プログラミング初心者が、プログラミングを始める方法がわかります。
みなさんこんにちは、syuyaです。
この記事では初心者でも出来るプログラミングの始め方をご紹介しています。
「プログラミング」と聞くと難しそうに思うかもしれませんが、実は基本の流れを知れば誰でも始められます。
この記事では、初めての方が挫折しないために必要な考え方と、簡単に始められる方法をご紹介します。

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なぜプログラミングを学ぶのか?

プログラミングを学ぶ理由とは何でしょうか?
単に「流行っているから」ではありません。実際、技術者の需要、報酬、スキルの汎用性など、複数の観点から「学ぶ価値」が裏付けられています。
まず、ソフトウェア開発者や品質保証(QA)などのIT職種は、2024年〜2034年にかけて 15%程度の伸び が見込まれており、他業種と比較して成長性の高い職種であることが分かります。
報酬面でも注目すべき実績があります。米国のソフトウェア開発者の年収中央値は 133,080ドル(約数千万円相当)というデータがあり、日本でもAIエンジニアや機械学習エンジニアなどでは年収700~1,200万円クラスの求人も存在しています。
つまりプログラミング技術は日本のみならず、海外でも需要が高いグローバルな技術という事です。
今後少子高齢化による人口減少と、それに伴う経済停滞が予想されている日本を脱出し、海外で活躍するためには、プログラミングの技術は修得しておいて損はない技術と言えますね。
また、プログラミングを学ぶことの最大の魅力の一つは、スキルの汎用性です。
論理的思考、問題分解、アルゴリズム設計などの力は、IT以外の分野でも役立ちます。
実際、AIやグリーン産業などでは「スキル重視採用」が進んでおり、学歴よりも技術力が評価されるケースが増えています。
さらに、プログラミングを使えば「自分で作る力」が得られます。アイデア → コード → 実際に動くプロダクト、という一連の流れを体験できることは、単なる消費者とは違う喜びを伴います。
とはいえ、リスクもあります。AIの進化によって、反復的なコーディング作業はツールに代替される可能性があります。
だからこそ、ただコードを書く だけではなく、技術を使って「価値を生む領域(設計、最適化、AI活用など)」に軸足を置くことが重要です。
プログラミングは「ただのスキル」ではなく、人生の選択肢を広げてくれるツールです。
プログラミングを始める前に知っておくこと

よくある勘違い
勘違い①:プログラミングは数学が得意じゃないとできない
訂正:
確かに一部の高度な分野(AI開発や暗号技術など)では数学の知識が必要です。
しかし、Web制作やアプリ開発、ゲーム作りの初歩で使うのは「四則演算」や「条件分岐(もし〜なら)」程度。
多くのエンジニアも数学オリンピック出身ではなく、地道にコードを書いて理解を積み重ねているのが実際です。
勘違い②:パソコンに詳しくないと絶対に無理
訂正:
始めるのに特別な知識は不要です。インターネットに接続できて、文字入力ができれば十分。
Visual Studio Code のような統合開発環境(IDE)や、ブラウザ上で動く学習サイト(Progate, paiza.ioなど)を使えば、環境構築も簡単にスタートできます。
「触りながら覚える」が一番の近道です。
勘違い③:プログラミングは孤独な作業
訂正:
確かに一人でコードを書く時間は多いですが、現実の開発は「チーム」で行うことがほとんどです。
GitHubでコードを共有したり、エラーを検索すると世界中の人が同じ課題を解決していたりします。
むしろプログラミングは、仲間やネットのコミュニティと繋がることで成長スピードが加速する学習分野です。
勘違い④:最初から完璧に理解しないと進めない
訂正:
最初から100%理解できる人はいません。
「とりあえず動いた!」という体験を積み重ねることで、少しずつ理解が深まっていきます。
実務でも、分からないことを調べながら進めるのが当たり前。むしろ「検索力」がエンジニアの必須スキルです。
勘違い⑤:理系出身じゃないとプログラミングは無理
訂正:
プログラミングに必要なのは「論理的に考える力」であり、理系・文系は関係ありません。
実際、文系出身で活躍しているエンジニアも数多く存在します。
「国語で論理的に文章を組み立てる力」「歴史や法律で因果関係を考える力」なども、プログラミングに応用できます。
背景よりも「学び続ける姿勢」の方が、成長に大きく影響します。
勘違い⑥:英語ができないと絶対に挫折する
訂正:
確かにプログラミングのエラーメッセージや公式ドキュメントは英語が多いです。
しかし、翻訳サイトや日本語で解説された記事・教材が豊富に存在するため、英語力ゼロからでも問題なく学習を始められます。
また、プログラミングでよく使う単語は「if(もし)」「for(〜の間)」「print(表示)」など中学レベルの英語が中心。
学んでいくうちに自然と馴染むため、英語力は「不安に思うほどの壁」ではありません。
