【ベトナム語】ベトナム語日常基礎フレーズ11選

勉強
この記事でわかる事

ベトナム語の日常基礎フレーズがわかります。

Xin chào

みなさんこんにちは、syuyaです。

この記事では、ベトナム語の日常基礎フレーズをご紹介しています。

ベトナム語はベトナムの公用語であり、約一億人近い人々に話されている言語です。

系統としてはオーストロアジア語族に属し、同じ語族の中にはカンボジアのクメール語や、東南アジアの少数言語が含まれています。

現在のベトナム語は、17世紀にフランス人宣教師アレクサンドル・ド・ロードによって整理されたラテン文字表記「クオック・グー」を使用しており、アルファベットを基盤としながらも発音を示すための多くの記号(声調記号や母音の区別)が加えられています。

このため、見た目はローマ字に近いものの、実際の発音は独特で日本語話者にとっては慣れが必要です。

ベトナム語の大きな特徴のひとつは声調言語である点で、北部方言では6種類の声調、南部方言では5種類の声調があります。

声調は言葉の意味を区別するために不可欠で、同じ綴りでも声調が違えば全く別の意味になることがあります。

また、ベトナム語は地域によって発音や語彙に違いがあり、特に北部(ハノイ)、中部(フエ)、南部(ホーチミン)で顕著です。

標準語とされるのはハノイ方言ですが、南部方言も広く使われ、日常会話では地方差が自然に受け入れられています。

文法面では、動詞の活用や名詞の複数形といった変化がなく、語順や補助語によって文の意味が決まります。

たとえば時制も動詞の形が変わるのではなく、文中に「đã(すでに)」「đang(今まさに)」「sẽ(これから)」といった副詞的な語を添えることで過去・現在・未来を表します。この点は英語や日本語と大きく異なり、むしろ中国語に近い感覚を持っています。

また、ベトナム語には人称代名詞が非常に多く、相手との年齢や社会的関係によって使い分ける必要があります。たとえば「私」にあたる表現だけでも「tôi」「mình」「em」「anh」「chị」など数多く存在し、相手を尊重する呼び方を選ぶことが礼儀とされています。

これはベトナム文化の上下関係や親しさの度合いを重んじる価値観を反映した特徴です。

このように、ベトナム語はラテン文字を用いるため一見とっつきやすく見えるものの、声調や発音の難しさ、人称代名詞の複雑さなど、学習には独特のハードルがあります。

しかし同時に、文法構造は比較的シンプルで、語彙の多くは漢語由来の言葉も含まれているため、日本語話者にとって親しみを覚える部分も少なくありません。

学べば学ぶほど、東南アジアの文化や歴史を映し出す言語としての魅力が見えてくると言えるでしょう。

この記事では、そんなベトナム語の日常基礎フレーズをご紹介しています。

Chào buổi sáng(チャオ ブイ サン)・・・おはようございます

Chào buổi sáng(チャオ ブイ サン)

”Chào buổi sáng”は、ベトナム語で「おはようございます」にあたる表現です。

直訳すると「朝の挨拶」という意味を持ち、日が昇った後の午前中に用いられる丁寧な言葉です。

ベトナム語では、時間帯によって挨拶が変わることがあり、”Chào”は「こんにちは」や「挨拶する」という基本的な言葉で、相手に敬意を込めて呼びかける役割を果たします。

一方で、”buổi sáng”は「朝」を指す言葉で、”buổi”が「時間帯」、”sáng”が「朝」を意味します。したがって、”Chào buổi sáng”は「朝の時間帯に対しての挨拶」という構造になっています。

この表現は日常生活の中で、家族、友人、同僚、そして目上の人に対しても広く使うことができますが、より親しい間柄では簡単に”Chào”だけで済ませることもあります。

北部、南部、中部で発音に若干の違いはありますが、意味は全国共通で理解されます。

日本語の「おはよう」や「おはようございます」と同じく、相手への気持ちを和やかに伝える挨拶として日々使われている表現です。

Xin chào(シン チャオ)・・・こんにちは

Xin chào(シン チャオ)

