プログラミング言語の内、初心者がまず始めるべきプログラミング言語10種類がわかります。
みなさんこんにちは、syuyaです。
昨今、ますます需要が伸びていく事が予想される『プログラミング』。
「プログラミングを始めてみたいけれど、どの言語から学べばいいのかわからない」
そんな悩みを抱えている方は、決して少なくありません。
今やプログラミングは、ITエンジニアを目指す人だけでなく、副業や趣味、キャリアアップにも欠かせないスキルとなっています。
しかし世の中にはC、Java、Python、JavaScriptなど、さまざまなプログラミング言語が存在し、それぞれに特徴や向いている用途が異なります。
何も知らないまま手を出すと、最初の段階で挫折してしまうことも少なくありません。
この記事では、これからプログラミングを学ぶ初心者の方に向けて、わかりやすさ・実用性・将来性といった観点から選んだ「初心者におすすめのプログラミング言語トップ10」をご紹介します。
各言語でどんなことができるのか、どんな人に向いているのかもわかりやすく解説していますので、ぜひご自身にぴったりの言語を見つけてください。
「プログラミングに興味があるけど、独学だと何から始めればいいのか分からない…」
そんなあなたには、現役エンジニアから学べるTechAcademy (テックアカデミー)がおすすめ。
オンラインに特化したスクールである為、自宅や旅行先など好きな場所でプログラミング学習が可能です。
また理解できない所は、チャットで質問する事によって、プロからすぐに回答を貰う事が出来ます。
副業・フリーランス志望の方にも対応しているので、自分のペースで未来を切り開きたい人にぴったりです。
詳細は、以下のボタンをタップしてご覧ください。
1位:Python(パイソン)
print('Hello,World!')
Pythonで出来る事
- データ分析、AI・機械学習
- Webアプリ開発(Flask, Django)
- 自動化スクリプト、スクレイピング
- ゲームやGUIアプリ(Pygame, Tkinter)
Pythonの歴史と特徴
Pythonは、1991年にオランダ人のグイド・ヴァンロッサムによって公開されたプログラミング言語です
”学びやすく、読みやすく、書きやすい言語”を目指して開発された言語となっています。
当初は教育目的やスクリプト言語として使われていましたが、そのシンプルな文法と汎用性から徐々に世界中に広まり、現在では最も人気のある言語の一つとなっています。
Pythonの名前は、実は爬虫類のパイソンではなく、グイドが好きだったイギリスのコメディ番組『モンティ・パイソン』に由来しています。
この遊び心にも、Pythonの”楽しく学べる言語”という思想が表れています。
2000年にPython 2がリリースされ、より多くのライブラリが整備されましたが、互換性の問題から2010年にPython 3が登場します。
2020年にはPython 2のサポートが終了し、以降はPython 3系が標準となりました。
この間、PythonはWebアプリ開発や科学技術計算、さらには人工知能や機械学習といった分野にまで利用されるようになり、現在ではGoogle、YouTube、Instagramなどの大企業でも幅広く使われています。
Pythonでできることは非常に多岐にわたります。
たとえば、データサイエンスの分野ではPandasやNumPyといったライブラリを使って、大量のデータを分析したり視覚化することができます。
AI開発では、TensorFlowやPyTorchなどを使ってディープラーニングのモデルを構築し、画像認識や自然言語処理などの最先端技術を実装できます。
また、DjangoやFlaskといったWebフレームワークを使えば、InstagramのようなWebアプリを開発することも可能です。
そのほかにも、業務の自動化やファイル処理、Webスクレイピングによる情報収集、簡単なゲーム開発やGUIアプリの作成まで対応しており、初心者が最初に学ぶ言語としても、プロが業務で使う言語としても、非常にバランスの取れた万能な言語です。
さらにPythonのコミュニティは非常に活発で、日本語の情報も豊富なため、学習時に困ったときにも助けを得やすいという強みがあります。
Pythonのコード例
ここからは、簡単なPythonのコードをご紹介します。
じゃんけんプログラム
import random
player = input("じゃんけん!グー、チョキ、パーのどれかを入力:")
hands = ["グー", "チョキ", "パー"]
computer = random.choice(hands)
print("コンピュータの手:", computer)
if player == computer:
print("あいこです")
elif (player == "グー" and computer == "チョキ") or \
(player == "チョキ" and computer == "パー") or \
(player == "パー" and computer == "グー"):
print("あなたの勝ち!")
else:
print("あなたの負け…")
数字当てゲーム
import random
answer = random.randint(1, 10)
guess = int(input("1から10の数字を当ててください:"))
if guess == answer:
print("正解!すごい!")
else:
print(f"残念!正解は {answer} でした")
単語の逆表示プログラム
word = input("文字を入力してください:")
print("逆順:", word[::-1])
Python初心者におすすめの書籍
Pyhtonを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
よくわかるPython入門 (富士通ラーニングメディア)
本書の最大の特徴は、実習中心の構成にあります。
読者は基本的な構文を学びながら、実際に手を動かしてプログラムを作成し、その動作を確認することで理解を深めることができます。
また、プログラムの1行1行について丁寧な解説が付されており、コードの動作を逐一確認しながら学習を進めることができます。
さらに、プログラミング初心者がつまずきやすいエラーについても、発生場所や意味、対処方法を徹底的に解説しています。
これにより、独学でも挫折しにくい構成となっています。
読者からは、「有名な入門書よりも丁寧でわかりやすい」との評価や、「入門用に演習するのに最適で、エラーの例もありわかりやすい」といった声が寄せられています。
また、プログラミング初心者でも内容を理解しながら進められるとの感想もあります。
本書は、Pythonの基本文法からファイルの入出力、外部プログラムの呼び出し方までを網羅しており、初学者がPythonの基礎をしっかりと身につけるのに適した一冊です。
特に、手を動かしながら学びたい方や、エラーに対する対処法を学びたい方におすすめです。
Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
本書『Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ』は、プログラミング経験がまったくない初心者の「はじめの一歩」にふさわしい一冊です。
博士とお子さんの会話形式で丁寧に解説されており、絵本のように読み進められる軽やかさが魅力です。
基本文法や環境構築から始まり、IF文や繰り返し、関数について、そして実際に簡単なGUIアプリや手書き数字を認識する機械学習の入口まで、自分でコードを書きながら自信をつけられる構成になっています。
ネットに寄せられた読者の意見の多くは「優しく導入してくれる」「最後までやりきれた」といった内容となってており、一部では内容の浅さを指摘する声もありますが、「プログラミングアレルギーの解消」「動かして学ぶ楽しさの体験」には十分応えているようです。
特に最初の「とりあえず体験」段階では非常に優秀な教材で、次のステップへ進むための土台を築くにはぴったりです。ただ、深く専門的な理解を求めるには向いておらず、あくまで入門のきっかけとして割り切って使うのが良いでしょう。
2位:JavaScript(ジャバスクリプト)
console.log("Hello,World!");
JavaScriptで出来る事
- Webサイトの動的な演出(クリックやスクロールに反応)
- フロントエンド開発(React, Vueなど)
- バックエンド開発(Node.js)
JavaScriptの歴史と特徴
JavaScriptは1995年にNetscape社のブレンダン・アイクによって、わずか10日間で設計されました。
当初の名前は「Mocha」で、ブラウザ内で動く軽量スクリプト言語として主にHTMLにインタラクティブ性(例えばボタンを押したら何かが起きる)を加えるために開発されました。
その後「LiveScript」と呼ばれ、さらに当時人気だった「Java」の名前を借りて「JavaScript」と改名されます。
その為名前こそそっくりですが、Javaとは全く別の言語となっています。
1990年代後半には、Internet Explorerなど複数のブラウザが独自にJavaScript風の機能を実装し始め、互換性の問題が頻発しました。