プログラミング言語の種類について
プログラミング言語とは、”言語”とあるようにコンピュータに「やってほしいこと」を伝えるための“ことば”です。
人間の使う言葉に”英語”や”中国語”、”日本語”といった種類があるように、プログラミング言語にもいくつかの異なる種類の言語が存在します。
ただし、すべての言語が同じ役割を持っているわけではなく、用途や得意分野によって種類が分かれています。
1. Webサイトを作るための言語
Webサイトを作るためには、複数のプログラミング言語や技術を組み合わせる必要があります。
それぞれの言語には役割があり、見た目を作るもの、動きをつけるもの、データを扱うものなどが存在します。
この項目では、Web制作の基礎となる主要な言語について、その特徴と役割をわかりやすく紹介します。
これらを理解することで、どの言語から学び始めるべきか、全体の構造をイメージしやすくなるでしょう。
- HTML / CSS / JavaScript
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Hello, world</title>
<style>
body {
background-color: #f0f0f0;
text-align: center;
padding-top: 100px;
font-family: Arial, sans-serif;
}
h1 {
color: #333;
}
</style>
</head>
<body>
<h1 id="message">Hello, world</h1>
<script>
document.getElementById("message").textContent = "Hello, world from JavaScript!";
</script>
</body>
</html>
HTML・CSS・JavaScriptがWebサイトを作るための基本的な言語とされているのは、
それぞれが「構造」「見た目」「動き」という異なる役割を担い、組み合わせることでWebページを完成させるためです。
- HTML(HyperText Markup Language) は、Webページの骨組みを作る言語です。
文章の見出し、段落、画像、リンクなどの要素を配置し、構造を定義します。
- CSS(Cascading Style Sheets) は、HTMLで作った構造にデザインや装飾を与えるための言語です。
文字の色・サイズ、背景、レイアウト、アニメーションなど、見た目を整える役割を持ちます。
- JavaScript は、Webページに動きを与えるための言語です。
ボタンを押したときの反応、スクロール時のアニメーション、データの自動更新など、
ユーザーの操作に応じた動的な処理を実現します。
これら3つは、いずれもブラウザが直接理解し実行できる言語であり、外部ソフトを必要とせずに動作する点でも特別です。
そのためWebサイトを作る上での「基本三本柱」として、最初に学ぶのに最適な組み合わせとなっています。
2. アプリやシステムを作るための言語
アプリやシステムを開発するためには、目的や動作環境に応じて、最適なプログラミング言語を選ぶことが大切です。
スマートフォン向け、デスクトップ向け、あるいは業務システムなど、開発する対象によって使用される言語や開発環境は異なります。
この項目では、アプリ開発やシステム構築によく使われる代表的な言語を紹介し、それぞれの特徴や得意分野をわかりやすく解説します。
どんな言語がどの分野に向いているのかを理解することで、開発の方向性が明確になるでしょう。
- Python
print("Hello, world")
Python(パイソン) は読みやすく直感的な文法が特徴の言語で、初心者でも比較的スムーズに習得できます。
アプリやシステム開発の分野では、特にWebアプリケーションや業務自動化ツールなどで多く採用されています。
”Django” や ”Flask” といった強力なフレームワークを使えば、ログイン機能付きのWebサービスやデータ処理システムを短期間で構築することができます。
さらに、AI・機械学習・データ分析などの分野でも標準的に使用されており、シンプルなコードで複雑な処理を実現できる点が、開発者から高く評価されています。
柔軟性が高く、Web、データ、AI、業務アプリと幅広く使えることから、
個人開発から企業システムまで、Pythonはまさに「万能型のプログラミング言語」といえます。
- Java
public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello, world");
}
}
Java(ジャバ) は、信頼性と安定性の高さから、長年にわたり企業の基幹システムや大規模アプリケーションの中心的存在となってきた言語です。
「一度書けば、どの環境でも動く(Write once, run anywhere)」という思想のもと設計されており、Windows・Mac・Linuxなど、どのOSでもほぼ同じように動作します。
