世界の首都の詳細が、動画付きでわかります。
みんさんこんにちは、syuyaです。
世界には現在１９６か国（２０２５年時点）の国が存在し、そのそれぞれに『首都（英：capital）』が存在しています。
辞書による”首都”の定義は”その国の中央政府のある都市”という事であり、名実ともにその国の心臓とも言える都市であると言えます。
歴史上で最も最古の首都（都市）とされるのは、古代メソポタミア文明に栄えた都市国家である『ウルク』であるとされており、その成立は今から６０００年～５０００年前の紀元前４千年紀であるとされています。
ウルクは人口が数万人に達した人類初の大都市とされており、「都市化」の原点とされています。
都市国家の原型を成し、周囲に城壁が築かれ、神殿や行政施設などが整備されているなど、現代の全ての都市の雛形となった都市であると言えますね。
その後時は流れ、世界の国には数多くの都市が作られ、中でも中央政府が置かれた都市の事を『首都』と呼称するようになりました。
この記事では、そんな世界の首都をご紹介したいと思います。
１:ワシントン（アメリカ合衆国）
| 名称 | ワシントンD.C.（Washington, D.C.） |
| 国 | アメリカ合衆国 |
| 人口 | 約７１万人（２０２４年の統計） |
| 面積 | 約１７７平方キロメートル（約６８平方マイル） |
| 主要な施設 | ホワイトハウス アメリカ議会議事堂（U.S. Capitol） ワシントン記念塔 リンカーン記念堂 スミソニアン博物館群 ナショナル・モール 等 |
ワシントンD.C.は、アメリカ合衆国の首都として、政治・歴史・文化の中心地としての役割を担っています。
「D.C.」は「コロンビア特別区（District of Columbia）」の略であり、５０州のいずれにも属さない独立した連邦直轄地です。
１７９０年に建都され、ジョージ・ワシントン初代大統領にちなんで名づけられました。
ホワイトハウス、連邦議会議事堂（キャピトル）、最高裁判所といった三権を象徴する建物が集中しており、世界中の政治に影響を与える決定が日々なされています。
また、スミソニアン博物館群やリンカーン記念堂、ワシントン記念塔など、アメリカの歴史や文化を象徴する観光名所が数多く存在します。
教育・研究機関も充実しており、ジョージ・ワシントン大学やジョージタウン大学など、名門校が集まっています。
多様な人種や文化が共存する都市でもあり、国際的な雰囲気を持つ一方で、緑豊かな公園や静かな住宅街も広がり、生活の質も高い都市です。
政治の中枢であると同時に、歴史と芸術を感じることのできるワシントンD.C.は、アメリカを理解するうえで欠かせない重要な都市です。
２:ロンドン（イギリス）
| 名称 | ロンドン（London） |
| 国 | イギリス |
| 人口 | 約 ９１０万人 |
| 面積 | 約１５７２平方キロメートル |
| 主要な施設 | バッキンガム宮殿 ウェストミンスター宮殿（いわゆる国会議事堂） イングランド銀行 大英博物館 ロイヤル・オペラ・ハウス オックスフォード大学 ケンブリッジ大学 等 |
ロンドンは、イギリスの首都であり、政治、経済、文化の中心として世界的に知られる都市です。
テムズ川沿いに広がるこの都市は、２０００年以上の歴史を持ち、古代ローマ時代のロンドニウムを起源としています。
バッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院、ロンドン塔、ビッグ・ベンなど、数多くの歴史的建造物が街に点在し、イギリスの王政と深く結びついた独特の雰囲気を醸し出しています。
また、ロンドンは英国議会と首相官邸（ダウニング街10番地）が置かれる政治の中心地でもあります。
経済面では、ロンドン・シティが世界有数の金融街として機能しており、ニューヨークと並ぶグローバル経済の拠点とされています。
ロンドン大学やインペリアル・カレッジ・ロンドンなど、国際的に評価の高い大学や研究機関も多く、教育水準も非常に高い都市です。
さらに、大英博物館やナショナル・ギャラリー、ウエスト・エンドの劇場街など、芸術・文化活動も盛んで、世界中の人々を惹きつけています。
多民族・多文化都市としても知られ、ロンドンには世界中から人々が集まり、多様性に富んだ社会が形成されています。
伝統と革新が共存するロンドンは、歴史を感じさせながらも常に変化と進化を続ける、世界屈指の首都です。
３:東京（日本）
| 名称 | 東京 |
| 国 | 日本 |
| 人口 | 約1,396万人（東京都全体） |
| 面積 | 約2,194平方キロメートル |