これを解決するためにECMA(国際標準化団体)が入り、1997年にECMAScriptという標準仕様が策定され、JavaScriptはその実装として発展していくことになります。
2000年代に入ってからは、Googleが「Google Maps」や「Gmail」でAjax(JavaScriptを使ってページの一部だけを更新する技術)を活用し、JavaScriptの可能性が再評価されます。
2009年にはNode.jsが登場し、これまで「ブラウザ内で動く言語」だったJavaScriptがサーバーサイドでも動くようになります。
2010年代にはReact、Vue、Angularなどのフレームワークが登場し、大規模で洗練されたWebアプリを作るための中核技術となっていきました。
現在のJavaScriptはWebフロントエンドだけでなく、サーバーサイド、モバイルアプリ、デスクトップアプリ、IoT、さらには機械学習の領域にまで広がっており、「Webのための言語」から「なんでもできる汎用言語」に変貌しています。
進化し続ける中で毎年ECMAScript仕様の改訂も行われ、新しい文法や機能が次々と導入され、より安全でモダンな書き方が可能になっています。
JavaScriptのコード例
ここからは、簡単なJavaScriptのコードをご紹介します。
数当てゲーム(1~10)プログラム
const answer = Math.floor(Math.random() * 10) + 1;
const guess = prompt("1〜10の数字を当ててください:");
if (Number(guess) === answer) {
alert("正解!すごい!");
} else {
alert(`残念!正解は ${answer} でした`);
}
文字を逆順にするプログラム
const word = prompt("文字を入力してください:");
alert("逆順:" + word.split("").reverse().join(""));
今日の日付を表示するプログラム
const today = new Date();
alert("今日は " + today.toLocaleDateString() + " です");
JavaScript初心者におすすめの書籍
JavaScriを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
『確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版』は、HTMLやCSSの基本を一通り学んだ方にとって、「次に進むための地図」として適した一冊です。
狩野祐東氏によって執筆され、初心者への配慮が行き届いた説明とサンプルコードにより、複数回読み直すことで確実に理解が深まる構成になっています 。
本書の魅力はとにかく丁寧な解説にあります。
用語や構文の意味を省略せず、初めての読者にも安心して読み進められるように配慮された文章が特徴です。
また、章ごとにDOM操作やスライダー、カウントダウンタイマー、API呼び出しなどの「動くパーツ」を自分で作っていくスタイルは、「書いて覚える」学習法に非常に適しており、完成後の達成感も得やすくモチベーションを保ちやすい工夫です。
一方で、後半に登場するAjaxやjQueryなど、やや内容が駆け足になる部分もあり、完全に理解しきるには時間がかかるという声もあります。
またこの本だけではES6以降のアロー関数やクラス構文など最新の文法に触れるには不十分で、続く学習の指針としてロードマップの提示はありますが、自力で補完する必要があります。
総じて、初学者がJavaScriptによる「動く体験」を得つつ、概念と仕組みをしっかり理解するための優れた入門書です。
最初の一冊として安心して選べる内容ですが、本格的な深堀りやモダンな文法学習を進める際は、別の教材との併用が望ましいと言えるでしょう。
1冊ですべて身につくJavaScript入門講座
『1冊ですべて身につくJavaScript入門講座』は、Web制作の経験がある方やHTML・CSSに慣れた初心者にちょうど良い一冊です。
この本は鮮やかで見やすい本文や図解をふんだんに使い、プログラミング概念をかみくだいて説明するスタイルが特徴的です。
実際にカラーピッカーやローディング画面、ダークモード切り替えといった「使える機能」を自分で手を動かしながら作れるため、「書いて覚える」学習方法がしっかりと取り入れられています。
読者からは「とにかく分かりやすい」「図が多くて読みやすい」といった声が多く、特に女性やデザイナー視点でまとめられたデザイン性の高いサンプルサイトが好評です。
一方で、本書は基礎を丁寧に網羅する構成でありながら「応用的な深い内容には踏み込んでいない」との指摘もあり、JavaScriptに初めて触れる人には最適ですが、モダン文法や複雑な設計を学びたい場合には補完が必要という意見もあります。
全体としては、現場で役立つアニメーションやイベント操作などの「実戦的な内容」が豊富で、自力でWebサイトに動きを付けられる自信をつけさせてくれるつくりになっています。
しかし、先に進むにはES6以降の文法やライブラリの知識を別途学ぶ必要がある点に留意が必要です。
つまり「最初の一冊」としては非常に優れているものの、次のステップへ進むための橋渡し書籍として位置づけられる良書と言えます。
3位:HTML / CSS(エイチティーエムエル / シーエスエス)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Hello, World!</title>
<style>
body {
background-color: #f0f0f0;
font-family: sans-serif;
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 100vh;
}
h1 {
color: #333;
font-size: 3em;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Hello, World!</h1>
</body>
</html>
HTML/CSSでできること
- Webページの構築とデザイン
HTML/CSSの歴史と特徴
HTMLとCSSは、インターネットの誕生とともに進化してきた、Webの基礎をなす技術です。
HTML(HyperText Markup Language)は、1991年にティム・バーナーズ=リーによって最初に提案され、Web上の文書をリンクで結びつけるための言語として登場しました。
初期のHTMLは非常にシンプルで、見出しや段落、リンクなどを表現するだけのものでしたが、Webの普及とともに多様な要素が加えられ、1990年代後半にはHTML4が標準化されました。
この時期にはまだスタイルの指定もHTMLに直接書くことが多く、見た目の調整と構造の記述が混在していました。
そこで登場したのがCSS(Cascading Style Sheets)です。
1996年にW3Cによって策定され、HTMLとは別に見た目のデザインを記述できるようになりました。
これによりHTMLは文書の構造や意味を記述することに専念し、CSSが色やレイアウト、フォントなどの視覚的な表現を担当するという役割分担が確立されました。
2000年代に入ると、モバイル端末やブラウザの多様化に対応するためにHTMLとCSSはさらに進化し、2014年にはHTML5とCSS3が正式勧告となります。
HTML5は動画や音声の再生、キャンバス描画などの機能を取り込み、Flashなど外部プラグインに頼らずにリッチなコンテンツを提供できるようになりました。
一方CSS3は、角丸や影、アニメーション、グリッドやフレックスボックスによるレイアウト制御など、より洗練されたスタイリングを可能にしています。
現在、HTMLとCSSはWeb制作の出発点として位置づけられ、初心者からプロフェッショナルまで広く使われています。
ページの内容と構造を担うHTML、それを美しく整えるCSS、この2つの技術があるからこそ、私たちが日々目にするWebサイトは見やすく、使いやすく、魅力的なものになっています。
HTML/CSSのコード例
ここからは、簡単なHTML/CSSのコードをご紹介します。
シンプルな自己紹介カードプログラム
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>自己紹介</title>
<style>
body {
background-color: #eef;
font-family: sans-serif;
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 100vh;
}
.card {
background: white;
padding: 20px;
border-radius: 12px;
box-shadow: 0 4px 8px rgba(0,0,0,0.1);
text-align: center;
}
h2 {
margin: 0;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="card">
<h2>山田 太郎</h2>
<p>趣味:読書とプログラミング</p>
</div>
</body>
</html>
簡単なお気に入りプログラム