この特性は、銀行や保険会社など、ミスが許されない業務システムで特に重宝されています。
また、Androidアプリの主要言語としても採用されており、モバイル開発との親和性も非常に高いです。
厳密な型チェックや豊富なライブラリにより、堅牢で保守性の高いプログラムを構築できるのがJavaの最大の魅力です。
- C#
using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("Hello, world");
}
}
C#(シーシャープ) は、Microsoftによって開発されたオブジェクト指向言語で、Windows向けのアプリケーション開発をはじめ、ゲーム、Web、クラウドシステムなど幅広い分野で利用されています。
「.NET Framework」や「.NET 6/7」との統合により、Visual Studio上でGUI設計、データベース連携、デバッグまでを一貫して行える利便性があります。
また、ゲーム開発エンジン「Unity」で採用されていることでも有名で、プログラミング初心者が自分のゲームを作る第一歩として学ぶケースも多いです。
C#は、Windows環境に強いだけでなく、近年ではクロスプラットフォーム対応も進んでおり、一度学べば、デスクトップアプリからWebサービス、ゲーム開発まで応用できる汎用性の高い言語です。
3. ゲームや高速処理に強い言語
ゲーム開発や高速なデータ処理を行う分野では、処理速度やグラフィックス性能を最大限に引き出せる言語が求められます。
リアルタイムで動くゲームや、膨大な計算を必要とするアプリケーションでは、わずかな遅延が体験に大きく影響するためです。
この項目では、主にゲーム制作や高性能処理を得意とする代表的なプログラミング言語を紹介し、それぞれの強みや用途を解説します。
スピードと効率を重視した開発を目指す方にとって、これらの言語は重要な選択肢となるでしょう。
- C
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, world\n");
return 0;
}
C言語 は、コンピュータの動作に近い低レベルな処理を記述できるため、非常に高速に動作することが最大の特徴です。
CPUやメモリの制御を細かく行えるため、無駄のない効率的なプログラムを作成でき、OSやデバイスドライバ、組み込みシステムといった、ハードウェアに密接に関わる領域で長年使われてきました。
また、多くのプログラミング言語(PythonやJavaなど)が内部的にCで作られていることからも、
その基礎的かつ強力な性能がうかがえます。
ゲーム開発においても、キャラクターの動作やグラフィック描画、物理演算などの重い処理を効率化するために、Cで作られたエンジンやライブラリが多く利用されています。
- C++
#include <iostream>
int main() {
std::cout << "Hello, world" << std::endl;
return 0;
}
C++(シープラスプラス) は、C言語をベースに「オブジェクト指向」の概念を加えた進化版の言語です。
Cの持つ高速性・効率性をそのままに、大規模開発にも対応できる構造を持っているため、3Dゲーム、シミュレーション、VR、CG制作などの分野で圧倒的に支持されています。
特に、”Unreal Engine” や ”CryEngine” などの有名ゲームエンジンはC++で構築されており、高品質なグラフィック表現やリアルタイム処理が求められる現場では欠かせません。
また、C++は実行速度が非常に速く、数十万行にも及ぶ大規模なコードを最適化して動かすことが可能です。
ゲーム開発者やシステムエンジニアにとって、C++はまさに「ハイパフォーマンスと柔軟性を両立するプロフェッショナル向け言語」と言えます。
4. データやAI分野で注目される言語
- Python
print("Hello, world")
Python(パイソン) がデータ分析やAI分野で注目されている理由は、その「汎用性」と「豊富なライブラリ」にあります。
Pythonは文法が非常にシンプルで、初心者でも読み書きしやすく、開発スピードが速い言語です。
AI・機械学習・データ解析といった高度な処理も、難解な数式やアルゴリズムを直接書かずに実現できる点が強みです。
特に、”NumPy”、”Pandas”、”Matplotlib”、”scikit-learn”、”TensorFlow”、”PyTorch” などの強力なライブラリ群は、データの整理から機械学習モデルの構築、AIの訓練までを一貫して行える仕組みを提供しています。
また、GoogleやMetaなどの大手企業がPythonベースのAIツールを公開していることもあり、世界中の研究者・開発者がPythonを共通言語として使う流れができています。
その結果、Pythonは「AI・データ時代の標準言語」として確固たる地位を築いています。