| 主要な施設 | 東京都庁 国会議事堂 首相官邸 皇居 東京スカイツリー 上野公園・上野動物園・国立西洋美術館 東京大学 東京ドーム 等 |
東京は、日本の首都として政治、経済、文化の中心的役割を果たす世界有数の大都市です。
江戸時代には「江戸」として栄え、１８６８年の明治維新により「東京（東の都）」と改称され、日本の新たな首都となりました。
現在の東京には、天皇が住まう皇居をはじめ、国会議事堂、首相官邸、各省庁など、国家の中枢機能が集まっています。
経済面では、世界有数の金融市場である東京証券取引所を抱え、多くのグローバル企業や大手企業の本社が集積しています。
渋谷、新宿、銀座、丸の内など、各エリアが個性を持ち、多様なビジネスや商業活動が行われています。
また、東京大学をはじめとする名門大学や研究機関も多く、学術・技術開発の拠点としても重要な存在です。
文化面でも、伝統芸能から現代アート、アニメやポップカルチャーまで、国内外に強い影響を与える発信地となっています。
さらに、江戸文化の名残を感じさせる下町や神社仏閣、四季折々の自然が楽しめる公園など、歴史と自然が調和した魅力的な都市でもあります。
交通網も非常に発達しており、鉄道・地下鉄・高速道路が高度に整備され、首都圏全体を効率的につなげています。
東京は、伝統と先端技術、多様な人々と文化が共存する、常に進化し続ける日本の象徴的な都市です。
４:北京（中華人民共和国）
| 名称 | 北京 |
| 国 | 中華人民共和国 |
| 人口 | 約２１５０万人 |
| 面積 | 約１万６４１０平方キロメートル |
| 主要な施設 | 人民大会堂 天安門広場 北京大学 国家大劇院 長安大戯院 北京首都国際空港 等 |
北京（ペキン）は、中華人民共和国の首都であり、政治、文化、教育の中心地として知られています。
中国北部に位置するこの都市は、三千年以上の歴史を持ち、元、明、清といった歴代王朝の首都として栄えてきました。
現在の北京には、中南海（国家主席の執務地）や人民大会堂（全国人民代表大会が開かれる議事堂）、中国共産党中央委員会など、国家の中枢機関が集中しています。
また、世界遺産に登録されている故宮（紫禁城）や天壇、頤和園など、歴史的価値の高い文化遺産が多く残されています。
経済面では、ハイテク産業や情報技術、金融業の拠点としても発展しており、特に中関村エリアは「中国のシリコンバレー」と呼ばれています。
教育と研究の分野でも重要な地位を占めており、北京大学や清華大学など、国内トップレベルの高等教育機関が集まっています。
文化活動も非常に活発で、伝統芸能の京劇から現代アート、映画産業に至るまで、幅広い分野で国際的な注目を集めています。
さらに、２００８年の夏季オリンピックや２０２２年の冬季オリンピックの開催地として、国際的にもその名を高めました。
北京市内は環状道路と地下鉄網が張り巡らされ、交通の利便性も高く、急速に近代化が進んでいます。
北京は、古代と現代が交差する都市として、世界中の人々に強い印象を与える中国の象徴的な都市です。
５:モスクワ（ロシア連邦）
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| 名称 | モスクワ（Москва） |
| 国 | ロシア連邦 |
| 人口 | 約１３００万人 |
| 面積 | 約２５６１平方キロメートル |
| 主要な施設 | クレムリン 赤の広場 ボリショイ劇場 モスクワ大学 モスクワ地下鉄 トレチャコフ美術館 |
モスクワは、ロシア連邦の首都であり、政治、経済、文化の中心として国家の中枢機能を担う都市です。
モスクワ川沿いに位置し、人口は１２００万人を超えるヨーロッパ最大級の都市として知られています。
その歴史は中世にさかのぼり、１２世紀にはモスクワ大公国の首都として発展を遂げ、後のロシア帝国、ソビエト連邦、そして現代のロシアにおいても常に中心都市であり続けています。
市内には、ロシアの最高権力機関が集まるクレムリンや、歴代政権の象徴である赤の広場、聖ワシリイ大聖堂など、政治と歴史の象徴的建造物が多く存在します。
経済面では、ロシア最大の金融機関やエネルギー企業、IT企業の本社が集積しており、国内外のビジネス活動の拠点として機能しています。
また、モスクワ大学や物理工科大学といった教育機関が高度な研究と教育を行い、科学技術の発展にも寄与しています。
文化においては、ボリショイ劇場やトレチャコフ美術館などが国際的に評価されており、バレエやクラシック音楽、美術の中心地としても有名です。
地下鉄網は世界でも屈指の規模と美しさを誇り、都市インフラの整備も高い水準にあります。
モスクワは、東西の文化が交差する場所であり、ロシアの伝統と現代性が融合したダイナミックな都市です。