”Xin chào”は、ベトナム語における最も基本的な挨拶の一つで、日本語の「こんにちは」に近い表現です。

直訳すると「お願いして挨拶します」というニュアンスを持ち、”Xin”は「お願いする」「どうぞ」といった丁寧さを示す言葉、”chào”は「挨拶する」「呼びかける」という意味を持っています。

この二つが組み合わさることで、相手に対して丁重に「こんにちは」と挨拶する形になるのです。

この表現は、時間帯に関係なく一日中使うことができ、初対面の相手や公式の場面でも安心して用いることができます。

親しい間柄では”Chào”だけで済ませることも多いですが、”Xin chào”と丁寧に言うことで、礼儀正しさや相手への敬意をより強く示すことができます。

ベトナム語の挨拶の中でも最も普遍的で使いやすい表現であり、旅行者や学習者が最初に覚える言葉としてもふさわしいものです。

Chào buổi tối(チャオ ブイ トイ)・・・こんばんは

Chào buổi tối(チャオ ブイ トイ)

”Chào buổi tối”は、ベトナム語で「こんばんは」にあたる表現です。

構造としては、”Chào”が「挨拶する」「こんにちは」に相当し、”buổi”が「時間帯」、そして”tối”が「夜」を意味します。

そのため直訳すれば「夜の挨拶」という形になり、夕方から夜にかけて人と出会った際に交わされる言葉となります。

この表現は、日が暮れてから寝る前の時間帯にかけて広く用いられ、フォーマルな場でもカジュアルな場でも自然に使うことができます。

日本語の「こんばんは」と同じように、相手への呼びかけや会話のきっかけとして活躍する言葉であり、親しい間柄では単に”Chào”と省略することもありますが、”Chào buổi tối”と完全な形で使うと、より丁寧で落ち着いた印象を与えます。

ベトナム語を学ぶ人にとっては、時間帯ごとの挨拶を覚えることで日常会話に彩りを加える良いきっかけとなる表現です。

Bạn có khỏe không?(バン コ クエ コム?)・・・お元気ですか?

Bạn có khỏe không?(バン コ クエ コム?)

”Bạn có khỏe không?”は、ベトナム語で「お元気ですか?」に相当する表現です。

ここで”Bạn”は「あなた」を意味し、親しい関係から一般的な呼びかけまで広く使える代名詞です。”có”は存在や肯定を示す助詞のような働きをし、”khỏe”は「元気」「健康である」という意味を持ちます。

そして最後の”không?”は、文を疑問文にするための表現で、日本語に直せば「〜ですか?」にあたります。したがって全体として「あなたは元気ですか?」という形になります。

このフレーズは日常的な挨拶の一部としてよく使われ、初対面の人との会話の導入や、久しぶりに会った友人への気遣いの言葉として自然に使われます。

答える際には「はい、元気です」と返すなら”Vâng, tôi khỏe”や”Dạ, tôi khỏe”と答えますし、あまり調子が良くないときには”Tôi không khỏe lắm”のように否定を含めることもできます。

日本語の「お元気ですか?」と同様に、単なる形式的な挨拶としても、相手の健康や近況を気遣う本心からの問いかけとしても用いられる柔軟な表現です。

Tên tôi là ~(テン トイ ラ ~)・・・私の名前は~です。

Tên tôi là ~(テン トイ ラ ~)

”Tên tôi là ~”はベトナム語で「私の名前は〜です」という意味を表す自己紹介の基本表現です。

文の構造を見ていくと、”Tên”は「名前」を意味し、”tôi”は「私」にあたる人称代名詞です。

そして”là”は英語の”is”や日本語の「〜である」に近い役割を果たす動詞で、主語と述語を結びつける働きを持っています。

したがって直訳すれば「名前 私 は 〜である」となり、自然な日本語にすれば「私の名前は〜です」となります。

この表現は初対面の自己紹介でよく用いられ、”~”の部分に自分の名前を入れるだけで簡単に使える便利なフレーズです。

たとえば「私の名前はタナカです」と言いたい場合には、”Tên tôi là Tanaka”と表現します。

より丁寧に言う場合には、前に”Xin chào”を添えて「こんにちは、私の名前は〜です」という形にすると、印象の良い自己紹介になります。

ベトナム語では人称代名詞の使い分けが多様ですが、この表現では基本的な一人称である”tôi”を用いるため、フォーマルな場でも安心して使うことができます。

学習の初歩で必ず覚えておきたいフレーズのひとつと言えるでしょう。

Tôi ~ tuổi(トイ ~ トゥオイ)・・・私の年齢は~歳です。

Tôi ~ tuổi(トイ ~ トゥオイ)