→ 機械学習やAI研究の標準言語。GoogleやYouTubeも一部Pythonで動いています。
- R
print("Hello, world")
R(アール) は、統計解析やデータ可視化を目的に設計された言語で、学術研究やデータサイエンスの分野で根強い人気を持っています。
Rは、もともと統計学者が開発した言語であり、複雑な数理モデルや統計手法を、わずかなコードで実装できるのが大きな特徴です。
たとえば、回帰分析・分散分析・クラスター分析などを簡潔な命令で実行でき、さらにグラフ作成ツールの”ggplot2”によって、美しく分かりやすいデータ可視化を行うことができます。
また、Rは学術的な論文や研究機関での利用実績が多く、医療、経済、心理学などの分野で「データをどう解釈し、どう見せるか」に重点を置いた分析が可能です。
PythonがAIや自動化を得意とするのに対し、Rは「統計と可視化の専門家向け言語」として特化しています。
そのため、データ分析を深く理解したい研究者やデータサイエンティストにとって、Rは今なお欠かせない存在です。
→ 統計やデータ分析に特化した言語。大学や研究機関でもよく使われます。
5. その他の人気言語
その他にも、多くのプログラマーに支持されている人気言語も多く存在しています。
- PHP
<?php
echo "Hello, world";
?>
PHP(ピーエイチピー) は、WebサイトやWebアプリの開発に特化したサーバーサイド言語として長年支持されています。
最大の強みは「実用性」と「普及率」で、世界中のWebサイトの多くがPHPで動いています。
特に、”WordPress”や”Laravel”といった有名なCMS・フレームワークがPHPで作られており、ブログ、ECサイト、企業ページなどを素早く構築できるのが魅力です。
また、学習コストが低く、ローカル環境(XAMPPなど)で簡単に実行できるため、初心者にも扱いやすい点が評価されています。
Web開発における「現場で即戦力になれる言語」として、今もなお多くのプログラマーに支持されています。
→ Webサイトの裏側(サーバー側)を動かす言語。WordPressもPHPで作られています。
- Ruby
puts "Hello, world"
Ruby(ルビー) は、日本人のまつもとゆきひろ氏が開発した言語で、「人間が読みやすく、書いていて楽しいコード」を理念に作られました。
特にWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」の登場によって、少ないコードで高機能なWebサービスをスピーディーに開発できるようになり、世界中のスタートアップ企業に支持されています。
”Airbnb”や”GitHub”などの有名サービスも初期はRuby on Railsで構築されており、短期間でプロトタイプを作れる「開発効率の高さ」が最大の魅力です。
プログラマーが「プログラミングを楽しみながら開発できる」という思想も、多くのファンを惹きつけています。
→ 日本生まれの言語。Web開発に強く、読みやすいコードが特徴。
- Swift
print("Hello, world")
Swift(スウィフト) は、Appleが開発したプログラミング言語で、iPhoneやiPad向けのアプリ開発に最適化されています。
以前はObjective-Cが主流でしたが、Swiftはより安全で読みやすく、エラーが少ない設計となっており、
初心者でも学びやすい構文が特徴です。
”Xcode”と呼ばれる公式開発ツールを使えば、ドラッグ&ドロップ操作でUIを設計し、
Swiftのコードと連携させてiOSアプリを効率的に作ることができます。
Appleが今後の標準言語として全面的に推しているため、
iOSアプリ市場に関わる開発者にとってSwiftは必須スキルといえるでしょう。
- Kotlin
fun main() {
println("Hello, world")
}
Swift(スウィフト) は、Appleが開発したプログラミング言語で、iPhoneやiPad向けのアプリ開発に最適化されています。
以前はObjective-Cが主流でしたが、Swiftはより安全で読みやすく、エラーが少ない設計となっており、初心者でも学びやすい構文が特徴です。
”Xcode”と呼ばれる公式開発ツールを使えば、ドラッグ&ドロップ操作でUIを設計し、Swiftのコードと連携させてiOSアプリを効率的に作ることができます。
Appleが今後の標準言語として全面的に推しているため、iOSアプリ市場に関わる開発者にとってSwiftは必須スキルといえるでしょう。
→ iPhoneアプリ(Swift)、Androidアプリ(Kotlin)開発でそれぞれ主流です。

初心者におすすめの言語

ここまで、メジャーなプログラミング言語をご紹介しました。
ご覧の通り、一言に”プログラミングを学ぶ”と言っても、目的にこれほど多くのプログラミング言語が存在し、どれを学べばいいか迷いますよね。