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>リンク集</title>
<style>
body {
background: #fff;
font-family: sans-serif;
padding: 40px;
}
a {
display: block;
margin: 10px 0;
color: #3366cc;
text-decoration: none;
}
a:hover {
text-decoration: underline;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>お気に入りリンク</h1>
<a href="https://www.google.com" target="_blank">Google</a>
<a href="https://www.wikipedia.org" target="_blank">Wikipedia</a>
<a href="https://news.yahoo.co.jp" target="_blank">Yahoo! ニュース</a>
</body>
</html>
ボタンを押すと色が変わる箱プログラム
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>カラーボックス</title>
<style>
.box {
width: 200px;
height: 200px;
background: salmon;
transition: background 0.3s;
}
.box:hover {
background: lightgreen;
}
body {
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 100vh;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="box"></div>
</body>
</html>
HTML/CSS初心者におすすめの書籍
HTML/CSSを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本
『これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本』は、全くの初心者でも自然にWebサイト制作の流れを理解しながら学べる一冊です。
カピバラを模した可愛らしいキャラクターや豊富な図解、ビフォーアフターの見本などがあるため、コードを書き進めるうちに「どう変わるのか」「なぜこう書くのか」が視覚的に理解しやすく、自然と手が動いていく構成になっています。
本書では、最初にHTMLの構造や基礎タグを学び、次にFlexboxやCSSグリッドを使ったレイアウト、さらにレスポンシブデザインやCSSアニメーションまで、現代のWeb制作に必要な技術を段階的に身につけられます。
サンプルサイトはSNSリンク集やブログ、招待状風ページ、飲食店サイトなど4種類を実際に作りながら進めるため、1冊終える頃には「自分でWebサイトを組み立てる力」がしっかり備わります。
読者からは「とにかく分かりやすい」「丁寧に理解を助けてくれる」と高評価を得ており、基礎を再確認したい初心者から中級者予備軍まで広く支持されています。
ただし、応用を極めるには他の資料や深掘りする学習が必要であることも明記されています。
総じて、これは「学びやすさ」「続けやすさ」「実践力」のバランスが取れた初心者向けの優れた入門書で、Webデザインをゼロから始めたい人に非常におすすめです。
1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座』は、初心者にも非常に親しみやすい構成で、まず人生初めてのWeb制作の流れをワイヤーフレームから丁寧に説明してくれます。
特に本書のデザイン性の高いレイアウトは見やすく、行間や余白にも配慮があり、視覚的にも理解しやすい仕上がりです。
カフェの架空サイトという具体的なテーマで、HTMLとCSSの基礎からFlexboxやCSSグリッド、レスポンシブデザイン、さらには外部メディアやフォーム埋め込みまで広くフォローしており、実践的なスキルを身につけさせる構成です。
実際に手を動かして4つのページを完成させることで、コードと見た目の変化を直感的に確認でき、初心者でも「作れる」感覚を得やすいよう設計されています。
読者からは「初心者にとって優れた入門書」「構成が分かりやすく続けやすい」と高く評価されており、Web制作全体の流れをつかみたい人にぴったりとの声が目立ちます。
とはいえ、完全な初心者には多少の予備知識(HTMLやCSSの基礎)を事前に身につけておくことが推奨されており、またJavaScriptや実務的なフォーム処理、サーバー公開に関しては別途学習が必要との意見もあります。
総じて『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座』は、コードとデザインを両立させたWeb制作の基本をこの一冊で実感できる入門書であり、最初に手に取る教材として非常におすすめできる内容です。
4位:Scratch(スクラッチ)

Scratchでできること
- ゲーム制作、簡単なアニメーションやロジック学習
Scratchの歴史と特徴
Scratch(スクラッチ)は子どもやプログラミング初心者でも簡単に扱えるように設計されたビジュアル型のプログラミング言語です。
MITメディアラボによって開発され、2007年に公開されて以来、世界中の教育現場や家庭で広く使われてきました。
プログラムはテキストではなくカラフルなブロックを組み合わせて作るため、コードの文法エラーに悩まされることなく、直感的にコンピュータの論理的な動きを学ぶことができます。
Scratchではキャラクター(スプライト)を動かしたり、音を鳴らしたり、対話型のゲームやアニメーションを作成したりすることが可能です。
またインターネット上で自分の作品を公開したり、他の人の作品を参考にしたり改造したりできるコミュニティ機能も備わっており、子ども同士の学び合いや創造性の刺激にもつながっています。
プログラミングだけでなく、物語作り、デザイン、プレゼンテーションスキルなどの総合的な力を育てるツールとしても注目されており、今やSTEM教育の入門教材として世界中で親しまれている存在です。
Scratch初心者におすすめの書籍
Scratchを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】
『親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】』は、親子で一緒に楽しみながらScratchの基礎から応用まで学べる、カラー図鑑形式の解説書です。
まず操作やブロックの選び方を丁寧に説明し、簡単なゲームからミニゲーム、教科をテーマにしたプログラム、さらにはアルゴリズム学習へと自然にステップアップしていく構成になっています。
読者の印象としては「子どもが喜んで取り組んでいる」「わかりやすく図や手順が親切」などの声が多く、特に小学3〜5年生を対象にした教材として好評です。
ある子供を持つ読者からは「子どもが届いてすぐ楽しんでやっている」「とてもタメになるようです」と感じた一方、大人の学習者には少し物足りないと評価する声もあります。
また、ネットの書評では「ゲームやクイズ、アルゴリズムまで幅広い内容があるが、自分で一から作ろうとすると難しさを実感する」「例題を真似して作る段階までは簡単でも、自力での組み立てには工夫が必要」との感想もあります。
全体としては、ビジュアル中心の手順解説と多彩なサンプルで、Scratchの世界に親子で入りやすく設計された良書です。
ただし自分で作品を創る力をつけるには例題を改造するなど、自ら工夫する学び方を合わせることが望ましいでしょう。
ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル: プロのゲームクリエイターが伝授! 考えて遊んで面白くするゲーム作りの思考法
『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』は、現役ゲームクリエイター監修のもと、既存のゲームサンプルを“改造しながら”プログラミングの仕組みを学べる構成が最大の魅力です。
まずキャラクターの動きや得点の仕組みなど、完成されたゲームを自分の手で少しずつ書き換えることで、「動くものに手を加える楽しさ」と「論理的思考」の両方を自然に体得できる作りになっています。
読者からは「分かりやすさと楽しさが好評」「プログラミングの第一歩としてちょうどいい」といった声が寄せられており、親子や教育現場にも適しているようです。
実際にサンプルを真似て遊びながら改造し、低学年の子どもでも1~2時間ほどで射撃ゲームの改造ステップに到達できたというケースもあります。
ただし、「ただ真似るだけでは学びが浅くなる」「本格的なプログラミング思考を育てるには自分でゼロから設計する課題も必要」といった指摘もあり、あくまで「学びのきっかけ」「遊びから論理を引き出す入口」として活用すると効果的です。
総じて、本書は「楽しさ」と「学び」を両立させた工夫が光る良書で、Scratchを通じてゲーム感覚でプログラミングを学びたい初心者や子どもに非常におすすめできます。
5位:Ruby(ルビー)
puts "Hello, World!"