６:ソウル（大韓民国）
| 名称 | ソウル特別市（서울특별시 ） |
| 国 | 大韓民国 |
| 人口 | 約９６０万人 |
| 面積 | 約６０５平方キロメートル |
| 主要な施設 | 景福宮 光化門広場 ロッテワールドタワー ソウル市庁 仁川国際空港 明洞 ソウル大学 国会議事堂 等 |
ソウルは、大韓民国の首都であり、政治、経済、文化の中心地です。
漢江のほとりに広がるこの都市は、古代と現代が融合した独特の魅力を持ち、歴史的な王宮や仏教寺院が立ち並ぶ一方で、高層ビルや先端技術に彩られた都市景観も広がっています。
かつて朝鮮王朝の都であったソウルには、景福宮や昌徳宮といった壮麗な宮殿が今も保存され、多くの観光客を惹きつけています。
一方で、弘大（ホンデ）や江南（カンナム）といった若者文化の発信地では、ファッション、音楽、グルメが絶えず進化し続けており、韓流ブームの中心としても国際的な注目を集めています。
交通網も非常に発達しており、地下鉄やバスを利用すれば市内の主要なエリアを効率よく移動できます。
四季の変化がはっきりしており、春の桜や秋の紅葉、冬の雪景色なども楽しめるのが魅力の一つです。
歴史の重みと未来への躍動が交錯するソウルは、訪れる人々に多彩な体験を提供してくれる都市となっています。
７:マドリッド（スペイン）
![Madrid 4K Walking Tour (Spain) - 3h Tour with Captions & Immersive Sound [4K Ultra HD/60fps]](https://i.ytimg.com/vi/AsuDyA2GZFc/0.jpg)
| 名称 | マドリッド（Madrid） |
| 国 | スペイン王国 |
| 人口 | 約３３０万人 |
| 面積 | 約６０４平方キロメートル |
| 主要な施設 | プラド美術館 マドリード王宮 レティーロ公園 グラン・ビア通り マドリッド＝バラハス空港 サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム、 ソル広場 スペイン広場 マドリード市庁舎 アルムデナ大聖堂 等 |
マドリッドは、スペインの首都であり、イベリア半島の中心部に位置する活気あふれる都市です。
標高約６５０メートルに広がるこの都市は、ヨーロッパでも屈指の高地にある首都として知られ、晴天の日が多く、明るく乾いた気候が特徴です。
歴史的には１６世紀にフェリペ２世が王宮を移したことから本格的に都としての役割を担い始め、以来、スペイン王室の本拠地としての威厳とともに、政治や経済、文化の中心として発展してきました。
プラド美術館、レイナ・ソフィア美術館、ティッセン＝ボルネミッサ美術館など、世界的に名高い美術館が集中しており、芸術に触れるには最適な場所でもあります。
市街地は歴史的な建物と近代的な施設が融合しており、石畳の街並みを歩けば、バロック様式や新古典主義の建築とともに、にぎやかな広場や市場、カフェが連なります。
マドリッドはまた、フラメンコや闘牛、サッカーなどスペイン文化の象徴とも言える伝統を今に伝える一方で、国際的な都市としての洗練された側面も併せ持っています。
昼と夜の境目が曖昧なほど夜遅くまでにぎわうこの都市では、人々の情熱と温かさがあふれており、訪れる者を自然と巻き込んでしまうような魅力に満ちています。
時間がゆったりと流れる一方で、エネルギッシュな都市の鼓動も感じられる、そんなコントラストがマドリッドの魅力です。
８:パリ（フランス共和国）
| 名称 | パリ（Paris） |
| 国 | フランス共和国 |
| 人口 | 約２１０万人 |
| 面積 | 約１０５平方キロメートル |
| 主要な施設 | エッフェル塔 ルーヴル美術館 ノートルダム大聖堂 シャンゼリゼ通り 凱旋門 オルセー美術館 パリ・シャルル・ド・ゴール空港 パリ市庁舎 パンテオン、ソルボンヌ大学 ヴェルサイユ宮殿（郊外） 等 |
パリは、フランスの首都であり、世界中の人々を魅了し続ける芸術と文化の都です。
セーヌ川の流れに沿って広がるこの街は、中世から近代にかけてヨーロッパの知と美の中心地として栄え、現在もファッション、美術、建築、料理など多彩な分野でその影響力を誇っています。
エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、凱旋門といった歴史的建造物が街の風景に溶け込み、散策するだけでも豊かな物語を感じさせてくれます。
また、ルーヴル美術館やオルセー美術館では、古代から近代に至るまでの貴重な芸術作品に触れることができ、美術を愛する人々にとってはまさに夢のような場所です。