実際にプログラミングを学びたいと思っても、「たくさん種類があって、どれから始めればいいの?」と迷う方は多くいらっしゃいます。
言語ごとに得意分野や難易度が異なり、使われる場面もさまざまです。
しかし初心者の方にとって大切なのは機能性や最終目的で選ぶのではなく、「学びやすく、達成感を得やすい言語」から始めることです。
最初の一歩でつまずかずに「動いた!」という体験ができれば、その後の学習意欲も大きく変わります。
ここでは、数ある言語の中から特に初心者に適したものを取り上げ、その理由や活用分野をわかりやすく紹介します。
Python
print("Hello, world")
Python(パイソン) は、初心者が最初に学ぶ言語として世界的に人気があります。
その理由は、文法が非常にシンプルで、英語の文章のように読みやすいからです。
たとえば、他の言語では複雑に見える処理も、Pythonではわずか数行で書けることが多く、「プログラムの仕組みを理解する」ことに集中しやすいのが特徴です。
また、Webアプリ開発からAI・データ分析・自動化まで幅広く応用でき、学んだ知識がそのまま実用スキルに直結します。
学習教材や日本語の解説サイトも非常に多いため、独学でも進めやすい点も大きな魅力です。
HTML/CSS
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Hello, World</title>
<style>
body {
font-family: Arial, sans-serif;
text-align: center;
margin-top: 100px;
background-color: #f0f0f0;
}
h1 {
color: #333;
}
button {
padding: 10px 20px;
font-size: 16px;
cursor: pointer;
background-color: #4CAF50;
color: white;
border: none;
border-radius: 5px;
}
#output {
margin-top: 20px;
font-size: 18px;
color: #555;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Hello, World プログラム</h1>
<button onclick="showMessage()">クリックして表示</button>
<div id="output"></div>
<script src="script.js"></script>
</body>
</html>
HTML / CSS(エイチティーエムエル / シーエスエス) は、Webサイトを作るうえで最も基本となる言語です。
HTMLが「文章の構造(見出し・画像・リンクなど)」を作り、CSSが「デザイン(色・文字サイズ・レイアウトなど)」を整える役割を持ちます。
この2つを組み合わせることで、シンプルな個人サイトから企業ページまで自由にデザインできるようになります。
実際にブラウザで見た結果がすぐ反映されるため、初心者でも成果を実感しやすく、「自分の作ったものが目に見える」楽しさがあるのが最大の魅力です。
プログラミングの入り口として、感覚的に理解しやすい言語と言えるでしょう。
JavaScript
function showMessage() {
document.getElementById("output").textContent = "Hello, World!";
}
JavaScript(ジャバスクリプト) は、Webサイトに動きをつけるための言語で、HTMLやCSSと組み合わせることで「動的なWebページ」を作ることができます。
たとえば、ボタンを押すとメニューが開く、アニメーションが動く、フォームの内容をリアルタイムでチェックするなど、ユーザーと対話する仕組みを実装できます。
学習初期の段階では、ブラウザだけで動作確認ができるため、特別な環境設定が不要なのも魅力です。
また、”React”や”Vue.js”といったモダンなフレームワークも多く、Web開発の主流スキルとして学んでおく価値の高い言語です。
Ruby
puts "Hello, world"
Ruby(ルビー) は、コードが読みやすく、書いていて楽しいと感じられるように設計された日本生まれの言語です。
特に、Webアプリケーションを簡単に作れるフレームワーク「Ruby on Rails」が非常に有名で、
少ないコードで高機能なWebサービスを短期間で開発できます。
初心者でも「実際に動くWebアプリを作る体験」を早い段階で得やすく、プログラミングの楽しさを実感しやすい点が大きな魅力です。
また、Rubyは日本語の解説書やチュートリアルが充実しており、学習コミュニティも活発なため、初学者がつまずいても情報を得やすい言語と言えます。
プログラミングに必要なツール
プログラミングをするためには、コードを書く「エディタ」や「開発環境」が必要です。
① テキストエディタ