”Tôi ~ tuổi”は、ベトナム語で「私は〜歳です」という意味を表す表現です。

ここで”Tôi”は「私」を意味する人称代名詞、”tuổi”は「年齢」「歳」を意味する名詞です。

間に入る数字の部分に自分の年齢を置くことで成り立ちます。たとえば「私は20歳です」と言いたいときには”Tôi hai mươi tuổi”と表現します。

日本語の「歳」と同様に、年齢を表すときは数字の後に必ず”tuổi”を付けるのが文法上の特徴です。

フォーマルな場面でもカジュアルな会話でも使えるため、自己紹介の基本フレーズとしてよく用いられます。

数字ベトナム語読み方(カタカナ)
mộtモッ
haiハイ
baバー
bốnボーン
nămナム
sáuサウ
bảyバイ
támタム
chínチン
10mườiムイ

ベトナム語の数詞は非常に規則的で1から10までは独立した単語ですが、11以降は「十(mười)」を基盤に組み合わせて表現します。

たとえば11は”mười một”(十・一)、12は”mười hai”(十・二)となります。

20は”hai mươi”(二・十)、21は”hai mươi mốt”(二・十・一)というように、基本的に二十以上も規則的に組み立てられていきます。

特徴的なのは、数字の「5」が単独では”năm”ですが、二十以降の位で語尾に置かれると”lăm”と変化することです。

例えば25は”hai mươi lăm”と表現します。また、4も位置によって”bốn”のほかに”tư”という形が使われることがあります。

このように、ベトナム語の数詞は基礎さえ押さえれば非常に分かりやすく、年齢や値段、時間の表現など日常生活で幅広く応用できます。

特に年齢を言うときの”Tôi ~ tuổi”や、買い物での金額表現では頻繁に登場するため、最初にしっかり覚えることが重要です。

Vâng / Dạ(ヴァン / ヤー)・・・はい

Vâng / Dạ(ヴァン / ヤー)

”Vâng”と”Dạ”はいずれもベトナム語で「はい」にあたる返答の言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

まず”Vâng”は北部(ハノイなど)でよく用いられる表現で、相手の言葉を丁寧に肯定する「はい」「そうです」という意味を持ちます。

落ち着いた響きがあり、フォーマルな場面や目上の人に対して使うと礼儀正しい印象を与えます。日本語でいえば「はい、承知しました」に近い感覚で使われることもあります。

一方で”Dạ”は南部(ホーチミンなど)を中心に広く使われる言い方で、やはり「はい」にあたりますが、ニュアンスとしてはより柔らかく親しみやすい響きを持っています。

特に会話の最初に”Dạ”と答えることで「相手の言葉をきちんと受け止めています」という姿勢を示すことができ、単なる肯定だけでなく敬意や礼儀を含んだ返答となります。

地域や場面によってどちらを使うかは異なりますが、どちらも目上の人やフォーマルな状況で安心して使える表現です。

日常会話では南部の人は自然に”Dạ”を多用し、北部の人は”Vâng”を用いる傾向がありますが、いずれも共通語として理解されるため、外国人学習者がどちらを使っても問題はありません。

Không(コム)・・・いいえ

Không(コム)

ベトナム語の”Không(ホン/không)”は、最も基本的で頻繁に使われる否定表現の一つです。

日常会話のあらゆる場面で登場し、日本語の「いいえ」や「~ない」に相当します。

単独で返答するときには「いいえ」という意味になり、相手の質問や提案を否定する役割を果たします。

また、文中では動詞や形容詞の前に置かれ、否定文を作る働きを持ちます。たとえば”Tôi không biết.(トイ ホン ビエッ)”は「私は知りません」という意味になります。

