノス ディアス)・・・おはよう。

Buenas Tardes(ブエナス タルデス)・・・こんにちは。

Buenas Noches (ブエナス ノチェス)・・・こんばんは。

こちらは” ¡Hola! ”よりもかしこまった挨拶です。

日本語と同じように、スペイン語でも時間帯によって挨拶の言葉が変化します。

”Buenos” とは英語で言う ”Good” の事です。

”Buenos”と”Buenas”の違いは、後ろに来る”名詞の姓”の違いです。

dias (ディアス)”が男性名詞で、” Tardes(タルデス)”と”Noches(ノチェス)”が女性名詞である為、前にきている”Buenos(Buenas)”が変化しているのです。

このように、多くヨーロッパ言語には名詞に””が存在し、その都度細かく変えなければいけません。

スペイン語には”男性名詞”と”女性名詞”の二種類が存在し、それぞれの名詞に対応して冠詞や形容詞の形が変化します。

名詞の”姓”は”父親”を意味する”padre(パドレ)”が”男性名詞”、”母親”を意味する”madre(マドレ)”が”女性名詞”といった分かりやすいものから、

”本”を表わす”libro(リブロ)”が”男性名詞”、”家”を表わす”casa(カサ)”が”女性名詞”であるなど、単語の意味からは性別が判別できないものも多数あります。

スペイン語のネイティブスピーカーはこれらの性を慣例的に使い分けており、個々の単語とセットで覚えています。

ですが、そのようなネイティブスピーカーであっても、名詞の性を間違えてしまう事は多々あるようです。

元気?・・・¿Qué tal?(ケ タル)

¿Qué tal?(ケ タル)

スペイン語で相手の調子を尋ねる際は ”¿Qué tal?(ケ タル)”を使います。

”調子どう?”のような軽い感じで尋ねる際に使われます。

”¡Hola!” 同様親しい間柄で使われるカジュアルな表現ですので、初対面の相手や目上の人には次の ”¿Cómo estás?(コモ エスタス)” を使いましょう。

そしてここでもスペイン語特有の  ”¿” という記号、逆疑問符が登場します。

これは逆感嘆詞の使い方同様、普通の疑問符である ”” が文末に使われる文章の文頭には必ずつけなければいけません。

これは世界の言語でもスペイン語だけです。

なぜこうなったかと言うと、スペイン語において語尾を上げれば疑問詞になるので、文の最後にトーンを上げる為には、文頭の出だしを低めのトーンで始めなければいけません。

その為に、最初にその文章が疑問文なのか、或いは平常文なのかが分かれば便利だから、疑問文の文頭に”¿”をつけるようになったそうです。

とても合理的な理由だったんですね!

お元気ですか?・・・¿Cómo estás? (コモ エスタス)

¿Cómo estás? (コモ エスタス)

”¿Cómo estás? (コモ エスタス)”は”¿Qué tal?(ケ タル)” よりも改まったフォーマルな言い方で、初対面の相手や目上の人間に対して使われます。

”cómo(コモ)” は副詞で ”どのように?” や”どうやって?”を意味します。

estás(エスタス)” は動詞 ”estar(エスタル)” の活用形の一つであり、英語における”be動詞”のように”状態”を表す動詞です。

また ”ó” や ”á” のようになっている文字はそこにアクセントがつくことを指し、スペイン語やイタリア語などで使われる文字となっています。

同じつづりでもアクセント記号があるのと無いのとでは、意味が異なってくるので注意しましょう。

ありがとう・・・Gracias(グラシアス)

Gracias(グラシアス)

英語における ”Thank you” にあたるのが ”Gracias(グラシアス)” です。

より強調させたい場合には、形容詞で”とても”や”たくさん”を表す ”Muchas(ムチャス)” をつけて

Muchas Gracias(ムチャス グラシアス)”

を使います。

また後ろに”por ~”をつける事により、”~してくれてありがとう”という意味の

Gracias por~(グラシアス ポル ~)”

という表現が出来ます。

また、別の感謝の伝え方としては

agradecer(アグラデセール)”

というものがあります。

すみません・・・Disculpe (ディスクルペ)

Disculpe (ディスクルペ)

スペイン語で”すみません”を”Disculpe(ディスクルペ)”と言います。

英語では” Excuse me”にあたります。

どちらかというとフォーマルな表現であり、同じく謝罪を表わす言葉で、カジュアルな表現では

Perdón(ペルドン)”

Lo siento(ロ シエント)”

