ドイツで使用されるドイツ語の基礎フレーズについてわかります。
Guten tag!
みなさんこんにちは、syuyaです。
みなさんはドイツについて、どのような事を知っていますか?
ドイツ、正式名称ドイツ連邦共和国は中央ヨーロッパに位置する国家で、首都はベルリン。
人口は8400万人で、これはヨーロッパ諸国の中で最大の人口を誇っています。
また経済規模もヨーロッパ一の規模を誇っており、2023年の名目国内総生産(GDP)は日本を抜き世界三位となり、アメリカ、中国に次ぐ経済規模を持つ国となりました。
またEUのリーダー的存在として、ドイツは今後も国際社会において大きな役割を担っていくものと思われます。
この記事ではそんなドイツで使用される公用語であるドイツ語についてご紹介しています。
- Guten Morgen(グーテン・モルゲン)・・・おはようございます
- Guten Tag(グーテン・ターク)・・・こんにちは
- Guten Abend(グーテン・アーベント)・・・こんばんは
- Wie geht’s Ihnen?(ウィー・ゲーツ・イーネン?)・・・お元気ですか?
- Mein Name ist ~.(マイン・ナーメ・イスト)・・・私の名前は~です。
- Ich bin ~ Jahre alt.(イッヒ ビン ~ ヤーレ アルト)・・・私の年齢は~才です。
- Mein Beruf ist ~.(マイン ベリューフ イスト ~)・・・私の仕事は~です。
- Ich möchte ~(イッヒ メヒテ ~)・・・~が欲しいです。
- Ja(ヤー)・・・はい
- nein(ナイン)・・・いいえ
- Danke schön.(ダンケ シェーン)・・・ありがとう
- Entschuldigung(エンチュルディゲン)・・・すみません
- Auf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーゼーエン)・・・さようなら
- ドイツ語を学ぶ際におすすめの書籍
- まとめ
Guten Morgen(グーテン・モルゲン)・・・おはようございます

Guten Morgen(グーテン・モルゲン)
まずは”おはようございます”を意味する”Guten Morgen(グーテン・モルゲン)”です。
英語でいう所の”Good Morning”とほぼ同じ構造で、”Guten”が”良い”、”Morgen”が”朝”で直訳すると”良い朝ですね”といった意味となります。
フォーマルな表現で、相手が目上の人、もしくは初対面の相手である際に使用されます。
その他にカジュアルな表現で”Hallo(ハロー)”という表現もよく使われます。
Guten Tag(グーテン・ターク)・・・こんにちは

Guten Tag(グーテン・ターク)
つづいては”こんにちは”を意味する”Guten Tag(グーテン・ターク)”です。
”Guten”は”良い”、”Tag”が”日”で”こんにちは”という意味となります。
フォーマルな表現で、相手が目上の人間もしくは初対面の相手である際に使用されます。
また、朝の挨拶同様”Hallo”も使われますが、こちらはカジュアルなあいさつとなっています。
Guten Abend(グーテン・アーベント)・・・こんばんは

Guten Abend(グーテン・アーベント)
つづいては”こんばんは”を意味する”Guten Abend(グーテン・アーベント)”です。
”Guten”が”良い”、”Abent”が”夕方”で”こんばんは”となります。
フォーマルな表現で、相手が目上の人間、もしくは初対面の人間である場合に使用されます。
Wie geht’s Ihnen?(ウィー・ゲーツ・イーネン?)・・・お元気ですか?