Rubyでできること
- Webアプリ開発(特にRuby on Railsが有名)
Rubyの歴史と特徴
Rubyはまつもとゆきひろ(Matz)氏によって1993年に日本で開発が始まり、1995年に最初の公開がされました。
彼は「人間のためのプログラミング言語を作りたい」という思想をもとに、Rubyを設計しました。
そのためRubyはコンピュータよりも人間にとっての読みやすさ・書きやすさを優先しており、柔軟で自然な文法が特徴となっています。
影響を受けた言語には、Perl、Smalltalk、Eiffel、Ada、Lispなどがあり、特にオブジェクト指向を強く意識した構造になっています。
Rubyは2000年代初頭までは日本国内で主に使われていましたが、2004年にWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」が登場したことで、世界中にその名が知られるようになります。
Railsの登場は、従来のWeb開発に比べて圧倒的に少ないコード量で高機能なアプリを作れることから、開発者に大きなインパクトを与えました。
このころからスタートアップ企業を中心にRubyが採用される例が急増し、GitHubなどの大規模サービスでも使われるようになります。
Rubyの特徴はすべてがオブジェクトであるという思想と、それによって可能になるシンプルで一貫性のあるコード表現にあります。
また「書いていて楽しい言語」としても知られており、プログラマーの幸福度を重視する文化が育まれています。
一方で実行速度はC言語やJavaに比べて遅いとされることもありますが、それを補って余りある開発のしやすさと表現力が魅力です。
現在もRubyはバージョンアップを重ねながら進化を続けており、日本発の世界的プログラミング言語として、多くのエンジニアに愛され続けています。
Rubyのコード例
ここからは、簡単なRubyのコードをご紹介します。
ユーザーの名前を聞いて挨拶するプログラム
print "あなたの名前は? "
name = gets.chomp
puts "こんにちは、#{name}さん!"
数の偶数・奇数を判定するプログラム
print "数字を入力してください: "
num = gets.to_i
if num.even?
puts "#{num} は偶数です。"
else
puts "#{num} は奇数です。"
end
簡単な繰り返し(1〜5まで数える)
(1..5).each do |i|
puts "#{i}回目の出力です"
end
Ruby初心者におすすめの書籍
Rubyを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
ゼロからわかる Ruby 超入門
『ゼロからわかる Ruby 超入門』は、初心者がRubyを学び始めるのにぴったりの入門書です。図版が豊富で、環境構築やエディタの基本操作から丁寧に解説され、プログラミング以前の不安を払拭してくれます。
たとえば、キーボードの特殊記号の入力方法や、ターミナル操作、エディタの便利な使い方まで網羅されており、「初めてでも迷わない」親切さが随所に感じられます。
本書の各章には練習問題が用意されており、要点が整理された解説とともに「手を動かしながら学ぶ」スタイルで進められます。
読者からは「基本文法を抑えるには最良」「噛み砕いた説明で非常に読みやすい」といった評価があり、実際に仕事でRailsを始める前の基礎固めとして役立ったという声もあります。
ただし、プログラミング思考や実際の開発力を高めるには、一冊だけでは限界があり、次のステップに進むためにはさらに学習が必要という意見もあります。
そのため、『ゼロからわかる Ruby 超入門』は「最初の一歩」として非常に優れているものの、RubyやRailsの深い理解を目指すには、その後の教材と組み合わせて使うのが理想的です。
総じて、本書は丁寧さ重視の構成と豊富な練習問題によって、初心者に安心感と基礎力を与えてくれる一冊であり、これからRubyを使って開発を始めたい人にはまず手に取ってほしい良書と言えます。
スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング
『スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング』は、Rubyのコードに対して「漢文訓読」のスタイルでふりがなや読み下し文を付けることで、初心者がプログラムの意味や動きを直感的に理解できるように工夫された画期的な入門書です。
本当に細かく一行一行に説明が付いており、「puts にカンマ区切りで引数を渡すと…」のような発見もあり、まったく初めての人でも読み進められると評価されています。
IT技術者のレビューでは「コードをスラスラ読めるようになる」という点が特に評価されており、ターミナルやスキマ時間で読む際も、ふりがなを追うだけで処理の意味がすぐ分かると好評です。
ただし、後半のクラスやメソッドの解説は急ぎ足で、やや物足りなさを感じる人もいるようです。
また、Rails学習の基礎固めにも役立つとの声があり、過去にRubyで挫折した人にも「やさしく再スタートできた」との評価があります。
総じて、Rubyが「読める」ようになる力を養うために非常に優れた一冊であり、プログラミング未経験者や苦手意識のある人にとって、安心して取り組める導入書と言えるでしょう。
6位:Java(ジャバ)
public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello, World!");
}
}
Javaでできること
- Androidアプリ開発
- 大規模システム開発
Javaの歴史と特徴
Javaは、1995年にアメリカのサン・マイクロシステムズ(後にオラクルに買収)によって正式にリリースされたプログラミング言語です。
その開発は1990年代初頭に始まり、もともとは家電製品向けの組み込み用ソフトウェアとして構想されたものでした。しかし、インターネットの普及とともに「一度書けば、どこでも動く(Write Once, Run Anywhere)」というキャッチコピーのもと、マルチプラットフォーム対応の強みを生かして急速に普及していきます。
Javaは仮想マシン(JVM)上で動作するため、Windows、Mac、Linuxなど環境に依存しないコード実行が可能であり、これは当時の技術として非常に革新的でした。
特徴としては、強い型付けとオブジェクト指向の徹底、そして豊富な標準ライブラリが挙げられます。また、静的型付け言語であるため、コンパイル時にエラーが見つかりやすく、堅牢で信頼性の高いプログラムが書きやすいのも利点です。
そのため銀行や官公庁のシステム、大規模なWebアプリケーション、Androidアプリ開発など、信頼性が求められる場面で広く使用されています。
さらにJavaは今なお進化を続けており、近年のバージョンではラムダ式やモジュールシステムなど、より柔軟でモダンな文法も取り入れられています。
現在でも企業向けの開発では非常に強い地位を持っており、多くの大学や教育機関でもJavaが初学者向け言語として採用されています。
その厳格さと安定性、そして膨大な実績が、学習と実務の両面での信頼につながっていると言えるでしょう。