などがあります。

私は~です・・・Jo soy ~ (ジョ ソイ ~)

Yo soy ~(ジョ ソイ ~)

スペイン語で””私は~です”という場合、”Yo soy ~(ジョ ソイ ~)という表現を使います。

Yo(ジョ)”が”私は”を表わし、英語でいう所の”I”です。

soy(ソイ)”は、英語におけるbe動詞である”ser(セル)”の一人称単数で、日本語で言うと”~です。”にあたります。

つまり、英語で言う”I am ~”と同じ構造となっています。

この文は汎用性が高く、例えば”私は日本人です”という場合

Yo soy japonés.(ジョ ソイ ハポネス)”

と言う事が出来ます。

私の名前は~です・・・Me llamo ~(メ ジャモ~)

Me llamo~(メ ジャモ~)

Me llamo ~(メ ジャモ~)”は、自分の名前の紹介の別の言い方です。

Me(メ)”が”私の”と言う意味で、”llamo(ジャモ)”が”呼ばれる””呼び名”という意味になり、直訳すると”私の呼び名は~”といった意味合いになります。

英語の”My name is ~”と似ていますが、文構造としては少し異なっています。

私は~才です・・・Tengo ~ años.(テンゴ ~ アニョス)

Tengo ~ años.(テンゴアニョス)

年齢をいう時は”Tengo ~ años.(テンゴ ~ アニョス)”と言います。

tengo(テンゴ)”は”持っている”という意味の”tener(テネル)”の一人称単数系で、英語で言う”have”に該当します。

años(アニョス)”は”年”や”年齢”を表わす単語です。

さて、ここで使われている”ñ”は、スペイン語とガリシア語など一部の地域でのみ使われているアルファベットで、”N”と”O”の間に入る、15番目のアルファベットです。

読み方は、後ろに母音が付くことにより、”ニャ””ニィ””ニュ””ニェ””ニョ”というようになります。

años”の他に”ñ”がつくスペイン語の単語としては、

España(エスパーニャ・・・スペイン)”

Español(エスパニョール・・・スペイン語)”

niña/niño(ニーニャ/ニーニョ・・・女の子/男の子)”

などがあります。

私の仕事は~です

Mi trabajo es ~ (ミ トラバホ エス ~)

スペイン語で自分の職業を紹介するときは、”Mi trabajo es ~(ミ トラバホ エス ~)”と言います。

Mi(ミ)”が”私の”、”trabajo(トラバホ)”が”仕事”、”es ~(エス~)”が”~です”で、”私の仕事は~です。”となります。

英語で言う所の”My job is ~”と同じ意味となります。

主要なスペイン語の職業としては、

会社員=empleado/empleada(エンプレアド/エンプレアダ)

公務員=funcionario/funcionaria(フンシオナリオ/フンシオナリア)

教師=profesor/profesora(プロフェソル/プロフェソラ)

などが挙げられます。

はい・・・Si (シ)

Si (シ)

スペイン語で”Yes”を表わす際には、”Si(シ)”と言います。

この”Si”を使った慣用句としては、

”そうでしょ?”と同意を促す”¿a que sí?(ア ケ シ?)”

”多分そうです”と消極的に同意する際に使われる”Creo que si(クレオ ケ シ) ”

があります。

いいえ・・・No (ノ)

No (ノ)

スペイン語で否定を表わす言葉は”No(ノ)”です。

英語の”No”と同じですね。

しかし、英語の”No(ノォ)”とは違い後ろを伸ばさず、軽く”No(ノッ)”という感じです。

また、動詞の前につける事により、否定文を作ることが出来ます。

no voy(ノ ボイ)・・・行っていません

no sé(ノ セ)・・・知りません

などのように使われます。

お願いします・・・por favor (ポル ファボル)

por favor(ポル ファボル)

スペイン語で何かお願いをする時は、”por favor(ポル ファボル)”を使います。

英語でいう所の”Please”と、ほぼ同じ使われ方をします。

非常に万能なフレーズであり、お店で何か商品を注文するときなどでよく使われます。

たとえば”これを下さい”という時は、

Esto por favor(エスト ポル ファボール)

と言います。

~を下さい、~をして下さい・・・Quiero ~ (キエロ~)

Quiero ~ (キエロ~)

Quiero ~ (キエロ~)”は、”por fovor”とは別の表現の、”~してください”というお願いの表現です。

”Quiero”は”~したい”という表現の”Querer(ケレル)”の1人称単数形で、後ろに名詞や不定詞をつけることにより、”~が欲しい”または”~してください”といった意味になります。

英語でいう所の”want”とほぼ同じ意味です。

例えば”水が欲しい”ですと、

quiero agua(キエロ アグア)”

”コーヒーが欲しい”ですと、

quiero Cafe(キエロ カフェ)”

となります。

不定詞を使った”~して下さい”という用法ですと、例えば”トイレに行きたい”は

quiero ir al baño(キエロ イル アル バニョ)”

等という風な言い方をします。

さようなら・・・Hasta la vista(アスタ ラ ビスタ)

Hasta la vista(アスタ ラ ビスタ)

Hasta la vista(アスタ ラ ビスタ)”は、映画などでよく使われる、有名なスペイン語の一つです。

Hasta(アスタ)”は”それまで”。

la(ラ)”は英語における”The”にあたる冠詞。

vista(ビスタ)”は”見ること”です。

直訳するなら”またお見えするまで”といった意味になります。

”さようなら”の中でも、今後特にまた会う予定がない相手に使う慣用句です。

また会う予定がある場合は、”後で”を表すスペイン語である”luego(ルエゴ)”をつけて、

Hasta luegoアスタ ルエゴ)”

といいます。

明日また会う予定がある場合は、”明日”を意味するスペイン語である”mañana(マニャーナ)”をつけて、

Hasta mañanaアスタ マニャーナ)”

といいます。

スペイン語を学ぶ際のおすすめ書籍

ここからはスペイン語を学ぶ際のおすすめ書籍をご紹介します。

参考書によって、レベルや学べる内容が異なりますので、ご自身の目的に合った参考書を選ぶ事をおすすめします。

CD付き オールカラー 基礎からレッスンはじめてのスペイン語(ナツメ社 本橋祈著)

まずご紹介するのは、ナツメ社より出版、本橋祈氏による著書である『CD付き オールカラー 基礎からレッスンはじめてのスペイン語』です。

場面別に使える基礎的なスペイン語会話の他、頻出文法や単語なども載っているスペイン語初学者におすすめの書籍です。

また、イラストが多めで視覚的にも圧迫感が少なく、語学の勉強があまり得意でない人でも楽しくスペイン語を学ぶ事が出来ます。

たったの72パターンでこんなに話せるスペイン語会話(明日香出版 欧米・アジア語学センター著、フリオ・ルイス・ルイス著)

続いてご紹介するのは、明日香出版より出版、欧米・アジア語学センターとフリオ・ルイス・ルイス氏による著書である『たったの72パターンでこんなに話せるスペイン語会話』です。

明日香出版より発売されている”たった72パターンでこんなに話せるシリーズ”のスペイン語版で、スペイン語の日常会話が書かれています。

スペイン語の初学者の他、実際にスペイン語圏に行く事になったものの、スペイン語の能力に自信がない人が、現地に持っていく書籍としてもおすすめな書籍となっています。

ゼロからスタートスペイン語 文法編(Jリサーチ出版 ヘスス マロト ロペステジョ著)

続いてご紹介するのは、Jリサーチ出版より出版、ヘスス マロト ロペステジョ氏による著書である『ゼロからスタートスペイン語 文法編』です。

スペイン語の入門書としてとてもクオリティの高い書籍となっており、また言語学習を趣味とする人にもとても好評な書籍です。

また練習問題も充実しており、スペイン語の能力をより高めたい方にもおすすめの書籍です。

超初級から話せる スペイン語声出しレッスン[音声DL付](アルク 元井美貴著 キム・スノク(メソッド発案・監修))

最後にご紹介するのは、アルクより出版、元井美紀氏とキム・スノク氏による著書である『超初級から話せる スペイン語声出しレッスン[音声DL付]』です。

フェリス女学院などで非常勤講師をされている、キム・スノク氏による『声出しレッスン』シリーズのスペイン語版です。

氏の提唱する言語学習メソッドである”声出しメソッド”は、文法学習に頼らずひたすらスペイン語の音を聴き実際に発声するという学習法で、

初学者が苦手と感じる文法の勉強をすることなく、”音で覚える”という画期的な学習法です。

文法学習が苦手な方におすすめの書籍となっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事では、あくまで基礎中の基礎となるスペイン語の表現を15個、皆様にご紹介しました。

すでにお話しした通り、スペイン語は広く世界中で使われている言語であり、今後も学ぶ価値が高まってくる言語であると言えます。

皆様もぜひ、スペイン語の勉強を始めてみてはいかがでしょうか?

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