Wie geht’s Ihnen?(ウィー・ゲーツ・イーネン?)
続いては”お元気ですか?”と相手の体調を伺う”Wie geht’s Ihnen?(ウィー・ゲーツ・イーネン?)”です。
”Wie”が”どのように”という疑問詞、
”geht’s”は”行く”を意味する動詞”gehen”に、”それ”を意味する”es”が付いた語で、直訳すると”それは進んでいますか?”といった意味
そして、”Ihnen”は二人称単数または複数の敬称である”Sie”の与格形で、”あなたに対して”といった意味。
これらが合わさって、”あなたにとってそれはどのように進んでる?=調子はどうですか?”といった意味となります。
このように聞かれた場合の返答としては、体調に問題がない場合は”Danke, und Ihnen?(ダンケ、ウント イーネン?)=ありがとう、あなたは?”というのが一般的です。
より親しい間柄の相手には”Wie geht’s dir?(ヴィー・ゲーツ・イーア)”が使用されます。
Mein Name ist ~.(マイン・ナーメ・イスト)・・・私の名前は~です。

Mein Name ist ~.(マイン・ナーメ・イスト)
続いては”私の名前は~です。”と、自分の名前を名乗るフレーズである”Mein Name ist ~.(マイン・ナーメ・イスト ~)”です。
英語における”My name is ~”と文法的に同じ構造であり、”Mein”が”私の”、”Name”が”名前”、”ist ~”が”~です。”を表わすbe動詞となっています。
その他の同じ意味合いのフレーズとしては”Ich bin~(イヒ・ビン ~)”があります。
因みに、ドイツ人に最も多い姓のトップ5は
1位:Müller(ミュラー)
2位:Schmidt(シュミット)
3位:Schneider(シュナイダー)
4位:Fischer(フィッシャー)
5位:Meyer(メイヤー)
となっています。
Ich bin ~ Jahre alt.(イッヒ ビン ~ ヤーレ アルト)・・・私の年齢は~才です。

Ich bin ~ Jahre alt.(イッヒ ビン ~ ヤーレ アルト)
続いては”私の年齢は~です”と年齢を教えるフレーズである”Ich bin ~ Jahre alt.(イッヒ ビン ~ ヤーレ アルト)”です。
”Ich bin ~”が”私は~です。”
”~”の部分には数字が入り、”Jahre alt”は”~歳です”という意味です。
以下は1~12までのドイツ語における数字の言い方です。
数字 | ドイツ語 |
0 | Null(ヌル) |
1 | Eins(アインス) |
2 | Zwei(ツヴァイ) |
3 | Drei(ドライ) |
4 | Vier(フィーア) |
5 | Fünf(フュンフ) |
6 | Sechs(ゼクス) |
7 | Sieben(ズィーベン) |
8 | Acht(アハト) |
9 | Neun(ノイン) |
10 | Zehn(ツェーン) |
11 | Elf(エルフ) |
12 | Zwölf(ツヴェルフ) |
そして、13~19までは”十の位の数+zehn(ツェーン=10)”で表し、20はzwanzig(ツヴァンツィヒ)となります。
しかし、21以降は言い方が多少異なり、”一の位の数+und+十の位の数”となります。
例)
einundzwanzig(アイン・ウント・ツヴァンツィッヒ)=21(直訳=1と20)
vierunddreißig(フィア・ウント・ドライスィヒ)=34(着役=4と30)
因みにドイツでは、ビールやワイン、スパークリングワインなどの内アルコール度数が低いものについては、16歳から親の同意なしで飲むことが出来ます。
そして親や親権者の同意があれば、これらのお酒を何と14歳から飲むことが出来るようです。
Mein Beruf ist ~.(マイン ベリューフ イスト ~)・・・私の仕事は~です。

Mein Beruf ist ~.(マイン ベリューフ イスト ~)
続いては”私の仕事は~です。”と自分の職業について教える”Mein Beruf ist ~.(マイン ベリューフ イスト ~)”です。
しかし、この表現は文章やフォーマルな場での自己紹介などに使用される表現です。
よりカジュアルな表現としてはIch bin ~.が使用されます。
また、ドイツ語においては対象となる人物が男性か女性かで職業を表わす名詞が変化します。
以下は代表的な職業のドイツ語での言い方となっています。
職業名 男性/女性(ドイツ語) | 職業名 | 読み方 |
Arzt / Ärztin | 医者 | アルツト / エルツティン |
Lehrer / Lehrerin | 教師 | レーラー / レーラリン |
Ingenieur / Ingenieurin | エンジニア | インジェニューア / インジェニューアリン |
Polizist / Polizistin | 警察官 | ポリツィスト / ポリツィスティン |
Student / Studentin | 学生 | シュトゥデント / シュトゥデンティン |
Anwalt / Anwältin | 弁護士 | アンヴァルト / アンヴェルティン |
Angestellter / Angestellte | 会社員 | アンゲシュテルトゥア /アンゲシュテルテ |
因みにドイツ人の中高生の間で人気のある職業は、警察官やドイツ連邦軍といった官公庁の公職、またはアディダスやBWL、ポルシェといったドイツ出身の世界企業への就職が人気のようです。
Ich möchte ~(イッヒ メヒテ ~)・・・~が欲しいです。