一方で、カフェのテラスに腰を下ろし、コーヒーを飲みながら行き交う人々を眺めるだけでも、パリらしい時間の流れを体験できます。
季節ごとに街の表情は変わり、春のチュイルリー公園、秋のモンマルトルの丘、冬のイルミネーションなど、どの瞬間にも詩情が漂います。
知的な洗練と感性の豊かさが共存するこの都市は、訪れる人にインスピレーションを与え、人生の美しさを再発見させてくれるような場所です。
パリは単なる観光地ではなく、生きた芸術そのものとして、今も多くの人々の心を捉えて離しません。
９:ベルリン（ドイツ連邦共和国）
| 名称 | ベルリン（Berlin） |
| 国 | ドイツ連邦共和国 |
| 人口 | 約３７０万人 |
| 面積 | 約８９１平方キロメートル |
| 主要な施設 | ブランデンブルク門 ベルリン大聖堂 ベルリン中央駅 シャルロッテンブルク宮殿 ベルリンの壁記念館 連邦議会議事堂（ライヒスターク） ベルリン・ブランデンブルク空港 アレクサンダー広場 ポツダム広場 ベルリン・フィルハーモニー 等 |
ベルリンは、ドイツの首都であり、ヨーロッパの歴史と再生を象徴する特別な都市です。
ブランデンブルク門やベルリンの壁といった歴史的なランドマークが語るように、この街は戦争と分断の記憶を抱えつつも、常に前を向いて変化し続けてきました。
かつて東西に分かれていた過去を持ちながら、統一後のベルリンは多様性と創造性を武器に、今ではヨーロッパ有数のアートとカルチャーの発信地として知られています。
街中には現代アートのギャラリーやオルタナティブな空間が点在し、若いアーティストやクリエイターたちが自由に表現できる場が数多く存在します。
一方で、博物館島やベルリン大聖堂、シャルロッテンブルク宮殿といった歴史的・文化的遺産も豊富で、古典と現代が共存する独特の景観を作り出しています。
公共交通機関は整備され、地下鉄やトラムを使えば広い市内も快適に移動できるのも魅力の一つです。
多様な民族や文化が共に暮らし、自由な空気が満ちるベルリンは、訪れる者にとって過去と現在の対話を感じさせる場所です。
重厚な歴史を内包しながらも、常に変化と挑戦を受け入れるこの都市は、型にはまらない魅力で人々を惹きつけています。
１０:ローマ（イタリア共和国）
![Rome 4K Walking Tour - With Captions [4K/60fps]](https://i.ytimg.com/vi/cH1E97JIyUo/0.jpg)
| 名称 | ローマ（Rome） |
| 国 | イタリア共和国 |
| 人口 | 約２８０万人 |
| 面積 | 約１２８５平方キロメートル |
| 主要な施設 | コロッセオ フォロ・ロマーノ パンテオン トレビの泉 スペイン広場 ヴァチカン市国 サン・ピエトロ大聖堂 システィーナ礼拝堂 ローマ・フィウミチーノ空港（レオナルド・ダ・ヴィンチ空港） カラカラ浴場 ヴィットーリオ・エマヌエーレ２世記念堂 等 |
ローマは、イタリアの首都であり、「永遠の都」として知られる歴史と神話に彩られた都市です。
古代ローマ帝国の中心として栄えたこの地には、数千年の時を超えて今なお壮大な遺跡や建造物が点在し、歩くたびに歴史の重みと美しさを感じることができます。
コロッセオやフォロ・ロマーノ、パンテオンといった古代建築は、当時の技術と芸術の粋を今に伝え、サン・ピエトロ大聖堂やバチカン市国といった宗教的な聖地は、世界中から巡礼者や観光客を惹きつけています。
街はまるで屋根のない博物館のようで、石畳の道を歩くだけでも過去と現在が交錯する感覚に包まれます。
一方で、トラステヴェレの路地裏やカンポ・デ・フィオーリの市場、テラスのカフェに集う人々の姿からは、陽気で温かいローマの日常が感じられます。
イタリア料理の魅力もこの街の楽しみの一つで、ピッツァやジェラート、エスプレッソなどを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
古代と現代が自然に溶け合い、芸術、宗教、食文化が豊かに息づくローマは、訪れる人の心に深い印象を残します。
その存在感は圧倒的でありながらも、どこか人間らしい温かさを持つこの都市は、まさに「永遠」と呼ぶにふさわしい魅力に満ちています。
まとめ
いかがだったでしょうか？
この記事では、世界１０か国の首都をご紹介しました。
みなさまの気になった都市はありましたか？
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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