Javaのコード例
ここからは、簡単なJavaのコードをご紹介します。
ユーザーの名前を入力して挨拶する
import java.util.Scanner;
public class Greet {
public static void main(String[] args) {
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
System.out.print("あなたの名前は? ");
String name = scanner.nextLine();
System.out.println("こんにちは、" + name + "さん!");
}
}
偶数か奇数かを判定する
import java.util.Scanner;
public class EvenOdd {
public static void main(String[] args) {
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.print("数字を入力してください: ");
int num = sc.nextInt();
if (num % 2 == 0) {
System.out.println(num + " は偶数です。");
} else {
System.out.println(num + " は奇数です。");
}
}
}
1〜5まで繰り返して表示する
public class LoopExample {
public static void main(String[] args) {
for (int i = 1; i <= 5; i++) {
System.out.println(i + "回目の出力です");
}
}
}
Java初心者におすすめの書籍
Javaを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
スッキリわかるJava入門 第4版
『スッキリわかるJava入門 第4版』は、12年ぶりに全面刷新された人気の定番入門書で、Webブラウザ上でコードを試せる「dokojava」など、初心者がつまずきやすい環境構築のハードルを徹底的に下げる工夫が随所に施されています 。
ページ数は約760ページと分量があり一見重く見えますが、1ページあたりの文字量は抑えられ、豊富なイラストと図解の効果で“さくさく読み進められる”という声が多く見られます 。
本書は基礎からオブジェクト指向、APIや例外処理まで一通り網羅しており、実務でも役立つポイントを章立てごとに丁寧に解説しています。
特にオブジェクト指向の概念については、RPGやクラス設計の例を交えながら初心者にも理解しやすい構成になっており、「スッキリ流解説」によって難所を自然に越えられるよう設計されています。
読者レビューからは「Javaを始めたい人にとって非常に分かりやすい」「図やサンプルコードが多く、段階的に習得できる」といった評価が目立ち、専門学校などでの使用も想定された信頼感が伝わります。
ただ、豊富な内容ゆえに「最初は量に圧倒される」と感じる人もおり、全体像をざっと把握しながら進めたい人には予備学習の準備があるとさらにスムーズに読み進められそうです 。
総じて『スッキリわかるJava入門 第4版』は、初心者が「なぜこう書くのか」をしっかり理解しながら確実に学びを進められるよう設計された良質な一冊です。
Webブラウザでの即時学習環境と、現場を意識した説明スタイルが組み合わさることで、「Javaの入門書」として安心して手に取れる内容と言えるでしょう。
やさしいJava 第7版
書籍『やさしいJava 第7版』は、Java初学者にやさしく、手を動かしながら確実に学べる一冊です。
文法の基礎からクラスやオブジェクト指向に至るまで、段階的・丁寧な解説がされており、実際にコードを書いて理解を深めやすい構成が高く評価されています。
ページレイアウトも見やすく、イラストや図版、演習問題が豊富に配置されているため、初めてプログラミングに触れる人でも進めやすいと好評です 。
一方で、「サンプルが少し古く感じる」「実務で使われているJavaの最新機能や設計とは異なる例もある」といった声もあり、最新機能を積極的に学びたい人や実践的な設計力を身につけたい人にはやや物足りなく感じられる可能性があります。
実際AWTを使ったGUI開発など、現在では主流ではなくなった技術に触れる場面もあるため、その点は注意が必要です 。
総じて、『やさしいJava 第7版』はJavaの基礎を無理なくしっかり習得したい初心者向けの良書です。
初歩の学習には十分な安心感がありますが、より深い設計力やモダンなJava開発を目指す場合は、後続教材や実践書と組み合わせて学ぶのが望ましいでしょう。
7位:Go(ゴー)
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
Goでできること
- 高速なWebサービスやAPIの開発
Goの歴史と特徴
Go(ゴー)言語は、2007年にGoogleの社内プロジェクトとして誕生し、2009年にオープンソースとして一般公開されました。
開発の中心人物には、UNIXやC言語の設計に関わったロブ・パイク、ケン・トンプソン、ロバート・グリースマーといった著名な技術者が名を連ねています。
彼らは既存のプログラミング言語が抱える複雑さやビルドの遅さに不満を抱き、「シンプルで高速、かつ現代的なシステムプログラミング言語」を目指してGoを設計しました。
Goの特徴はまずその文法のシンプルさにあります。
余計な記述を極力排除し、学習コストを低く保ちながらも、実用的で堅牢なコードを書けるようになっています。
またC言語のような低レベル言語に匹敵する高速な実行性能を持ちながら、ガーベジコレクションや並行処理(ゴルーチン)といった現代的な機能も備えているため、インフラ系やネットワークサーバー、Webバックエンドなどに非常に強い言語とされています。
さらに、Goのもうひとつの大きな特徴は「並行性の扱いやすさ」です。
軽量なスレッドのように動くゴルーチンと、それらをつなぐチャネルという仕組みにより、高速で効率的な非同期処理が簡潔に記述できます。
これにより負荷の高いサーバー処理や大量の接続をさばくWebアプリケーションにおいて、高いパフォーマンスを発揮します。
現在、GoはDockerやKubernetes、Terraformなどのクラウドネイティブなツールの主要言語としても採用されており、インフラ・DevOps分野を中心に急速に存在感を高めています。
また開発速度が速く、実行ファイルが静的にリンクされるため、依存関係の少ない軽量な配布が可能であり、運用のしやすさからも多くのエンジニアに支持されています。
シンプルで強力なツールを求める現代の開発者にとって、Goは非常に実用的かつ信頼できる選択肢となっています。
Goのコード例
ここからは、簡単なGoのコードをご紹介します。
ユーザーから名前を入力して挨拶するプログラム
package main
import (
"fmt"
)
func main() {
var name string
fmt.Print("あなたの名前は?:")
fmt.Scanln(&name)
fmt.Println("こんにちは、", name, "さん!")