テキストエディタ(メモ帳)にコードを書いた様子
Pythonによる”Hello,World!”プログラムで、Pythonでこのファイルを読み込むと”hello,world!”と表示される
最もシンプルな方法は、メモ帳のようなテキストエディタでコードを書くことです。
ただし、補助機能が少ないため初心者にはやや不便です。
② Visual Studio Code(VS Code)
筆者の作業中のVisualStudioCodeの画面
部分ごとに自動で色分けされ、視覚的に大変分かりやすい
無料で使える人気のテキストエディタで、Windows・Macの両方に対応しています。
特徴は以下の通りです。
- 軽量で動作が速い
- コード補完機能があり、タイプミスを減らせる
- 多数の拡張機能で自分好みにカスタマイズできる
初心者から上級者まで幅広く利用されており、最初の一歩に最適です。
Visual Studio Codeの導入方法
① 公式サイトにアクセス
まず、公式サイトへアクセスします。
👉 https://code.visualstudio.com/
② ダウンロード
トップページ中央にある「Download for Windows」ボタンをクリックします。
(MacやLinuxの場合は、下のタブから自分のOSを選択してください。)
③ インストール
ダウンロードが完了したら、次の手順で進めます。
- ダウンロードしたインストーラ(例:
VSCodeSetup-x64-*.exe
)を実行します。 - 「使用許諾契約書に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリック。
- インストール先フォルダを確認し、「次へ」。
- 「PATHに追加」や「右クリックメニューに追加」などのチェックは、基本的にすべて入れて構いません。
- 「インストール」をクリックし、完了後に「Visual Studio Codeを起動する」にチェックを入れて「完了」。
④ 日本語化(おすすめ)
初期状態では英語表示になっています。
日本語化するには次の手順を行います。
- 画面左側の「拡張機能(四角形のアイコン)」をクリック。
- 検索欄に「Japanese Language Pack」と入力。
- 「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストール。
- 再起動すると日本語表示になります。
⑤ 拡張機能の導入(例)
使いたい言語に合わせて、拡張機能を追加します。
- C++ → 「C/C++(Microsoft)」
- Python → 「Python(Microsoft)」
- HTML/CSS → 「Live Server」など
これでVS Codeの導入は完了です。
とても軽く、カスタマイズ性も高いため、初心者にもおすすめです。
③ Visual Studio
Microsoftが提供する統合開発環境(IDE)です。C++やC#など、本格的なアプリ開発に向いています。
特徴は以下の通りです。
- プロジェクト単位でファイルを管理できる
- デバッグ機能が強力で、エラーを見つけやすい
- 企業の現場でも使われるプロ仕様
最初は少し重く感じるかもしれませんが、本格的に学びたい方には強い味方になります。
Visual Studio の導入方法
① 公式サイトにアクセス
👉 https://visualstudio.microsoft.com/ja/
② エディションの選択
トップページの「ダウンロード」ボタンをクリックします。
個人利用や学習目的であれば、「Community(無料版)」を選んでください。
③ インストール
- ダウンロードしたインストーラ(
vs_community.exe
)を実行します。 - 「続行」をクリックし、インストーラが起動します。
- 「ワークロード」選択画面が表示されたら、自分の目的に応じてチェックを入れます。
例:
- C++でプログラムを作る → 「C++によるデスクトップ開発」
- C#でアプリを作る → 「.NETデスクトップ開発」
- Webアプリを作る → 「ASP.NETとWeb開発」
- 右下の「インストール」ボタンをクリックします。
- ダウンロードとインストールが完了するまで待機(数GBあるため時間がかかります)。
- 完了後、「サインインまたはスキップ」を選び、Visual Studioを起動します。
④ 初回設定
- テーマ(明るい/暗い)を選択できます。
- 使用する開発言語の設定もここで行えます。
⑤ 日本語表示
通常、日本語版Windowsを使っていれば自動的に日本語になります。
もし英語表示の場合は、「ツール」→「オプション」→「環境」→「国際設定」で言語を変更できます。
④ ブラウザ上で学べる環境
「Progate」や「Paizaラーニング」といったオンラインサービスでは、ソフトをインストールせずに学べます。
まずは気軽に体験してみたい方におすすめです。
プログラミング学習の進め方
プログラミングの勉強は、「何から始めればいいのか分からない」と感じる人が多いものです。
いきなり難しいコードを書こうとすると挫折しやすいため、最初は基礎から少しずつステップアップすることが大切です。
まずは、環境を整え、簡単なサンプルコードを動かしてみましょう。
動く仕組みを“体感”することで、理解が一気に深まります。
その後は、文法の学習 → 小さなプログラム制作 → 応用課題や自作アプリへと進めていくのが理想的な流れです。
焦らず、「動かせた」「理解できた」という小さな成功体験を積み重ねることが、上達の近道になります。
短時間で毎日触れる(1日15分でもOK)
最初から長時間プログラミングの勉強をしたり、長いコードを書こうとするのではなく、短時間でも良いので毎日プログラミングに触れてみるのが重要です。
そうしてプログラミングに毎日接している内に習慣となり、それに伴いプログラミングの知識も増え、技術も向上していきます。
小さな成功体験を積む(文字を出す、計算するなど)
最初は簡単なプログラミングコードを書き、実行して作動させることが出来れば、それが大きな成功体験となります。
本記事で紹介したプログラミングコードは”Hello,World!プログラム”と呼ばれるもので、画面上に”Hello,World!”と表示させることを目的とした非常にシンプルかつ簡単なコードで、プログラミング初心者が最初に学習するコードとなっています。
先ずはこのコードを習得し、実際に作動させてみるのが良いでしょう。
興味のある分野に広げる(ゲーム、Web、AIなど)
このようにステップアップしていきある程度の知識と技術が身に付いたなら、簡単なアプリなどを開発してみるのが良いでしょう。
ネット上にはプログラマー動詞の交流の場やコードの発表・共有をすることが出来る場が数多く存在しており、そこで自作のコードの発表や、他のプログラマーと交流してみるのも良いかもしれません。
また、オフラインでも数多くのコミュニティやイベントが存在し、そちらに出席してみるのもいいかもしれません。
🧑💻 オンラインで発表・共有できる場
プラットフォーム | 特徴 |
---|---|
GitHub | ソースコードの公開・管理に最適。READMEでプロジェクト紹介も可能。 https://github.co.jp/ |
Qiita | 日本語で技術記事を書ける。コードの解説や工夫を共有するのに人気。 https://qiita.com/ |
Zenn | Qiitaに似た技術記事投稿サイト。デザインが洗練されていて読みやすい。 https://zenn.dev/ |
CodePen / JSFiddle | Web系(HTML/CSS/JS)の作品をすぐに動かせる形で公開できる。 https://codepen.io/ https://jsfiddle.net/ |
Replit | ブラウザ上でコードを実行・共有できる。Kotlinも対応。 https://replit.com/ |
Hackaday.io | ハードウェアやIoT系のプロジェクト共有に強い。 https://hackaday.io/ |
📱 アプリ・ゲームなどを公開する場
プラットフォーム | 対象 |
---|---|
Google Play / App Store | モバイルアプリを世界に向けて公開。審査あり。 play.google.com https://appstore.com/ |
itch.io | インディーゲームやツールを公開・販売できる。自由度が高い。 https://itch.io/ |
Product Hunt | 新しいプロダクトを発表する場。英語圏向けだが注目度が高い。 https://www.producthunt.com/ |
🎤 発表・交流できるイベントやコミュニティ
イベント・コミュニティ | 内容 |
---|---|
技術系LT(ライトニングトーク)イベント | 5分〜10分で自作ツールやライブラリを紹介。オンライン開催も多い。 |
Connpass | 日本の技術系イベント情報が集まるサイト。LTや勉強会を探せる。 |
Doorkeeper | 技術コミュニティのイベント告知・参加管理に使われる。 |
Maker Faire Tokyo | ハード・ソフト問わず、創作物を展示できる大規模イベント。 |
Open Source Cafe(下北沢など) | 技術者が集まるカフェ。作品を見せ合ったり相談できる。 |
それでも、独学では不安という方は・・・・
独学で限界を感じた方は、プロによる指導を受けるのもおすすめです。
はじめてのプログラミングコース
まとめ
いかがだったでしょうか。
プログラミングは、専門家だけのものではありません。
初心者でも、小さな一歩を踏み出せばすぐに「自分で作れる楽しさ」を体験できます。
まずはパソコンを開いて、1行のコードを書いてみましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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