Ich möchte ~(イッヒ メヒテ ~)
続いては”私は~が欲しいです”と相手に自分の要望を伝える”Ich möchte ~(イッヒ メヒテ ~)”です。
”Ich”が”私”、”möchte”は”~したい”というドイツ語の動詞”mögen”の接続法Ⅱです。
英語でいうところの”I want ~”と同じ意味となっています。
ドイツ語においては、名詞は使われ方によって4つの格へと変化します。
格の違いによって、名詞の前の前置詞が変化します。
”Ich möchte ~(イッヒ メヒテ ~)”の場合、後ろに続く名詞は4格(目的格)に変化する為、前置詞が第4格に変化します。
例)
Ich möchte ein Bier.(ビールが欲しいです。)
Ich möchte eine Tasse Kaffee.(コーヒーを一杯ください。)
また”Ich möchte + 動詞の不定詞”で”~したい”という意味となります。
例)
Ich möchte schlafen.(寝たいです。)
Ich möchte Deutsch lernen.(ドイツ語を学びたいです。)
ドイツ旅行に行くなら先ず覚えておきたい表現であると言えますね。
Ja(ヤー)・・・はい

Ja(ヤー)
続いては”はい”と相手の意見に肯定する”Ja(ヤー)”です。
英語における”Yes”に該当する肯定の言葉で、主に相手の発言に対し肯定する際に用いられます。
その他にも、軍隊などで使われる力強い肯定の表現である”Jawohl(ヤヴォール)”
”その通り”という意味の、英語における”Exactry”と同じ意味の”Genau(ゲナウ)”
”もちろん”という意味の、英語における”ofcourse”にあたる”Natürlich(ナトゥアリッヒ)”などの肯定表現があります。
nein(ナイン)・・・いいえ

nein(ナイン)
続いては”いいえ”と相手の意見に否定する”Nein(ナイン)”です。
英語における”No”に該当する表現で、主に相手の発言を否定する際に用いられます。
因みに”Nein”は相手の肯定分に対する否定の答え方であり、否定文に対する否定の答え方には”doch(ドッホ)”が使用されます。
Du magst keinen Kaffee, oder? – 「君はコーヒー好きじゃないんだよね?」
Doch! Ich mag Kaffee. – 「いや、好きだよ!」
Danke schön.(ダンケ シェーン)・・・ありがとう

Danke schön.(ダンケ シェーン)
続いては”ありがとう”と相手に感謝を表す表現である”Danke schön.(ダンケ シェーン)”です。
”Danke”が”ありがとう”、”schön.”がそれを強調する語となっています。
”Danke”のみでも感謝を表すことが出来ますが、主に親しい間柄で使用されるカジュアルな表現となり、反対によりフォーマルな感謝の表現として”Vielen Dank.(フィーレン ダンケ)”という表現があります。
この言葉に対する返礼の言葉は、相手との関係性や立場などにより変化しますが、一番使われるのが”Gern geschehen.(ゲルン・ゲシェーエン=どういたしまして)”が使われます。
Entschuldigung(エンチュルディゲン)・・・すみません