}
配列の合計を求めるプログラム
package main
import (
"fmt"
)
func main() {
numbers := []int{1, 2, 3, 4, 5}
sum := 0
for _, num := range numbers {
sum += num
}
fmt.Println("合計は", sum)
}
現在の時刻を表示するプログラム
package main
import (
"fmt"
"time"
)
func main() {
now := time.Now()
fmt.Println("現在時刻:", now.Format("2006-01-02 15:04:05"))
}
Go初心者におすすめの書籍
Goを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
たった1日で基本が身に付く! Go言語 超入門
『たった1日で基本が身に付く! Go言語 超入門』は、Go言語に初めて触れる方が「1日で基本をつかむ」ことを目標に設計された入門書です。
開発環境のセットアップから始まり、条件分岐や繰り返し、関数、構造体といった文法の基礎を丁寧に解説し、最後には入出力、画像処理、並列処理や簡単なWebサーバー作成まで実践レベルに近い内容が一冊で学べます。
初心者の多くが「本当に1日で習得するのは難しい」と感じる一方、同書はWeb教材よりも各コードへの解説が豊富で取りつきやすいという高評価が寄せられています。
実際、”Tour of Go”と比べて初学者向けの説明が丁寧だという声もありますが、逆に「基本だけなので何を作りたいか目的がないまま読むと活かしにくい」との弱点も指摘されています。
総じて、この本はGoを初めて学ぶ人にとって安心できる導入書です。
ただし、本書が提供する基本文法や操作感をしっかり身につけるには、一回読んで終わりではなく実際に手を動かしながら複数回取り組むことが推奨されます。
また、学んだ内容を応用して具体的な目的やプロジェクトを定めれば、Goの理解がさらに深まることでしょう。
シリコンバレー一流プログラマーが教える Goプロフェッショナル大全
『シリコンバレー一流プログラマーが教える Goプロフェッショナル大全』は、Udemyなどで人気を博した著者・酒井潤氏のGo講座を完全書籍化したもので、Goの基本から応用編、さらにプロフェッショナルな開発スタイルまで一冊で学べる充実の内容です。
まずLesson1〜7では、文法やポインタ、構造体、ゴルーチン、パッケージなどGoの基礎を丁寧に解説。
続くLesson8〜11では、実際にWebアプリを作る流れ、MVCモデル設計、テスト、クリーンアーキテクチャ、API設計スタイルガイドなど、現場標準の実践スキルをカバーしています。
特に注目すべきは、「Point」やコラム形式で盛り込まれた現場の注意点や豆知識、さらにはエンジニアとしてのキャリア戦略や生成AIとの付き合い方といった視点も豊富に含まれている点で、単なる技術書にとどまらない奥行きを感じさせます。
この本は、Goで本格的な開発を目指す人、あるいは言語仕様だけでなく実務視点も学びたい人に最適です。
オンライン動画で学んできた人の復習として、または初めて独学でGoを本格的に学ぶ人にも十分対応できる構成と言えるでしょう。
ページ数はかなりの分量ですが、章ごとに基礎と応用がしっかり分かれているため、自分の目的に合わせて読み進めやすい構成になっています。
8位:C#(シーシャープ)
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
C#でできること
- ゲーム開発(Unity)
- Windowsアプリ開発
C#の歴史と特徴
C#(シーシャープ)はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、2000年に発表されました。
開発の中心にいたのはアンダース・ヘルスバーグという人物で、彼はかつてTurbo PascalやDelphiなどの開発にも関わっていた著名な言語設計者です。
C#はマイクロソフトが新たに構想した「.NET Framework」上で動作するために設計された言語であり、当時のJavaに対抗する形で登場しました。
そのため構文や考え方にはJavaに似ている部分も多くありますが、独自の進化を遂げてきました。
C#の特徴の一つは、完全なオブジェクト指向言語でありつつ、静的型付けや強力な型安全性を備えている点です。
これにより、堅牢で大規模なアプリケーションを開発しやすく、特に企業システムや業務用アプリケーションに向いています。
また、Windows向けのGUIアプリケーション開発(WinFormsやWPF)、Webアプリ開発(ASP.NET)、ゲーム開発(Unity)、最近ではクロスプラットフォームアプリ(.NET MAUIやBlazor)など、非常に広い分野に対応できるのもC#の強みです。
さらにC#は時代とともに進化を続けており、最新のバージョンではラムダ式、非同期処理(async/await)、LINQ(統合クエリ構文)、パターンマッチングなど、モダンな言語機能が次々と導入されています。
これによりより簡潔で表現力のあるコードが書けるようになり、生産性も大きく向上しました。
近年では、.NET Coreや.NET 5以降の統一されたランタイム環境により、Windows以外のOSでも動作するクロスプラットフォーム言語としての位置づけが強まりつつあります。
C#はマイクロソフトの強力な支援とエコシステムを背景に、初心者からプロフェッショナルまで幅広く活用される信頼性の高い言語となっています。
C#のコード例
ここからは、簡単なC#のコードをご紹介します。
ユーザーからの入力を受け取り、あいさつするコード
using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.Write("あなたの名前は?:");
string name = Console.ReadLine();
Console.WriteLine($"こんにちは、{name}さん!");
}
}
配列の合計を求めるコード
using System;
class Program
{
static void Main()
{
int[] numbers = { 1, 2, 3, 4, 5 };
int sum = 0;
foreach (int n in numbers)
{
sum += n;
}
Console.WriteLine($"合計は {sum} です。");
}
}
現在の日時を表示するコード
using System;
class Program
{
static void Main()
{
DateTime now = DateTime.Now;
Console.WriteLine("現在の日時:" + now.ToString("yyyy/MM/dd HH:mm:ss"));
}
}
C#初心者におすすめの書籍
C#を学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
確かな力が身につくC#「超」入門 第2版
『確かな力が身につくC#「超」入門 第2版』は、C#初心者が安心して取り組めるように構成された、非常に実践的かつ丁寧な入門書です。
この本の最大の特徴は、「とにかく手を動かしながら、現実的なアプリを作って覚える」というスタイルにあります。
最初にVisual Studioのインストール方法から始まり、変数や条件分岐、繰り返し、配列、メソッド、クラスといった基本構文をひとつひとつ丁寧に解説していきます。
そして後半では、実際に動作する5つのWindowsアプリケーション(たとえば、消費税計算アプリや天気予報アプリ、書籍管理アプリなど)を作成しながら学ぶ実践編に入ります。
この実用アプリの制作プロセスを通して、「作れる楽しさ」「自分でもできる達成感」を自然に体験できる構成となっており、多くの読者が「達成感があった」「初心者でも動くものが作れて感動した」と評価しています。
図解やスクリーンショットも豊富で、文字ばかりの解説に疲れてしまう人でも読みやすく、「入門書にありがちな退屈さ」がありません。
また説明はコードの流れをしっかり追えるようになっており、ひとつのステップでつまずいても、前に戻りながら確実に理解を深められます。
一方で、「実務で使うような設計力やデータベース連携などの高度な内容には踏み込んでいない」という点には注意が必要です。
あくまで「最初の一冊」として、C#とアプリ制作の全体像をつかみ、自信を持つための出発点という位置づけです。
総じて、『確かな力が身につくC#「超」入門 第2版』は、プログラミング未経験者でも「読んで、試して、作れて、わかる」、理想的なC#入門書です。
「まず一冊、確実に身につけたい」という人にとって、非常に信頼できる内容となっています。
やさしいC# 第3版
『やさしいC# 第3版』はC#をこれから初めて学ぶ人に向けて、基礎の基礎からやさしく解説してくれるロングセラー入門書です。
この本の最大の魅力はとにかく読みやすく、親しみやすいことです。
文法の細かい理屈に入る前に、「まずは触ってみる」「動かしてみる」というスタイルで進めてくれるため、プログラミングに苦手意識のある人でも、ストレスなく読み進められます。
特に、図やイラストが豊富で、「なぜこのコードを書くのか」「この命令はどのように動くのか」といった疑問が視覚的に整理されており、理解が深まりやすい構成になっています。
学べる内容は、変数、演算子、if文、繰り返し、配列、メソッドといった基本文法から始まり、後半ではクラスやオブジェクト指向、さらには簡単なWindowsフォームアプリの作成まで扱っています。
どの章も「やさしい」シリーズらしく、平易な日本語とサンプルコード中心の進行で、教科書というよりも“伴走者のような本”という印象です。
読者からの評価では、「プログラムがどのように流れているかを自然とイメージできるようになった」「専門用語がいきなり出てこないので安心」といった声が多く、初心者の不安やつまずきをよく理解した構成が高く評価されています。
ただし、注意点もあります。クラスの継承やイベント処理、デリゲートなど、少し高度な概念についてはあまり深掘りされていないため、「体系的にC#をしっかり学びたい」という人には物足りなさを感じる可能性があります。
また、全体的に“実務寄り”というよりは“学習寄り”の内容なので、現場でそのまま通用する設計力などを身につけるには、別のステップアップ教材が必要になります。
とはいえ、『やさしいC# 第3版』は、C#の世界に初めて足を踏み入れる人にとって、もっとも負担の少ない道案内であり、「とりあえずC#ってどんな言語かを体験してみたい」「まずは楽しく学びたい」という方にとっては最適な一冊です。
まさに“やさしい”の名にふさわしい、心強い入門書となっています。
9位:Swift(スウィフト)
print("Hello, World!")
