こんにちは、syuyaです。
世の中には”神ゲー”と呼ばれるような、プレイしたら人生観を変えてしまうような高クオリティのゲームが存在している一方で、買ってしまった事を後悔するような低クオリティのゲームも数多くあります。
それらあまりにも敵クオリティなゲームを、”クソみたいなゲーム”略して”クソゲー”と呼んだりします。
当然、知らずにクソゲーを買わされた消費者はたまったのではありません。
しかし、基本的によく調べず買ってしまった事にも非がある為、大半が泣き寝入りするしかなくなってしまうのです。
しかし、世の中にはそんな”クソゲー”を愛してやまない”クソゲー愛好家”とも言うべき人々がいるのも事実です。
世の中は広いものですね(笑)
この記事では、そんなクソゲーの中でも今でも語り草になるような伝説的なクソゲーをピックアップしてご紹介します。
E.T. The Extra-Terrestrial(アタリ2600)
https://gigazine.net/news/20160223-man-who-made-the-worst-game/
まずご紹介するのがこちら。
アメリカ合衆国のゲーム会社アタリ社から発売されたゲームハード、ATARI2600より1982年に発売されたE.T The Extra-Terrestrialです。
そのインパクトと、後のゲーム産業に与えた影響から”伝説のクソゲー”と呼ぶに相応しい作品と言えるでしょう。
日本が世界に誇るゲームメーカーである任天堂が、1983年にファミリーコンピュータを発売する以前は、主だったゲームは日本ではなくアメリカのゲーム制作会社が作っていました。
そんなアメリカのゲーム開発会社の内、独創的な開発でトップを独走していたのが、かつて元Apple社CEOであったスティーブ・ジョブズも在籍していた事で知られるアタリ社です。
そのアタリ社が発売していたATARI2600というゲームハードは、家庭用ゲーム機の概念を広く世に知らしめたゲーム機であり、任天堂のファミリーコンピュータ以前の大ヒットゲームハードでありました。
ATARI2600
アタリ社は自社以外のゲームソフト開発会社であるサードパーティーに、ATARI2600向けのゲームソフトの開発・販売する事を認可します。
そうする事により、結果としてATARI2600の売上自体も伸び、最終的に世界で3,000万台を売り上げた大ヒットハードとなります。
しかし、後に問題となってきたのが、
アタリ社自身やサードパーティーによる低品質のゲームソフトの開発と、実際のゲームより良い品質に見せかける誇大広告を行う事により詐欺同然に顧客に飼わせる販売手法でした。
その結果として、ATARI2600やアタリ社、ひいては米国ゲーム産業全体に対する、顧客や卸売り店の不信感を醸成する事へと繋がりました。
そこで追い打ちをかけるように販売されたのが、
ナムコによる名作アーケードゲームパックマンATARI2600移植版と、このATARI2600用ゲームソフト”E.T The Extra-Terrestrial”でした。
原作は、最早説明不要なスティーブン・スピルバーグ監督による同名のハリウッド映画です。
映画の方は説明不要の名作ですが、ゲームの方は説明不能なクソゲーとなってしまったのが残念なところです。
この、あまりに低クオリティなゲームがATARI2600より発売されたことにより、アタリ社ひいては黎明期であった北米の家庭用ゲーム産業全体の信頼が失墜し、崩壊へと繋がりました。
この出来事をアタリショックと言い、ゲーム産業の主な制作会社が北米の会社から日本の会社へと移る転換点となったのでした。
肝心のゲーム内容は、プレイヤーは宇宙人であるE.T.となって、自身を捕まえようとする科学者やFBI捜査官から逃げつつ、ステージにランダムに設置される”穴”に入り宇宙船のパーツを集めていくというものです。
このゲームが”クソゲー”と呼ばれる理由としては、
E.T The Extra-Terrestrial(アタリ2600)のここがクソゲー
・全体的にアイテム収集の作業ゲー(与えられた命令をこなすだけの、作業のような退屈なゲームの事)であり、あまりの単調さで途中で飽きてしまうなど、ゲームとしての致命的な欠点があった
・進行不能になったり、二度とゲームを起動する事が出来なくなるなどの致命的なバグがあった
・そもそも、販売時点で起動しない欠陥品のソフトが流通していた
さらに、カスタマーセンターが全く機能しておらず、苦情を入れても全く対応されないなど、今では考えられないようなクレーム対応の杜撰さでした。
後のゲーム産業に与えた悪影響などを鑑みても、伝説のクソゲーと呼ぶにふさわしいゲームと言えるでしょう。
星をみるひと