さらに、”Có(ある/いる/はい)”と組み合わせることで”Có … không?”という疑問文を作ることもでき、これは「~がありますか?」や「~しますか?」といった意味になります。

つまり、”Không”は返答、否定、そして疑問文の構成要素として、ベトナム語を学ぶ上で欠かせないキーワードとなっています。

Cảm ơn(カム オン)・・・ありがとう

Cảm ơn(カム オン)

ベトナム語の”Cảm ơn(カム オン)”は、日本語の「ありがとう」にあたる最も基本的な感謝の表現です。

日常会話では頻繁に用いられ、丁寧さや親しさに応じて使い分けが可能です。

一般的には、相手に対して気軽に「ありがとう」と伝える場面でそのまま”Cảm ơn”と使いますが、より丁寧に表現したい場合は、相手を指す代名詞を加えて”Cảm ơn bạn(ありがとうございます/友達に対して)”や”Cảm ơn anh/chị(ありがとうございます/年上や目上の相手に対して)”とすることができます

。なお、発音は「カム」と言うときに軽く下げ、「オン」の部分をやや伸ばすのが自然です。

ベトナム語において感謝の言葉は人間関係を円滑にする重要なフレーズであり、旅行者からビジネスの場面まで幅広く活用できるため、最初に覚えるべき必須表現の一つと言えるでしょう。

Xin lỗi(シン ロイ)・・・すみません

Xin lỗi(シン ロイ)

ベトナム語の”Xin lỗi(シン ロイ)”は、日本語の「すみません」や「ごめんなさい」に相当する表現で、謝罪や軽い呼びかけの両方に用いられる便利なフレーズです。

基本的には、自分の失敗や相手に迷惑をかけた際に「ごめんなさい」と伝える意味で使われますが、道を通る際に「すみません」と声をかける場合や、相手の注意を引くときにも自然に使うことができます。

より丁寧に表現する場合は、相手を指す代名詞を添えて”Xin lỗi anh/chị(すみません/ごめんなさい、目上の人に対して)”とすることも可能です。

発音に関しては、”Xin”は「シン」と短く発音し、”lỗi”は声調により上がり調子で「ロイ」と発音するのが特徴です。

日常生活から旅行、ビジネスまで幅広く使えるため、”Xin lỗi”はベトナム語を学ぶうえで”Cảm ơn”と並んで必ず覚えておきたい重要な表現といえるでしょう。

Tạm biệt(タム ビエット)・・・さようなら

Tạm biệt(タム ビエット)

ベトナム語の”Tạm biệt(タム ビエット)”は、日本語の「さようなら」にあたる表現で、別れの挨拶として広く使われています。

”Tạm”は「しばらく」や「一時的に」という意味を持ち、”biệt”は「別れる」や「離れる」という意味を持つため、直訳すると「しばしの別れ」といったニュアンスになります。

したがって、永遠の別れではなく「また会うことを前提としたさようなら」として使われるのが一般的です。

発音は、”Tạm”の「タム」をやや短く切り、”biệt”の「ビエット」を明確に発音するのが自然です。

日常的な会話からフォーマルな場面まで幅広く使うことができ、友人同士のカジュアルな別れにも、ビジネスシーンでの丁寧な別れの挨拶にも適しています。

このように、”Tạm biệt”は場面を選ばず活用できる実用的な表現であり、ベトナム語を学ぶ際に必ず身につけておきたい基本フレーズの一つです。

ベトナム語のおすすめの参考書

ここからは、ベトナム語を学ぶ際のおすすめ参考書をご紹介します。

参考書によって、レベルや学べる内容が異なりますので、ご自身の目的に合った参考書を選ぶ事をおすすめします。

ゼロから1人でベトナム語[CD付&音声DL付] 

『ゼロから1人でベトナム語[CD付&音声DL付]』は、ベトナム語の学習をこれから始める人に向けて作られた入門書です。

タイトルのとおり「ゼロから」という点を意識しており、ベトナム語の文字体系であるクオック・グーの読み方から始まり、声調や発音の基礎を丁寧に解説しています。

ベトナム語は6種類の声調があるため、日本人学習者にとっては最初の大きな壁となりますが、この教材ではCDと音声ダウンロードを併用して繰り返し練習できるようになっており、耳で慣れることを重視している点が特徴です。