Swiftでできること
- iPhone・iPadアプリ開発
Swiftの歴史と特徴
Swift(スウィフト)は、Appleが開発したプログラミング言語で、2014年に開催された開発者向けイベント「WWDC」で初めて発表されました。
それまでApple製品のアプリ開発ではObjective-Cが主流でしたが、よりモダンで安全、かつ学習しやすい言語としてSwiftが設計されました。
開発の中心人物はクリス・ラットナーで、彼はLLVM(コンパイラ基盤)の開発者でもあり、Swiftの高速なコンパイルと実行性能を支える技術の根幹を担っていました。
Swiftの大きな特徴は、まず文法が簡潔で読みやすく、初心者にも扱いやすい点です。
例えば、変数宣言や関数定義、条件分岐などが非常に直感的に書けるように設計されており、コードの可読性が高くなっています。
また型推論やオプショナル型(null安全)といった機能により、安全性を高めつつも柔軟なコードが書けます。
これにより、バグの起きにくい堅牢なプログラムが書きやすくなっています。
さらに、Swiftは高速な実行性能も大きな強みです。C言語やObjective-Cに匹敵するスピードを実現しつつ、メモリ管理には自動参照カウント(ARC)を導入しており、開発者が手動でメモリを解放する必要がありません。
iOS、macOS、watchOS、tvOSなどApple製品向けのアプリを作る上で、現在はSwiftが事実上の標準言語となっており、多くの開発者に支持されています。
また、AppleはSwiftをオープンソース化し、LinuxやWindowsへの移植も進めています。
これにより、教育やWeb開発、スクリプト用途などにもSwiftの可能性が広がっており、Appleのエコシステムに閉じない汎用的な言語としての進化も期待されています。
今後もiPhoneやMacの普及とともに、Swiftは重要な役割を果たし続けると見られています。
Swiftのコード例
ここからは、簡単なSwiftのコードをご紹介します。
ユーザー名を入力して挨拶(Playground向け)
import Foundation
let name = "たろう"
print("こんにちは、\(name)さん!")
配列の合計を求める
let numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
let total = numbers.reduce(0, +)
print("合計は \(total) です。")
現在の日時を表示する
import Foundation
let now = Date()
let formatter = DateFormatter()
formatter.dateFormat = "yyyy年MM月dd日 HH:mm:ss"
print("現在時刻:\(formatter.string(from: now))")
Swift初心者におすすめの書籍
Swiftを学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 第8版 【Xcode 11 & iOS 13】 完全対応
『絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 第8版』は、SwiftとXcodeにまったく触れたことのない人でも、途中で投げ出すことなくアプリ開発の基本をひと通り学び終えられるように設計された入門書です。
タイトルにある「絶対に挫折しない」という言葉に偽りはなく、豊富な図解と画面キャプチャ、手順を細かく追ったコードの解説がセットで構成されているため、パソコンに不慣れな人でも手を動かしながら読み進めていけるようになっています。
Xcodeのインストールからスタートし、簡単なカウンターアプリや天気予報アプリ、地図アプリ、英単語カードなど、実際に役に立つ小規模アプリを題材にして、プログラムの基礎文法からSwift独自の特徴、UIの設計、StoryboardやViewControllerの使い方などを学べます。
また、演習アプリが一冊の中で段階的に完成していく流れの中で、クロージャやプロトコル、オプショナルなど初心者がつまずきやすいSwiftの概念も無理なく理解できるように解説されており、何も知らなかった読者が「気づけばある程度のアプリを完成させられるレベル」まで自然とステップアップできる作りになっています。
さらに、単に「こうやって書く」という記法の紹介だけでなく、なぜそのように設計するのか、どうしてその文法が必要なのかという背景の説明にも力が入っており、初学者が感覚ではなく理屈で納得しながら学べるよう工夫されています。
レビューでは「これ一冊やりきっただけで、アプリ開発の全体像が見えた」「コードを真似して打ち込むうちに、自然と書き方を覚えられた」という声が多く、途中で立ち止まってもまた戻ってやり直せる丁寧な構成が高く評価されています。
一方で、すでにSwiftに触れたことのある人や、アプリの設計を深く学びたい中級者にとっては物足りない内容かもしれませんが、それでも基礎の総復習や書き方の確認には十分役立つ一冊です。
iPhoneアプリ開発に初めて挑戦したい人にとって、安心して選べる最初の一冊として非常に信頼できる良書です。
詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート[2022] iOS 16+Xcode 14対応
『詳細! SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート[2022] iOS 16+Xcode 14対応』は、SwiftUIを使ったiPhoneアプリ開発をこれから始めたい人のために書かれた、極めて実用的かつ丁寧な解説書です。
XcodeのインストールからUI部品の使い方、Viewの構築、状態管理、データバインディング、非同期処理、NavigationStackやMap表示といった、現代的なiOSアプリに必要な機能を、ひとつひとつ実際に動かしながら体得していくことができます。
とにかく画面キャプチャと手順の丁寧さが徹底されていて、公式ドキュメントや海外チュートリアルではつまづいてしまったという人でも、視覚的なガイドによって迷うことなく理解を進めることができます。
特にSwiftUIの特徴である「宣言型UIの記述スタイル」については、どのようにコードを書けばどんな画面が構築されるのかを視覚的に確かめながら学ぶ構成となっており、頭で理解するよりも、体で覚えていくような感覚を得られるのが魅力です。
地図アプリやリスト表示、タブ、モーダル、フォーム入力など、現代的なアプリでよく使われる要素が一通り扱われているため、読み終えるころには「自分でもアプリが作れる」という実感を得られるように設計されています。
一方で、Swift言語そのものの文法解説については比較的ライトな扱いにとどまっており、完全な初心者がプログラミングの概念そのものを基礎から理解したいという場合には、文法書やオンライン教材と併用するのが理想的です。
それでも、この一冊で「SwiftUIを使って画面を作る」ことの楽しさや基本の操作感を体得できる点は間違いなく、ネット上のレビューでも「SwiftUIの雰囲気をつかむには最適」「他の解説よりも迷いが少なくて助かった」という声が目立ちます。