https://www.amazon.co.jp/-/en/%E6%98%9F%E3%82%92%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%81%B2%E3%81%A8/dp/B000068HIV
続いてご紹介するのは、ファミリーコンピューターより発売された星をみるひとです。
1987年にホット・ビィという会社より発売されました。
いわゆるRPG(ロールプレイングゲーム)です。
大まかなストーリーとしては、人工知能に洗脳された人類が、機械に支配された近未来の世界で、人工知能の洗脳が効かない”サイキッカー”と呼ばれる主人公たちを操り、人工知能たちに反旗を翻すというストーリーとなっています。
後に名作RPGと呼ばれることになる任天堂の”MOTHERシリーズ”同様、いわゆる”SFもののRPG”です。
このように同じような題材であっても、ゲーム制作会社の力量によってクオリティが雲泥の差となってしまうのが、ゲーム開発の難しさのようです。
このゲームが”クソゲー”と称される理由は、いくつかあります。
まず第一に、あまりにも不親切なゲーム設計です。
OPやチュートリアルといったものが存在せず、ゲーム開始と共にいきなりフィールド上に放り出されます。
その為ストーリーも分からず、何をすれば良いのかもわからないまま手探りでゲームを進めなければいけません。
さらには、立ち寄ることが必須な”まむすのむら”が、
”ゲーム開始時点での主人公の立ち位置の一歩左の場所に、透明で存在している”
ため、前情報なしでは運よく左に移動した場合を除き、まず最初の村にもたどり着けないという有様でした。
そして第二に、”クリアする事が不可能”と称されるほどの理不尽な難易度です。
例を挙げるなら
星をみるひとのここがクソゲー
・最初の方のフィールドで、初期の段階では絶対に勝てないような強敵が出現する
・それなのに”逃げる”コマンドがなく、強敵に出会ってしまったらリセットするしかない
・”クリティカル”等のランダム要素の無い戦闘で、戦闘開始時点でのレベルや武器の強さで勝敗が決してしまう
・一度選択したコマンドをキャンセルする事が出来ない
など、RPGとしての様々な欠陥要素が存在していました。
その理不尽な難易度から”普通にゲームクリアをすることがやりこみ要素”であると言われ、このゲームのエンディングを自らの力で見た人は世界に数人しかいないと言われています。
トランスフォーマー コンボイの謎
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/174000398
続いてご紹介するのは、ファミリーコンピューターより発売されたトランスフォーマー コンボイの謎でです。
販売元は、大手玩具メーカーのタカラ(現タカラトミー)で、同社のゲームソフト開発参入の第一弾となったゲームソフトです。
トランスフォーマーとはタカラとアメリカの玩具メーカーであるハズブロの提携によるメディアミックス作品で、日米を中心に漫画・アニメーション・玩具など、様々な媒体に展開していた作品です。
当初はタカラの”ダイアクロン”や”ミクロチェンジ”などに出ていた変形ロボット玩具を、アメリカのハズブロ社が権利を借りる形で変形・改良を加え、”トランスフォーマーシリーズ”として新たに北米で販売する形で登場しました。
その結果、北米の子供たちの間で大ヒットしました。
その後、日本にも逆輸入の形でトランスフォーマーシリーズが販売され、一定の人気を獲得します。
この”トランスフォーマー コンボイの謎”もそんなメディアミックスの一つとして開発・販売されました。
そして、開発したのはトランスフォーマーの生みの親とも言えるタカラ社です。
ですが、本作は玩具メーカーであるタカラにとって初めてのゲーム開発であった為、そのノウハウが全く分からないまま見切り発車での開発・発売する事となりました。
その結果として、ゲームバランスを始めとした様々なゲーム要素の致命的な欠陥を生み出してしまいます。
中でも難易度設定に関しては致命的とも言える欠陥があり、
トランスフォーマーコンボイの謎のここがクソゲー
・敵兵や敵の弾丸に触れただけで即死
・その敵の弾丸がとても小さく、当時のブラウン管テレビではとても視認できない
・そしてその弾丸がとんでもない量飛んできて、避ける事が困難
・その割に、こちらの攻撃が全然当たらない
・道中の鬼のような難易度に比べて、ボスはとんでもなく楽勝
など、ゲームバランスがとにかく滅茶苦茶で、とてもゲームとして楽しめるようなものではありませんでした。
”リカちゃん人形”や”ベイブレード”などを始め、優れた玩具を世に送り出したタカラ社でしたが、テレビゲーム開発においてはその本領を発揮する事が出来なかったようです。
チーターマン2
http://blog.livedoor.jp/girlsriot1113/archives/51176720.html
続いてご紹介するのはチーターマン2です。
アメリカのゲーム開発会社であったActive Enterprises社によって製作されましたが、この記事で紹介しているゲーム中唯一、公式にゲームとして発売されていません。
1992年に発売予定であったものの、発売前にActive Enterprises社が倒産。
その跡地の倉庫にあったこのチーターマン2の未発売のソフトを、現地の人間が回収し裏市場に流したことにより、未完成のこのソフトが流通する事となったのです。
チーターマン”2”とありますが、そもそも”チーターマン1”はActive Enterprises社がNES(海外版ファミコン)用に発売したAction52というソフトに収録されていたゲームでした。
Action52はその名の通り52本のアクションミニゲームが収録されていたゲームであり、”チーターマン”はその中でも看板ゲームとして作られています。
しかし、問題はその52本のゲームの全てが低クオリティな上、Action52のソフトの販売価格が日本円で3万円近くするなど、とてもゲームとして成功しない要素だらけだという事でした。
当然というべきか、Action52の売り上げは伸びず、製造元のActive Enterprises社は倒産し、前述の通りのいきさつで未完成であったこのチーターマン2が世に出回ったという事になります。
しかし、当然の如くこのチーターマン2もクソゲーでした。
例を挙げると、
チーターマン2のここがクソゲー
・グラフィックのクオリティが全体的に低い
・画面に敵が最大で2体しか出てこない
・ゲーム進行不可となるバグが所々存在する
など、まさしく未完成品と呼べるお粗末な出来でした。
このようないきさつがあったチーターマン2ですが、クソゲーマニアの間ではカルト的人気を誇っており、オークションなどでは高値で取引されています。
また、その独特のステージBGMなどから一部では話題を呼び、日本の動画サイトであるニコニコ動画でも人気となり、数多くの二次創作が作られるなどしました。
面白いゲームを作ることが、いかに難しい事なのかという事が分かりますね。
里見の謎
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-%E9%87%8C%E8%A6%8B%E3%81%AE%E8%AC%8E/dp/B00005OVHK
続いてご紹介するのは、PlayStationより発売された里見の謎です。
サンテックジャパンという会社によって製作、販売されたロールプレイングゲームで、今なおPS屈指のクソゲーとも呼ばれています。
サンテックジャパンは元々はカラオケ用の音源を制作する会社でしたが、ゲーム事業にも参入しようとこの”里見の謎”を制作し、販売するに至ったという経緯があります。
その為、ゲーム開発のノウハウも全くない状態での開発となりました。
そうして出来上がったこの里見の謎は、案の定というべきか多くの問題を抱えた”クソゲー”として、ゲーム史に名を残すこととなってしまいます。
例を挙げるならば、
里見の謎のここがクソゲー
・説明不足かつ意味不明な電波シナリオで、登場人物の心境などがまるで理解できない
・戦闘画面において、敵のHPや敵から受けたダメージ、敵に与えたダメージなどが表示されない
・普通のRPGゲームの”レベル”に相当する”なりわい”が低かった場合、敵には歯が立たないということが起こるが、逆に”なりわい”を上げすぎると敵を瞬殺してしまい、ゲーム性がなくなってしまう。
・マップ移動が基本的に上方向のみであり、上に進めば先に進めるので迷いにくくはあるものの、単調なゲーム進行となってしまう
など、数多くの”クソゲー”要素が存在していました。
そしてこのゲームが後に話題となったのが、その詐欺まがいな販売方法でした。
それは、
”ゲームのパッケージのケースに”オススメRPG”と印刷された自作のシールを張る”
というものです。
里見の謎のパッケージに貼られたオリジナルシール
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-%E9%87%8C%E8%A6%8B%E3%81%AE%E8%AC%8E/dp/B00005OVHK
後にこのシールは”購買者の誤解を招く”として、PlayStationの販売元のSONYによって”不当表示である”として改善を求められた為、後期の販売分のカセットには貼られていません。
その為、このシールが貼っている里見の謎はプレミアが付き、通常よりも高値で取引されます。
消費者に注目を集めるために作られたこのオリジナルシールが、このような形でありがたがられるとは、世の中何があるか分からないものです。
GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/140000760
続いてご紹介するのは、同じくPlayStationより発売されたGUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTHです。
開発はアメリカに存在したゲーム開発会社であるPresto Studiosです。
”機動戦士ガンダム”と言えば、日本人なら誰もが知る名作ロボットアニメでしょう。
主人公のアムロ・レイが地球連邦軍の最新型モビルスーツ(ロボットの様なものの事)を駆使して、敵国であるジオン公国との戦争を生き抜くという物語です。
それまでのロボットアニメとは異なり、
”主人公が操るロボットも、他の戦争に使われる数多くのロボットの内の一種でしかない”
という、リアルな戦争における戦闘機のような扱いとしたことでも話題を呼びました。
この”GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH”はそんな機動戦士ガンダムのゲームな訳ですが、このゲームの何よりも特筆するべき点は、
”ゲーム本編に登場するキャラクターが全て実写である”
という事です。
往々にして、原作が漫画やアニメの実写化というものは、ファンの抱く理想とはかけ離れたものとなる事が多く、あまり成功はしません。
このゲームでも例外ではなく、このゲームの実写化の中でも特にひどいと言われているのが、敵国ジオン公国のエースパイロットで、主人公アムロ・レイの永遠のライバルとなるシャア・アズナブルの実写化でした。
シャア・アズナブル
https://gundam.fandom.com/ja/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%AB
20才でジオン軍の少佐を務める若きエースパイロットで、
”マスクの下は金髪碧眼の美男子”
です。
この事から、女性ファンを中心に機動戦士ガンダムの中でも一際人気のあるキャラクターでした。
そして、そのシャア・アズナブルの”GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH”における実写化の風貌が、下記の画像の通りです。
”GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH”におけるシャア・アズナブル
https://www.buzzfeed.com/jp/tatsunoritokushige/gandammovie
いかがでしょうか?
マスクとヘルメットで顔の全貌は分からないものの、肌の調子や骨格などから判断してどう考えても30才は過ぎた男性であるという事が伺えます。
とても20代のハンサムな青年であるシャア・アズナブルの役者としては、相応しくありませんよね。
またゲームとしても最悪で、
GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTHのここがクソゲー
・基本的にQTE(Quick time eventの略、制限時間中に決められたボタンを押すゲーム)のゲームであり、なおかつ制限時間がとてもシビア
・それなのにオートセーブなどもなく、一度ミスると直前のセーブポイントからやり直し
・しかもムービースキップ機能が無く、やり直しの都度ムービーを一から見なければならない
・ゲーム終盤の地雷原のエリアでは、全くのノーヒントでトライ&エラーで進まなければいけない
など、クリアするのにとてつもないストレスがかかるゲーム仕様となっているのでした。
このゲーム難易度の理不尽さと実写版シャアのインパクトから、今なお”伝説のクソゲー”としてガンダムファン以外にも知られているゲームとなっています。
デス・クリムゾン
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/141000363
続いてご紹介するのはセガ・サターンより発売されたデスクリムゾンです。
製造・販売元はエコールソフトウェアです。
セガサターンで発売された記念すべきサードパーティー(ゲームハードの販売元以外のゲームソフト開発会社)初のFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲームでしたが、
その低クオリティさ故に、後に伝説のクソゲーとして有名になってしましました。
このゲームがクソゲーとして知られるようになった要因は
デスクリムゾンのここがクソゲー
・オープニングムービーに登場する、主人公のコンバット越前の声優であるせいじろう氏のクセのある演技
・そのコンバット越前の発する個性的なセリフの数々
・シューティングゲームでありながら、合わせた照準が多少左にズレてしまうという致命的な欠陥
・その他、グラフィックやシステムなど様々な欠陥
など、例を挙げれば枚挙に暇がないほどです。
中でもオープニング中にコンバット越前が発するセリフである
”せっかくだから、俺はこの赤い扉を選ぶぜ”
というセリフは、
・少なくともムービー上では扉は一つしかない
・選んだ扉が赤くない事(よく見れば扉の上にある丸いものが少し赤い)
・何が”せっかく”なのか全く分からない事
など、ツッコミ所満載なセリフでした。
このセリフがデスクリムゾンを代表するセリフとなり、一時期ニコニコ動画を中心にネットミーム(インターネット上の慣用句のようなもの)化するなど、大いに話題となります。
なお、エコール社はセガサターンの後継機であるドリームキャストにて、本作品の続編であるデスクリムゾン2 -メラニートの祭壇-を発売しています。
こちらは本作よりも多少の改善がなされたものの、それでもゲームバランスやシステムなどの面であまり高いクオリティとは呼べないものでした。
また、前作であり既にゲームユーザーの間で話題となっていたデスクリムゾンを自らネタとするなど、”クソゲー”という要素よりも”バカゲー”の要素の強い作品となっています。
このようなデスクリムゾンですが、前述した様々な個性から熱狂的なファンも多く、一部の人間からは愛されているゲームとなっています。
四八(仮)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88-658032-%E5%9B%9B%E5%85%AB-%E3%81%97%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%AF%E3%81%A1-%E4%BB%AE/dp/B000G73FVS
最後にご紹介するのは、PlayStation2より発売された四八(仮)です。
2007年11月22日にバンプレストより発売されたホラーアドベンチャーゲームにして、今なお語り継がれる伝説のクソゲーです。
シナリオライターを務めた飯島多紀哉(たきや)氏は、
SFCの名作ホラーアドベンチャーゲームである”学校であった怖い話”のシナリオライターとしても知られた人物でした。
ジャンルは”47都道府県ミステリー”というように、
”プレイヤーは日本の47都道府県から一つを選び、その都道府県にまつわるホラーシナリオを遊べる”
という、今までにあまりないホラーゲームです。
ですが、その都道府県シナリオの大半がクソシナリオであり、中にはただの観光話にすぎないシナリオもあるなど、全体的なクオリティが驚くほど低いものでした。
上記に添付したYoutube動画のシナリオは、そんな四八(仮)の中でも屈指の糞シナリオと呼ばれる広島県のシナリオ”ヒバゴン”です。
ご覧の通り、
”ナレーターの少女が写真を取り出し、その写真が変化しよく分からないものが写る”
という、なんら広島県と関係のないシナリオです。
その他にも様々な欠陥要素が存在しています。
四八(仮)のここがクソゲー
・中には良いシナリオもあるものの、全体的に信じられない程の手抜きがされた低クオリティなシナリオ
・バッグログの閲覧やムービースキップを始めとした、アドベンチャーゲームに必須とも言える各種システムの不備
・多数のバグが存在し、中にはゲームが進行不可になるような致命的なバグも多数存在する
・バグの影響でゲームの全クリアが不可能となっている
・他多数
このような事から、
”10年に一度現れるかどうかという伝説のクソゲー”
とも呼ばれています。
その為、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)において毎年開催されている”クソゲー・オブ・ザ・イヤー(KOTY)”の2007年度グランプリ大賞作品に選ばれるなどし、話題となりました。
その際立ったクソさから、当時ニコニコ動画で活躍していた有名実況者のレトルトさんを始め、数多くのゲーム実況者に実況される人気(?)ゲームでした。
発売から15年以上経った2024年現在においても、
クソゲーと言えばPlayStation2の四八(仮)
と考える人間も多い作品であり、それだけ当時のゲームユーザーに与えた衝撃が凄まじかった事が伺えます。
皆様もぜひ、本作品をお手に取ってプレイしてみてはいかがでしょうか?
しかし、あくまで自己責任でお願いします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
世の中にはこのように様々なクソゲーが存在し、それらは購入してしまった消費者を怒らせる一方で、一部のマニアからは熱狂的に愛され、語り継がれています。
みなさんも興味があれば、このような”クソゲー”を手に取り、その理不尽さを体験してみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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