Entschuldigung(エンチュルディゲン)
続いては”ごめんなさい”と相手に謝罪の意を表す表現である”Entschuldigung(エンチュルディゲン)”です。
その他の謝罪の表現としては
”Es tut mir leid.(エス トゥート ミーア ライト)”や”Verzeihung.(フェアツァイウング)”といった表現も使用されます。
また、謝罪を受けた時の応答の仕方としては、”Kein Problem.(カイン ポブレム=問題ありません)”や”Macht nichts.(マハト ニヒト=気にしないで)”などの表現が使用されます。
また、カジュアルな間柄での軽い謝罪の言葉として、英語と同じく”Sorry”が使われる事もあるようです。
Auf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーゼーエン)・・・さようなら

Auf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーゼーエン)
最後にご紹介するのは”さようなら”と相手に別れを告げる挨拶である”Auf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーゼーエン)”です。
”Auf”は”次に~するまで”、”Wieder”は”また”、”sehen”は”会う”で、直訳すると”また会う時まで”です。
英語で言うならば”See you next time.”が近いと言えますね。
この表現はフォーマル、カジュアルな場面両方で使える表現であり、カジュアルな別れの挨拶としては”Tschüss(チュース)”や、イタリア語から輸入された挨拶である”Ciao(チャオ)”といった挨拶もよく使用されます。
ドイツ語を学ぶ際におすすめの書籍
ここからは、ドイツ語を学ぶ際のおすすめ書籍をご紹介しています。
参考書によって、レベルや学べる内容が異なりますので、ご自身の目的に合った参考書を選ぶ事をおすすめします。
NHK出版 音声DL BOOK これからはじめる ドイツ語入門
まずご紹介するのは、NHK出版より発売されている『NHK出版 音声DL BOOK これからはじめる ドイツ語入門』です。
ドイツ語の初学者から基礎をしっかり学びたい方にお勧めの書籍です。
複雑なドイツ語の文法を分かりやすく解説した文法の参考書で、名詞の性や名詞・代名詞の格変化といった、初学者が躓きやすいポイントも分かりやすく解説しています。
また、NHKドイツ語講座の講師によるダウンロード音声も評判が高く、ドイツ語文法をしっかり学びたい方におすすめの書籍となっています。
しっかり身につくドイツ語トレ-ニングブック: 文法と頻出単語を同時に学べる
続いてご紹介するのは、ベレ出版より発売されている『しっかり身につくドイツ語トレ-ニングブック: 文法と頻出単語を同時に学べる』です。
語学の参考書を多く出版しているベレ出版から発売されているだけあり、ドイツ語学習者に大変人気の参考書です。
基礎的な文法・単語の解説の他にも練習問題が多く掲載されている為、それらを解きつつ知識を定着させていける参考書となっています。
ドイツ語初学者から中級者まで、これからドイツ語を学ぼうとされる方におすすめの参考書となっています。
CD付 ゼロから始めるドイツ語―文法中心・新正書法対応
続いてご紹介するのは、三修社より発売されている『CD付 ゼロから始めるドイツ語―文法中心・新正書法対応』です。
発売は2000年と比較的古い参考書ながらも、その充実した内容から多くのドイツ語学習者に愛好されている名著です。
上記の二つの参考書に比べ本書のレベルはやや高めで、本書を学び始める前にドイツ語の基本的な内容を知っている事が望まれます。
各章ごとに短い文が掲載されており、ドイツ語の文法をより深く学べる内容となっています。
聴いて、話すための ドイツ語基本単語2000
続いてご紹介するのは、語研より出版されている『聴いて、話すための ドイツ語基本単語2000 』です。
名詞を中心に基礎的なドイツ語単語が掲載されており、ドイツ語単語の学習の際の一歩目として大変おすすめ出来る参考書です。
また、別売りですがダウンロード音声も付属しており、ドイツ語単語を目と耳で覚える事が可能となっています。
ドイツ語の単語のボキャブラリーを増やしたい方にお勧めの参考書です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今後ますます世界での存在感を増していくであろうドイツで話されるドイツ語を学ぶ事は、今後のグローバル社会においての強みとなる事は間違いありません。
皆様も是非、ドイツ語学習を始めてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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