はじめてアプリを作る人にとっても、すでにSwiftUIに触れたことがある人にとっても、ひとつひとつのUIの挙動や書き方を復習しながら整理できる内容になっており、実用を目指す入門者にとって非常に信頼できる一冊です。
10位:C言語(シー)
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Hello, World!\n");
return 0;
}
C言語でできること
- 組み込みシステム開発(マイコンやOSの開発)
- 高速なプログラム処理
C言語の歴史と特徴
C言語は、1972年にアメリカのAT&Tベル研究所にて、デニス・リッチーによって開発されました。当時の目的は、UNIXオペレーティングシステムを移植性の高い形で記述できる言語を作ることにあり、C言語はそのための実用的な道具として生まれました。
C言語の前には「B言語」や「BCPL」などの先行言語が存在し、それらを改良する形で現在のC言語が確立されました。
特にUNIXとともに発展したC言語は、以後の多くのOSやプログラミング言語の基礎となっており、ソフトウェア史において非常に重要な位置を占めています。
C言語の最大の特徴は、ハードウェア寄りの低レベルな処理と、比較的高水準な構文をバランスよく両立している点にあります。
直接メモリにアクセスできるポインタやビット演算、ハードウェア制御などが可能でありながら、構造体や関数などの抽象化手法も取り入れているため、効率的かつ柔軟にプログラムを書くことができます。
また、コンパイルされたコードは非常に高速で、組込み機器からOS、ゲーム開発、ハードウェア制御まで幅広く用いられてきました。
さらに、C言語はそのシンプルな文法と最小限の機能セットにより、習得するのは難しいものの、他の言語への応用力が非常に高くなります。
多くの近代的な言語(C++、Java、C#、Go、Rustなど)はCの構文や概念を基礎にしており、C言語を学ぶことはコンピュータそのものの動作原理を深く理解することにもつながります。
そのため、教育用としても長く使われており、現在でも大学のコンピュータサイエンス入門で取り上げられることが多いです。
今なおC言語は世界中の重要なシステムの中核に使われ続けており、「時代遅れ」ではなく、「変わらない信頼」を体現する存在として、多くの技術者にとって基本であり続けています。
C言語のコード例
ここからは、簡単なC言語のコードをご紹介します。
名前を入力して挨拶する
#include <stdio.h>
int main(void) {
char name[50];
printf("あなたの名前は?:");
scanf("%s", name);
printf("こんにちは、%sさん!\n", name);
return 0;
}
配列の合計を求める
#include <stdio.h>
int main(void) {
int numbers[] = {1, 2, 3, 4, 5};
int sum = 0;
for (int i = 0; i < 5; i++) {
sum += numbers[i];
}
printf("合計は %d です。\n", sum);
return 0;
}
西暦を入力してうるう年を判定
#include <stdio.h>
int main(void) {
int year;
printf("西暦を入力してください:");
scanf("%d", &year);
if ((year % 4 == 0 && year % 100 != 0) || year % 400 == 0) {
printf("%d年はうるう年です。\n", year);
} else {
printf("%d年はうるう年ではありません。\n", year);
}
return 0;
}
C言語初心者におすすめの書籍
C言語を学習する際におすすめの参考書をご紹介します。
苦しんで覚えるC言語
『苦しんで覚えるC言語』は、「C言語の本質をしっかり理解したい人向け」という評価が多く、非常に丁寧に基礎を掘り下げて解説する良書です。
初心者にも読みやすい構成で、文法や「なぜこうなっているのか」をていねいに説明し、短いつまずきどころには小さな練習問題をはさむ構成が好評です。
一方で「最初のプログラムを動かすまでにかなりのページ数を要する」「タイトルほど“苦しい”内容ではないが、最序盤はやや退屈に感じる可能性がある」といった声もあります。
また、書籍サイズが小さくて開きにくい、本格的なサンプルが少なく実用性にはやや欠けるなどの指摘も見られます。
Amazonや書評サイトでの星評価は高く、口コミでは「全然苦しくない」「C言語を理解するための深い解説が多い」と絶賛されています。
プログラミング講師や大学生にもおすすめされており、「Cの読み書きをしっかり学びたい人なら一度は読んで損のない一冊」と評価されています。
まとめると、本書は「C言語の基礎を丁寧に・深く学びたいが、手を止めずにじっくり読み進めたい」という中・上級入門者向けの良書です。
最初の難所さえ越えれば、C言語の構造やポインタ、メモリ意識などに強い土台を築けますが、気軽にさっと学びたい人には少し重い構成かもしれません。
スッキリわかるC言語入門 第2版
『スッキリわかるC言語入門 第2版』は、中山清喬氏による人気シリーズのC言語入門書で、約760ページというボリュームながら初心者がストレートに理解できるよう設計されています。
導入部分ではクラウド学習環境「dokoC」を使って、インストールや環境構築の手間をまったく感じさせずにすぐに学び始められるよう配慮されており、これがスムーズな学習スタートにつながっています。
「スッキリ流解説」と称される対話形式と豊富な図解によって、学習者が自然に抱く疑問に対して「なぜこう書くのか」「どう動くのか」を丁寧に拾いながら進めていく構成が非常に特徴的です。
特にポインタや文字列操作といった初心者がつまずきやすいテーマには多くのページを割き、丁寧にかつ楽しく解説している点が評価されており、「とてもわかりやすい」「厚いけれど初心者に価値がある」という声が多く上がっています。
また、本書の著者ブログでは「昔ながらのCの制約に過剰に囚われず、現代的に学びやすい順序で進める」という自由な設計思想が語られており、形式的なやり方にこだわらず、まずは理解を促す工夫が随所に見られます。
一方、あまりに分量が多いため「最初の一歩」を求める読者には重く感じる可能性もあり、また実務や高度な設計・組み込み用途に対応するまでは至らないため、基礎を固めた後に次のステップへ進む教材の併用が望ましいという意見もあります。
それでもこの本は「C言語の基本構造をしっかり理解し、ポインタや文字列処理といった難点を克服したい」「環境構築で挫折を避けたい」という初学者にとって理想的な指南書であり、シリーズ累計60万部を誇る実績に裏打ちされた信頼できる一冊です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、初心者におすすめのプログラミング言語ランキングトップ10をご紹介しました。
この記事でプログラミング学習に興味を持っていただけたなら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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