内容は日常会話でよく使う表現や自己紹介、挨拶、買い物や食事などの場面を取り上げており、初学者が実際の旅行や交流の場で役立てやすい構成になっています。

文法解説も必要最小限にとどめており、複雑な理屈よりも「使えるフレーズを覚えながら仕組みを理解していく」という実践的なスタイルが採られています。

学習者からは「発音練習に力を入れられるのが良い」「音声が豊富で繰り返し聞ける」といった肯定的な評価が多く見られます。

完全に独学で長期的に学び続けるにはやや情報量が限られているため、あくまで入門書として初めてベトナム語を学ぶ学習者向けの教材であるといえます。

ベトナム語の学習に初めて触れる人にとって安心感のある一冊であり、特に発音と声調に慣れるための最初のステップとして活用しやすい教材だといえます。

いちばんやさしい 使えるベトナム語入門

『いちばんやさしい 使えるベトナム語入門』は、初めてベトナム語を学ぶ人を対象とした入門書で、その名の通り「やさしく」「実用的」であることを重視した内容になっています。

ベトナム語学習の最大の難関とされる発音や声調についても、初心者がつまずかないように段階的に説明されており、文字や記号をただ並べるのではなく、具体的な口の動きや音の違いをイメージしやすいように工夫されています。

本書の特徴は、旅行や日常生活ですぐに役立つ会話フレーズを中心にしている点で、挨拶や自己紹介、買い物、食事、道を尋ねる場面など、実際に遭遇しやすいシチュエーションが豊富に盛り込まれています。

文法解説も最小限に抑えられており、難しい理論よりも「まずは使ってみる」ことを意識した実践的な構成になっています。

そのため独学で学びたい人にとっても、ベトナム語を体験的に身につけやすい入門書といえます。

利用者からは「分かりやすく親しみやすい」「会話例がそのまま使える」という声がある一方で、学習を進めて本格的に文法や読解力を高めたいと考える人にとっては、やや情報量が物足りないと感じられる場合もあります。

その意味では、あくまで「入門用」として位置づけられ、基礎を学び終えた後には中級以上の教材や実際の会話練習へ進むステップが必要になります。

総合的に見ると、この一冊は「ゼロからベトナム語を始めたい」「旅行や短期滞在のために最低限の会話を身につけたい」という人にとって適切なガイドブックであり、ベトナム語を学ぶ入り口として安心して手に取れる内容になっています。

CD BOOK たったの72パターンでこんなに話せるベトナム語会話 

『CD BOOK たったの72パターンでこんなに話せるベトナム語会話』は、パターン練習を中心に据えた会話教材で、「限られた型を覚えることで会話力を大きく伸ばす」という考え方に基づいて作られています。

ベトナム語学習では声調や発音の難しさに加えて、文法や表現の幅広さに圧倒されやすいものですが、この本では72の基本パターンを軸に学ぶことで、学習者が短期間で実際の会話を組み立てられるように工夫されています。

付属のCDにはネイティブの音声が収録されており、発音練習やリスニングの訓練に役立ちます。

特に、同じパターンを少しずつ変化させながら繰り返す構成は、音に慣れながら自然に会話力を高めるのに適しています。

また、例文が日常生活に密着しており、挨拶や自己紹介、買い物、移動、食事など、実際の場面ですぐ使えるフレーズが多く紹介されています。

そのため、旅行や短期滞在の準備としても使いやすい教材です。

その一方で体系的な文法知識や語彙をじっくり学びたい人にとっては物足りなさを感じることもあり、あくまで会話力重視の教材である点は理解しておく必要があります。

「効率よく口から言葉を出せるようになりたい」「限られた時間で実用的な会話を身につけたい」と考える初級者に適した一冊であり、特に音声を活用して繰り返し練習することで、その効果を最大限に発揮できる教材となっています。

その他のベトナム語の参考書を探すには、下記のボタンをタップしてお探しください。(Amazonの検索ページへジャンプします。)

まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事では、ベトナム語の基礎フレーズをご紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました